52 / 64
第52話 過激派と心当たりと一筋の涙
しおりを挟む
――翌日――
「本当に君も来るのか?遊びに行くわけじゃ無いんだぞ」
レオンはあたしにそう言った。
「当たり前です。父があんな状態なのにじっとしてられません」
あたしは譲らなかった。
「おい、大丈夫なのかよ?」
レオンはあたしを指さしながら立花に尋ねた。
「うーん、過激派の人間が涼子くんの存在に気付けば必ず狙われるからねぇ。我々と共にいた方が安全かもしれないよ」
立花はあたしの同行を許してくれた。
「私が涼子様の身は守ってみせます。参りましょう」
ニーナは、力強く宣言した。
「僕は忠告したからな。足引っ張るなよ」
レオンは渋々従う。
「ところで、投獄された父の所にどうやって行くのですか?」
あたしは尋ねた。
「まあ、一応心当たりがあってねぇ」
立花は、答えを濁す。
「僕は非常に気が進まないが、確かにそれしか無いな」
レオンは乗り気じゃないようだ。
――15分後
少し大きな家の前にあたし達は居た。
――コンコン
ノックをすると扉が開いた。
「思ったより早く来たじゃないかタチバナ‥」
真っ白な長髪は見覚えがある。ヒースだ。
「いやあ、君に少しお願いがあってねぇ」
立花は、先日あんなことがあったのに平気で話している。
「ん?お願いか、お前らには借りがあるからな。まあ上がりなよ」
ヒースは家にあたし達を家に入れた。
「それにしても似てるなあ姫様と‥」
ヒースはあたしをじっと見つめてため息を吐いた。
「はぁ、えへへ」
あたしは、愛想笑いをして家の中に入った。
「それで、頼みっていうのはどんな事なんだ」
ヒースは椅子に座ってあたし達に尋ねる。
「涼子くん。全てを話すけど大丈夫かい?」
立花はあたしに確認をとる。
あたしは黙って頷いた。
立花は幽閉されている和也の話をヒースにした。例の映像を交えて。
ヒースは珍しく話をきちんと聞いていた。
「――と言う訳で、我々は和也さんの救出を考えているんだ」
立花の話は終わった。
「なるほど。確かに俺が上から聞いていた話とは全然違うな。姫様が【魔王の力】の復活を阻止してくれるという話で我々は捜索していたからな。しかし姫様はもう‥」
ヒースは目から一筋の涙が出ていた。
「しかし、あなたが姫様のご息女だったとは‥結婚までは知っていましたが、俺は最近までずっと遠征に行ってましたのであなたのことは知りませんでした」
ヒースはあたしの顔を見て、穏やかな表情になった。
「お前も、知っていると思うが監獄の警備は堅い。カズヤのやつを助けるのは並大抵じゃないぞ。他の親衛隊の力を借りるという手もあるが裏切り者というのは、おそらく親衛隊の誰かだ」
ヒースは立花に話しかけた。
「そうなんですよ。しかし、誰が裏切り者なのか今から調べていては時間がない。和也さん自体分かっていませんでしたから」
立花は髭を触りながら話している。
「そこで救出あたり、あなたの力を借りたいのですが‥」
立花は作戦をあたし達に話した。
「まさか、そんな大胆に‥」
レオンは驚いて入る。
「なるほど、確かに俺の力が必要だな」
ヒースは乗り気になってくれた。
「先生、一歩間違えれば全滅ですわ。他に方法はありませんけど‥」
ニーナも驚きながらも承諾する。
「立花さん、あたしに協力できることがあったら言ってください。頑張りますね」
あたしは立花の作戦に乗れることが嬉しかった。
今夜救出作戦は実行されることとなった。
「本当に君も来るのか?遊びに行くわけじゃ無いんだぞ」
レオンはあたしにそう言った。
「当たり前です。父があんな状態なのにじっとしてられません」
あたしは譲らなかった。
「おい、大丈夫なのかよ?」
レオンはあたしを指さしながら立花に尋ねた。
「うーん、過激派の人間が涼子くんの存在に気付けば必ず狙われるからねぇ。我々と共にいた方が安全かもしれないよ」
立花はあたしの同行を許してくれた。
「私が涼子様の身は守ってみせます。参りましょう」
ニーナは、力強く宣言した。
「僕は忠告したからな。足引っ張るなよ」
レオンは渋々従う。
「ところで、投獄された父の所にどうやって行くのですか?」
あたしは尋ねた。
「まあ、一応心当たりがあってねぇ」
立花は、答えを濁す。
「僕は非常に気が進まないが、確かにそれしか無いな」
レオンは乗り気じゃないようだ。
――15分後
少し大きな家の前にあたし達は居た。
――コンコン
ノックをすると扉が開いた。
「思ったより早く来たじゃないかタチバナ‥」
真っ白な長髪は見覚えがある。ヒースだ。
「いやあ、君に少しお願いがあってねぇ」
立花は、先日あんなことがあったのに平気で話している。
「ん?お願いか、お前らには借りがあるからな。まあ上がりなよ」
ヒースは家にあたし達を家に入れた。
「それにしても似てるなあ姫様と‥」
ヒースはあたしをじっと見つめてため息を吐いた。
「はぁ、えへへ」
あたしは、愛想笑いをして家の中に入った。
「それで、頼みっていうのはどんな事なんだ」
ヒースは椅子に座ってあたし達に尋ねる。
「涼子くん。全てを話すけど大丈夫かい?」
立花はあたしに確認をとる。
あたしは黙って頷いた。
立花は幽閉されている和也の話をヒースにした。例の映像を交えて。
ヒースは珍しく話をきちんと聞いていた。
「――と言う訳で、我々は和也さんの救出を考えているんだ」
立花の話は終わった。
「なるほど。確かに俺が上から聞いていた話とは全然違うな。姫様が【魔王の力】の復活を阻止してくれるという話で我々は捜索していたからな。しかし姫様はもう‥」
ヒースは目から一筋の涙が出ていた。
「しかし、あなたが姫様のご息女だったとは‥結婚までは知っていましたが、俺は最近までずっと遠征に行ってましたのであなたのことは知りませんでした」
ヒースはあたしの顔を見て、穏やかな表情になった。
「お前も、知っていると思うが監獄の警備は堅い。カズヤのやつを助けるのは並大抵じゃないぞ。他の親衛隊の力を借りるという手もあるが裏切り者というのは、おそらく親衛隊の誰かだ」
ヒースは立花に話しかけた。
「そうなんですよ。しかし、誰が裏切り者なのか今から調べていては時間がない。和也さん自体分かっていませんでしたから」
立花は髭を触りながら話している。
「そこで救出あたり、あなたの力を借りたいのですが‥」
立花は作戦をあたし達に話した。
「まさか、そんな大胆に‥」
レオンは驚いて入る。
「なるほど、確かに俺の力が必要だな」
ヒースは乗り気になってくれた。
「先生、一歩間違えれば全滅ですわ。他に方法はありませんけど‥」
ニーナも驚きながらも承諾する。
「立花さん、あたしに協力できることがあったら言ってください。頑張りますね」
あたしは立花の作戦に乗れることが嬉しかった。
今夜救出作戦は実行されることとなった。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる