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第四十五話『月明りの下で2』〇
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ルルニアの膣内に射精する。文字に表せばなんてことないが、俺たちには途方もなく大きな壁だ。ルルニアは精気の過剰摂取が負担になるし、俺も精気の過剰吸引で死にかねない。
闘気を使いこなせば危険を回避できるそうだが、今はその域に達していない。一緒にいれば機会はいくらでもあるのだから、心を鬼にしてでも断るべきだった。だが、だ。
「……そう簡単に割り切れれば楽なんだけどな」
その上で射精して欲しいと、俺の精気の源を受け止めたくなったと言ってくれた。
俺は俺を求めてくれるルルニアとやりたかった。不安材料はいくらでもあったが、偽らざる本心はそれだ。雄の本能に準じて愛し合いたかった。
「無理って言われても引き抜ける自信は無いぞ」
「構いません」
「興奮し過ぎてルルニアを滅茶苦茶にすると思う。そっちの経験は無いから、気持ち良い以上に痛くするかもしれない。それでもいいのか?」
全部覚悟の上と返事があった。ならばこれ以上の問答は不要だ。いずれ立ちはだかる障害が予想したよりも早く来た、たったそれだけの話だ。
「────俺もずっと、ルルニアとやりたかった」
想いを打ち明けて濡れた服を脱いだ。この期に及んで格好つける必要はない。舐め合って腰を打ち付けて嬌声を発して、性欲を貪る獣になればいい。
強気に迫る俺をルルニアが熱っぽい表情で迎えてくれた。両手を広げられたので寄り添うと、身体を大人の姿に成長させて抱きしめてきた。
「こっちなのか? 普通の姿でやると思っていたんだが」
「いきなり挿れたらもったいないので」
「色々な体型で前戯を楽しむわけか」
「幼い姿にもなります。萎えちゃダメですよ?」
「俺がルルニアに興奮できないと思ってか」
そう言い、両手に収まりきらない乳房を揉みしだいた。相変わらず指が食い込むほど柔く、それでいて返す弾力が心地いい。夢中で胸を堪能していると陰茎に尻尾が巻きついた。
「……っ、これをやれるのも久しぶりだな」
「早くイってしまわれるともったいないですからね。たっぷり我慢させてから一番濃い精子を私の中に注いでもらいます。これはそのための枷です」
「先にイクのはルルニアの方じゃないか?」
片手を乳房から離して尻を撫でた。尻尾の付け根に触ると腰が跳ね、陰茎の締め付けがキツくなる。俺は尻尾を引きつつ後ろを取り、乳房を下から寄せ上げるように掴んだ。
「ん……っふ、おっぱい揉むの……強い、です。壊れちゃい……ます」
「何が壊れるだ。余裕がある癖に」
「ふふっ、さすがグレイ……んっ、もっと強くして……いいです、よ」
掴んでも掴んでも手から乳房が逃げる。思いっきり乳首をこねくり回してつねるが、これでもルルニアは絶頂しなかった。俺は負けじと乳首を吸った。
先端を歯で噛むと腰が跳ねる。この流れで絶頂をと思っていると、ルルニアは俺の頭を撫でてきた。頑張り屋な子を慈しむような目に対抗心が刺激された。
「その余裕もそこまでだ」
俺は温存していた闘気を解放し、乳首に攻めを一段加速させた。
「〝あうっ!? ごれっ、ひゃう!? 何で……急に、あふっ!?」
距離を取ろうとする腰を抱き、痛くないように草地へと押し倒す。右の乳首から左の乳首に口を移動させ、唾液で濡れた先端を摘まむ。俺はさらに闘気の精度を上げた。
「〝まっで!? まっで……ぐだざい?! わらひっ、胸がおかし……ひゃぁぁうん!?」
「ルルニアにおかしいとこ何てないぞ」
「そ、そういう意味じゃな……あひゃん!? ま、前も変だと思いましたけど、やっぱり私の身体に何かして……〝あう?! じてまず……よね!!」
「あぁ、そうだ。だがそれがどうした」
どのみち隠し通せるものではないから開き直った。
俺は両の乳房を寄せ、ツンと張った乳首をまとめて吸った。腰の跳ね上がりで勝利を確信すると、いきなり視界が煙に包まれた。そして手元から豊満な乳房が消えた。
「らんぼうなおにぃちゃんは、ルルがこらしめるから!」
平坦な胸にくびれの無い腰、丸みを帯びたお腹に閉じたワレメ、幼女なルルニアに一瞬思考が停止する。それが狙いだったらしく、全身で跳び掛かって俺を押し倒し返した。
「あれれぇ? ルルのからだでもこうふんできるんじゃないの?」
「……不可抗力だ。すぐに慣れる」
「おにぃちゃん、うそつきだね。おちんちん小さくなってるよ。うそつきはいけないこと、だからルルがおしおきするね?」
ルルニアは蔑みの目で見下ろしてきた。小さな足で俺の陰茎を「えいえい」と蹴り、かかとで付け根の辺りを押してくる。痛いはずのに陰茎は元の大きさに戻った。
「おにぃちゃんのおちんちん、よわよわだねぇ」
ニヤニヤ顔で竿を掴み、強めの握力でしごいてくる。
「これでもまだ、がまんできる?」
腰にまたがってワレメを乗せ、前後運動を始めた。
俺の先走りとルルニアの愛液が混ざり、チュクチュクと水音が鳴り響く。闘気を使って反撃しようとするが、先に瞳の輝きを受けた。騎乗位の姿勢では視界から逃れられなかった。
「どう? ルルのおまた、きもちいいでしょ?」
「あ……ぐ、こんなことで、負け……るか」
「かてないよ? だってルルはサキュバスだもん。おにぃちゃんよりさきにイクなんて、そんなはずかしいことできないよ。だ・か・ら」
先にイケと、勝ち誇った笑みで告げた。俺に反撃の手立てが無いと思ってか、自分の乳首をイジって遊んでいる。その余裕に腹が立った。
俺は唯一の接触箇所である陰茎に闘気を纏い、射精を封じた。なかなか絶頂しない俺に業を煮やしてか、ルルニアは焦れて擦りの速度を上げる。その一瞬に拘束が緩んだ。
闘気を使いこなせば危険を回避できるそうだが、今はその域に達していない。一緒にいれば機会はいくらでもあるのだから、心を鬼にしてでも断るべきだった。だが、だ。
「……そう簡単に割り切れれば楽なんだけどな」
その上で射精して欲しいと、俺の精気の源を受け止めたくなったと言ってくれた。
俺は俺を求めてくれるルルニアとやりたかった。不安材料はいくらでもあったが、偽らざる本心はそれだ。雄の本能に準じて愛し合いたかった。
「無理って言われても引き抜ける自信は無いぞ」
「構いません」
「興奮し過ぎてルルニアを滅茶苦茶にすると思う。そっちの経験は無いから、気持ち良い以上に痛くするかもしれない。それでもいいのか?」
全部覚悟の上と返事があった。ならばこれ以上の問答は不要だ。いずれ立ちはだかる障害が予想したよりも早く来た、たったそれだけの話だ。
「────俺もずっと、ルルニアとやりたかった」
想いを打ち明けて濡れた服を脱いだ。この期に及んで格好つける必要はない。舐め合って腰を打ち付けて嬌声を発して、性欲を貪る獣になればいい。
強気に迫る俺をルルニアが熱っぽい表情で迎えてくれた。両手を広げられたので寄り添うと、身体を大人の姿に成長させて抱きしめてきた。
「こっちなのか? 普通の姿でやると思っていたんだが」
「いきなり挿れたらもったいないので」
「色々な体型で前戯を楽しむわけか」
「幼い姿にもなります。萎えちゃダメですよ?」
「俺がルルニアに興奮できないと思ってか」
そう言い、両手に収まりきらない乳房を揉みしだいた。相変わらず指が食い込むほど柔く、それでいて返す弾力が心地いい。夢中で胸を堪能していると陰茎に尻尾が巻きついた。
