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「お、お前達ー!!!どうした!!!
2人で特訓にしてもコレは、やりすぎだろ!!!」

「ボス、やったよ、、、オデ達!ボスの試練に勝ったんだ!」

スライムも頷いていた。

「何言ってんだ?お前ら?」

状況が掴めていなかった。
とりあえずヒールで2人を回復して、それから話を聞こうとすると、、、
チェシャが気づく。

「この子達、コレを倒したのね。」

近くを見ると6メートル級のビックリベアーが倒れていた!

「コレをお前達で倒したのか、、、!?」

首を縦に振る2匹、、、

「凄いじゃないかー!!!」

「ボス!試練にコレ連れてきた。
だから俺達、力をあわせて倒した!
時間いっぱい朝まで、かかった。
俺達、試練合格か!?」

「ああ!そうだな!!合格だ!!!」

本当の事をリオンもダムもディーも言えないでいた。
チェシャだけは状況を知らない為、ペラペラと喋っていた。

「貴方も本当!良くやらせるわね。
基本的に猿魔は集団で居るのと森で戦うからランクが、高いのよ。」

「そうなのか?」

「そうよ。平地でしかも単体だったら、、、
いくら大猿魔と言えどBランクそこそこまで落ちるわよ。
それに単純な強さだけで言えばビックリベアーの方が上よ!」

「じゃー!このビックリベアーはBランク以下って事か?
確かに俺が倒した奴よりは小さいからな!」

「この大きさならAランクじゃないかしら。」

「Aランク!なら何でコイツらが倒せるんだ?」

「問題はドンキーと言うよりスライムの方ね。」

「スライム?スライムがどうかしたのか?」

「ええ!見て分からない?」

「全然!分からない。ダム、ディー、何か、分かるか?」

「うんうん、分からない!」

「だよなー!」

「え!分からないの?
このスライムかなりレベルが上がってるわよ。」

「そうなのか?どのぐらい上がってるんだ?」

「そうね、、、Cランク(+)か、、、
いや!Bランク(-)くらいにはなってるんじゃないかな、、、?」

「小猿魔と同じぐらいか?それって強いのか?」

「強いわよ!スライムがCランク以上なんてあり得ないわよ。異常よ!」

「以上だけに、、、」

「つまらないから、やめて。」

「すいません。」

リオンが普通に謝ると、、、

「それに、、、このスライム!なんか色が濃くなってない?」

「そうか?ずっと、こんなもんじゃねーか!?」

「気のせいかしら、、、少し青が濃くなっている様な気がするんだけど、、、。
まぁ、いいわ。」

とりあえずビックリベアーを回収して、
2匹を休ませる為、家へ帰る事にした。

それから数日後事件は起きた、、、。
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