異世界転生して魔法使いになったが、両手持ち用の杖が意外と軽かったので沢山持つ事にしたらいつの間にか最強になってました

鬼来 菊

文字の大きさ
3 / 11

2 両手持ち用の杖は魔法を覚える

しおりを挟む
 受付嬢の元へ行き

「すみません、冒険者になりたくて来たのですが」

 と言う。

 一度言ってみたかったんだよなぁ~、これ。

「かしこまりました、ではこちらの水晶に手をかざしてください、天職を調べます」
「はぁーい」

 あれ? 普通こういうのってステータスとかを見るものじゃないの?

 ……まあいいか。

 そしてスッと手を翳す。

「貴方の天職は…………『魔法使い』の様です」
「魔法使い……ですか……」

 魔法使いねぇ~、なんか良い魔法とかあると良いけど。

「はい、この冒険者ギルドを出ていただいた後、左に行き、そして真っ直ぐ進んで頂き、2回目の右に曲がる道を曲がって貰いまして、その道の奥へ進み、突き当たりを左に、そして右に、最後に左に2回曲がってもらいますとその通路の奥に武器屋がございますので、そちらに行って魔法の杖をご購入して下さいませ。ご購入して頂いたらこちら戻って来て頂き、ギルドカードを発行させて頂きます」

 え? 何? ここを出たら左に行って2個目の右に曲がる通路に行って、突き当たりを左に行って左に2回曲がって、その道の奥に武器屋があるの?

 長っが!! もう地図作れよ。

「分かりました、行って来ます」

 暗記できたから怪しいけどな!

「お気をつけくださいませ」

 まあ辛うじて暗記はできているんだけどね……。

 よし、さっき言われた通りに行きますか。

 そして言われた道を進むと確かに武器屋があった。

 少しボロい感じだがしっかり武器屋だ。

 ……入りますかー。

 ガチャりとドアを開ける。

 中は外からは想像がつかないほど綺麗だった。

 そして奥の方に魔法の杖がズラーッと並んでいた。

 うっわぁ~めっちゃあんじゃん。選びがいがありそぉ~。

 そして魔法の杖が売られている所まで行き、見てみる。

 魔法の杖は大きいのから小さいのまであり、形も様々だ。

 よし! 大きいのにするか!

 持ってるの両手持ち用の杖だし!

 タグを見ると『魔法の杖(両手持ち用)』と書かれていた。

 よし! ビンゴ!

 持っていた両手持ち用の杖を置き、一つ持ってみる。

 …………ん? これも結構軽いぞ?

 てか発泡スチロールかってくらい軽いよ?

 しかも両手で持たなくてはいけないほど大きい訳でもないし……

 ……これ、両手持ちじゃなくて片手持ち行けるんじゃね?

 ということで置いておいた方も持ってみる。

「……持てた」

 持ててしまった。

 え!? まじ!? やばくねこれ!!

 こんなん最強やんけ!

 あぁーでもお金ないや。

 一応服のポケットとかに手を突っ込んでみるがない。

 後はこの……ボロっちい袋か。

 まあ、見てみるか。

 しかし袋の中にはとんでもないものが入っていた。

 中には大量の金貨が入っていたのだ。

 やぁ~ば! もう私大金持ちじゃん!

 しかも金貨が入っているこのボロっちい袋……いや、この素晴らしい袋は多分無限収納袋だ。

 ……絶対この先の旅のお供じゃん、役に立つこと間違いなしじゃん、なんでこんなのがあるん?

 まあこの話は取り敢えず置いといてお店の人を呼ぶ。

 そして……

「ここからここまで全部買います」

 と両手持ち用の杖の棚を端から端まで指さす。

 言えたぁ~!!

 まぁ~じでこのセリフは言ってみたかったんだよなぁ~!!

 多分少しニマニマしていたと思う。

 お店の人は驚いていたが、すぐに

「かしこまりました、少々お待ちください」

 と言ってレジに行き、紙をペラペラとめくり始めた。

 多分商品表だろう。

 その間両手持ち用の杖を見ることにした。 

 そして数分が経ち

「お待たせ致しました。5926534ベイルジでございます」

 と言われた。

 えっ? ちょっと待って、確かにけっこう量はあるけどそんな高いの?

「ちょっと待ってくださーい」
 と言ってタグに書いてある値段を見る。

そこには『10000ベイルジ』と書かれており隣は『12500ベイルジ』と書かれていた。

 だけど中には『100000ベイルジ』と書かれたのもあった。

 これが何百個もある為こんな値段になったのだろう。

 異世界物価やべぇ~。

「これくらいで足りますか?」

 と金貨をぶわぁーっと出す。

 大金なのは分かるのだが詳細な値段が分かるわけない。

 だから適当に出す。

「はい、えぇーっと、お釣りが564ベイルジです、お買い上げありがとうございました」

 と言って頭を下げてきた。

 えっ、お釣りが出んの? まじ?

「こちらこそありがとうございました」

 と言ってお店を出る。

 その瞬間

『称号:両手で持ち用の杖の覇者 を獲得しました』

 と機械音声のような声が頭の中に流れてきた。

 うわうわうわ何!? 変な声だなぁー。

 そう思った瞬間、頭痛が走った。

「あでででで……」

 悪かった! 変な声って言ったのは悪かったからやめて!

 徐々に頭痛が治ると、今までの記憶にない情報がある事に気付いた。

「……うーん、なんかめっちゃ〝魔法〟の知識がある」

 もしかして……さっきの称号のおかげ?

 わーお、めっちゃありがてぇ。

 しかも魔法の名前の最初には、なんかよく分からないが【完全|《パーフェクト》】と書かれている。

 絶対強いじゃん……なんでこんな魔法が序盤に来るん……?

 まあ、強くなれるんだったらなんでも良いか。

 あと、両手持ち用の杖達は無限収納袋に入れた。いやぁ~まじ無限収納袋様様っす。

 そう無限収納袋に感謝しながら冒険者ギルドに帰るのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【第2部開始】ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜

月森かれん
ファンタジー
 中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。 戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。 暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。  疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。 なんと、ぬいぐるみが喋っていた。 しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。     天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。  ※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

悪役令嬢が処刑されたあとの世界で

重田いの
ファンタジー
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で、人々の間に静かな困惑が広がる。 魔術師は事態を把握するため使用人に聞き取りを始める。 案外、普段踏まれている側の人々の方が真実を理解しているものである。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

処理中です...