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スライム、育成中……
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レベル上げをするのならついでに冒険者ギルドに行ってクエストを受けておく。どうせモンスターを倒すのならクエスト扱いにしてお金を稼げる方がいいだろう。お金があれば食用スライムが買える。お金は大切だ。
クエストを見る。常駐クエストの丸兎と小角猪の討伐クエストを引っぺがしてカウンターへ持って行く。
丸兎は初心者向けのクエストで攻撃しない限り向こうから襲ってくることない。また襲ってきたとしても攻撃力はあまり高くないから深手を負いにくいから手頃なモンスターだ。
小角猪は小さな猪だが角が鋭く硬い。気が緩んだ初心者冒険者は結構ここで死んでしまう割と危ないモンスターだ。まあでも体力ないし弱点も知っているしなんとかなるだろう。いけるいける。
ギルドのお姉さんは2つの討伐クエストに本当にできるのかと渋い顔していたけれど最終的には許可を出してくれた。最終的に冒険者は自己責任ですから。ある意味割とシビアな世界ということだ。
スラりんを連れて森へ向かう。途中で薬草を見つけたらそれは摘んでおく。一応薬屋の方が本業だしね。
そうしてしばらく歩いていると視界の端に白い何かが跳ねるのが写った。よく目を凝らしてなんだろうかと見てみるとそれは丸々とした白い毛玉に長い耳がふたつついている。丸兎だ。
早速獲物を見つけたと喜んで肩にいたスラりんを掴む。そして丸兎に気付かれる前に思いっきりスラりんを丸兎に向けて投げた。
まさか投げられるとは思っていなかったのかスラりんが空中でうごうごと揺れる。だけれども何も出来ずそのまま丸兎にべちゃりと当たった。よし、ナイスシュート!
そのまま丸兎とスラりんのファイトが始まる。丸兎を飲み込もうとするスラりん、逃げようと暴れる丸兎。
しばらく観戦していたけど軍配は丸兎に上がったらしい。ベチャッと音を立ててスラりんが丸兎から引き離された。残念ながらスラりんは負けてしまったらしい。うん、まあスライムはモンスター界の中でも最弱と言われているし仕方ないかな。でも目的は果たせた。
その辺りに落ちていた石を1つ拾い上げる。そして振りかぶって全力で丸兎に向かって投擲した。
石は丸兎にバッチリと当たった。それで体力の少ない丸兎を倒せたらしい。コテっと倒れて丸兎が動かなくなった。
おし、一撃で倒せましたね。昔、勇者である幼馴染と一緒に旅している時に横から石ばっかり投げていたから投擲はすごく得意なんです。丸兎くらいなら普通に倒せるぞ。
さて、無事丸兎を倒せたことだし丸兎をコメット袋に入れてスラりんを呼び寄せる。スラりんは呼ばれるとプルプル震えながらやってくる。
ひょっとしたら今ので怪我しているかもしれないので下級ポーションをひとつあけてスラりんにドバドバかけた。スラりんは緑色の身体をふるふる揺らす。喜んでいるようだ。
さて、自分で倒せるのに何故最初スラりんをけしかけたのかというとそれはスラりんのレベルを上げる為だ。
レベルとは強さの基準だ。これは主にモンスターを倒すと上がる。倒したモンスターが強ければ強いほどよく上がる。
そして複数人で攻撃を仕掛けた時、トドメの刺した人に1番経験値が入り残りが攻撃した人全員に分配される。経験値は1度でも攻撃すれば必ず貰えるのだ。
というわけで今回のケースでいくとトドメを刺したのは俺だから経験値を1番多くもらえるのも俺なんだが、スラりんも丸兎にダイレクトアタック(物理)をしているので1人分の経験値をもらえる。相手を倒しきれなくてもスラりんも経験値を得ることができるのだ。
直接倒さなくてもレベル上げはできる。暫くはこれでスラりんを育成していこう。
そんなわけで丸兎を見かける度にスラりんを投げる。投げる。丸兎に向かって投げまくる。
残念ながらまだ直接対決ではスラりんは勝利を収めてないがでもだんだんと投げられても元気なままのことが多くなってきた。しかも心なしか嬉しそうにすり寄ってきている気がする。Mなのか?
