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レベル95に効くバリアって、どうしたら出来ますか?

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ぬおおおお!!
もぐもぐもぐ!!
昨日の一件から 朝から気合い入りまくりで朝食を食べているヒヨリ。
どれくらい燃えているかというと、昨夜、怒りの冷めやまないヒヨリの部屋に侵入したガルさえ、その熱量とヒヨリの怒気に、悪さをせずに静かに隣で眠った。

絶対強くなって、ピンチになったティーンをドヤ顔で助けてやるぜ!ハーハッハ!

午前はシスに!午後はダイナにもうお願いしたし!!

なんか、基本ギルド内のトップランクはレベル上位の依頼か、王宮依頼しかやらないらしい。戦闘好きや、レベル上げに好んでいく場合もあるらしいが、今は王宮から依頼は無いらしく、教えてもらい放題!!
まあ、ウランは戦闘好きに入るのか討伐でいない。いつも、アリアナさんの手伝いしてるアルも今日は討伐に朝から行ったらしい。
ガルも珍しく、盗賊の件で部屋にアリアナさんと篭っている。

ティーンは…知らん!!!


「おい?集中してるか?」
ベジッとおでこを指で弾かれた!

「イテッ!」
ヒリリとした、おでこを摩る。
しまった!シスとバリアの練習中だった!

「やる気ないなら、やめるぞ?」
「ごめんなさい!やります!」
俺は慌てて謝ると、シスはため息を吐いた。

「朝からおかしいぞ?どうした?」

俺は俯き、地面を爪先でほじる。

「風魔法って、地属性には勝てないの?」

ああ…と、何か気づいたのだろうシスが枝を拾い地面に書いた。

「火・水・風・地・雷・氷・闇・光・召喚が属性の種類だ。属性同士で弱いタイプもある。分かりやすい奴だと、火と水だな。ただ、レベル、攻撃の威力によっては覆ることもあるんだ。」

ふむふむ…火は水に弱いが、威力によっては…か。
確かに熱で蒸発するもんな。

てか、シス…絵が下手だな…。

「この中で風が弱いと言われている理由は、一発で致命傷を与える技が無いからなんだ。隠密や移動、相手を捕らえることや、弱らせることにはいい属性だが、攻撃威力があまり無い。だから、アルは気にしているんだ。地は大地の属性で土や植物を操れる。ミームス家は土の方と結びつきが強いがな。そうなると、風があまり効かないんだよ。だから、ウランはアルケイドに地の魔法を使えるよう、練習しろと言っているんだ。」

あっ、やっぱり気付いてたんだ。

「属性じゃなくても、練習すれば威力上がるの?」

「属性までいかなくても相性が良ければな?最初はアルケイドも地属性を練習してたんだが、心の何処かで地属性にコンプレックスを抱いてたせいか、上手くいかず、ウランと衝突してたんだよ。」

「….…ウランとアルって仲悪いの?アルから少しミームスについて聞いたけど、俺…ウランがなんかさ…」

…アルを嫌いだとは思えないんだよな…。

「…家族には色々ある。ウランやアルケイドがどう思っているか分からないが、この世界は血の濃さ、力に囚われているからな。より、お互い意識しちまうのかもな。」

あるが言っていたな。この世界は茶色の髪が混ざると…。

シスの寂しそうに語る顔に俺は胸が痛かった。
ただ家族じゃだめなのかな…。
シスの綺麗な金茶の髪を風が優しく撫でる。

俺はその後、バリアを何とか身体全身に纏い、効果も上げる事ができた。午後はダイナにモンスターについてと光魔法の呪文の種類などを聞いた。

夕方、帰ってきたアルがボロボロだったのが気になり、俺はアルに触れて治癒を行った。

アルはありがとうというと部屋に入って行き、それからその日は姿を見ることは無かった。


「なあ、アルのやった依頼って危険だったの?」

俺はいつもの如く、部屋に侵入した変態ことガルに抱っこされながら聞いた。

「アルケイド?…ああ、アイツがやった依頼は風魔法じゃ難しいし、レベルも奴が出来る以内で高いほうだ。…報告書持ってきた時に随分綺麗だったと思ったが、ヒヨリが治したのか。」

そう言いながら、背後から抱っこしているのをいいことに、頸の匂いを嗅いでくる。

「止めろよ!」
「昨日、大人しく触れずに寝ただろう?」
ベロンと頸筋を舐められた。

「ひゃ!」
「ヒヨリ♡」

くそっ!コイツは…

「ヒヨリ、今バリアの練習しているんだろ?」
ゴロンとベッドに転がされ、覆い被さってくる。

「バリアを張り、俺を防いで見ろよ♡」

後ろに♡つけて喋んな!!ムムム!!ガルめ、挑発的な顔しやがって!!普段無表情な癖して!!

俺は集中して全身にバリアを覆う。今できる最大の硬化にした。

ガルはゆっくり、俺に触れるが、俺から1センチのとこに張っているから触れない。

「へへん!どうだガル!」
俺は、ドヤ顔で下からガルを見上げた。 

「ほう、すごいな。やるじゃないか。思ったより大分硬いな。」
ガルはコンコンと薄いが硬いバリアを小突く。

「かなり頑張ったんだ!破るもんなら破ってみな!」

「破れたら好きにしていいのか?」

「破れるならな!シスが剣で思いっきり切りつけても大丈夫だったぜ!怖かったがな!」

シスにもダイナにも褒められて調子乗った俺はドヤドヤしていた。

そんな俺の目の前にガルは中指を親指で押さえながら俺の目の前に持ってきた。

ん?

ドゴンッ!!

デコピンだった。

ピシッピシッ!パリーンッ!

ガルが俺のバリアにデコピンをすると、分かりやすいほどヒビが入り、次の瞬間砕け散った。
光が散らばったかのように綺麗で、一瞬呆けてしまうい、目の前で舌舐めずりしている獣から逃げるのが遅れた。

「ぎゃー!!なんで!なんで!?デコピンで!?」
ハッ!俺は忘れていた!この男のチートレベルを!
コイツとのレベルは雲泥の差なのに、なぜドヤドヤしていた!俺!
シスが、その辺のギルドメンバーなら歯が立たないだろうと言われ調子に乗ってた!ガルはその辺りにはいねー!俺のそばにはいるが!

「ヒヨリ♡」
「あっあん!」

押さえ込まれ、手で俺の息子を揉みながら、乳首に食らい付くガル。

「ハアハア!可愛い♡好きなさせてもらう。」

「あっあん、や!あっあ!」

美味しく頂かれました。
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