氷の魔法使いは愛されたくて

sweetheart

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ベッドの上に寝かされると再び唇を奪われる。
舌を絡ませ合い唾液を交換し合う。
お互いの唾液を啜り合い飲ませ合いっこをしていると徐々に興奮してきてしまう。

「んっ、あっ、んっ」

お互いの指が触れ合った瞬間、電流が流れたかのような快感に襲われる。
それと同時に秘部が熱くなり蜜が溢れ出してくるのを感じる。
服を脱ぎ去り生まれたままの姿になると彼の男性自身を求めて腰が動いてしまう。
それを見て彼は優しく微笑むと私のお腹のあたりを撫でながら言った。

「可愛いね、君は」
「意地悪、しないで下さい」

そう言うと今度は耳元で囁かれる。

「意地悪が好きだっただろう?」

そう言って耳たぶを甘噛みされると腰が砕けそうになるほどの快感に襲われる。
そのまま首筋に舌を這わされるとゾクゾクとした感覚に襲われる。

「はぁ、はぁ……んっ、あっ、んっ」

熱い吐息混じりの喘ぎ声が漏れ出てしまう。
舌は鎖骨へと降りていき、時折歯を立てられる度に身体が跳ね上がってしまう。
乳首を口に含まれ吸われると全身に電流が流れたかのような衝撃が走り頭が真っ白になるほど気持ちいい。

「ひゃうっ!? あっ、ああっ!」

もう片方の乳房を優しく揉まれるとまた違う種類の快感が生まれて頭がおかしくなりそうだった。
もっとして欲しいと思って無意識のうちに自分から胸を突き出していたようだ。

「どうした?」

彼の問いかけに答える余裕もない。

「もっと、もっと強く……」
「こうか?」

そう言うと強く噛まれてしまい痛みと共に快感が押し寄せてくる。
しかしすぐに快楽の海に溺れてしまうこととなった。
今度は舌で転がされたり吸われたりと執拗に愛撫され続け、気がつけば全身性感帯になってしまったのではないかと思えるほど敏感になっていた。
ようやく解放されたかと思うと今度はお腹を撫でられる。

「綺麗だね」
「恥ずかしいよ……」
「照れる必要はないよ」
「でも……」
「それともこっちがいいかな?」

そう言うと突然秘所に触れられてしまい腰が大きく跳ね上がってしまう。

「きゃうんっ!!」

まるで犬のような声を出してしまったことに恥ずかしさを覚えるがそれ以上に羞恥心の方が勝っていたため何も言えなかった。
彼はクスッと笑いながらも手を止めることなく秘所をいじくり回してくるので次第に息が荒くなっていくのが自分でもわかった。

「ああっ! だめぇっ! そこはぁっ!」

弱点を見つけたと言わんばかりに集中的に責め立てられると限界が訪れる。
絶頂を迎えようとしたその時だった。
急に手の動きが止まってしまい寸止めされてしまったのである。
不満そうな顔をしていると彼は意地悪そうに笑いながら言った。

「続きをして欲しいのなら何をして欲しいのかちゃんと口に出して言ってご覧?」
「うぅ……いじわる……」

悔しそうな表情を浮かべていると頭を撫でられた。

「言わないなら止めてしまうよ?」
「やだ……」

涙目になりながら懇願すると再び愛撫を再開してくれたがやはり決定的な刺激は与えてくれないようだ。
寸止め状態が続いているため辛くてたまらない。
早く楽になりたいという思いからつい口走ってしまった言葉があった。

「おねがいします……イカせてください……」

涙ながらにお願いするとようやく満足したのか、秘所に指を挿入されると一気にGスポットを刺激された。

「イクゥッ!」

ビクビクと痙攣しながら絶頂を迎えてしまった。
しかしそれでもなお、彼は手を止めることなく責め立ててくるため休む暇もなく連続でイカされ続けて頭が真っ白になってしまうほどの快楽に襲われていた。

「あ゛っ! あ゛っ! あ゛あ゛っ!」

もう何も考えられないほど思考回路がショートしてしまったようだ。
そんな私を見て満足そうに微笑む彼を見て少しだけ悔しい気持ちになったもののすぐにそんな感情も消え去ってしまうほど激しい攻めが続いたのだった。
それから数時間後ようやく解放された頃には全身汗まみれで息も絶え絶えになっていた。

「はぁ……はぁ……」

呼吸を整えている間もずっと抱きしめられていたせいか彼の体温が伝わってくるようで心地よかった。
そんなことを考えていると不意に唇を重ねられたため驚いてしまったもののすぐに受け入れてしまう自分がいることに気づいた。
そのまま舌を入れられ口内を蹂躙されていくうちに頭がボーッとしてきて何も考えられなくなるほどだった。
(この人になら何をされてもいい)
「すまない、ついからかいたくなってな」

そう言ってウィンクされるとドキッとしてしまう自分がいることに気づき慌てて視線を逸らすと今度は頭を撫でられてしまった。

「では、レディ、君の朝食は何かな?」
「え? えっと、どうすればいいのでしょう」
「料理できないなら、教えてあげようか?」
「是非お願いします!」

意気揚々と返事をする私を見て微笑ましく思っている様子の彼はキッチンへと向かった。
その後を追うようについて行くと、そこに広がっていたのはまさに天国とも言うべき空間だったのだ。
目の前に広がるのは大きなフライパンに乗せられたベーコンエッグ。
その横にはこんがり焼けたトーストが添えられている。

「美味しそう……」

思わず声に出してしまったが気にせずに皿を持ってくる。

「ありがとう、でもこれは先生のですね?」
「あぁ、そうだな」

そう言いながら器用に卵を割って中身を取り出すと黄身を箸で潰してご飯の上に乗せていく。

「いただきます」
「召し上がれ」

そう言うとリリィは食べ始める。
私も同じようにして食べるがなかなか減らないことに気付く。

「その、リリィ、私は婚約者のままでいいのでしょうか?」

信用していない訳ではない。
婚約指輪をもらいプロポーズまで受けてもなお、不安なのである。

「ふむ……」

リリィは箸を置き、真剣な眼差しで私を見つめる。

「私のプロポーズに不満があるのか?」

その鋭い視線に一瞬怯むが、勇気を振り絞って答える。

「違います!プロポーズは嬉しいです。でも……王様と平民が本当に結婚できるのか……周囲の反対も多いでしょう?」

言葉にすると、自分の不安が具体的になっていく。
リリィは静かにため息をついた。

「君がそんなことを気にするとはな」

彼は立ち上がり、窓辺へ歩み寄る。
朝陽が彼の金色の髪を輝かせている。

「リアナ、王という存在は民の象徴であり庇護者だ。しかし、君は王を超越している。あのアルディオンの血を引き、その上で稀有な才能と魔力を秘めた魂だ」

振り返ったリリィの眼差しは真摯だった。

「王が選ぶ妃に必要なのは、権力や出自ではない。共に国と民を愛し、支え合える心だ。君こそ、私が求め続けた唯一の人間だ」

彼は跪き、私の手を取った。

「改めて言おう。私、リリィ・アルフレル・アルディオンは、リアナ・オルグード・アルディオンを生涯の伴侶として迎えたい。君以外の妃は考えられない」

その言葉に、胸の奥が熱くなる。
不安は消えてはいない。
でも、この人の決意を疑うことはできない。

「……本当に、私でいいのですか?」

声が震えた。
リリィは微笑み、指輪が光る私の手に口づけた。

「君こそが、私の心の女王だ」

その言葉に、涙がこぼれた。
不安はまだあるけれど、この人となら越えられるかもしれない。
そんな希望が芽生え始めた。

「……ありがとう、リリィ」

涙を拭いながら答えると、彼は優しく私を抱き寄せて

「しかし、やはり一抹の不安はなかなか拭えないな? 仕方がない、あまりしたくはなかったが」

そう言いながら、取り出したのは銀色の指輪だった。

「それは?」

「この国のデリアについてはどこまで理解があるかな?」

デリアとは、この国の奴隷制度の総称である。
正式な名前は確か固有奴隷制度で
この国では合法的に奴隷契約が認められているのである。

デリアの契約は銀の指輪で行いその指輪には奴隷契約の魔法が施してある。
指輪は、つけた相手を主と認識して発動する事で契約を成立させる。

「これをお前にはめてやれば少しは認知が楽になるかな?」

それは、はめられれば確実に、指輪がある限り、リアナは、リリィのものとなるだろう。
しかし、それは逆に主従関係を作ることになる。

「それは、やりすぎな気がします」
「だよな? 忘れて欲しい」

しかししまわれた途端、しゅんとした顔をしてしまった。

「忘れるのですか……?」

しまわれた指輪を見つめて、胸の奥がキュッと締め付けられる。
確かに奴隷契約はやりすぎだ。
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