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人生負け組のスローライフは楽しい事で詰め込まれている事は誰にもわかるわけがない 1
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引きこもりチューバーがテレビに出た事で動画の視聴者数も登録者数も一時的にのびた。だけどそれは通りすぎの人なのですぐに視聴者数は落ちた。まあ、通りすがりの登録者は放置のおかげで減らなかったのが幸いかと言うものだろうかそこは深く考えず単純に数字が増えたことの喜びに素直に感謝だけはしておいたけど。
すぐにこの話はフランス経由イギリスにいきわたり、どういうことだというメッセージの数に面倒になって動画でこのテレビ出演の経緯を暴露する羽目になった。
そこの所はプロデューサーとも許可を頂いていたので動画の方で笑わせてもらう事にした。主にショウ事宮下が俺に黙って依頼を受けて事前まで黙っていた事も含めて裏で準備をしていたと言う話まで暴露してやってすっきりする事になった。
一度テレビに出た事でいろいろな所からオファーが来たが先手を打って俺がお断りする背景では宮下も嬉しい事に仕事が忙しくいろいろな所に出張していた事にも起因する。長沢さんはもうついて行く事はないが、麓の家で今も内田さんと一緒に宮下の仕事を取りあげ・・・・・・ 手伝っている。
俺も相変わらずな日常に戻る事が出来て烏骨鶏に餌をたかられながらも変わらぬ日常を繰り返している。
その中でジイちゃんの空き家問題を何とかしようとリフォームして格安賃貸として管理してもらおうとたくらんでいる。一部は売ったりしているが・・・・・・ ジイちゃんの叔父が住んでいたと言う築百年以上の物件は子供がいないからと言ってジイちゃんが引き受けたもののいろいろと問題があるので売り払わずいつ出て行ってもらってもいい状態で賃貸と言う形をとっている。
なかなか借り手が付かなかったけど最近ありがたい事に借り手も見つかったので庭の片隅の祠に手を合わせて
「長く住んでもらえもらえますように」
そんなささやかな願いを動画のEDで祈るルーティン。
玄関を開けて外の風景を見るOPとは違うしっとりとしたまとめはコメント欄で「こんばんはから揚げが食べたい」「明日のテストいい点とれますように」など謎のお祈りが書かれる一言もまた楽しい。
「まずったな。ぼちぼちネタ切れになるぞ」
「ネタなんて最初からあったの?」
「大体が行き当たりばったりだけどな」
宮下が振るう斧でかこーんと綺麗に薪が割れる音を聞きながら俺はまだ青い栗をイガイガから外す。
鹿皮の手袋をしていてもダメージを負わす毬栗の攻撃力の高さに涙が出そうだがそこはりっぱな大人。小さな悲鳴で痛みを逃す。
「ネタとしては下のドッグランのイングリッシュガーデン化はどうするの?紅葉のじゅうたんの庭とか銀杏並木で銀杏食べ放題から空き家問題、飛び地の管理問題とかやる事山積みだよ」
「最優先事項は麓の家から先生を追い出す方法だな」
「今さら追い出さなくてもいいけど先生の掃除できない問題は致命的だよね」
なんせ三日あったら踏み場がなくなる謎の技能は今もってさっぱり理解できない問題だ。
なんて言いながらテレビを見る。
ちょうどニュースでは爺さんの家があった場所に巨大建造物が作られている途中の景色が映った。
宿泊施設にオフィスが入り、さらにはショッピングも楽しめると言うようになっている。
周囲がビジネス街という事もありイートインスペースの豊富なつくりとなる。もちろん駅からの乗り入れもスムーズとなり、近くの駅を移動して一つにまとめる利便性の良い街づくり構想になっていた。
そのニュースを見ていれば
「俺達あんな都会のど真ん中で寝泊まりしていたんだよね」
「こうやって見るとなんか実感ないよねー」
あの亡き奥様が丹精込めて作り上げた趣のある庭はもうない。
ただ形見分けではないが実桜さんが何本かの植栽を譲ってもらっていた。
さらにほぼ処分されるはずの残置物に飯田さんのお父さんとお母さんがやってきてお眼鏡にかなった食器や着物を形見分けと言う名目でもらい受けていた。
爺さんの息子やその嫁さんは整理業者に全部処分してもらうつもりだったのでだったら譲ってほしいですと言えばもっていけと言ってくれた太っ腹。メ〇カリに出品したりしないんだと感心したがよほど豊かな育ちをしたのだろう。買えば何十万するようなランプもゴミ扱いするので当然のようにやってきた青山さんがちゃんと回収してくれていた。
もちろん応援と称して飯田さんや高遠さんまで来るのだからあきれるしかないのだが、封を切ってあるブランデーとかは気持ちが悪いから処分すると言う奥様方の意見に当然のように持ち帰ったのは飯田さん。奥様方が好みじゃないからと言って残っていたお酒を嬉々とした顔で持ち帰る姿を見て、肝臓大切にしてよと願うのは当然だと思う。
爺さんの書斎にあった本は俺が貰った。
ありがたい事に麓の家にはもともと書斎にするつもりで作り付けの本棚のある部屋がある。先生に占領されているけどまだまだ余裕があるのでとりあえず空いた場所に並べられたビールの空き缶を片付けて代りと言うように運び込んで並べて満足した。さすがにイギリスの家やフランスの城に運び込んでも日本語を熟知できる人数の少なさに貴重な本とは言えお役に立てないからと諦めたのは当然か。
とにかく引っ越しを早く済ませたいらしい爺さんの長男の嫁の意見もありいろんなものをがっつりともらい受けて運び込んだのは割愛。
奥様のブランドバックとかは嫁さん達が嬉々とした顔で持って行ったらしいが、趣味が合わないと言った宝石類はいくつかを貰って後は宝石業者を呼んで引き取ってもらったらしい。めぼしい宝石もいくつかあったが
「カッティングが古臭いのよね」
「ブランドものだったら貰ってもよかったけどねー」
「大粒すぎてなんだか年寄り臭いしw」
十分ブランドものなのに好きなブランド以外はブランドじゃないんだと言う新しい発見には無言を貫いた。
爺さん報われないなと思いながらもそこは息子さん達も同様だったらしいので早々に嫁達に近くのホテルで食事でもしておいでと追いやったのはグッジョブと言った所。
嫁さん達も欲しいものは貰ったので満足気味に出て行ってくれたのを見送りながら
「だったら残った宝石達は幾つか頂戴してもいいかしら?帯どめとかに使ったらとても素敵だと思うの」
飯田母降臨。
宝石をリフォームしてまで使いたいと思わなかった嫁たちとお母さんの発言はとても耳に優しく当たり
「是非とも形見としてお持ちください」
「ええ、なんだか奥様にまたお会いしたようでとても嬉しいですわ」
面識があるからの発言に息子さん達は目頭を押さえる。
嫁の後のこの発言じゃ仕方がないか。
がっつりと大粒でクオリティの高いものを頂戴していたお母さんはそれだけでは飽き足らずチャッカリと離れの茶室の道具一式も持ち替える気満々のたくましさにお父さんも飯田さんも青山さんまで目をそらしていたが……
そこはどうせ処分するつもりだったと言う価値観のわかってないおぼっちゃま達の厚意に甘えておくことにした。
すぐにこの話はフランス経由イギリスにいきわたり、どういうことだというメッセージの数に面倒になって動画でこのテレビ出演の経緯を暴露する羽目になった。
そこの所はプロデューサーとも許可を頂いていたので動画の方で笑わせてもらう事にした。主にショウ事宮下が俺に黙って依頼を受けて事前まで黙っていた事も含めて裏で準備をしていたと言う話まで暴露してやってすっきりする事になった。
一度テレビに出た事でいろいろな所からオファーが来たが先手を打って俺がお断りする背景では宮下も嬉しい事に仕事が忙しくいろいろな所に出張していた事にも起因する。長沢さんはもうついて行く事はないが、麓の家で今も内田さんと一緒に宮下の仕事を取りあげ・・・・・・ 手伝っている。
俺も相変わらずな日常に戻る事が出来て烏骨鶏に餌をたかられながらも変わらぬ日常を繰り返している。
その中でジイちゃんの空き家問題を何とかしようとリフォームして格安賃貸として管理してもらおうとたくらんでいる。一部は売ったりしているが・・・・・・ ジイちゃんの叔父が住んでいたと言う築百年以上の物件は子供がいないからと言ってジイちゃんが引き受けたもののいろいろと問題があるので売り払わずいつ出て行ってもらってもいい状態で賃貸と言う形をとっている。
なかなか借り手が付かなかったけど最近ありがたい事に借り手も見つかったので庭の片隅の祠に手を合わせて
「長く住んでもらえもらえますように」
そんなささやかな願いを動画のEDで祈るルーティン。
玄関を開けて外の風景を見るOPとは違うしっとりとしたまとめはコメント欄で「こんばんはから揚げが食べたい」「明日のテストいい点とれますように」など謎のお祈りが書かれる一言もまた楽しい。
「まずったな。ぼちぼちネタ切れになるぞ」
「ネタなんて最初からあったの?」
「大体が行き当たりばったりだけどな」
宮下が振るう斧でかこーんと綺麗に薪が割れる音を聞きながら俺はまだ青い栗をイガイガから外す。
