36 / 44
(八章)図書委員会の少年たちと 上
しおりを挟む
三人でとりかかったら、必要な本もあっという間に一つのダンボール箱に収まった。
授業で使う分の資料というから、何十冊あるんだろうと思ったら、予想していたよりも少なめだった。どうやら一般教養の方らしいけれど。
「…………確かに、飛ぶ、ってめちゃくちゃ便利」
「…………まさか本当に、伯爵令嬢で第二王子殿下の婚約者という立ち場の人が、がんがん手伝ってくるとは、僕も思わなかったよ」
眼鏡をかけ直す仕草で口元を隠して、背が低い方の少年もそう言った。
ふわふわ浮いたリリアの存在は、高い本棚の上から見えていた。作業が終わるまで、館内にいた令息令嬢達がポカンとして見てもいた。
「下にズボン……」
「手際がこなれている感が、すごい……」
「レイド伯爵が、自分でも畑仕事やるって本当なのかな」
天井を背景にしたリリアの姿が見えなくなった途端に、交わされる声が増した。
だが当人のリリアは、タイトルが記されたメモ用紙と本に視線を往復して、きちんと全部揃っているのか確認していた。
「この箱、持って行っていい?」
よしとダンボール箱にふたをしたところで、くるりと振り返って確認した。
リリアの声に、二人の少年がハタとした。すぐ背の高い少年が軽く頭を下げて、眼鏡の少年もあとに続く。
「手伝ってくれて、ありがとうございました、先輩」
目上の身分らしく扱うたび、ジロリと睨まれていたから学生っぽい感じで言った。
「よろしい」
リリアは、ふふんっと胸を張って答えた。
チラリと本人の反応を窺った二人の少年が、ほっとした様子で頭の位置を戻す。
そこでようやく、リリアは見える範囲内にいる少年少女達から、見られているのに気付いた。知らぬふりをして、視線は向けないようにした。
けれど隠してもいない狐の耳は、ぴくぴくっとそちらに反応している。
――第二王子の婚約者の、あやかし令嬢。
とくに、前者の方があって見られているのだろう。
リリアは相応しくない。先日の公爵令嬢アグスティーナを支持している生徒達なのか、ひそひそとそう嫌な感じで陰口もされていた。
その嫌な感じは、最近強まっている気がする。
いや、もしかしたらリリアが、これまで目にかけていなかっただけなのかもしれない。だから気付くのに遅れただけで、本当は月日が経つごとに彼女の方の味方が増えていっていて、反感も日ごと増しているのだろうか。
――それ、サイラスの方は、大丈夫なのだろうか?
宿している魔力も、体の外に漏れ出さないよう抑えられつつある。
それを踏まえて、なんやかんやと仕事の邪魔になるような『助言』だとか、されたりしていないだろうか?
リリアは、急きょ必要だったから立てられた、偽物の婚約者。
しばらくは互いに、自分のことに専念できるからといった思惑だってあった。しかし、そうやって仕事の集中を欠かれるようでは、本末転倒だ。
……今の彼の状況から考えると、十六歳まで待つ必要なんてそもそもないのでは?
「怖い顔、してますね」
不意に、背の高い方の少年の声が耳に入ってきて、リリアはハタと我に返った。
「え? ああ、別にあなた達が悪いわけじゃないのよ。ちょっと個人的に、ね。気にしないで」
ぎこちなく表情を取り繕って、そう答えた。
二人の少年が、高さの違う目線から互いを見合う。ふと、しっかり者の印象があるノッポの少年が、リリアに目を戻してきて言った。
「何か思うことがあったみたいですが、もしかして婚約者であること、ですか?」
うっ、とリリアは返答に窮した。
どう答えようかと考えていると、すぐに彼がこう続けてきた。
「図星みたいですね。もしかして先輩って、結構顔に出る人なんですかね?」
どうだろう。そう面と向かって言われた記憶はないような、いや、でもよくよく思い返してみれば、あるような……?
眼鏡の少年が、ぎこちなく彼の袖を引っ張った。
「僕は、お前が『いい』と許可された途端、ずかずか言えるところが怖いわ」
「将来大物になるんなら、これくらいの度胸は必要だろう。お前も慣れろ」
「え、マジで高官を目指すのか?」
「当然だろ。俺、小さな貴族の五男だからな。親と兄弟のためにも、ちゃんと自立して立派にやらなきゃならねぇ」
スパッと答えた彼の目が、「ところで」とリリアへ戻る。
「殿下とは『喧嘩するほど仲がいい』というのは聞いてますよ。お休みされたら、あのお忙しい中で時間を見付けてお見舞いに行かれた。しかも、それが二回もあったとか」
「あっ、やっぱりの前のも、『お見舞い』になっているのね!?」
「はぁ。だって、『お見舞い』でしょう?」
何を言っているんだろう、と彼が見つめ返してくる。眼鏡の少年もきょとんと見てきて、リリアは「うぐっ」と言葉を詰まらせた。
あれは体調不良でもない。なんとなく休んでしまったことだ。
でもやっぱり、サイラスは『見舞いに行った』だなんて言いふらしていたようだ。推測されたことが、とっくに現実になっていた。くそぅっ、とリリアは悔しがる。
「いや、あの、だから婚約中の御身の心配はない、とお伝えしたかったんですけど……」
気遣いが空振りしたらしいと察したのか、背の高い彼が言いながらぽりぽりと大人びた顔をかく。
「先輩、聞こえてます?」
「何が?」
一瞬、本気で分からなくてリリアはきょとんとする。
「あ、俺の呟きすら聞こえていなかったんですね……。殿下、結構考えてくださっていると思うんですけど、何かあるんですか?」
「別に、何もないわよ。それに『考えてる』だなんて大袈裟よ」
婚約破棄の予定であるのは、他には知らされていない。リリアはぎこちなく笑って。思うところを言った。
「さっきの『仲がいい』という感想も、そもそもアレで……今期の入学組みにも『また騒ぎ起こしてる』って言われるくらいじゃないの」
彼らが初っ端、自分を見て例の婚約者だと気付いたのが、いい証拠だ。
悪い方の噂があって、よく知られているのだ。リリアがそう思って伝えると、眼鏡の少年の方が「おや?」と小首を傾げた。
「あの、一つお聞きしてもいいですか?」
「何?」
「殿下は以前、魔力酔いの件もあって学院に関しても、特別待遇授業になるかもしれないと言われていたのですが、それはご存知でない?」
「特別待遇?」
何ソレ、と、質問が唐突でリリアは首を傾げる。
眼鏡の少年が、その頭の上でぴこっとした狐耳をつられて見た。気付いた背の高い少年が、おいおいと彼に呆れてリリアに教える。
授業で使う分の資料というから、何十冊あるんだろうと思ったら、予想していたよりも少なめだった。どうやら一般教養の方らしいけれど。
「…………確かに、飛ぶ、ってめちゃくちゃ便利」
「…………まさか本当に、伯爵令嬢で第二王子殿下の婚約者という立ち場の人が、がんがん手伝ってくるとは、僕も思わなかったよ」
眼鏡をかけ直す仕草で口元を隠して、背が低い方の少年もそう言った。
ふわふわ浮いたリリアの存在は、高い本棚の上から見えていた。作業が終わるまで、館内にいた令息令嬢達がポカンとして見てもいた。
「下にズボン……」
「手際がこなれている感が、すごい……」
「レイド伯爵が、自分でも畑仕事やるって本当なのかな」
天井を背景にしたリリアの姿が見えなくなった途端に、交わされる声が増した。
だが当人のリリアは、タイトルが記されたメモ用紙と本に視線を往復して、きちんと全部揃っているのか確認していた。
「この箱、持って行っていい?」
よしとダンボール箱にふたをしたところで、くるりと振り返って確認した。
リリアの声に、二人の少年がハタとした。すぐ背の高い少年が軽く頭を下げて、眼鏡の少年もあとに続く。
「手伝ってくれて、ありがとうございました、先輩」
目上の身分らしく扱うたび、ジロリと睨まれていたから学生っぽい感じで言った。
「よろしい」
リリアは、ふふんっと胸を張って答えた。
チラリと本人の反応を窺った二人の少年が、ほっとした様子で頭の位置を戻す。
そこでようやく、リリアは見える範囲内にいる少年少女達から、見られているのに気付いた。知らぬふりをして、視線は向けないようにした。
けれど隠してもいない狐の耳は、ぴくぴくっとそちらに反応している。
――第二王子の婚約者の、あやかし令嬢。
とくに、前者の方があって見られているのだろう。
リリアは相応しくない。先日の公爵令嬢アグスティーナを支持している生徒達なのか、ひそひそとそう嫌な感じで陰口もされていた。
その嫌な感じは、最近強まっている気がする。
いや、もしかしたらリリアが、これまで目にかけていなかっただけなのかもしれない。だから気付くのに遅れただけで、本当は月日が経つごとに彼女の方の味方が増えていっていて、反感も日ごと増しているのだろうか。
――それ、サイラスの方は、大丈夫なのだろうか?
宿している魔力も、体の外に漏れ出さないよう抑えられつつある。
それを踏まえて、なんやかんやと仕事の邪魔になるような『助言』だとか、されたりしていないだろうか?
リリアは、急きょ必要だったから立てられた、偽物の婚約者。
しばらくは互いに、自分のことに専念できるからといった思惑だってあった。しかし、そうやって仕事の集中を欠かれるようでは、本末転倒だ。
……今の彼の状況から考えると、十六歳まで待つ必要なんてそもそもないのでは?
「怖い顔、してますね」
不意に、背の高い方の少年の声が耳に入ってきて、リリアはハタと我に返った。
「え? ああ、別にあなた達が悪いわけじゃないのよ。ちょっと個人的に、ね。気にしないで」
ぎこちなく表情を取り繕って、そう答えた。
二人の少年が、高さの違う目線から互いを見合う。ふと、しっかり者の印象があるノッポの少年が、リリアに目を戻してきて言った。
「何か思うことがあったみたいですが、もしかして婚約者であること、ですか?」
うっ、とリリアは返答に窮した。
どう答えようかと考えていると、すぐに彼がこう続けてきた。
「図星みたいですね。もしかして先輩って、結構顔に出る人なんですかね?」
どうだろう。そう面と向かって言われた記憶はないような、いや、でもよくよく思い返してみれば、あるような……?
眼鏡の少年が、ぎこちなく彼の袖を引っ張った。
「僕は、お前が『いい』と許可された途端、ずかずか言えるところが怖いわ」
「将来大物になるんなら、これくらいの度胸は必要だろう。お前も慣れろ」
「え、マジで高官を目指すのか?」
「当然だろ。俺、小さな貴族の五男だからな。親と兄弟のためにも、ちゃんと自立して立派にやらなきゃならねぇ」
スパッと答えた彼の目が、「ところで」とリリアへ戻る。
「殿下とは『喧嘩するほど仲がいい』というのは聞いてますよ。お休みされたら、あのお忙しい中で時間を見付けてお見舞いに行かれた。しかも、それが二回もあったとか」
「あっ、やっぱりの前のも、『お見舞い』になっているのね!?」
「はぁ。だって、『お見舞い』でしょう?」
何を言っているんだろう、と彼が見つめ返してくる。眼鏡の少年もきょとんと見てきて、リリアは「うぐっ」と言葉を詰まらせた。
あれは体調不良でもない。なんとなく休んでしまったことだ。
でもやっぱり、サイラスは『見舞いに行った』だなんて言いふらしていたようだ。推測されたことが、とっくに現実になっていた。くそぅっ、とリリアは悔しがる。
「いや、あの、だから婚約中の御身の心配はない、とお伝えしたかったんですけど……」
気遣いが空振りしたらしいと察したのか、背の高い彼が言いながらぽりぽりと大人びた顔をかく。
「先輩、聞こえてます?」
「何が?」
一瞬、本気で分からなくてリリアはきょとんとする。
「あ、俺の呟きすら聞こえていなかったんですね……。殿下、結構考えてくださっていると思うんですけど、何かあるんですか?」
「別に、何もないわよ。それに『考えてる』だなんて大袈裟よ」
