88 / 342
第3章 迷宮道中膝栗毛!!
第88話 秘密の女子会♪
しおりを挟む
「フルコースを頼む。それから、ゴッツン・ゴーも出してくれい。」
私たちは高級店にやってきていた。サヨさんのお気に入りのお店があるということで。こんなお店、両親にも連れてきてもらったことない。一体何が出てくるんだろう?……それと、ゴッツン・ゴーって何だろう?
「たまにはこういうのも良かろう。特にそなたはまともな生活など、しばらく無縁じゃったろう?」
「え、ええ。」
体内のデーモン・コアの力が強くなってからは人間らしい生活を送ってなかった。殺処分、実験の対象等、まともな扱いを受けてなかった。食事も……当然まともな物は与えられなかった。
「でも、勇者様が気の毒です。おいしい物を食べられないなんて。」
「いいんじゃ、彼奴は。男はガツ丼で十分じゃ。それに、彼奴はこの店にはあわん。ドレスコード的にもな。」
ドレスコード?店に入る直前に魔法で衣装チェンジしたのは、そのためだったんだ。でも、勇者様も同じようにすれば良かったのでは……。
「彼奴は服装を変えただけではどうにもならんのじゃ。どうにも彼奴は芋臭くてのう。妾の力でも彼奴の庶民臭さはごまかせんのじゃ。」
「エェ……!?」
酷いよ、サヨさん。いくらなんでもあんまりじゃ。確かに勇者様は親しみやすい感じがするけど、臭くはないと思います!
「まあ、予算的に足りぬ、という理由もあるがのう。妾はどうしても妥協はできんのじゃ。ここの料理は絶品じゃからの。」
この人、ホントに食べるの大好きなんだ。旅の途中でも、勇者様の料理に点数を付けて批評してたし。点数が高い日もあれば、低い日もあった。全部おいしかったと思うけどなあ。
「今は彼奴のことは忘れろ。今のこの場の雰囲気を楽しむがよい。」
勇者様、ごめんなさい。私、サヨさんとの女子会を楽しみます!……あ!早速、お料理が来ました!
「お待たせしました。前菜とゴッツン・ゴーでございます。」
エェ……!?これがゴ、ゴッツン・ゴー?衝撃です!全然、想像が付きませんでした……。
私たちは高級店にやってきていた。サヨさんのお気に入りのお店があるということで。こんなお店、両親にも連れてきてもらったことない。一体何が出てくるんだろう?……それと、ゴッツン・ゴーって何だろう?
「たまにはこういうのも良かろう。特にそなたはまともな生活など、しばらく無縁じゃったろう?」
「え、ええ。」
体内のデーモン・コアの力が強くなってからは人間らしい生活を送ってなかった。殺処分、実験の対象等、まともな扱いを受けてなかった。食事も……当然まともな物は与えられなかった。
「でも、勇者様が気の毒です。おいしい物を食べられないなんて。」
「いいんじゃ、彼奴は。男はガツ丼で十分じゃ。それに、彼奴はこの店にはあわん。ドレスコード的にもな。」
ドレスコード?店に入る直前に魔法で衣装チェンジしたのは、そのためだったんだ。でも、勇者様も同じようにすれば良かったのでは……。
「彼奴は服装を変えただけではどうにもならんのじゃ。どうにも彼奴は芋臭くてのう。妾の力でも彼奴の庶民臭さはごまかせんのじゃ。」
「エェ……!?」
酷いよ、サヨさん。いくらなんでもあんまりじゃ。確かに勇者様は親しみやすい感じがするけど、臭くはないと思います!
「まあ、予算的に足りぬ、という理由もあるがのう。妾はどうしても妥協はできんのじゃ。ここの料理は絶品じゃからの。」
この人、ホントに食べるの大好きなんだ。旅の途中でも、勇者様の料理に点数を付けて批評してたし。点数が高い日もあれば、低い日もあった。全部おいしかったと思うけどなあ。
「今は彼奴のことは忘れろ。今のこの場の雰囲気を楽しむがよい。」
勇者様、ごめんなさい。私、サヨさんとの女子会を楽しみます!……あ!早速、お料理が来ました!
「お待たせしました。前菜とゴッツン・ゴーでございます。」
エェ……!?これがゴ、ゴッツン・ゴー?衝撃です!全然、想像が付きませんでした……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる