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第43話:王族親衛隊と知名度と防戦
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あたしの目の前で、首を落とされたドラゴンは、羽が止まり急落下していった。
「立花さん、ニーナさん‥。せっかく来てくれたのに」
あたしは絶望感に包まれていく感覚を覚えた。
(もう駄目だ‥あたしを助けに来たせいであの2人は‥)
「あたしが依頼なんかしたから、2人共大好きだったのに‥ごめんなさい」
罪悪感でいっぱいになったあたしは、謝罪しか出来なかった。
「やれやれ、誰に謝ってるだい?そんなに私は【信頼】されてないのかねぇ」
砂埃の中で聞き慣れた声が聞こえた。
――ビューン
赤い絨毯が立花達を乗せて浮いている。
「涼子くん、お待たせしたねぇ」
立花は微笑んだ。
「立花さん‥」
あたしは色々言いたいことがあったのに声が出なかった。
「何だ、まだ追手は諦めてないのか。賊は斬り捨てるが一番か」
ヒースは剣を再び抜こうとした。
「ニーナくん、馬を狙うんだ」
立花は冷静にニーナに指示を出す。
「承知致しましたわ。追跡する鎌鼬(トレイサーソード)」
ニーナの剣技が、白馬の足を狙い撃ちにする。
「ヒヒヒーン」
馬は嘶いてバランスを崩して倒れた。
「ちっ」
ヒースは舌打ちをしながら、あたしを抱えてジャンプする。
「あの体制からジャンプするなんてねぇ。でも逃さないよ」
立花はそう言うと、絨毯を操りヒースの前に出る。
「姫様、また賊が貴女を狙って来ています。直ぐに斬り捨てますので、お待ち頂きください」
ヒースは片腕であたしを抱えて、剣を構える。
「姫? 涼子くんがねぇ……。ふむ」
立花は少し興味深そうな顔をした。
「勇者の力をお前たちに見せやろう」
ヒースの威圧感はこれまでにないくらいに大きくなっている。
「ちょっと。ストーップ」
立花は突然大声を上げた。
「何だ、今更命乞いは聞かないぞ」
ヒースは苛ついた声を出した。
「そこの涼子くんはね、今から1時間ちょっとの間までにこの薬を飲ませなくては死んでしまうんだ。喧嘩はとりあえず、これを飲んでもらった後にしないかねぇ」
立花は解毒薬を見せながら話した。
「あれはフィリップさんが持っていた薬?ちょっと下ろしてよ。立花さん達は敵じゃないんだから」
あたしはヒースに懇願した。
「そんな話で俺を謀るなどと思うとは、浅はかだなあ」
ヒースは立花の話を全く信じなかった上にあたしの話を全く聞いてなかった。
「いや、お互い人間なんだから理性的に話し合おうじゃないか」
立花は話し合いを提案した。
「黙れ!賊と話し合うことなどないわー」
ヒースの剣が振り下ろされる。
大地が裂け、その衝撃で立花達は絨毯から吹き飛ばされた。
「こりゃあ予想以上だねぇ」
立花は少し驚いた顔をした。
裂けた地面の底が全く見えないほど深かった。
「あいつ、グレス王国の王族親衛隊のヒースクリフ=マーガレットじゃないか?あの鎧と剣は見たことあるぞ」
レオンは額に汗を流している。
「おい、僕はサンボルト騎士団の第二師団長レオン=ド=セイファーだ。前に会ったことあるだろう。そちらの娘はこちらで救出作戦を実行していた所だった。毒の話も本当だ」
レオンは大声で説明する。
「お前などぉぉぉ、知らんっ!」
ヒースはレオンに斬りかかった。
「セイファー流、奥義、光竜の咆哮(ドラゴンインパクト)」
大きな光の塊となった攻防一体の必殺技でレオンはヒースの一撃を受け止めようとした。
「そんな小細工はこの剣には全く問題ではないぞ」
ヒースはレオンの必殺技などナイフでカステラを切り落とすように一蹴にしてみせた。
「そんなデタラメなっ」
レオンは理不尽な力の差に驚愕しながら、再び吹き飛ばされた。
「あーあ、君は意外と知名度が無いねぇ」
立花は吹き飛ばされてきたレオンに向かって話しかけた。
「お前は、僕に本当に喧嘩を売ってくるな」
レオンは立ち上がり立花を睨む。
「やめてくださいまし、どうして先生達が喧嘩するのですの?」
ニーナが2人を止める。
「失敬、まあ流石に無傷のだったフィリップを一方的に追い詰めただけあるねぇ。予想以上に強い。理不尽と言っても良いくらいにね」
立花は、真面目に感想を述べた。
「弱点というか、幸運なのは涼子くんを抱えて戦っていると言うことかな。そのおかけで彼はかなり動きが緩慢だし、なるべく力を抑えて攻撃をしている。防戦するだけなら何とかなりそうだねぇ」
立花はヒースの動きを分析して説明する。
「あれで、力を抑えていますの?」
ニーナは、戦慄していた。
「本気を出していたら、私達はドラゴンと一緒に殺されていたよ」
立花は淡々と話していた。
「とりあえず、勝つのは無理だから何とかチャンスを見てあの娘を取り返して逃げれば良いんだな?」
レオンは立花に質問した。
「エクセレント!レオンにしては鋭いねぇ」
立花はレオンを褒めた。
「もうお前の相手も疲れた」
レオンは、げんなりして剣を構える。
「先生、いい加減にしてくださいまし」