鹿皮の手袋をしていてもダメージを負わす毬栗の攻撃力の高さに涙が出そうだがそこはりっぱな大人。小さな悲鳴で痛みを逃す。
「ネタとしては下のドッグランのイングリッシュガーデン化はどうするの?紅葉のじゅうたんの庭とか銀杏並木で銀杏食べ放題から空き家問題、飛び地の管理問題とかやる事山積みだよ」
「最優先事項は麓の家から先生を追い出す方法だな」
「今さら追い出さなくてもいいけど先生の掃除できない問題は致命的だよね」
なんせ三日あったら踏み場がなくなる謎の技能は今もってさっぱり理解できない問題だ。
なんて言いながらテレビを見る。
ちょうどニュースでは爺さんの家があった場所に巨大建造物が作られている途中の景色が映った。
宿泊施設にオフィスが入り、さらにはショッピングも楽しめると言うようになっている。
周囲がビジネス街という事もありイートインスペースの豊富なつくりとなる。もちろん駅からの乗り入れもスムーズとなり、近くの駅を移動して一つにまとめる利便性の良い街づくり構想になっていた。
そのニュースを見ていれば
「俺達あんな都会のど真ん中で寝泊まりしていたんだよね」
「こうやって見るとなんか実感ないよねー」
あの亡き奥様が丹精込めて作り上げた趣のある庭はもうない。
ただ形見分けではないが実桜さんが何本かの植栽を譲ってもらっていた。
さらにほぼ処分されるはずの残置物に飯田さんのお父さんとお母さんがやってきてお眼鏡にかなった食器や着物を形見分けと言う名目でもらい受けていた。
爺さんの息子やその嫁さんは整理業者に全部処分してもらうつもりだったのでだったら譲ってほしいですと言えばもっていけと言ってくれた太っ腹。メ〇カリに出品したりしないんだと感心したがよほど豊かな育ちをしたのだろう。買えば何十万するようなランプもゴミ扱いするので当然のようにやってきた青山さんがちゃんと回収してくれていた。
もちろん応援と称して飯田さんや高遠さんまで来るのだからあきれるしかないのだが、封を切ってあるブランデーとかは気持ちが悪いから処分すると言う奥様方の意見に当然のように持ち帰ったのは飯田さん。奥様方が好みじゃないからと言って残っていたお酒を嬉々とした顔で持ち帰る姿を見て、肝臓大切にしてよと願うのは当然だと思う。
爺さんの書斎にあった本は俺が貰った。
ありがたい事に麓の家にはもともと書斎にするつもりで作り付けの本棚のある部屋がある。先生に占領されているけどまだまだ余裕があるのでとりあえず空いた場所に並べられたビールの空き缶を片付けて代りと言うように運び込んで並べて満足した。さすがにイギリスの家やフランスの城に運び込んでも日本語を熟知できる人数の少なさに貴重な本とは言えお役に立てないからと諦めたのは当然か。
とにかく引っ越しを早く済ませたいらしい爺さんの長男の嫁の意見もありいろんなものをがっつりともらい受けて運び込んだのは割愛。
奥様のブランドバックとかは嫁さん達が嬉々とした顔で持って行ったらしいが、趣味が合わないと言った宝石類はいくつかを貰って後は宝石業者を呼んで引き取ってもらったらしい。めぼしい宝石もいくつかあったが
「カッティングが古臭いのよね」
「ブランドものだったら貰ってもよかったけどねー」
「大粒すぎてなんだか年寄り臭いしw」
十分ブランドものなのに好きなブランド以外はブランドじゃないんだと言う新しい発見には無言を貫いた。
爺さん報われないなと思いながらもそこは息子さん達も同様だったらしいので早々に嫁達に近くのホテルで食事でもしておいでと追いやったのはグッジョブと言った所。
嫁さん達も欲しいものは貰ったので満足気味に出て行ってくれたのを見送りながら
「だったら残った宝石達は幾つか頂戴してもいいかしら?帯どめとかに使ったらとても素敵だと思うの」
飯田母降臨。
宝石をリフォームしてまで使いたいと思わなかった嫁たちとお母さんの発言はとても耳に優しく当たり
「是非とも形見としてお持ちください」
「ええ、なんだか奥様にまたお会いしたようでとても嬉しいですわ」
面識があるからの発言に息子さん達は目頭を押さえる。
嫁の後のこの発言じゃ仕方がないか。
がっつりと大粒でクオリティの高いものを頂戴していたお母さんはそれだけでは飽き足らずチャッカリと離れの茶室の道具一式も持ち替える気満々のたくましさにお父さんも飯田さんも青山さんまで目をそらしていたが……
そこはどうせ処分するつもりだったと言う価値観のわかってないおぼっちゃま達の厚意に甘えておくことにした。
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