婚約破棄された聖女ですが、これからはお金をたくさん払ってくれる人だけ守ります。 貧乏人が今更助けてくれと言われてももう遅い。助けません。死ね

甘いからあげ

文字の大きさ
1 / 19

1話 婚約破棄ですね。待ってました。慰謝料3000万で許してくれですか。それでいいですよ。婚約破棄婚約破棄とっとと婚約破棄

しおりを挟む
 「ジョゼット、お前に婚約破棄を告げる」
 私も婚約破棄したいなぁと思ってたので別にいいですよ。
 むしろありがとうございます。
 こちらから切り出しても払う慰謝料もありませんでしたからね。
 「それで慰謝料の事なんだがな、3000万カッパーで納得してくれないか」
 お互い早く婚約破棄したいのでもうそれでいいでしょう。
 「はい、分かりました。3000万カッパーで婚約破棄しましょう。早い所婚約破棄の契約書とか書いちゃいましょう」
 ぱっぱーと婚約破棄の契約を終わらせました。
 「早く終わって良かったんだけどさ、そんなに俺の事嫌いだったか」
 元婚約者はあまりにも早く婚約破棄が受け入れられたのが少し気に食わないようです。
 安心して下さい。貴方の事は愛しても嫌いでもありません。貴方には不満もとくにありません。
 「いえ、嫌いじゃないですね。愛してもいないけれど、まぁ婚約者としては合格でした」
 「そのわりには婚約破棄があまりにも早くすんだんだが」
 「貴方に不満はなかったのよ。聖女の仕事が嫌だったのよ」
 ニヌペ王国の聖女はわりに会わなかった。
 ニヌペ王国の聖女は王太子との結婚が決まっていて、それを理由に給料が凄く安い。
 あくまで相応な給料ではなく王太子妃王妃の妻の責務のようになっているのだから、
月給30万カッパーしか支払われない。
それなのに長時間労働。超ブラック労働。
 ニヌペ王国内を年中ぐるぐる回り結界が弱まっていないかの確認補修。
 国内の東端で結界が破れていると報告があれば馬でひとっ走りして結界張って、レモネードでも飲もうと
思ったら国内の西端で結界が破れてるから今すぐ直してとかね、そりゃきれますよ。
やってられるかぼけぇってなりますよ。
 でもね、そんなのダニエタンと婚約する前からニヌペ王国聖女になる前から分かり切ってたんです。
 他国に行っても聖女なんてのは同じようなもので王族の妻婚約者がやるもの。
給料も月30万カッパー程度と相場が決まってるんです。
無駄、どこに行っても同じなのだから場所を変えても今ここから逃げても無駄。
なので、場所を変えずこの地で聖女を続けようと思います。
 「王都で今後も聖女やっていいかしら。王都だけに結界を張って王都だけを守るわ」
 断られるはずがない。許可を聞いてるようで、聞いてない。分かり切っている。断れるものなら断ってみなさい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。

しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

聖女を追い出しても平気だと思っていた国の末路

藤原遊
ファンタジー
聖女が国を去った日、神官長は分かっていた。 この国は、彼女を軽く扱いすぎたのだと。 「聖女がいなくても平気だ」 そう言い切った王子と人々は、 彼女が“何もしていない”まま国が崩れていく現実を、 やがて思い知ることになる。 ――これは、聖女を追い出した国の末路を、 静かに見届けた者の記録。

わたくしを追い出した王太子殿下が、一年後に謝罪に来ました

柚木ゆず
ファンタジー
 より優秀な力を持つ聖女が現れたことによってお払い箱と言われ、その結果すべてを失ってしまった元聖女アンブル。そんな彼女は古い友人である男爵令息ドファールに救われ隣国で幸せに暮らしていたのですが、ある日突然祖国の王太子ザルースが――アンブルを邪険にした人間のひとりが、アンブルの目の前に現れたのでした。 「アンブル、あの時は本当にすまなかった。謝罪とお詫びをさせて欲しいんだ」 現在体調の影響でしっかりとしたお礼(お返事)ができないため、最新の投稿作以外の感想欄を一時的に閉じさせていただいております。

だから聖女はいなくなった

澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」 レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。 彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。 だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。 キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。 ※7万字程度の中編です。

宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです

ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」 宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。 聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。 しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。 冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。

聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~

白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。 王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。 彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。 #表紙絵は、もふ様に描いていただきました。 #エブリスタにて連載しました。

何かと「ひどいわ」とうるさい伯爵令嬢は

だましだまし
ファンタジー
何でもかんでも「ひどいわ」とうるさい伯爵令嬢にその取り巻きの侯爵令息。 私、男爵令嬢ライラの従妹で親友の子爵令嬢ルフィナはそんな二人にしょうちゅう絡まれ楽しい学園生活は段々とつまらなくなっていった。 そのまま卒業と思いきや…? 「ひどいわ」ばっかり言ってるからよ(笑) 全10話+エピローグとなります。

処理中です...