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第30話:声にならなかったSOS
しおりを挟む風が、強かった。
夕暮れの屋上に、少女の髪がふわりと揺れた。
校舎の屋上、柵の内側。ひとりの女子生徒が、ずっと遠くを見つめていた。
「……ごめんね」
そう呟くと、少女は手すりの向こうへ、そっと足を伸ばした。
地上の植え込みが、枝を揺らしている。
その中心へ向かって、音もなく――彼女の身体が吸い込まれていった。
* * *
翌日。
現場検証に入った霧島まどかは、校庭を見下ろしていた。
「……あそこ、ですよね」
まどかが指差した先には、少し潰れたようになった植え込み。
中央の枝が、大きく裂けている。
「ちょっと降ります」
そう言って彼女は階段を駆け下りた。
しばらくして戻ってきたまどかは、スマートフォンを差し出した。
「落下した地点、完全に植え込みの中心です。あの狭さで、あそこに真っ直ぐ落ちるって……偶然、でしょうか」
橘は無言のまま、手すりに寄って下をのぞいた。
「頭部は無傷。骨折は腕と腰。下に木があったのに、直撃してないんです」
まどかはそう付け加えた。
「なんだか……助かるように落ちたみたいで」
彼女はスマホの画面を切り替える。
そこには、少女の端末から復元された未送信のメッセージ。
ごめんね、私のことなんて、誰も知らないでしょ。
「打ちかけて、止まってました。昨日の放課後です」
橘は少しだけ息を吸い、空を見上げた。
夏の終わりの雲の向こうに、陽が沈みかけていた。
風がまた、屋上の鉄柵を揺らした。
……あの子は、本当に「助けて」と言えなかったのか。
廊下を歩くまどかの足音が、昼下がりの校舎に淡く響いていた。
図書室の前で、髪を結んだ女子生徒が一瞬だけ視線をそらす。
まどかは軽く頭を下げて声をかけた。
「ねえ、ちょっとだけ、いいかな。坂下さんのこと、教えてくれる?」
少女は少し戸惑ってから、うなずいた。
「美羽ちゃん……いい子でしたよ。すごく真面目で、優しくて、先生にも好かれてて」
「友達とか、仲のいい子は?」
「……それが、あんまり見かけなかったんです。いつも一人で、本読んでるか、絵を描いてて……」
少女の声が、少しだけ沈んだ。
「でも、それで嫌われてたとかじゃなくて……なんとなく、壁があるっていうか。あの子が自分から話しかけてこないから。私たちも、どうしていいか分からなかった」
「“私たち”?」
「……いえ、ごめんなさい。変な意味じゃなくて……」
まどかは、その「変な意味じゃない」の言葉に小さく反応した。
気づかなかった、でも確かに、誰も気づこうとしなかった。
それが、この空気の中に漂っていた。
坂下家は、駅から徒歩15分ほどの住宅街にあった。
白い壁とよく手入れされた植木。外から見れば、何の変哲もない「普通の家」だった。
母・陽子は、玄関先で深く頭を下げた。
「お手数をかけてすみません……美羽のこと、何か……何か分かりましたか?」
橘は首を振った。「いえ。お嬢さんの部屋を、少しだけ見せていただけますか」
「……どうぞ」
少女の部屋は、想像していたよりも整っていた。
淡いラベンダー色のカーテン、整頓された本棚、机の上には几帳面に並べられた文房具。
机の引き出しを、母親の許可を得て開けたまどかが、ふと手を止める。
「これ……スケッチブック?」
厚みのある白い紙に、鉛筆で描かれた人物の横顔。
どのページにも、同じ女の子が出てくる。笑っていたり、泣いていたり。けれど――。
「……全部、自分だ」
まどかがぽつりと呟いた。
美羽は、自分自身を描いていた。何十回も。
けれど、笑顔の裏にどこか無理をしたような線があり、
最後のページは、真っ黒に塗りつぶされていた。
墨のように重い鉛筆の痕。その下に、かすかに文字が透けていた。
「誰か、私を見てよ――」
まどかは思わず、鉛筆を握りしめたまま立ちすくむ。
橘が後ろから静かにスケッチブックをのぞき込み、低く言った。
「言えなかったんだな。……ずっと、誰にも」
「でも、描いてたんですよ。言えなかった代わりに、こうして……」
まどかの声が、少し震えた。
陽子がそっと部屋の扉の前で立ち尽くしていた。