婚約破棄の予定であるのは、他には知らされていない。リリアはぎこちなく笑って。思うところを言った。
「さっきの『仲がいい』という感想も、そもそもアレで……今期の入学組みにも『また騒ぎ起こしてる』って言われるくらいじゃないの」
彼らが初っ端、自分を見て例の婚約者だと気付いたのが、いい証拠だ。
悪い方の噂があって、よく知られているのだ。リリアがそう思って伝えると、眼鏡の少年の方が「おや?」と小首を傾げた。
「あの、一つお聞きしてもいいですか?」
「何?」
「殿下は以前、魔力酔いの件もあって学院に関しても、特別待遇授業になるかもしれないと言われていたのですが、それはご存知でない?」
「特別待遇?」
何ソレ、と、質問が唐突でリリアは首を傾げる。
眼鏡の少年が、その頭の上でぴこっとした狐耳をつられて見た。気付いた背の高い少年が、おいおいと彼に呆れてリリアに教える。
40
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
だってわたくし、悪女ですもの
さくたろう
恋愛
妹に毒を盛ったとして王子との婚約を破棄された令嬢メイベルは、あっさりとその罪を認め、罰として城を追放、おまけにこれ以上罪を犯さないように叔父の使用人である平民ウィリアムと結婚させられてしまった。
しかしメイベルは少しも落ち込んでいなかった。敵対視してくる妹も、婚約破棄後の傷心に言い寄ってくる男も華麗に躱しながら、のびやかに幸せを掴み取っていく。
小説家になろう様にも投稿しています。
モブ令嬢、当て馬の恋を応援する
みるくコーヒー
恋愛
侯爵令嬢であるレアルチアは、7歳のある日母に連れられたお茶会で前世の記憶を取り戻し、この世界が概要だけ見た少女マンガの世界であることに気づく。元々、当て馬キャラが大好きな彼女の野望はその瞬間から始まった。必ずや私が当て馬な彼の恋を応援し成就させてみせます!!!と、彼女が暴走する裏側で当て馬キャラのジゼルはレアルチアを囲っていく。ただしアプローチには微塵も気づかれない。噛み合わない2人のすれ違いな恋物語。
辺境伯夫人は領地を紡ぐ
やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。
しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。
物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。
戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。
これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。
全50話の予定です
※表紙はイメージです
※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)
酔っぱらい令嬢の英雄譚 ~チョコレートを食べていたら、いつの間にか第三王子を救っていたようです!~
ゆずこしょう
恋愛
婚約者と共に参加するはずだった、
夜会当日──
婚約者は「馬車の予約ができなかった」という理由で、
迎えに来ることはなかった。
そして王宮で彼女が目にしたのは、
婚約者と、見知らぬ女性が寄り添う姿。
領地存続のために婿が必要だったエヴァンジェリンは、
感情に流されることもなく、
淡々と婚約破棄の算段を立て始める。
目の前にあった美味しいチョコレートをつまみながら、
頭の中で、今後の算段を考えていると
別の修羅場が始まって──!?
その夜、ほんの少しお酒を口にしたことで、
エヴァンジェリンの評価と人生は、
思いもよらぬ方向へ転がり始める──
2月11日 第一章完結
2月15日 第二章スタート予定
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる