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十一話
家庭教師の付き添い×2
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ユウキが宣言するのと同時に山田が「便所行ってきます」と席を立った。そそくさと去っていくのを見送ってからユウキの方に視線を戻せば
「今日もイケメンだね、ライ」
ニコニコと微笑むユウキと目が合った。今日は土曜日で学校もない為ユウキも私服だ。制服の時よりは大人っぽく見える姿をなんとなく眺めているとユウキが「でぇ?」と煽り気味に身を乗り出してくる。
「ソルジさんに何があったわけ?」
「…やっぱりスルーしてくれないか」
「そりゃね。ソルジさんはどうでもいいけどライの周りの異変なら無視はできないよ。妙な首輪も付けてるし、一昨日からずっとライにべったりで違和感しかないもん」
誤魔化される気はないらしい。ソルの狼トラブルはあくまで店単位の話でありユウキとは関係ないのだが、変に隠して追い回されるよりはある程度開示してユウキの関心を薄めた方がいいだろう。
(ユウキは隠すと更に燃えるタイプだからな…)
“狼が暴れてる事”と“消防に目をつけられた事”のみ話せばユウキは同情するような顔をした。
「なるほど、ソルジさんも大変だね。でもさ、狼さんの暴走が始まったからってライにくっつく理由にはならないと思うんだけど」
「それが…俺との接触・会話で狼化が解けるかもって新事実が浮上して…」
「はあ??なにそれ…」
ユウキは目を細め不穏な気配を帯び始める。
「それでソルジさんにベタベタくっつかれてるわけ?ねえ、まさか、狼を鎮められるからって変なことやらされてないよね」
俺が否定も肯定もしないとユウキの纏う空気がさらに不穏なものになった。
「…やっぱ理解できない」
ガタンとユウキが勢いよく立ち上がる。
「ユウキ…?」
「ちょっと俺、フィンさんと話があるから、山田が戻ってきたら続きやってて」
「え、あ」
ユウキは止める間もなく廊下へ消えてしまった。柴沢も無言でついていく。
(今のユウキ……目が笑ってなかった…)
フィンと話すと言っていたが、言い争い…いや、下手したら殺し合いに発展しないだろうか。不安になっていると、ソルがノートパソコンを片手にリビングに入ってくる。別室では仕事をしてたらしく眼鏡のままだ。
「ソル?」
「隣がうるせぇからこっち来た」
「うるさいってユウキ達の事か?…どんな感じだった?止めた方が良い感じか…?」
「いや、放っときゃいいだろ。アイツラ、互いの立場を把握した上で平和に嫌味の応酬してるだけだし、くくっ、暇な奴らだぜ」
「平和に嫌味の応酬…」
それは本当に平和なのだろうか。顔をしかめていると山田が戻ってきた。ユウキがいない事に気付き「あれ」という顔をする。
「ユウキは少し離席してる。俺らだけで先に進めててくれってさ」
「そうっすか…」
「時間もちょうどいいし、さっき間違ったところもう一度一緒にやろうか」
「うっす」
山田がテーブルに戻ってきて教材を開いた。先ほど間違えた問題は応用問題で、俺もよくわかってない部分だった。山田と一緒に教材と睨めっこするが…やはり解説が少なくて「うーん」と頭を抱えてしまう。
「ダメだな。ここまでは解けるのに…最後の二行がこんがらがってくるな」
「ですね…」
「てめえら、まだまだだなぁ」
横目で俺らの様子を盗み見ていたソルが不敵な笑みを浮かべ口を挟んでくる。
「そこは運動方程式を立てるのが先だ。もう一つの基礎が抜けてるから繋がらねえんだよ。加速度がこうしたら計算できるから…」
パソコン作業の片手間に手を伸ばし、ノートの端っこにサラサラと書き込んでいく。テキパキと解説する姿に俺は驚きを隠せなかった。
「ソルって勉強できるのか…」
「アア??こちとら大学までガッツリ勉強させられてんだぞ、それなりにできるっつーの」
「はは、そっか、すごいな」
俺が素直に褒めるとソルは照れ臭そうにフン!と鼻を鳴らし、俺の手から教科書を奪い、ぱらぱらとめくっていく。
「にしても…こういう目に痛いもん見てっとキンパ食いたくなるなぁ」
「キンパ?なんで?好きなのか?」
「いや、勉強してるとよく母親が作って持ってきたから、つい体が期待しちまうんだよ。…ありきたりなパブロフの犬現象だな」
「…」
軽い口調で切り上げ、俺に教科書を返してくる。
(亡くなった母親の料理か…)
ソルは普段あまり寂しそうにする事はないが、こういう話を聞くとやはり家族を思う気持ちがあるのだとわかり…切なくなった。
「あれ、ソルジさんがこっちにいるし」
