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第一話 青い孤独の境界線
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窓の外には、窒息しそうなほどに深い青が広がっていた。
海王星。太陽から約45億キロメートル。光の速さですら、この場所に届くには4時間を必要とする。ここには、僕たちが知っているような「温かな朝」は存在しない。
「ハルトさん、また第18ボイド(空洞)を眺めているんですか?」
背後から響いた鈴を転がすような声に、僕は思考の淵から引き戻された。振り返ると、そこには保温用のアウターを羽織ったミナが立っていた。彼女の瞳は、海王星のどの衛星よりも澄んだ光を宿している。
「……トリトンから見る太陽は、ただの明るい星にしか見えないからね。あの中に、僕たちがいたはずの地球があるなんて、時々信じられなくなるんだ」
僕は観測モニターを指差した。画面には、海王星の強烈な高層風によって形作られた巨大な暗斑が映し出されている。天文学を志したあの日、僕は「宇宙の真理」を知りたかった。けれど、この果てしない距離の先でミナに出会ってから、僕は別の真理を探し始めている。
「ハルトさん、知っていますか?」
ミナが僕の隣に並び、冷たいガラス越しに青い惑星を見つめた。
「海王星の深い場所では、炭素が圧縮されてダイヤモンドの雨が降っているんですって。誰にも見られない場所で、世界で一番綺麗な雨が降っている。それって、なんだか素敵なことだと思いませんか?」
彼女は微笑んだが、その横顔には一瞬だけ、通り過ぎる彗星のような翳りがあった。この時、僕はまだ知らなかった。彼女の刻む時間は、僕よりもずっと早く、この宇宙の暗闇に溶け込もうとしていることを。
僕たちは、太陽系という巨大な時計の歯車の上で、決して重ならない秒針のように揺れていた。
「ハルトさん、計算が合わないんです。トリトンの軌道離心率が、コンマ数パーセントだけ理論値から逸脱しています」
観測室に、ミナの困惑した声が響く。彼女は解析端末に向かい、複雑な数式を空間に投影していた。ホログラムの青白い光が彼女の横顔を照らす。その横顔は、出会った一ヶ月前よりも、どこか透明感が増しているように見えた。
「重力摂動の計算はやり直した?」
「三回も。エリスやセドナといった外縁天体の影響を考慮しても、説明がつかない揺らぎがあるんです。まるで……何もない空間に、巨大な質量が存在しているみたいに」
僕は彼女の隣に座り、キーボードを叩いた。確かに、彼女の言う通りだ。
天文学において、理論と観測の乖離は「新しい発見」か「致命的なエラー」のどちらかを意味する。しかし、ミナの指先は時折、微かに震えていた。
「ミナ、少し休もう。海王星の一日は約16時間だ。地球の感覚で根を詰めると体が持たないよ」
「……時間は、私にとって一番貴重なリソースなんです。休んでいる間にも、宇宙は広がってしまうから」
彼女は冗談めかして言ったが、その言葉の裏にある重みに、僕は気づかないふりをした。
彼女が患っている「時間希釈症」。火星の極地で高エネルギー宇宙線に曝露した際に発症したその病は、細胞の代謝周期を異常加速させる。彼女の中の時計は、僕たちの数倍の速さで時を刻んでいる。僕にとっての一年が、彼女にとっては数年の歳月に相当するのだ。
「ねえ、ハルトさん。望遠鏡を『大暗斑』に向けてみて」
ミナに促され、僕は主鏡を操作した。モニターに、海王星の表面に浮かぶ巨大な嵐が映し出される。時速2000キロメートルを超える超音速の風が吹き荒れるその下で、超高圧に圧縮されたメタンは結晶化し、ダイヤモンドの粒となって降り注ぐ。
「あの雨は、地面に届くことはない。あまりの熱と圧力で、途中で溶けて炭素の海に還るんだそうです。報われないけれど、宇宙で一番贅沢な光景だと思いませんか?」
「……そうだね。でも、観測できないものは存在しないのと同じだと、天文学では教えられる」
「いいえ、観測できないからこそ、想像する余地があるんです。科学者が『未知』と呼ぶ場所に、私は『心』があるんだと信じたい」
彼女は僕の手をそっと握った。彼女の手のひらは、僕よりも少しだけ熱かった。命が激しく燃焼している証拠だった。
その夜、事件は起きた。
太陽系外縁部から接近する「謎の重力源」が、海王星の輪を構成するアーク(弧)を乱し始めたのだ。観測基地に警報が鳴り響く。
「ハルト、あれを見て!」
ミナが指差したモニターの先、漆黒の宇宙空間が、レンズで覗いたように歪んでいた。
「重力レンズ効果……? 質量を持たないはずの空間が、光を曲げている」
「マイクロブラックホールじゃない。これは、もっと規則的な……」
解析を進めるうちに、僕の血の気が引いていくのが分かった。その重力源は、海王星の衛星軌道に正確に飛び込もうとしていた。そしてその影響により、トリトンの地殻を支える潮汐力に異常な負荷がかかり始めたのだ。
「基地の構造維持限界まであと120分。ミナ、脱出艇の準備を!」
「待ってください、ハルトさん。この信号……これ、自然現象じゃありません」
ミナは震える手で、重力波の波形を音声に変換した。
スピーカーから流れてきたのは、ノイズに混じった、規則的なリズム。
それは、かつて地球で天文学の父たちが宇宙へ放ったメッセージ――『アレシボ・メッセージ』の変奏曲だった。
「返信……? 45億キロの果てで、誰かが僕たちの言葉を返してきたっていうのか?」
宇宙の深淵から届いたその「声」は、あまりにも哀しく、そして美しい旋律を持っていた。しかし、その声を聞くための代償は、トリトンの崩壊という過酷な現実だった。
「ハルトさん、私は残ります。この信号を完全受信できるのは、この観測所の大型アンテナだけです」
「バカなことを言うな! 基地が持たないと言っただろう!」
「私の時間は、もう長くありません。お医者様には、あと地球時間で二年も持たないと言われました。でも……この信号を解析できれば、人類の天文学は一気に数百年先へ進める。私の余った時間を、この一瞬に捧げたいんです」
ミナの瞳には、一切の迷いがなかった。
それは天文学者としての渇望ではなく、限られた命を何かに刻みつけたいという、一人の人間としての叫びだった。
「君を一人にはしない」
僕は、彼女の隣のコンソールを叩いた。
「二人で受信しよう。その代わり、脱出シーケンスは並行して走らせる。一秒でも長くこのデータを読み取って、一秒でも早くここを離れるんだ」
海王星の影から、巨大な重力源が姿を現す。
それは、人類がかつて目にしたことのない、幾何学的な美しさを持つ「何か」だった。
その瞬間、トリトンの大地が激しく揺れ、天井から火花が散った。
「ミナ、手を!」
「ハルトさん、見て……ダイヤモンドの雨が……」
衝撃でひび割れた観測室のシールド越しに、僕たちは見た。
大気圏へ突入した重力源のエネルギーが海王星の炭素層を激しく揺さぶり、大気上層にまで、眩いばかりのダイヤモンドの結晶が吹き上げられていた。
太陽の微かな光を反射し、漆黒の宇宙に青い火花が飛び散る。
それは、太陽系で最も孤独な場所で、最も短く、最も美しい「恋」のクライマックスだった。
すばる望遠鏡が捉えた海王星の最新画像。そこには、三年前には存在しなかった、微かな「光の帯」が形成されていた。
それは、重力源の通過によって生じた、海王星の新しい環だった。
その環は、特定の波長の光を反射し、まるでメッセージを刻むように明滅している。
「……ミナ。君は、そこにいるんだね」
天文学において、光は時間を超える唯一の手段だ。
たとえ肉体が滅びても、彼女が放った光は、今も45億キロの旅を続けて僕の元へ届いている。
海王星から地球まで、光が届くのに必要な時間は、約四時間。
僕は時計の針を止めた。
これからは、僕の時間が、彼女の永遠に追いつくための旅になる。
海王星。太陽から約45億キロメートル。光の速さですら、この場所に届くには4時間を必要とする。ここには、僕たちが知っているような「温かな朝」は存在しない。
「ハルトさん、また第18ボイド(空洞)を眺めているんですか?」
背後から響いた鈴を転がすような声に、僕は思考の淵から引き戻された。振り返ると、そこには保温用のアウターを羽織ったミナが立っていた。彼女の瞳は、海王星のどの衛星よりも澄んだ光を宿している。
「……トリトンから見る太陽は、ただの明るい星にしか見えないからね。あの中に、僕たちがいたはずの地球があるなんて、時々信じられなくなるんだ」
僕は観測モニターを指差した。画面には、海王星の強烈な高層風によって形作られた巨大な暗斑が映し出されている。天文学を志したあの日、僕は「宇宙の真理」を知りたかった。けれど、この果てしない距離の先でミナに出会ってから、僕は別の真理を探し始めている。
「ハルトさん、知っていますか?」
ミナが僕の隣に並び、冷たいガラス越しに青い惑星を見つめた。
「海王星の深い場所では、炭素が圧縮されてダイヤモンドの雨が降っているんですって。誰にも見られない場所で、世界で一番綺麗な雨が降っている。それって、なんだか素敵なことだと思いませんか?」
彼女は微笑んだが、その横顔には一瞬だけ、通り過ぎる彗星のような翳りがあった。この時、僕はまだ知らなかった。彼女の刻む時間は、僕よりもずっと早く、この宇宙の暗闇に溶け込もうとしていることを。
僕たちは、太陽系という巨大な時計の歯車の上で、決して重ならない秒針のように揺れていた。
「ハルトさん、計算が合わないんです。トリトンの軌道離心率が、コンマ数パーセントだけ理論値から逸脱しています」
観測室に、ミナの困惑した声が響く。彼女は解析端末に向かい、複雑な数式を空間に投影していた。ホログラムの青白い光が彼女の横顔を照らす。その横顔は、出会った一ヶ月前よりも、どこか透明感が増しているように見えた。
「重力摂動の計算はやり直した?」
「三回も。エリスやセドナといった外縁天体の影響を考慮しても、説明がつかない揺らぎがあるんです。まるで……何もない空間に、巨大な質量が存在しているみたいに」
僕は彼女の隣に座り、キーボードを叩いた。確かに、彼女の言う通りだ。
天文学において、理論と観測の乖離は「新しい発見」か「致命的なエラー」のどちらかを意味する。しかし、ミナの指先は時折、微かに震えていた。
「ミナ、少し休もう。海王星の一日は約16時間だ。地球の感覚で根を詰めると体が持たないよ」
「……時間は、私にとって一番貴重なリソースなんです。休んでいる間にも、宇宙は広がってしまうから」
彼女は冗談めかして言ったが、その言葉の裏にある重みに、僕は気づかないふりをした。
彼女が患っている「時間希釈症」。火星の極地で高エネルギー宇宙線に曝露した際に発症したその病は、細胞の代謝周期を異常加速させる。彼女の中の時計は、僕たちの数倍の速さで時を刻んでいる。僕にとっての一年が、彼女にとっては数年の歳月に相当するのだ。
「ねえ、ハルトさん。望遠鏡を『大暗斑』に向けてみて」
ミナに促され、僕は主鏡を操作した。モニターに、海王星の表面に浮かぶ巨大な嵐が映し出される。時速2000キロメートルを超える超音速の風が吹き荒れるその下で、超高圧に圧縮されたメタンは結晶化し、ダイヤモンドの粒となって降り注ぐ。
「あの雨は、地面に届くことはない。あまりの熱と圧力で、途中で溶けて炭素の海に還るんだそうです。報われないけれど、宇宙で一番贅沢な光景だと思いませんか?」
「……そうだね。でも、観測できないものは存在しないのと同じだと、天文学では教えられる」
「いいえ、観測できないからこそ、想像する余地があるんです。科学者が『未知』と呼ぶ場所に、私は『心』があるんだと信じたい」
彼女は僕の手をそっと握った。彼女の手のひらは、僕よりも少しだけ熱かった。命が激しく燃焼している証拠だった。
その夜、事件は起きた。
太陽系外縁部から接近する「謎の重力源」が、海王星の輪を構成するアーク(弧)を乱し始めたのだ。観測基地に警報が鳴り響く。
「ハルト、あれを見て!」
ミナが指差したモニターの先、漆黒の宇宙空間が、レンズで覗いたように歪んでいた。
「重力レンズ効果……? 質量を持たないはずの空間が、光を曲げている」
「マイクロブラックホールじゃない。これは、もっと規則的な……」
解析を進めるうちに、僕の血の気が引いていくのが分かった。その重力源は、海王星の衛星軌道に正確に飛び込もうとしていた。そしてその影響により、トリトンの地殻を支える潮汐力に異常な負荷がかかり始めたのだ。
「基地の構造維持限界まであと120分。ミナ、脱出艇の準備を!」
「待ってください、ハルトさん。この信号……これ、自然現象じゃありません」
ミナは震える手で、重力波の波形を音声に変換した。
スピーカーから流れてきたのは、ノイズに混じった、規則的なリズム。
それは、かつて地球で天文学の父たちが宇宙へ放ったメッセージ――『アレシボ・メッセージ』の変奏曲だった。
「返信……? 45億キロの果てで、誰かが僕たちの言葉を返してきたっていうのか?」
宇宙の深淵から届いたその「声」は、あまりにも哀しく、そして美しい旋律を持っていた。しかし、その声を聞くための代償は、トリトンの崩壊という過酷な現実だった。
「ハルトさん、私は残ります。この信号を完全受信できるのは、この観測所の大型アンテナだけです」
「バカなことを言うな! 基地が持たないと言っただろう!」
「私の時間は、もう長くありません。お医者様には、あと地球時間で二年も持たないと言われました。でも……この信号を解析できれば、人類の天文学は一気に数百年先へ進める。私の余った時間を、この一瞬に捧げたいんです」
ミナの瞳には、一切の迷いがなかった。
それは天文学者としての渇望ではなく、限られた命を何かに刻みつけたいという、一人の人間としての叫びだった。
「君を一人にはしない」
僕は、彼女の隣のコンソールを叩いた。
「二人で受信しよう。その代わり、脱出シーケンスは並行して走らせる。一秒でも長くこのデータを読み取って、一秒でも早くここを離れるんだ」
海王星の影から、巨大な重力源が姿を現す。
それは、人類がかつて目にしたことのない、幾何学的な美しさを持つ「何か」だった。
その瞬間、トリトンの大地が激しく揺れ、天井から火花が散った。
「ミナ、手を!」
「ハルトさん、見て……ダイヤモンドの雨が……」
衝撃でひび割れた観測室のシールド越しに、僕たちは見た。
大気圏へ突入した重力源のエネルギーが海王星の炭素層を激しく揺さぶり、大気上層にまで、眩いばかりのダイヤモンドの結晶が吹き上げられていた。
太陽の微かな光を反射し、漆黒の宇宙に青い火花が飛び散る。
それは、太陽系で最も孤独な場所で、最も短く、最も美しい「恋」のクライマックスだった。
すばる望遠鏡が捉えた海王星の最新画像。そこには、三年前には存在しなかった、微かな「光の帯」が形成されていた。
それは、重力源の通過によって生じた、海王星の新しい環だった。
その環は、特定の波長の光を反射し、まるでメッセージを刻むように明滅している。
「……ミナ。君は、そこにいるんだね」
天文学において、光は時間を超える唯一の手段だ。
たとえ肉体が滅びても、彼女が放った光は、今も45億キロの旅を続けて僕の元へ届いている。
海王星から地球まで、光が届くのに必要な時間は、約四時間。
僕は時計の針を止めた。
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