10匹ほど丸兎を倒したところでスラりんのレベルを測る。コメット袋から鑑定紙を取り出してペタッとスラりんに貼り付ける。すると紙に鑑定結果が現れた。
種族:スライム(レベル5)
この鑑定紙は1番安いやつだから種族とレベルしかわからない。細かいステータスが知りたければ鑑定スキル持っている人か神官に見てもらう必要があるけど、今はそこまでいいだろう。
スラりんのレベルは5か。スライムが他のモンスターを倒せることなんてほとんどないしスラりんの元々のレベルは1だっただろう。今日だけでレベルが4も上がったのか。中々上々である。
鑑定紙を剥がしてスラりん撫でる。プルプルしていて気持ちが良い。スラりんも嬉しそうに震えている。愛い奴だ。もうスラりんには愛着湧いちゃったし食べるのは無理だな。食べる用のスライムはスラりんの出してくれる奴と店で買ったもので補うとしよう。
そうこうしているとザッザッと草をかき分ける音が聞こえてきた。そちらを見るとそこには瓜坊がいた。でも頭に角が生えている。小角猪だ。
瞬間、持ってたスラりんを全力で小角猪に向かって投げる。先手必勝だ。小角猪は走り出すと面倒なモンスターだから動き出す前に仕留めたい。
え?愛い奴だとか言う割にスラりんの扱いが酷いって?いやいや、これもスラりんの為なのです。スラりんのレベルを上げる為にはダイレクトアタック(物理)するのが一番手っ取り早いんだよ。俺はちゃんとスラりんを愛してます。
小角猪は急に顔面張り付いたスラりんに驚き引き剥がそうと首を振っている。このままスラりんが小角猪を倒せたらベストだけどまあレベル的にたぶん無理かな。その辺りに落ちている石を拾っとく。トドメは俺がもらおう。
そしてついにスラりんが振り払われベチョッと地面に落ちる。おつかれスラりん。よく頑張ったね。そして小角猪、さらばだ。
手に持っていた石を全力で小角猪に投げる。眉間に当たった。お、ドンピシャですね。小角猪は頭の上が弱いんです。
小角猪がキューっと倒れる。倒せたかな?小角猪の肉はちょっと癖があるけど美味しいから今日の晩ご飯は牡丹鍋にしよ。
小角猪に振りほどかれべっちょりしているスラりんを拾い上げポーションをかける。お疲れスラりん、クエストも完了したし今日は帰りますか。
スラりんを肩に乗せ帰路につく。途中冒険者ギルドに寄るのも忘れない。コメット袋に入れていた丸兎10匹と小角猪をカウンターにのせるとショートヘア眼鏡のお姉さんが目を丸くした。
「ひとりでこれだけの成果を上げられるなんて……、登録日は昨日でしたがモンスターの討伐経験はお有りなのですか?」
「はい、まあ、昔仲間と旅していたからその時に」
「そうですか。随分と容量の大きいコメット袋お持ちですがそれもその時に?」
「ええ、はい。これはダンジョンに潜った時に拾いました」
「まあ、ダンジョンで」
受付のお姉さんがにっこりと笑う。場所にもよるけどダンジョンに潜ることができるということはそこそこの実力があるということだ。昨日登録したばかりの人が経験者ということで安心したのだろう。
まあ俺は仲間について行っただけだからそんなに戦闘能力は高くないんだけど、クエスト受ける度に受付のお姉さんに心配されるのもどうかと思うし特に何も言わないでおこう。
ちなみにコメット袋とは主にダンジョンで見つけることのできる魔道具で、見た目以上の容積を有している袋だ。
入ることのできる量が多いほど価値が高い。ちなみに名前の由来は初めて見つけた人が『何をいれますか?』『米と米と米と、えっと、米』と言って大量のお米を運んだことから来ているらしい。よほどお米が好きだった人だったのだろう。俺もお米は好きです。
丸兎1体の討伐代が10s、小角猪が50sなので全部で150sを受け取る。
「買い取りについてはどう致しましょう?丸兎は1体あたり10s、小角猪は30sで買取します。出来れば丸兎の方は全て納品して頂きたいですね。女性のコートや防寒具を作るのに需要が高まっているのです」
「じゃあ丸兎は全て納品します。小角猪は食べようと思うので持って帰ります」
「かしこまりました。解体スキルはお持ちですか?」
「いえ、」
「では解体代は取引額の1割ですのでその分引かせていただきますね。117sになります。解体させていただきますので上々お待ち下さい」
そういって受付のお姉さんは討伐モンスターを持って奥へ行った。ああ、そういえば解体スキルないと費用取られるんだったね。旅している時は勇者な幼馴染が解体スキル持っていたからあんまり気にしたことなかったな。
他にも幼馴染は《ライト》や《料理》なんかのスキルも持っていて便利だった。勇者なのに生活スキルが充実しているってすご。正直幼馴染がいれば全てうまく行く感はあったな。
解体が終わったのか受付のお姉さんが戻ってくる。丸兎はそのまま納品した。小角猪は皮と内臓と肉が綺麗に分かれていて肉だけもらった。今日は牡丹鍋だ。
帰りにお店に寄ってスライムとスライムゼリーを買って帰る。スライムは25s、スライムゼリーは30sとむっちゃ高い。俺の今泊まっている宿屋が一泊65sといえばその高さがわかってもらえるだろう。
元々は5sと10sで買えていたのになんでこんなに値上がりしちゃったんだろうね。お財布に大打撃で辛い。
それでも食べずにはいられないのでそれぞれ10個ずつ買って店を出る。そういえば俺スラりんの横でむっちゃスライムを食べたり買ったりしているんだけどスラりん気を悪くしてないかな?
チラリとスラりんを見ると肩でふるふると揺れている。うん、わからん。仕方ないとはいえスラりんはモンスターだから喋らないよね。まあたまにしゃべるモンスターもいるんだけど。スラりんと意思疎通できるようになりたいな。
そんな感じで家に帰って牡丹鍋を作った。肉と野菜を入れて最後にスライムを丸めて作ったスライム団子を入れる。出汁を吸ったスライム団子は絶品だった。本当スライムって味吸うし感触美味しいし奇跡の食べ物である。はぁ、最高かよぉ。
スラりんには薬草を与え俺はデザートに果実水で煮込んだスライムゼリーを食べる。今日も実に良い一日でした。
クエストを見る。常駐クエストの丸兎と小角猪の討伐クエストを引っぺがしてカウンターへ持って行く。
丸兎は初心者向けのクエストで攻撃しない限り向こうから襲ってくることない。また襲ってきたとしても攻撃力はあまり高くないから深手を負いにくいから手頃なモンスターだ。
小角猪は小さな猪だが角が鋭く硬い。気が緩んだ初心者冒険者は結構ここで死んでしまう割と危ないモンスターだ。まあでも体力ないし弱点も知っているしなんとかなるだろう。いけるいける。
ギルドのお姉さんは2つの討伐クエストに本当にできるのかと渋い顔していたけれど最終的には許可を出してくれた。最終的に冒険者は自己責任ですから。ある意味割とシビアな世界ということだ。
スラりんを連れて森へ向かう。途中で薬草を見つけたらそれは摘んでおく。一応薬屋の方が本業だしね。
そうしてしばらく歩いていると視界の端に白い何かが跳ねるのが写った。よく目を凝らしてなんだろうかと見てみるとそれは丸々とした白い毛玉に長い耳がふたつついている。丸兎だ。
早速獲物を見つけたと喜んで肩にいたスラりんを掴む。そして丸兎に気付かれる前に思いっきりスラりんを丸兎に向けて投げた。
まさか投げられるとは思っていなかったのかスラりんが空中でうごうごと揺れる。だけれども何も出来ずそのまま丸兎にべちゃりと当たった。よし、ナイスシュート!
