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十一話
カラオケに行こう
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「ユウキ…暇って程じゃないが何か用か」
「えへへ、この後予定ないならカラオケ行かない?」
何故に三十路近い男が男子高校生とカラオケに行くのか。俺が戸惑うのを見て、ユウキは頬を膨らませた。
「一昨日、動物園でフォローしてあげたじゃん。その時に“今週の勉強会長めにお願いするから"って言ったでしょ?忘れちゃったの?」
「…そういやそうだったな。でもあれは家庭教師の話だろ?」
「いいえ!“勉強会”は俺といる時間全てに適応されるので、アフターのカラオケも含まれます!」
「アフター言うな。ったく、お前はまたそうやって揚げ足取りを…」
勉強なら喜んで延長してやるのに、まさかカラオケとくるとは…。流石にユウキと密室は躊躇われるし、フィンもいないので断ると、ユウキは少し体を倒し、上目遣いで見つめてくる。
「ねえ、お願い、山田もソルジさんも呼ぶし二人きりにさせないから~」
「ダメだ」
「なんで~…最近ライが家庭教師としてしか相手してくれないから寂しいんだよー…ちゃんとイイ子にするから付き合ってー…」
「イイ子にできた実績が少なすぎる。それに今は…」
「てめえらそろそろ終わったかぁ」
言葉の途中でソルが奥の部屋から出てきた。廊下で向かい合う俺たちを見て「ん?」と首を傾げる。
「なんだぁ、クソガキに口説かれてんのか?つーか不死身野郎はどこ行った?」
「フィンはつじつま合わせに向かった。とりあえず…俺らは帰ろう。ユウキ、悪いけどまた今度な」
「ええええ~~~」
ユウキとの密室も怖いが何よりも今の不安定なソルを連れ出したくなかった。せっかく昨日添い寝までして寝かしつけたのに、不用意に外出すれば狼を刺激してしまうかもしれない。俺が背中を押そうとするとソルが怪訝な顔で振り向いてくる。
「おい、今度って何の話だよ?」
「いいから、帰るぞ」
「アア??」
「ねえ、ソルジさん、これから皆でカラオケ行きませんか?」
ユウキがにっこりと笑ってソルの前に回り込んだ。
「今ちょうどライを誘ってたんですけど、断られちゃって~多分ソルジさんが来てくれたらライも来てくれると思うんですよ~」
「アア?カラオケぇ?」
誰がそんなもんに行くか。そう言いそうなトーンだったが
「いーじゃねえの。DEMの期間限定アニメ映像見たかったしついてってやるよ」
「?!」
「わーい、予約してきま~す」
まさかの承諾に俺は絶句、ユウキはニヤリと笑ってリビングへ姿を消した。
「ちょっ、ソル!なに乗り気になってんだよ…!今のあんたの状況わかってんのか?!」
「大丈夫だって。今日は一度も狼化してねえし、オレも睡眠足りてっから早々意識は飛ばねえよ」
「でも…」
「万が一狼化したっててめえがいりゃ言い聞かせれんだしそんなにビビんなって」
まるで他人事のように適当に言う姿に呆れてると、リビングからユウキの声がした。
「予約とれたから移動するよー!あ、店長さんにも連絡してあるから安心してね~★」
「…だってよぉ?ほら、行こうぜ」
ユウキとソルがノリノリで玄関に向かうのを見て俺はため息を吐くのだった。
***
連れられたカラオケ店は狐ヶ崎の顔が利くらしく、当然のようにVIPルームに通された。二十人は余裕で入れそうな広さの横長の部屋だ。左右の壁にはテレビ画面が埋め込まれ、正面には巨大なプロジェクター画面が壁一面に映し出されている。椅子はプロジェクター面を除く三面の壁を埋めるようにして設置されており座り放題だった。俺に続いて中に入ってきたソルが「すげ」と漏らす。
「ひっろ。通常料金でここに案内されるとは、流石、ヤクザ息子パワーだなぁ」
「あーまたヤクザ弄りして~ソルジさんだけ割高で払わせますよー」
「だぁからヤクザは下げてねえだろが」
てめえを弄ってんだよ、と付け足してから、ソルはコンセント近くの右奥の角の席を陣取った。俺はそれに続かず扉付近の椅子に座ろうとしたが
「ライは俺とソルジさんの間に座ってね~」
速攻ユウキに捕まえられた。
「…俺は端でいい」
「ダメだよ。暗くなった隙に廊下の柴沢の所に逃げる気でしょ」
「…(バレてる)」
問答無用で俺を移動させ、拳一つ分開けた隣の位置にユウキが腰を下ろしてくる。
(近い…)
こんなに広い部屋で詰めて座る必要性はないはずだが、文句を言うより先に「ドリンク決めよ~」と飲食用のタブレット端末を手繰り寄せられ、仕方なく口を閉じた。
「ライは何飲む?この時間ならお酒もやってるし皆で飲もうよ」
「はあ?!未成年なんだからダメだろ!」
「えー誰も見てないんだからよくなーい?」
「いいわけあるか。第一俺が見てる…悪いが、この端末は俺が管理させてもらうからな」
「「えええ~」」
飲酒が制限されユウキだけでなく山田もブーイングしてくる。悪ガキ共め…と頭を抱えてるとソルが茶化してきた。
「くくっ、しっかり保護者してんじゃねえの、ライ先生~」
「…言っとくけどあんたも飲酒禁止だからな」
「アア?!なんでだよッ!!」
「あんた今おおか…体調崩してるし、飲んだらどうなるかわからないから禁止だ」
「一杯ぐらい変わんねえよ!!」
「…(激弱だから)ダメだ。それに、飲めない奴らの前でわざわざ飲んだら可哀想だろ」
「可哀想じゃねえよ愉快っつーんだよそういうのはぁ!」
「性格悪…」
煮え湯の代わりに緑茶を頼んでやれば「せめて炭酸にしろぉ!」とキレられた。スルーしてユウキと山田の分も酒以外の希望を聞いて注文を送信すれば速攻で運ばれてきた(部屋の中に運び入れるのは柴沢だった)。そしてやっと曲を入れるかというタイミングで山田のスマホが鳴った。
「すみません」
山田が部屋を出ていく。そして一分もせずに戻ってきた。
「なんかバイトが飛んじゃったみたいで、ヘルプ行ってきます」
「マジか、大変だな…夜遅いから気をつけろよ」
「山田ファイト~」
俺とユウキにそれぞれ頷いてから山田はドリンクを一気飲みして出て行った。三人になった所で仕切り直すようにユウキが口を開く。
「さーて何歌います~?ソルジさん、もし決めてあるなら入れちゃっていいですよ」
「んじゃお言葉に甘えて」
ソルがすぐに選曲し、曲が流れ始めた。今放映されてるアニメ映画の楽曲で、映像付きだった。迫力のあるアニメーションと曲のノリの良さが良い感じにマッチしてる。
(ソルはこれが見たかったのか…)
アニメ映像を眺めてると、ソルが歌い出した。
~♪
(え…)
アレンジの効いた自由な歌い方だが…超絶に上手かった。本当に、あり得ないほど上手い。俺はほとんどカラオケに行ったことがないし比較対象はテレビやスマホの中の人だけになるがそれでも引けを取らないと思った。度肝を抜かれているのは俺だけじゃなくユウキもポカンと口を開けている。曲が終わりミニゲーム?の採点画面に突入すると
『98点!!聞き惚れる歌声です!』
拍手が鳴り響いた。俺もつられて拍手していると、ユウキがあり得ないと立ち上がった。
「いや上手すぎでしょ?!何その特技!!コワいって!!」
「ハハハ、惚れてもいいぜぇ~」
ソルがニヤリと笑って、マイクをくるりと回す仕草をする。あの歌声の後だとそんな仕草すら格好良く見えた。
「惚れはしないしむしろ腹立ちますけど!!ソルジさんだけ上手いって思われたら癪なんで!このまま採点勝負しましょう!!」
「はは、いいけど負けても泣くなよクソガキィ」
「ソルジさんの前で泣く事は一生ないですから!!」
一時間後…
『99点!完璧な歌唱です!』
「うぃ~オレの勝ち~」
「くっそ…」
勝っては負けてのいい勝負を繰り返して早一時間。常に90点台を叩きだす二人は十分上手なのだが、だからこそなかなかに勝敗が決まらなかった。
(もうこのまま歌わせとくか…)
なんか楽しそうだし、平和だし、と俺は三杯目のドリンクに口をつけながら思ったところで
コンコン
柴沢がノックをしてから入ってきた。
「ユウキさん召集です」
「え、なんで今…次俺が勝ってからじゃダメ??」
「ダメです。お急ぎください」
「うええええ~~」
珍しく柴沢はユウキを引き摺るようにして連行していった。呆気に取られているうちに「失礼します」と扉は閉じられ、一気に室内が静かになる。
「あーあ、行っちまった。せっかくノってきた所だったのによぉ」
