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修行と言うものはこういう事かと思います 8
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夏休みの部活でお勉強のプリントと格闘だなんて
「いったいどんな部活……」
夏休みのしかも休日にまで学校に来させてプリントだなんてどんな大会前の強豪校の部活動だと思えば
「理科部だ。
もとは綾人と圭斗と宮下が三年の時に始めて、その後学校変えても続けてる、そんな地味な活動だ」
「へー。大家さんの学生時代気になりますね」
言えばちみっこ達も興味津々と言うように耳も顔も向けていた。
「話を聞くか?」
「「「「「聞きたーい!」」」」」
ちみっこの大合唱と言う多数決に即決!
「ご飯食べ終わったら採点手伝いますのでその時に是非!」
「じゃあ、ちゃっちゃと食べて仕事に取り掛かるか」
「はい!」
言えばちみっこ達もがつがつと葡萄を食べる始末。
そんなに楽しみか?
楽しみしかないよな!
大人の大家さんがああなのだから学生時代の大家さんにはいろんな意味での期待しかないと先生との食卓を楽しく思うのだった。
なんとなく学生時代を思い出し、その反面いつまで学生気分だと思われるかもしれないけど、ビールを片手に採点しながら大家さんの話をしてくれる先生の顔はなんだか父親のようでどこか自慢げで、そしてその話を聞く俺は大家さんの数々のやらかした話に爆笑し、ちみっこ達も主の高校時代の話しに一緒になって笑い転げている間に夜も更ける……
あんなにも真面目そうな大家さんなのに出席日数はぎりぎりだったとか音楽や美術が壊滅的にダメだったとか、なぜか校長と仲が良くって校長室の常連だったとか全く持って意味不明な学生生活に俺ももっと高校生活を満喫すればよかったのにと後悔ではないがそう思った。
「まあ、今日は泊っていけ。宮下が鍵は閉めてあるって言ってたぞ」
「じゃあ、もう少し大家さんの話をお願いします」
「ん、だったら初めて車を買った時の話にするか」
「やばっ!いきなり事故の話ししか思い浮かばないんだけど!」
「それー!」
そんな感じで賑やかにおしゃべりをする機会はそれなりに心地よい疲労を与えてくれて……
「おう、なんだ?心配で連絡するなんてお前もかわいいところがあるな」
遠くから俺の眠りを邪魔しないような話声が聞こえた。
重い瞼を何とか薄らとだけど開ければ穏やかに笑いながら窓の外を眺める先生が誰かと電話をしているのが見れた。ちなみにちみっこはテーブルの上の葡萄を入れていた籠の中に納まったまま眠っていたのがおかしくて笑えてきたがそこは寝たふり。お電話のお邪魔はしませんと瞼を閉じた。
『せんせーが劇薬すぎて心配なだけでーす』
零れ落ちたスマホからの音声のどこかとがった口調に笑う先生は言った。
「これは単にコミュニケーションの欠乏から少し不安定になっただけだ。
誰かさんと違って多分友達とか表面的な付き合いは多角的で多そうだからな……」
なんて少し言葉が切れたかと思えば
「心細さを埋めるにはまず人とのおしゃべりな事、お前だって解らないわけじゃないだろ?」
なんてどこか諭すような声に、ああ先生はどうしようもない人だけど人を導く事の出来る教師なんだなと、人間的には壊滅的にどうしようもない人なのに大家さんが未だに付き合う理由はこういう所なんだと納得した。
「まあ、九条もいつも通りお前や植田達と同様に遊んでやってるだけだ」
働かされているの間違いじゃなかろうかと思うも
「なに、人生何事も経験。お前だってわかってるだろ?」
大家さんも苦労したのですねとうとうとしながらも耳はしっかりと先生の声を拾っていく。
「九条は器用だからな。何事もそつなくこなして、その分いろいろ口に出せなかったのだろう」
つきりとその言葉に心がえぐられる。
「ああ言った良い子は人様にまず迷惑を掛けようなんて発想が出来ない。
頼る事も助けを求める事も出来ないまま大人になった子供だ」
そう言って少しだけ厳しい声で
「何でも自分で完結してしまうお前がいい例だ。
だが、九条は素直な分この年齢でもぐれる事も出来なくて、これから何度だってこの間のようにつぶれるぞ」
えぐられた心をさらにえぐられて瀕死の俺はこのまま素直に意識を飛ばしておけばよかったと思う。
「今だって一生懸命寝たふりして邪魔しないようにしてるんだ……
ああ?せんせーは授業中居眠りしてる生徒とお前みたいに寝たふりしてよそ事考えてるやつの見分けぐらいできるんだぞー。二十年以上の教師歴の実力を笑えー」
ぜんぜん自慢になってない。っていうか俺の気遣い返してください。
もう寝たふりするのがばかばかしくてまだ眠いけど起き上がって
「トイレ行ってきます」
そんな言葉と共にトイレへと駆け込めば楽しそうな笑い声が響いた。
トイレから戻ってきた時はもうスマホは切れていたけど先生は俺の顔をニヤニヤと意地悪く見ながら
「あいつがお前の事よろしくだと。
まあ、先生にできる事は植田や水野達みたいに九条を構い倒すだけなんだけどな」
「例えば掃除とか?」
「掃除なんて生活の基本だろ。
せんせーは教師だからな。お勉強を教えるのが基本なの。お前の場合はまず教育指導からだな」
「せんせー、この部屋見て生活の基本を教えてください」
「それはくじょー君のお仕事でーす」
言いながら窓のカーテンを閉めて
「そしてせんせーはそろそろ寝ようと思います。電気よろしくー」
なんてビールを手にして二階へと行ってしまった。
「まだ飲むんだ」
少しだけ呆れてしまうしとんでもない人の所にご厄介になってしまった……
なんか後悔と疲れがどっとあふれ出すけど
「なんかちょっと楽しかったな……」
先生に任されたプリントの採点とか、プリントに書かれた落書きや癖が強すぎる文字の翻訳とか、それはちょっと新鮮で面白かったと少しだけせんせーを尊敬するのだった。
朝の寝起きに見た汚部屋が進化した姿を見るまでは……
「いったいどんな部活……」
夏休みのしかも休日にまで学校に来させてプリントだなんてどんな大会前の強豪校の部活動だと思えば
「理科部だ。
もとは綾人と圭斗と宮下が三年の時に始めて、その後学校変えても続けてる、そんな地味な活動だ」
「へー。大家さんの学生時代気になりますね」
言えばちみっこ達も興味津々と言うように耳も顔も向けていた。
「話を聞くか?」
「「「「「聞きたーい!」」」」」
ちみっこの大合唱と言う多数決に即決!
「ご飯食べ終わったら採点手伝いますのでその時に是非!」
「じゃあ、ちゃっちゃと食べて仕事に取り掛かるか」
「はい!」
言えばちみっこ達もがつがつと葡萄を食べる始末。
そんなに楽しみか?
楽しみしかないよな!
大人の大家さんがああなのだから学生時代の大家さんにはいろんな意味での期待しかないと先生との食卓を楽しく思うのだった。
なんとなく学生時代を思い出し、その反面いつまで学生気分だと思われるかもしれないけど、ビールを片手に採点しながら大家さんの話をしてくれる先生の顔はなんだか父親のようでどこか自慢げで、そしてその話を聞く俺は大家さんの数々のやらかした話に爆笑し、ちみっこ達も主の高校時代の話しに一緒になって笑い転げている間に夜も更ける……
あんなにも真面目そうな大家さんなのに出席日数はぎりぎりだったとか音楽や美術が壊滅的にダメだったとか、なぜか校長と仲が良くって校長室の常連だったとか全く持って意味不明な学生生活に俺ももっと高校生活を満喫すればよかったのにと後悔ではないがそう思った。
「まあ、今日は泊っていけ。宮下が鍵は閉めてあるって言ってたぞ」
「じゃあ、もう少し大家さんの話をお願いします」
「ん、だったら初めて車を買った時の話にするか」
「やばっ!いきなり事故の話ししか思い浮かばないんだけど!」
「それー!」
そんな感じで賑やかにおしゃべりをする機会はそれなりに心地よい疲労を与えてくれて……
「おう、なんだ?心配で連絡するなんてお前もかわいいところがあるな」
遠くから俺の眠りを邪魔しないような話声が聞こえた。
重い瞼を何とか薄らとだけど開ければ穏やかに笑いながら窓の外を眺める先生が誰かと電話をしているのが見れた。ちなみにちみっこはテーブルの上の葡萄を入れていた籠の中に納まったまま眠っていたのがおかしくて笑えてきたがそこは寝たふり。お電話のお邪魔はしませんと瞼を閉じた。
『せんせーが劇薬すぎて心配なだけでーす』
零れ落ちたスマホからの音声のどこかとがった口調に笑う先生は言った。
「これは単にコミュニケーションの欠乏から少し不安定になっただけだ。
誰かさんと違って多分友達とか表面的な付き合いは多角的で多そうだからな……」
なんて少し言葉が切れたかと思えば
「心細さを埋めるにはまず人とのおしゃべりな事、お前だって解らないわけじゃないだろ?」
なんてどこか諭すような声に、ああ先生はどうしようもない人だけど人を導く事の出来る教師なんだなと、人間的には壊滅的にどうしようもない人なのに大家さんが未だに付き合う理由はこういう所なんだと納得した。
「まあ、九条もいつも通りお前や植田達と同様に遊んでやってるだけだ」
働かされているの間違いじゃなかろうかと思うも
「なに、人生何事も経験。お前だってわかってるだろ?」
大家さんも苦労したのですねとうとうとしながらも耳はしっかりと先生の声を拾っていく。
「九条は器用だからな。何事もそつなくこなして、その分いろいろ口に出せなかったのだろう」
つきりとその言葉に心がえぐられる。
「ああ言った良い子は人様にまず迷惑を掛けようなんて発想が出来ない。
頼る事も助けを求める事も出来ないまま大人になった子供だ」
そう言って少しだけ厳しい声で
「何でも自分で完結してしまうお前がいい例だ。
だが、九条は素直な分この年齢でもぐれる事も出来なくて、これから何度だってこの間のようにつぶれるぞ」
えぐられた心をさらにえぐられて瀕死の俺はこのまま素直に意識を飛ばしておけばよかったと思う。
「今だって一生懸命寝たふりして邪魔しないようにしてるんだ……
ああ?せんせーは授業中居眠りしてる生徒とお前みたいに寝たふりしてよそ事考えてるやつの見分けぐらいできるんだぞー。二十年以上の教師歴の実力を笑えー」
ぜんぜん自慢になってない。っていうか俺の気遣い返してください。
もう寝たふりするのがばかばかしくてまだ眠いけど起き上がって
「トイレ行ってきます」
そんな言葉と共にトイレへと駆け込めば楽しそうな笑い声が響いた。
トイレから戻ってきた時はもうスマホは切れていたけど先生は俺の顔をニヤニヤと意地悪く見ながら
「あいつがお前の事よろしくだと。
まあ、先生にできる事は植田や水野達みたいに九条を構い倒すだけなんだけどな」
「例えば掃除とか?」
「掃除なんて生活の基本だろ。
せんせーは教師だからな。お勉強を教えるのが基本なの。お前の場合はまず教育指導からだな」
「せんせー、この部屋見て生活の基本を教えてください」
「それはくじょー君のお仕事でーす」
言いながら窓のカーテンを閉めて
「そしてせんせーはそろそろ寝ようと思います。電気よろしくー」
なんてビールを手にして二階へと行ってしまった。
「まだ飲むんだ」
少しだけ呆れてしまうしとんでもない人の所にご厄介になってしまった……
なんか後悔と疲れがどっとあふれ出すけど
「なんかちょっと楽しかったな……」
先生に任されたプリントの採点とか、プリントに書かれた落書きや癖が強すぎる文字の翻訳とか、それはちょっと新鮮で面白かったと少しだけせんせーを尊敬するのだった。
朝の寝起きに見た汚部屋が進化した姿を見るまでは……
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