「……すみません。わたし、本当に、何も知らなかったんです。あの子が、こんな絵を……」
部屋には、夕暮れの光が淡く差し込んでいた。
その光が、塗りつぶされたページの端にわずかに触れて、少女の影を浮かび上がらせる。
何かを伝えようとして、伝えられなかった、14歳の声。
まどかは、そっとそのページを閉じた。
応接室の壁にかかった時計が、午後四時を指していた。
正面の椅子に座る女性教師は、きっちりと結んだ髪にアイボリーのブラウス。
年の頃は三十代半ば。緊張よりも、どこか慣れた空気を纏っている。
「坂下美羽さんの担任をしておられる……?」
橘の問いに、教師はうなずいた。
「はい。担任の森下です。今回の件、本当に驚いています。まさか、あの子が――」
「何か、心当たりはありますか。最近、彼女の様子に変化があったとか」
「いいえ。まったく。坂下さんは真面目で、宿題も忘れませんし、授業中に私語もしない。教師から見れば、模範的な生徒でした」
「模範的、ですか」
「はい。お母様からも、“手のかからない子です”ってよく聞いてました」
まどかが、机に並べられたクラス写真に目をとめた。
文化祭の日の一枚。みんな笑っている。けれど――。
「この写真、美羽さんだけ、少し離れてますよね」
写真の端、美羽だけが数十センチ後ろに立っていた。微笑んではいるが、その笑みは“揃っていない”。
「ええ……あの子、ああいう場がちょっと苦手みたいで。自分から端に行ってしまったんだと思います」
「先生、それって……生徒が孤立していた可能性には繋がらないんでしょうか」
森下の表情がわずかにこわばる。
「いえ、それは……仲のいい子たちもいましたよ。たとえば、関根さんや、水谷さん。よく一緒に帰っていたようですし」
「では、仮にLINEグループから外されていたとか、そういったことは……?」
「そんな話は、私は聞いていません。少なくとも、本人から何か訴えがあったことはありませんでしたし……」
まどかは、一瞬だけ沈黙した。
“言ってこなかった”から“問題はなかった”とする論理――それが、教室に何を許していたか、彼女にはよく分かっていた。
「坂下さんが“言わなかった”のは、言えない空気があったからかもしれません」
まどかの言葉に、森下は視線を落とした。
「……私は、生徒たちを信じてました。ただのトラブルじゃないかって。深刻なものじゃないって、そう思い込みたかったのかもしれません」
「信じていたのは、生徒たちですか? それとも、何も起きていないっていう自分の目のほうですか?」
まどかの声は、決して責めるものではなかった。
けれど、その問いは、確実に教師の胸に届いたようだった。
森下は、ようやく静かに口を開いた。
「……ひとつ、気になってたことがあります。坂下さん、先週から“美術の課題を出してなかった”んです。あの子にしては珍しいことでした。聞いても、『まだ描けていなくて』とだけ」
「何の課題だったんですか?」
「“私を描く”というテーマでした。鏡を見て、自分を自由に表現する、という――」
まどかは、スケッチブックの最終ページを思い出した。
真っ黒に塗りつぶされた自画像。その奥に潜んでいた、声にならなかったSOS。
言葉にはしなかった。
でも、きっと誰かに見てほしかった。
気づいてほしかった。
まどかは、深く息をついた。
学校での聞き込みを終えた翌日、まどかのもとに、一本の電話が入った。
学校に再び足を運ぶと、図書室の隅で待っていたのは、小柄な女子生徒――永見 奈津。
美羽と同じクラスの生徒だった。
「霧島さん……あの、言うか迷ったんですけど、やっぱり……」
少女はスマホを取り出すと、あるアカウントの画面を見せた。
@m_walkalone
『今日は誰にも話しかけられなかった。安心した。悲しい。でも安心した。』
『“見てるよ”って言われたけど、それは私の顔じゃなくて、私のキャラ。』
『友達って、ちゃんと定義あるのかな? 便利な人って意味じゃないよね?』
『誰かに拾ってほしかった。でも声は出せなかった。』
投稿はいずれも、匿名性の高いSNSで綴られた、断片的な言葉たちだった。
アイコンはうつむいた女の子のシルエット。投稿にはほとんど“いいね”も返信もついていない。
「これ、美羽さんの……?」
「はい。たぶん間違いないと思います。美羽ちゃん、図書室でよくこのアカウントの画面開いてたの、見たことあるんです。……誰にも言わないで、って言われたけど」
奈津の声は、少し震えていた。
「気づいてたんです、あの子がちょっと無理して笑ってるって。……でも、何もできなかった。“優しすぎて疲れちゃう子”だって分かってたのに」
まどかは画面をスクロールした。
1週間ほど前の投稿が、ふと目に留まる。
『明日の空がもし赤かったら、私は笑えると思う。
でもきっと、灰色だ。だからきっと、落ちる。』
まどかは無意識に息を止めていた。
投稿されたのは、転落の前日――
あの日も、空は灰色だった。
まどかは橘に送信したスクリーンショットを見ながら、ぽつりと呟いた。
「“落ちる”って、何に対してだったんでしょうね。学校? 家族? それとも……」
橘の声が返ってくる。
『おそらく、どれでもあって、どれでもない。……落ちたのは、きっと“居場所”だ』
静かに画面を閉じたまどかの目に、何かが灯った。
このアカウントにはまだ、鍵のかかった投稿があった。
そして、最後の投稿には、誰かを“指す”ような意味深な一文が残されていた――
『“あの子”はきっと、覚えてない。私をはじいたことも、わたしを笑ったことも。』
まどかの視線が、ある名前に向かって動く。
――関根 七海。
放課後、部活動の時間を少し外して、関根七海は職員室の前に呼び出された。
制服のまま、小柄な身体をすっと立てた姿には、どこか“選ばれた側”の自信が漂っている。
応接室で待っていたまどかは、あえてすぐには話を切り出さなかった。
机に手を置き、関根が椅子に腰をかけるのを待つ。
「関根さん。坂下美羽さんのこと、少しだけ話を聞かせてくれる?」
関根は、薄く笑った。
「えっと……私、特に仲良かったわけじゃないですけど。っていうか、美羽ちゃんって、あんまり自分から話しかけてくる子じゃなかったし」
「一緒に帰ったりは?」
「一時期、です。なんか、同じタイミングで下校になることが多くて。でも、向こうがちょっと……話、合わない感じ?」
「どんなふうに?」
「んー……空気、読まないっていうか。面白いこと言っても真顔だったりするし。なんか、ちょっとズレてるっていうか。悪気はないんだと思いますけど」
「美羽さんを、“外した”ことはある?」
まどかの言葉に、関根は少し表情を固めた。
「え? そんなこと、してないです。ていうか……なんでそんな言い方されなきゃいけないんですか?」
「LINEグループの件、聞いてる。坂下さん、ある時期から“みんなのグループ”に入ってなかった」
「……それは、あの子が自分で抜けたんですよ」
言葉のトーンが少し尖る。
「“そういうの、苦手だから”って。でも、正直、私たちもホッとしたんです。なんか、空気いつも重くなるし。ちょっと変わってるから」
まどかは、静かに視線を向けた。
「“変わってる”って、どういうこと?」
「……さあ。分かんない。けど、何考えてるか分からない感じっていうか。なんか、いつも自分だけ違う世界にいるみたいで」
「だから、無視したの?」
「無視なんかしてません。私、ちゃんと話しかけたりもしてましたよ。誕生日も聞いて、カードだって……」
「なのに、“わたしをはじいた”って、あの子は書いてた」
まどかはスマホを差し出した。
裏アカウントに残された、美羽の最後の言葉。
『“あの子”はきっと、覚えてない。私をはじいたことも、わたしを笑ったことも。』
関根の顔が、少しだけ青ざめる。
「……それ、本当に美羽ちゃんの……?」
まどかは頷かない。ただ、視線を向けたまま、言葉を続ける。
「あなたが“気にしてなかったこと”が、彼女には、ずっと刺さってたのかもしれない」
「“話が合わないから”“空気が重いから”――その判断で、誰かの居場所を消すことがあるって、思ったことある?」
沈黙。
関根七海は何も答えられなかった。
まどかは立ち上がると、最後にこう言った。
「あなたは、加害者じゃない。でも、傍観者でもない。
……今、ちゃんと向き合わないと、いつか自分を許せなくなる日が来る」
関根は、ただその場に俯いたまま、小さく指を握りしめていた。
中学校の生徒名簿を照合していく中で、ひとつの名前が浮上した。
坂下美羽が転落した当日、屋上付近の防犯カメラに映っていた、もうひとつの影――佐野 郁哉(さの いくや)。
同じクラスの男子生徒で、文化祭では放送係を担当していた、物静かな少年。
職員室の隅、無人の会議室で、まどかは彼と向き合った。
「佐野くん。屋上で、美羽さんと何を話していたの?」
郁哉は、最初こそ口を閉ざしていた。
だが、まどかが「君のことを責めたいんじゃない。事実が知りたい」と告げると、ようやくぽつりと口を開いた。
「……美羽は、“もう、ここにはいられないかも”って言ってました」
「“私のこと、誰も気づいてないし、いないほうがいい気がする”って……」
「それで、君は?」
「僕は、……止めなきゃって思ったけど。何て言えばいいか分かんなくて。
“そんなことないよ”って言葉すら、嘘みたいで……」
「じゃあ、何て言ったの?」
郁哉は俯いた。
「“ノリだろ? 帰ろうぜ”って……」
まどかは、一瞬だけ目を閉じた。
防犯カメラの音声はなかったが、美羽が落下する数秒前、郁哉が口を動かしていた映像と一致する。
「そのあと、美羽さんは?」
「笑ってました。……ちょっと、だけ。
“そっか、じゃあバイバイ”って、言って。
でも、その時――あの子、ちゃんと柵の下、見てたんです。」
「落ちたのは……偶然じゃなかった?」
郁哉は、うなずいた。
「下に木があるの、分かってたと思う。
落ちたくなかったんだと思う。でも、落ちるふりをしないと、誰にも届かないって……そう思ってた気がします。」
まどかは、胸の奥に冷たいものが流れるのを感じた。
本当は死にたかったわけじゃない。
だけど、声をあげる方法を、もう彼女は知らなかったのだ。
「佐野くん、怖かった?」
「……はい。僕、自分の言葉で、あの子を止められなかったから。
あの子の“助けて”を、ちゃんと受け止めてなかったから」
「でも、聞いてたよね。彼女の言葉を。
少なくとも、誰も気づかなかった中で、君は、ちゃんと“その場にいた”。」
郁哉の目に、涙が滲んだ。
「僕、もう一度、美羽に会いたいです。ちゃんと話がしたい。今度は、ちゃんと」
部屋の外から、放課後のチャイムが聞こえていた。
まどかはゆっくりと立ち上がり、最後に言った。
「きっといつか、その言葉が、誰かを救う時が来るよ」
坂下美羽が意識を取り戻したのは、転落から三日後の朝だった。
骨折と打撲はあったものの、命に別状はない。
奇跡だった、と医師は言った。
病室には、まどかひとりが訪れていた。
ベッドの上、美羽はまだ少しぼんやりした目で天井を見つめていた。
点滴の針が刺さった腕をじっと見つめて、ふと小さな声で言った。
「……どうして、生きてるんだろうって、思っちゃって」
まどかは椅子に腰を下ろし、ゆっくりと応じた。
「たぶん、“死ぬ”より、“伝えたかった”ことのほうが、大きかったんだと思うよ」
美羽は瞬きをして、少しの間、黙っていた。
「誰か、見ててくれたのかな……」
「いたよ」
まどかは、そっと微笑んだ。
「スケッチブックも、アカウントも。……それに、あの日、屋上にいた佐野くんも。
気づくのが遅くなったけど……ちゃんと、みんな見てた」
美羽の目に、うっすらと涙がにじんだ。
その涙は、謝罪でも絶望でもなく、ようやく「誰かに届いた」と感じた安堵の色だった。
まどかが病院を出ると、ロビーの片隅で橘直哉が缶コーヒーを二つ持って立っていた。
「お疲れさん。……まだ出てこないから、何かあったかと思った」
「……なんもないよ。ちゃんと、生きてた」
まどかが受け取った缶の温かさに、直哉は短く頷いた。
「そっか。じゃあ、俺らの仕事、ひとまずは成功ってとこか」
「“成功”……ね」
まどかはそう言いながら、病棟の窓をふと見上げた。
夕陽がガラスに淡く反射していた。
「でも、またどこかで、誰かがあの子みたいに声を出せなくなってる。
……気づけるかな、今度は」
直哉は黙ってまどかの横に並び、少しだけ肩をぶつけるように立った。
「大丈夫だよ。お前が気づかなかったら、俺が気づく」
まどかはふっと笑った。
オレンジ色の陽が、ふたりの影を、やさしく長く伸ばしていた。
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