ソルはマイクをテーブルに置いて、隣の、さっきより近い位置に腰を下ろした。
「えへへ、この後予定ないならカラオケ行かない?」
何故に三十路近い男が男子高校生とカラオケに行くのか。俺が戸惑うのを見て、ユウキは頬を膨らませた。
「一昨日、動物園でフォローしてあげたじゃん。その時に“今週の勉強会長めにお願いするから"って言ったでしょ?忘れちゃったの?」
「…そういやそうだったな。でもあれは家庭教師の話だろ?」
「いいえ!“勉強会”は俺といる時間全てに適応されるので、アフターのカラオケも含まれます!」
「アフター言うな。ったく、お前はまたそうやって揚げ足取りを…」
勉強なら喜んで延長してやるのに、まさかカラオケとくるとは…。流石にユウキと密室は躊躇われるし、フィンもいないので断ると、ユウキは少し体を倒し、上目遣いで見つめてくる。
「ねえ、お願い、山田もソルジさんも呼ぶし二人きりにさせないから~」
「ダメだ」
「なんで~…最近ライが家庭教師としてしか相手してくれないから寂しいんだよー…ちゃんとイイ子にするから付き合ってー…」
「イイ子にできた実績が少なすぎる。それに今は…」
「てめえらそろそろ終わったかぁ」
言葉の途中でソルが奥の部屋から出てきた。廊下で向かい合う俺たちを見て「ん?」と首を傾げる。
「なんだぁ、クソガキに口説かれてんのか?つーか不死身野郎はどこ行った?」
「フィンはつじつま合わせに向かった。とりあえず…俺らは帰ろう。ユウキ、悪いけどまた今度な」
「ええええ~~~」
ユウキとの密室も怖いが何よりも今の不安定なソルを連れ出したくなかった。せっかく昨日添い寝までして寝かしつけたのに、不用意に外出すれば狼を刺激してしまうかもしれない。俺が背中を押そうとするとソルが怪訝な顔で振り向いてくる。
「おい、今度って何の話だよ?」
「いいから、帰るぞ」
「アア??」
「ねえ、ソルジさん、これから皆でカラオケ行きませんか?」
ユウキがにっこりと笑ってソルの前に回り込んだ。
「今ちょうどライを誘ってたんですけど、断られちゃって~多分ソルジさんが来てくれたらライも来てくれると思うんですよ~」
「アア?カラオケぇ?」
誰がそんなもんに行くか。そう言いそうなトーンだったが
「いーじゃねえの。DEMの期間限定アニメ映像見たかったしついてってやるよ」
「?!」
「わーい、予約してきま~す」
まさかの承諾に俺は絶句、ユウキはニヤリと笑ってリビングへ姿を消した。
「ちょっ、ソル!なに乗り気になってんだよ…!今のあんたの状況わかってんのか?!」
「大丈夫だって。今日は一度も狼化してねえし、オレも睡眠足りてっから早々意識は飛ばねえよ」
「でも…」
「万が一狼化したっててめえがいりゃ言い聞かせれんだしそんなにビビんなって」
まるで他人事のように適当に言う姿に呆れてると、リビングからユウキの声がした。
「予約とれたから移動するよー!あ、店長さんにも連絡してあるから安心してね~★」
「…だってよぉ?ほら、行こうぜ」
ユウキとソルがノリノリで玄関に向かうのを見て俺はため息を吐くのだった。
***
連れられたカラオケ店は狐ヶ崎の顔が利くらしく、当然のようにVIPルームに通された。二十人は余裕で入れそうな広さの横長の部屋だ。左右の壁にはテレビ画面が埋め込まれ、正面には巨大なプロジェクター画面が壁一面に映し出されている。椅子はプロジェクター面を除く三面の壁を埋めるようにして設置されており座り放題だった。俺に続いて中に入ってきたソルが「すげ」と漏らす。
「ひっろ。通常料金でここに案内されるとは、流石、ヤクザ息子パワーだなぁ」
「あーまたヤクザ弄りして~ソルジさんだけ割高で払わせますよー」
「だぁからヤクザは下げてねえだろが」
てめえを弄ってんだよ、と付け足してから、ソルはコンセント近くの右奥の角の席を陣取った。俺はそれに続かず扉付近の椅子に座ろうとしたが
「ライは俺とソルジさんの間に座ってね~」
速攻ユウキに捕まえられた。
「…俺は端でいい」
「ダメだよ。暗くなった隙に廊下の柴沢の所に逃げる気でしょ」
「…(バレてる)」
問答無用で俺を移動させ、拳一つ分開けた隣の位置にユウキが腰を下ろしてくる。
(近い…)
こんなに広い部屋で詰めて座る必要性はないはずだが、文句を言うより先に「ドリンク決めよ~」と飲食用のタブレット端末を手繰り寄せられ、仕方なく口を閉じた。
「ライは何飲む?この時間ならお酒もやってるし皆で飲もうよ」
「はあ?!未成年なんだからダメだろ!」
「えー誰も見てないんだからよくなーい?」
「いいわけあるか。第一俺が見てる…悪いが、この端末は俺が管理させてもらうからな」
「「えええ~」」
飲酒が制限されユウキだけでなく山田もブーイングしてくる。悪ガキ共め…と頭を抱えてるとソルが茶化してきた。
「くくっ、しっかり保護者してんじゃねえの、ライ先生~」
「…言っとくけどあんたも飲酒禁止だからな」
「アア?!なんでだよッ!!」
「あんた今おおか…体調崩してるし、飲んだらどうなるかわからないから禁止だ」
「一杯ぐらい変わんねえよ!!」
「…(激弱だから)ダメだ。それに、飲めない奴らの前でわざわざ飲んだら可哀想だろ」
「可哀想じゃねえよ愉快っつーんだよそういうのはぁ!」
「性格悪…」
煮え湯の代わりに緑茶を頼んでやれば「せめて炭酸にしろぉ!」とキレられた。スルーしてユウキと山田の分も酒以外の希望を聞いて注文を送信すれば速攻で運ばれてきた(部屋の中に運び入れるのは柴沢だった)。そしてやっと曲を入れるかというタイミングで山田のスマホが鳴った。
「すみません」
山田が部屋を出ていく。そして一分もせずに戻ってきた。
「なんかバイトが飛んじゃったみたいで、ヘルプ行ってきます」
「マジか、大変だな…夜遅いから気をつけろよ」
「山田ファイト~」
俺とユウキにそれぞれ頷いてから山田はドリンクを一気飲みして出て行った。三人になった所で仕切り直すようにユウキが口を開く。
「さーて何歌います~?ソルジさん、もし決めてあるなら入れちゃっていいですよ」
「んじゃお言葉に甘えて」
ソルがすぐに選曲し、曲が流れ始めた。今放映されてるアニメ映画の楽曲で、映像付きだった。迫力のあるアニメーションと曲のノリの良さが良い感じにマッチしてる。
(ソルはこれが見たかったのか…)
アニメ映像を眺めてると、ソルが歌い出した。
~♪
(え…)
アレンジの効いた自由な歌い方だが…超絶に上手かった。本当に、あり得ないほど上手い。俺はほとんどカラオケに行ったことがないし比較対象はテレビやスマホの中の人だけになるがそれでも引けを取らないと思った。度肝を抜かれているのは俺だけじゃなくユウキもポカンと口を開けている。曲が終わりミニゲーム?の採点画面に突入すると
『98点!!聞き惚れる歌声です!』
拍手が鳴り響いた。俺もつられて拍手していると、ユウキがあり得ないと立ち上がった。
「いや上手すぎでしょ?!何その特技!!コワいって!!」
「ハハハ、惚れてもいいぜぇ~」
ソルがニヤリと笑って、マイクをくるりと回す仕草をする。あの歌声の後だとそんな仕草すら格好良く見えた。
「惚れはしないしむしろ腹立ちますけど!!ソルジさんだけ上手いって思われたら癪なんで!このまま採点勝負しましょう!!」
「はは、いいけど負けても泣くなよクソガキィ」
「ソルジさんの前で泣く事は一生ないですから!!」
一時間後…
『99点!完璧な歌唱です!』
「うぃ~オレの勝ち~」
「くっそ…」
勝っては負けてのいい勝負を繰り返して早一時間。常に90点台を叩きだす二人は十分上手なのだが、だからこそなかなかに勝敗が決まらなかった。
(もうこのまま歌わせとくか…)
なんか楽しそうだし、平和だし、と俺は三杯目のドリンクに口をつけながら思ったところで
コンコン
柴沢がノックをしてから入ってきた。
「ユウキさん召集です」
「え、なんで今…次俺が勝ってからじゃダメ??」
「ダメです。お急ぎください」
「うええええ~~」
珍しく柴沢はユウキを引き摺るようにして連行していった。呆気に取られているうちに「失礼します」と扉は閉じられ、一気に室内が静かになる。
「あーあ、行っちまった。せっかくノってきた所だったのによぉ」
ソルはマイクをテーブルに置いて、隣の、さっきより近い位置に腰を下ろした。
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