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一章 出会いは寒空の下で
おうちにて1
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「パパ、ケンカしたの?」
パパが子どものころ、サッカーがとても上手だったってことは聞いたこととがあった。
でもケンカいつも優しいパパがそんなことをしただなんて、ハルカはビックリだった。
「まあ、そうなるかな……」
ちょっと困った顔を浮かべながら、パパは口ごもる。
「げんめつした?」
「ううん。とても格好いい。だって知らない子を助けるために、悪い人と戦ったんでしょ?」
アニメみたいだなと思った。
「そう言ってくれると、うれしいな。あのあとは大変だったから」
「どうして?」
「おまわりさんが事情をはなさなければならなっかったし、ハルカのおばあちゃんもパパが本屋さんいいないから大さがしまわっていたみたいでね。
そこでパパがケガしたと事情を聴いて、大慌てでやってきたよ。あんなに取り乱したおばあちゃんを見たことはなかったなあ。
シノブおばさんもわんわん泣いて、しばらく家ではくっついて離れなかった。
パパも学校で根ほり葉ほりきかれて、それがいやでちょっと友達にいやな思いをさせちゃったしね。
大切なみんなをすごく心配させてしまったよ」
ふうん、ハルカはうなった。
それから「おまわりさん」という言葉がでたことでおかしいなと思った。
「でもパパ。ハルカおかしいと思ったのだけど?」
「なにがだい?」
「どうして最初からおまわりさんを呼ばなかったの? 五年生ならスマホも持っていたでしょう?」
「ああ、なるほど……」
パパは少し言いよどんだ。
「当時はスマホなんてなくてね。携帯電話はあったけど今みたいにアプリやゲームなんかできなかった。小学生だとまだ持っていない子もいっぱいいたよ」
「ふうん」
ハルカのクラスにはもうスマホを持っている子もいる。
スマホがない時代というのがよくわからない。
そもそもパパが小学生だったなんてもっとわからなかった。
パパの子供のころを想像しようとしても、今のパパの顔にしかならない。
ハルカはそうそうにできないことをあきらめ、代わりにたずねた。
「それでサンタさんはいつ出てくるの? それにパパが助けた女の子ってだれ? もしかしてママ?」
「まあまあ」
パパは穏やかにわらう。
「まだまだママが帰ってくるまで時間があるんだ。順番に話すよ」
一度ちらりと時計をみると、パパはまた話をはじめる。
ハルカはパパの話にしだいに引き込まれていった。
パパが子どものころ、サッカーがとても上手だったってことは聞いたこととがあった。
でもケンカいつも優しいパパがそんなことをしただなんて、ハルカはビックリだった。
「まあ、そうなるかな……」
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アニメみたいだなと思った。
「そう言ってくれると、うれしいな。あのあとは大変だったから」
「どうして?」
「おまわりさんが事情をはなさなければならなっかったし、ハルカのおばあちゃんもパパが本屋さんいいないから大さがしまわっていたみたいでね。
そこでパパがケガしたと事情を聴いて、大慌てでやってきたよ。あんなに取り乱したおばあちゃんを見たことはなかったなあ。
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ふうん、ハルカはうなった。
それから「おまわりさん」という言葉がでたことでおかしいなと思った。
「でもパパ。ハルカおかしいと思ったのだけど?」
「なにがだい?」
「どうして最初からおまわりさんを呼ばなかったの? 五年生ならスマホも持っていたでしょう?」
「ああ、なるほど……」
パパは少し言いよどんだ。
「当時はスマホなんてなくてね。携帯電話はあったけど今みたいにアプリやゲームなんかできなかった。小学生だとまだ持っていない子もいっぱいいたよ」
「ふうん」
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そもそもパパが小学生だったなんてもっとわからなかった。
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ハルカはそうそうにできないことをあきらめ、代わりにたずねた。
「それでサンタさんはいつ出てくるの? それにパパが助けた女の子ってだれ? もしかしてママ?」
「まあまあ」
パパは穏やかにわらう。
「まだまだママが帰ってくるまで時間があるんだ。順番に話すよ」
一度ちらりと時計をみると、パパはまた話をはじめる。
ハルカはパパの話にしだいに引き込まれていった。
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