そのまま丸兎とスラりんのファイトが始まる。丸兎を飲み込もうとするスラりん、逃げようと暴れる丸兎。
しばらく観戦していたけど軍配は丸兎に上がったらしい。ベチャッと音を立ててスラりんが丸兎から引き離された。残念ながらスラりんは負けてしまったらしい。うん、まあスライムはモンスター界の中でも最弱と言われているし仕方ないかな。でも目的は果たせた。
その辺りに落ちていた石を1つ拾い上げる。そして振りかぶって全力で丸兎に向かって投擲した。
石は丸兎にバッチリと当たった。それで体力の少ない丸兎を倒せたらしい。コテっと倒れて丸兎が動かなくなった。
おし、一撃で倒せましたね。昔、勇者である幼馴染と一緒に旅している時に横から石ばっかり投げていたから投擲はすごく得意なんです。丸兎くらいなら普通に倒せるぞ。
さて、無事丸兎を倒せたことだし丸兎をコメット袋に入れてスラりんを呼び寄せる。スラりんは呼ばれるとプルプル震えながらやってくる。
ひょっとしたら今ので怪我しているかもしれないので下級ポーションをひとつあけてスラりんにドバドバかけた。スラりんは緑色の身体をふるふる揺らす。喜んでいるようだ。
さて、自分で倒せるのに何故最初スラりんをけしかけたのかというとそれはスラりんのレベルを上げる為だ。
レベルとは強さの基準だ。これは主にモンスターを倒すと上がる。倒したモンスターが強ければ強いほどよく上がる。
そして複数人で攻撃を仕掛けた時、トドメの刺した人に1番経験値が入り残りが攻撃した人全員に分配される。経験値は1度でも攻撃すれば必ず貰えるのだ。
というわけで今回のケースでいくとトドメを刺したのは俺だから経験値を1番多くもらえるのも俺なんだが、スラりんも丸兎にダイレクトアタック(物理)をしているので1人分の経験値をもらえる。相手を倒しきれなくてもスラりんも経験値を得ることができるのだ。
直接倒さなくてもレベル上げはできる。暫くはこれでスラりんを育成していこう。
そんなわけで丸兎を見かける度にスラりんを投げる。投げる。丸兎に向かって投げまくる。
残念ながらまだ直接対決ではスラりんは勝利を収めてないがでもだんだんと投げられても元気なままのことが多くなってきた。しかも心なしか嬉しそうにすり寄ってきている気がする。Mなのか?
10匹ほど丸兎を倒したところでスラりんのレベルを測る。コメット袋から鑑定紙を取り出してペタッとスラりんに貼り付ける。すると紙に鑑定結果が現れた。
種族:スライム(レベル5)
この鑑定紙は1番安いやつだから種族とレベルしかわからない。細かいステータスが知りたければ鑑定スキル持っている人か神官に見てもらう必要があるけど、今はそこまでいいだろう。
スラりんのレベルは5か。スライムが他のモンスターを倒せることなんてほとんどないしスラりんの元々のレベルは1だっただろう。今日だけでレベルが4も上がったのか。中々上々である。
鑑定紙を剥がしてスラりん撫でる。プルプルしていて気持ちが良い。スラりんも嬉しそうに震えている。愛い奴だ。もうスラりんには愛着湧いちゃったし食べるのは無理だな。食べる用のスライムはスラりんの出してくれる奴と店で買ったもので補うとしよう。
そうこうしているとザッザッと草をかき分ける音が聞こえてきた。そちらを見るとそこには瓜坊がいた。でも頭に角が生えている。小角猪だ。
瞬間、持ってたスラりんを全力で小角猪に向かって投げる。先手必勝だ。小角猪は走り出すと面倒なモンスターだから動き出す前に仕留めたい。
え?愛い奴だとか言う割にスラりんの扱いが酷いって?いやいや、これもスラりんの為なのです。スラりんのレベルを上げる為にはダイレクトアタック(物理)するのが一番手っ取り早いんだよ。俺はちゃんとスラりんを愛してます。
小角猪は急に顔面張り付いたスラりんに驚き引き剥がそうと首を振っている。このままスラりんが小角猪を倒せたらベストだけどまあレベル的にたぶん無理かな。その辺りに落ちている石を拾っとく。トドメは俺がもらおう。
そしてついにスラりんが振り払われベチョッと地面に落ちる。おつかれスラりん。よく頑張ったね。そして小角猪、さらばだ。
手に持っていた石を全力で小角猪に投げる。眉間に当たった。お、ドンピシャですね。小角猪は頭の上が弱いんです。
小角猪がキューっと倒れる。倒せたかな?小角猪の肉はちょっと癖があるけど美味しいから今日の晩ご飯は牡丹鍋にしよ。
小角猪に振りほどかれべっちょりしているスラりんを拾い上げポーションをかける。お疲れスラりん、クエストも完了したし今日は帰りますか。
スラりんを肩に乗せ帰路につく。途中冒険者ギルドに寄るのも忘れない。コメット袋に入れていた丸兎10匹と小角猪をカウンターにのせるとショートヘア眼鏡のお姉さんが目を丸くした。
「ひとりでこれだけの成果を上げられるなんて……、登録日は昨日でしたがモンスターの討伐経験はお有りなのですか?」
「はい、まあ、昔仲間と旅していたからその時に」
「そうですか。随分と容量の大きいコメット袋お持ちですがそれもその時に?」
「ええ、はい。これはダンジョンに潜った時に拾いました」
「まあ、ダンジョンで」
受付のお姉さんがにっこりと笑う。場所にもよるけどダンジョンに潜ることができるということはそこそこの実力があるということだ。昨日登録したばかりの人が経験者ということで安心したのだろう。
まあ俺は仲間について行っただけだからそんなに戦闘能力は高くないんだけど、クエスト受ける度に受付のお姉さんに心配されるのもどうかと思うし特に何も言わないでおこう。
ちなみにコメット袋とは主にダンジョンで見つけることのできる魔道具で、見た目以上の容積を有している袋だ。
入ることのできる量が多いほど価値が高い。ちなみに名前の由来は初めて見つけた人が『何をいれますか?』『米と米と米と、えっと、米』と言って大量のお米を運んだことから来ているらしい。よほどお米が好きだった人だったのだろう。俺もお米は好きです。
丸兎1体の討伐代が10s、小角猪が50sなので全部で150sを受け取る。
「買い取りについてはどう致しましょう?丸兎は1体あたり10s、小角猪は30sで買取します。出来れば丸兎の方は全て納品して頂きたいですね。女性のコートや防寒具を作るのに需要が高まっているのです」
「じゃあ丸兎は全て納品します。小角猪は食べようと思うので持って帰ります」
「かしこまりました。解体スキルはお持ちですか?」
「いえ、」
「では解体代は取引額の1割ですのでその分引かせていただきますね。117sになります。解体させていただきますので上々お待ち下さい」
そういって受付のお姉さんは討伐モンスターを持って奥へ行った。ああ、そういえば解体スキルないと費用取られるんだったね。旅している時は勇者な幼馴染が解体スキル持っていたからあんまり気にしたことなかったな。
他にも幼馴染は《ライト》や《料理》なんかのスキルも持っていて便利だった。勇者なのに生活スキルが充実しているってすご。正直幼馴染がいれば全てうまく行く感はあったな。
解体が終わったのか受付のお姉さんが戻ってくる。丸兎はそのまま納品した。小角猪は皮と内臓と肉が綺麗に分かれていて肉だけもらった。今日は牡丹鍋だ。
帰りにお店に寄ってスライムとスライムゼリーを買って帰る。スライムは25s、スライムゼリーは30sとむっちゃ高い。俺の今泊まっている宿屋が一泊65sといえばその高さがわかってもらえるだろう。
元々は5sと10sで買えていたのになんでこんなに値上がりしちゃったんだろうね。お財布に大打撃で辛い。
それでも食べずにはいられないのでそれぞれ10個ずつ買って店を出る。そういえば俺スラりんの横でむっちゃスライムを食べたり買ったりしているんだけどスラりん気を悪くしてないかな?
チラリとスラりんを見ると肩でふるふると揺れている。うん、わからん。仕方ないとはいえスラりんはモンスターだから喋らないよね。まあたまにしゃべるモンスターもいるんだけど。スラりんと意思疎通できるようになりたいな。
そんな感じで家に帰って牡丹鍋を作った。肉と野菜を入れて最後にスライムを丸めて作ったスライム団子を入れる。出汁を吸ったスライム団子は絶品だった。本当スライムって味吸うし感触美味しいし奇跡の食べ物である。はぁ、最高かよぉ。
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