ニーナも立花を咎めながら剣を構えた。
この日最後の戦いが始まろうとしていた。
約束の時間まで後、1時間10分
「立花さん、ニーナさん‥。せっかく来てくれたのに」
あたしは絶望感に包まれていく感覚を覚えた。
(もう駄目だ‥あたしを助けに来たせいであの2人は‥)
「あたしが依頼なんかしたから、2人共大好きだったのに‥ごめんなさい」
罪悪感でいっぱいになったあたしは、謝罪しか出来なかった。
「やれやれ、誰に謝ってるだい?そんなに私は【信頼】されてないのかねぇ」
砂埃の中で聞き慣れた声が聞こえた。
――ビューン
赤い絨毯が立花達を乗せて浮いている。
「涼子くん、お待たせしたねぇ」
立花は微笑んだ。
「立花さん‥」
あたしは色々言いたいことがあったのに声が出なかった。
「何だ、まだ追手は諦めてないのか。賊は斬り捨てるが一番か」
ヒースは剣を再び抜こうとした。
「ニーナくん、馬を狙うんだ」
立花は冷静にニーナに指示を出す。
「承知致しましたわ。追跡する鎌鼬(トレイサーソード)」
ニーナの剣技が、白馬の足を狙い撃ちにする。
「ヒヒヒーン」
馬は嘶いてバランスを崩して倒れた。
「ちっ」
ヒースは舌打ちをしながら、あたしを抱えてジャンプする。
「あの体制からジャンプするなんてねぇ。でも逃さないよ」
立花はそう言うと、絨毯を操りヒースの前に出る。
「姫様、また賊が貴女を狙って来ています。直ぐに斬り捨てますので、お待ち頂きください」
ヒースは片腕であたしを抱えて、剣を構える。
「姫? 涼子くんがねぇ……。ふむ」
立花は少し興味深そうな顔をした。
「勇者の力をお前たちに見せやろう」
ヒースの威圧感はこれまでにないくらいに大きくなっている。
「ちょっと。ストーップ」
立花は突然大声を上げた。
「何だ、今更命乞いは聞かないぞ」
ヒースは苛ついた声を出した。
「そこの涼子くんはね、今から1時間ちょっとの間までにこの薬を飲ませなくては死んでしまうんだ。喧嘩はとりあえず、これを飲んでもらった後にしないかねぇ」
立花は解毒薬を見せながら話した。
「あれはフィリップさんが持っていた薬?ちょっと下ろしてよ。立花さん達は敵じゃないんだから」
あたしはヒースに懇願した。
「そんな話で俺を謀るなどと思うとは、浅はかだなあ」
ヒースは立花の話を全く信じなかった上にあたしの話を全く聞いてなかった。
「いや、お互い人間なんだから理性的に話し合おうじゃないか」
立花は話し合いを提案した。
「黙れ!賊と話し合うことなどないわー」
ヒースの剣が振り下ろされる。
大地が裂け、その衝撃で立花達は絨毯から吹き飛ばされた。
「こりゃあ予想以上だねぇ」
立花は少し驚いた顔をした。
裂けた地面の底が全く見えないほど深かった。
「あいつ、グレス王国の王族親衛隊のヒースクリフ=マーガレットじゃないか?あの鎧と剣は見たことあるぞ」
レオンは額に汗を流している。
「おい、僕はサンボルト騎士団の第二師団長レオン=ド=セイファーだ。前に会ったことあるだろう。そちらの娘はこちらで救出作戦を実行していた所だった。毒の話も本当だ」
レオンは大声で説明する。
「お前などぉぉぉ、知らんっ!」
ヒースはレオンに斬りかかった。
「セイファー流、奥義、光竜の咆哮(ドラゴンインパクト)」
大きな光の塊となった攻防一体の必殺技でレオンはヒースの一撃を受け止めようとした。
「そんな小細工はこの剣には全く問題ではないぞ」
ヒースはレオンの必殺技などナイフでカステラを切り落とすように一蹴にしてみせた。
「そんなデタラメなっ」
レオンは理不尽な力の差に驚愕しながら、再び吹き飛ばされた。
「あーあ、君は意外と知名度が無いねぇ」
立花は吹き飛ばされてきたレオンに向かって話しかけた。
「お前は、僕に本当に喧嘩を売ってくるな」
レオンは立ち上がり立花を睨む。
「やめてくださいまし、どうして先生達が喧嘩するのですの?」
ニーナが2人を止める。
「失敬、まあ流石に無傷のだったフィリップを一方的に追い詰めただけあるねぇ。予想以上に強い。理不尽と言っても良いくらいにね」
立花は、真面目に感想を述べた。
「弱点というか、幸運なのは涼子くんを抱えて戦っていると言うことかな。そのおかけで彼はかなり動きが緩慢だし、なるべく力を抑えて攻撃をしている。防戦するだけなら何とかなりそうだねぇ」
立花はヒースの動きを分析して説明する。
「あれで、力を抑えていますの?」
ニーナは、戦慄していた。
「本気を出していたら、私達はドラゴンと一緒に殺されていたよ」
立花は淡々と話していた。
「とりあえず、勝つのは無理だから何とかチャンスを見てあの娘を取り返して逃げれば良いんだな?」
レオンは立花に質問した。
「エクセレント!レオンにしては鋭いねぇ」
立花はレオンを褒めた。
「もうお前の相手も疲れた」
レオンは、げんなりして剣を構える。
「先生、いい加減にしてくださいまし」
ニーナも立花を咎めながら剣を構えた。
この日最後の戦いが始まろうとしていた。
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