王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!

gacchi(がっち)

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4章 王妃と側妃

18.到着

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「陛下、令嬢たちが到着したそうです。」

「そうか、怪しんでいないか?」

「女性しかいないことで怪しんではいるそうですが、
 女官長から令嬢がいる場合の応対はこれが普通だという説明で納得したそうです。
 本当に納得したかはわかりませんけど、
 明日の昼に謁見する予定だから部屋にいるようにというと黙ったそうです。」

「そうか。レンメール国から来た他の者たちには会いたがってるか?」

「今のところは何も。予定通り、夕食と飲み物に薬は仕込んであります。」

「うん。眠ったのを確認したらあの部屋に運ぶように。
 最初に令嬢を女官たちで運んでしまえば、
 残りの二人は衛兵たちに運ばせてもいいだろう。
 さすがに女官に令息たちを運ばせるのは重そうだ。」

「そうですね。では、最初に令嬢を運ぶということで手配します。
 三人とも別々の区画であの部屋ですね。」

「ああ、頼んだ。」





「ねぇ、クリスティア~なーんでこの国は女の人しかいないの~?」

「まぁまぁジュリア、そう言わないで。
 ジュリアがいるから女性たちが対応してくれてるって言ってただろう?
 この国では令嬢には女性しか対応できないそうじゃないか。
 面白い接待の仕方ではあるけどね。」

「まぁいいけど。女性ばっかりなのは明日の謁見までなんでしょ?
 さすがに国王陛下の周りまで女性ばかりなわけはないよね。
 素敵だっていう王弟殿下もいるのかな。」

「さぁ、それはどうだろう。
 妬けるからあまりそんなこと言わないでよ、ジュリア。」

「やだ~王弟殿下は見てみたいだけよ?王弟妃いるんでしょ?
 それよりも留学先が楽しみ!ね、ゲイルもそうでしょ?
 この国のほうが魔術が発展してるって楽しみにしてたじゃない。」

「うん。ロードンナ国ほど魔術師はいないんだけど、
 さっきジュリアが言ってた王弟と王弟妃がすごい魔術師らしいよ。
 レンメール国には無い魔術具もあるって聞いたから、
 学園に行ったらいろいろと見れるかもしれない。」

「ふぅん。魔術具は嫌い。よくわかんないし、何となくイヤ。
 でも魔術が強くなるなら授業は楽しみかも。」

「ジュリア、魔術使えたっけ?魔力はあるんだよね?」

「魔術はどうだろう。そんなことより、王女たちには会えないのかな~?
 ねぇ、クリスティアの兄弟も来ているんでしょ?会わないの?」

「ああ、この王宮のどこかにはいるんだろう。
 明日の謁見では会えるかもしれないな。
 俺に何も言わないで留学するなんて何考えてるんだか。」

「でも、そのおかげで私も留学に連れて来てもらえたし、
 我がまま聞いてくれてありがとう。」

「良いんだよ、ジュリア。」



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