ユウキが戻ってきた。フィンとの話し合い(仮)は終わったらしく、未だにピリついてる様子はあるが、部屋を出て行った時程の怒りはない。ユウキは俺の横に座るソルを呆れたように見つめながら、自分の椅子に腰を下ろした。
「勉強中はライから離れてくださいって言ったのに、すぐそうやって抜け出してくるんだから。ちゃんと約束守ってくださいよ」
「アア?てめえらがうるさくて仕事にならねえからこっちに来たんだろうが!」
「はいはいそれはすみませんでした~でもうるさいのは終わったんでお帰りくださ~い」
「ケッ!!!ほんと自分勝手な野郎だなぁッ!」
「それはお互い様でしょーライと抜け駆けデートしたの俺許してませんからねー」
「うるせえなぁ!小姑かてめえはッ!!」
ソルはパソコンを持ってない手で中指を立ててからドタドタと煩い足音をさせて去っていく。ポカンと目を見開いてる山田に俺は目配せしてから
「じゃあ…続きやるか」
家庭教師を再開するのだった。
***
ピピピ…
十八時になり、家庭教師の終了を告げるアラームが鳴る。
「よし、終了。今日もよく頑張ったな、二人共」
「はぁ~~づかれだ~」
「頭痛いっす…」
テーブルに突っ伏す満身創痍の二人に苦笑しているとフィンが廊下から呼びかけてくる。緊張した面持ちに、俺は早足で廊下に出た。後ろ手に扉を閉じる。
「…どうした?」
「先程グレイから電話があった。動物園でまたトラブルが起きてるらしい」
「!!」
「リリイ殿の説得がうまくいってないようだ。一度私が様子を見てくるから、ライは駄犬と一緒に店に戻っててくれ」
「待てよ。トラブルって事は危険な事が起きてるんだろ?俺も一緒に…」
「だめだ。園にはすでに消防が配置されている。駄犬を連れていけば不要な疑いを持たれるぞ」
「…っ」
(フィンの言う通りだ…)
今のソルを一人にはできない。俺は一緒に行きたい気持ちを堪え、わかった、と呟いた。
「一人で無茶するなよ…」
「ふふ、ありがとう」
ちゅ、と頬に口付けられる。戯れのような接触にドキドキしつつ顔を上げれば、フィンが優しく笑いかけてきた。
「そんな顔をしないでくれ、襲いたくなる」
「…!」
「では、また後で」
くれぐれもユウキと二人きりにならないように、と釘を刺してからフィンは玄関を出て行った。一人残された俺はフィンに口付けられてほんのり熱くなっている頬を撫でて首を傾げる。
(襲いたくなるってことは…体の欲求はあるのか…いや、あるにはあるよな…)
問題はそれが俺に向きにくくなっているという事なのだが、フィンがあまりにも普段通りだから訳がわからなくなってきた。
「ライ~この後、暇~?」
ふと、背後の扉からユウキの声がした。
「今日もイケメンだね、ライ」
ニコニコと微笑むユウキと目が合った。今日は土曜日で学校もない為ユウキも私服だ。制服の時よりは大人っぽく見える姿をなんとなく眺めているとユウキが「でぇ?」と煽り気味に身を乗り出してくる。
「ソルジさんに何があったわけ?」
「…やっぱりスルーしてくれないか」
「そりゃね。ソルジさんはどうでもいいけどライの周りの異変なら無視はできないよ。妙な首輪も付けてるし、一昨日からずっとライにべったりで違和感しかないもん」
誤魔化される気はないらしい。ソルの狼トラブルはあくまで店単位の話でありユウキとは関係ないのだが、変に隠して追い回されるよりはある程度開示してユウキの関心を薄めた方がいいだろう。
(ユウキは隠すと更に燃えるタイプだからな…)
“狼が暴れてる事”と“消防に目をつけられた事”のみ話せばユウキは同情するような顔をした。
「なるほど、ソルジさんも大変だね。でもさ、狼さんの暴走が始まったからってライにくっつく理由にはならないと思うんだけど」
「それが…俺との接触・会話で狼化が解けるかもって新事実が浮上して…」
「はあ??なにそれ…」
ユウキは目を細め不穏な気配を帯び始める。
「それでソルジさんにベタベタくっつかれてるわけ?ねえ、まさか、狼を鎮められるからって変なことやらされてないよね」
俺が否定も肯定もしないとユウキの纏う空気がさらに不穏なものになった。
「…やっぱ理解できない」
ガタンとユウキが勢いよく立ち上がる。
「ユウキ…?」
「ちょっと俺、フィンさんと話があるから、山田が戻ってきたら続きやってて」
「え、あ」
ユウキは止める間もなく廊下へ消えてしまった。柴沢も無言でついていく。
(今のユウキ……目が笑ってなかった…)
フィンと話すと言っていたが、言い争い…いや、下手したら殺し合いに発展しないだろうか。不安になっていると、ソルがノートパソコンを片手にリビングに入ってくる。別室では仕事をしてたらしく眼鏡のままだ。
「ソル?」
「隣がうるせぇからこっち来た」
「うるさいってユウキ達の事か?…どんな感じだった?止めた方が良い感じか…?」
「いや、放っときゃいいだろ。アイツラ、互いの立場を把握した上で平和に嫌味の応酬してるだけだし、くくっ、暇な奴らだぜ」
「平和に嫌味の応酬…」
それは本当に平和なのだろうか。顔をしかめていると山田が戻ってきた。ユウキがいない事に気付き「あれ」という顔をする。
「ユウキは少し離席してる。俺らだけで先に進めててくれってさ」
「そうっすか…」
「時間もちょうどいいし、さっき間違ったところもう一度一緒にやろうか」
「うっす」
山田がテーブルに戻ってきて教材を開いた。先ほど間違えた問題は応用問題で、俺もよくわかってない部分だった。山田と一緒に教材と睨めっこするが…やはり解説が少なくて「うーん」と頭を抱えてしまう。
「ダメだな。ここまでは解けるのに…最後の二行がこんがらがってくるな」
「ですね…」
「てめえら、まだまだだなぁ」
横目で俺らの様子を盗み見ていたソルが不敵な笑みを浮かべ口を挟んでくる。
「そこは運動方程式を立てるのが先だ。もう一つの基礎が抜けてるから繋がらねえんだよ。加速度がこうしたら計算できるから…」
パソコン作業の片手間に手を伸ばし、ノートの端っこにサラサラと書き込んでいく。テキパキと解説する姿に俺は驚きを隠せなかった。
「ソルって勉強できるのか…」
「アア??こちとら大学までガッツリ勉強させられてんだぞ、それなりにできるっつーの」
「はは、そっか、すごいな」
俺が素直に褒めるとソルは照れ臭そうにフン!と鼻を鳴らし、俺の手から教科書を奪い、ぱらぱらとめくっていく。
「にしても…こういう目に痛いもん見てっとキンパ食いたくなるなぁ」
「キンパ?なんで?好きなのか?」
「いや、勉強してるとよく母親が作って持ってきたから、つい体が期待しちまうんだよ。…ありきたりなパブロフの犬現象だな」
「…」
軽い口調で切り上げ、俺に教科書を返してくる。
(亡くなった母親の料理か…)
ソルは普段あまり寂しそうにする事はないが、こういう話を聞くとやはり家族を思う気持ちがあるのだとわかり…切なくなった。
「あれ、ソルジさんがこっちにいるし」
ユウキが戻ってきた。フィンとの話し合い(仮)は終わったらしく、未だにピリついてる様子はあるが、部屋を出て行った時程の怒りはない。ユウキは俺の横に座るソルを呆れたように見つめながら、自分の椅子に腰を下ろした。
「勉強中はライから離れてくださいって言ったのに、すぐそうやって抜け出してくるんだから。ちゃんと約束守ってくださいよ」
「アア?てめえらがうるさくて仕事にならねえからこっちに来たんだろうが!」
「はいはいそれはすみませんでした~でもうるさいのは終わったんでお帰りくださ~い」
「ケッ!!!ほんと自分勝手な野郎だなぁッ!」
「それはお互い様でしょーライと抜け駆けデートしたの俺許してませんからねー」
「うるせえなぁ!小姑かてめえはッ!!」
ソルはパソコンを持ってない手で中指を立ててからドタドタと煩い足音をさせて去っていく。ポカンと目を見開いてる山田に俺は目配せしてから
「じゃあ…続きやるか」
家庭教師を再開するのだった。
***
ピピピ…
十八時になり、家庭教師の終了を告げるアラームが鳴る。
「よし、終了。今日もよく頑張ったな、二人共」
「はぁ~~づかれだ~」
「頭痛いっす…」
テーブルに突っ伏す満身創痍の二人に苦笑しているとフィンが廊下から呼びかけてくる。緊張した面持ちに、俺は早足で廊下に出た。後ろ手に扉を閉じる。
「…どうした?」
「先程グレイから電話があった。動物園でまたトラブルが起きてるらしい」
「!!」
「リリイ殿の説得がうまくいってないようだ。一度私が様子を見てくるから、ライは駄犬と一緒に店に戻っててくれ」
「待てよ。トラブルって事は危険な事が起きてるんだろ?俺も一緒に…」
「だめだ。園にはすでに消防が配置されている。駄犬を連れていけば不要な疑いを持たれるぞ」
「…っ」
(フィンの言う通りだ…)
今のソルを一人にはできない。俺は一緒に行きたい気持ちを堪え、わかった、と呟いた。
「一人で無茶するなよ…」
「ふふ、ありがとう」
ちゅ、と頬に口付けられる。戯れのような接触にドキドキしつつ顔を上げれば、フィンが優しく笑いかけてきた。
「そんな顔をしないでくれ、襲いたくなる」
「…!」
「では、また後で」
くれぐれもユウキと二人きりにならないように、と釘を刺してからフィンは玄関を出て行った。一人残された俺はフィンに口付けられてほんのり熱くなっている頬を撫でて首を傾げる。
(襲いたくなるってことは…体の欲求はあるのか…いや、あるにはあるよな…)
問題はそれが俺に向きにくくなっているという事なのだが、フィンがあまりにも普段通りだから訳がわからなくなってきた。
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