<3ヶ月の宝物>

yoshi

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第四話 変化

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2度目のデート以降、タイミングを何とかお互い調整して少しの時間だけでも遊べる様になった。

ご飯を食べに行くだけとか、会って話すだけとか、とりあえずお互いの気持ちが上がってきていて、少しの隙間を見つけていた。
でも、それだけでも楽しさから全く苦痛ではない。むしろお互い率先してそういう感じになっている。

6月に入ったある日、その日は夕方に会う事になり、レンタルDVD店を見た後、ファーストフードで食事する事に。この頃にはもうだいぶお互いの事が分かり始め、ある程度通ずる関係になっていた。

お調子物の俺がお店の中で調子にのってふざけると、彼女も同じ動きをしてついてくる。そんなお茶目な所も愛おしい。

夕方過ぎ、お腹もそこそこ減ったのでご飯を食べようとしていると、注文に対してお会計のミス。
長蛇の列にパニックになった店員さんがミスを連発。
かなり俺はイライラしていたが、折角の楽しい時間を無駄にしたくなかったので、グッと感情を抑えていた。
が、テーブルについてさぁ食べようとしたその時、スープを飲むスプーンが無い!!
流石にここまで続くと我慢も限界に達しプチンと切れた。

怒って注意しに行こうとしたその時、彼女が真っ先に店員のもとに。そして、スプーンをもらい、

「はい、どうぞ」

かなり怒っている俺に、ニコッと笑顔でスプーンを手渡してくれた。その笑顔に怒りも癒され、何事も無かった様にご飯を食べ始める。この時、本当に俺はこの子が大好きだと確信した。

少しの間、学校や仕事、バイトの事など何気ない日常の話しただけだが、何故か妙に楽しく充実した時間を過ごし、夜も更けて来たので帰ることに。

帰り道、その日感情的になってしまった事のお詫びをしようと思い、

「今日は折角のデートやのに、イラっとしてごめんなぁ、、、」

落ち込み気味に話したらすぐさま彼女が答えた。

「折角会って楽しい時間を過ごしてるのに嫌な空気になるのいややん。やし、うちができる事あれば何でもするよ♪」

その言葉を聞いた俺は涙が出そうな程嬉しくて、思わず抱きしめてしまっていた。

しまった!と思ったが、何やら雰囲気が違う。全く避けないし、何と受け入れられている。そんな現実に戸惑いながら、

「ごめん!大丈夫??」

恐る恐る聞く。すると

「何かよっちゃんだと大丈夫みたい。心から好きになったから受け入れられるね♪」

少し照れながらそう答える彼女をきつく抱きしめて、しばらくの時が流れた。
2人とも嬉しい様な恥ずかしい様な表情で顔を見合わせ笑った。

その日の帰り道、メールの着信。

「いつも少ししか会えないけど、毎日楽しくさせてくれてありがとうね♪よっちゃんに会えて本当に笑える日が増えて幸せです!本当にいつもありがとう♪」

また一人でニヤける俺。幸せを全身で感じていた。

2人の関係は、少しずつではあるけど確実に変化し、本当の幸せに一歩一歩近づいている現状に心からの幸せを感じていた。
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