「……っ、これをやれるのも久しぶりだな」
「早くイってしまわれるともったいないですからね。たっぷり我慢させてから一番濃い精子を私の中に注いでもらいます。これはそのための枷です」
「先にイクのはルルニアの方じゃないか?」
片手を乳房から離して尻を撫でた。尻尾の付け根に触ると腰が跳ね、陰茎の締め付けがキツくなる。俺は尻尾を引きつつ後ろを取り、乳房を下から寄せ上げるように掴んだ。
「ん……っふ、おっぱい揉むの……強い、です。壊れちゃい……ます」
「何が壊れるだ。余裕がある癖に」
「ふふっ、さすがグレイ……んっ、もっと強くして……いいです、よ」
掴んでも掴んでも手から乳房が逃げる。思いっきり乳首をこねくり回してつねるが、これでもルルニアは絶頂しなかった。俺は負けじと乳首を吸った。
先端を歯で噛むと腰が跳ねる。この流れで絶頂をと思っていると、ルルニアは俺の頭を撫でてきた。頑張り屋な子を慈しむような目に対抗心が刺激された。
「その余裕もそこまでだ」
俺は温存していた闘気を解放し、乳首に攻めを一段加速させた。
「〝あうっ!? ごれっ、ひゃう!? 何で……急に、あふっ!?」
距離を取ろうとする腰を抱き、痛くないように草地へと押し倒す。右の乳首から左の乳首に口を移動させ、唾液で濡れた先端を摘まむ。俺はさらに闘気の精度を上げた。
「〝まっで!? まっで……ぐだざい?! わらひっ、胸がおかし……ひゃぁぁうん!?」
「ルルニアにおかしいとこ何てないぞ」
「そ、そういう意味じゃな……あひゃん!? ま、前も変だと思いましたけど、やっぱり私の身体に何かして……〝あう?! じてまず……よね!!」
「あぁ、そうだ。だがそれがどうした」
どのみち隠し通せるものではないから開き直った。
俺は両の乳房を寄せ、ツンと張った乳首をまとめて吸った。腰の跳ね上がりで勝利を確信すると、いきなり視界が煙に包まれた。そして手元から豊満な乳房が消えた。
「らんぼうなおにぃちゃんは、ルルがこらしめるから!」
平坦な胸にくびれの無い腰、丸みを帯びたお腹に閉じたワレメ、幼女なルルニアに一瞬思考が停止する。それが狙いだったらしく、全身で跳び掛かって俺を押し倒し返した。
「あれれぇ? ルルのからだでもこうふんできるんじゃないの?」
「……不可抗力だ。すぐに慣れる」
「おにぃちゃん、うそつきだね。おちんちん小さくなってるよ。うそつきはいけないこと、だからルルがおしおきするね?」
ルルニアは蔑みの目で見下ろしてきた。小さな足で俺の陰茎を「えいえい」と蹴り、かかとで付け根の辺りを押してくる。痛いはずのに陰茎は元の大きさに戻った。
「おにぃちゃんのおちんちん、よわよわだねぇ」
ニヤニヤ顔で竿を掴み、強めの握力でしごいてくる。
「これでもまだ、がまんできる?」
腰にまたがってワレメを乗せ、前後運動を始めた。
俺の先走りとルルニアの愛液が混ざり、チュクチュクと水音が鳴り響く。闘気を使って反撃しようとするが、先に瞳の輝きを受けた。騎乗位の姿勢では視界から逃れられなかった。
「どう? ルルのおまた、きもちいいでしょ?」
「あ……ぐ、こんなことで、負け……るか」
「かてないよ? だってルルはサキュバスだもん。おにぃちゃんよりさきにイクなんて、そんなはずかしいことできないよ。だ・か・ら」
先にイケと、勝ち誇った笑みで告げた。俺に反撃の手立てが無いと思ってか、自分の乳首をイジって遊んでいる。その余裕に腹が立った。
俺は唯一の接触箇所である陰茎に闘気を纏い、射精を封じた。なかなか絶頂しない俺に業を煮やしてか、ルルニアは焦れて擦りの速度を上げる。その一瞬に拘束が緩んだ。
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