クソデブ王太子に婚約破棄され嬉し泣き。デブ王太子は生きたまま鉄板で焼かれてざまぁ(笑)妹は焼かれ続けます。私は第2王子と相思相愛で幸せです

甘いからあげ

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1話  クソデブ婚約者に婚約破棄を告げられました。クソデブって全て人格に問題があります。 まともな人格なクソデブなんて存在しません

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 「リスティナ、お前に婚約破棄を告げてやる」
 えっ。本当ですか。デブ婚約者の方から婚約破棄を告げてくれるなんて嬉しすぎて涙が出そうです。
カリムソ王国の伝統で聖女は王族の妻がなるものと決まっているので仕方がなくこのクソデブクソ王太子の婚約者になりましたが、
もう辛すぎてこのクソデブ婚約者殺そうかと思っていたんですから。
クソデブって動きもしないのに無駄に食べるからクソデブなわけで、クソデブはすべからく性根から腐り切ってるクズしかいないんですよね。
人格がまともなクソデブなんているわけがない。
自分に甘い。先の事が考えられない。自分を客観的に見れない。ナルシスト。
悲劇のヒロイン気取り。我慢が出来ない。自分だけが辛いと思っている。
クソデブはクズしかいないわ。
 ああ、本当に嬉しすぎて嬉しすぎて涙が抑えられない。
今涙がこぼれてしまったら最悪このクソデブと婚約破棄するのが悲しいのだと思われかねない。
 耐えるのよ私。聖女で男爵令嬢の私が涙ぐらい抑えられなくて何が守れると言うのでしょうか。
 「そうですか。正統な理由なき婚約破棄といえど命を寄こせとは言いません」
 要りませんからね。こんなクソデブの命。
早く婚約破棄してこんなクソデブと関わりを絶ちたいのでさっさと慰謝料5000万カッパー貰えればそれで充分よ。
 「慰謝料5000万カッパー貰えればそれで婚約破棄という事にしてあげますわ」
 うぅぅ。このクソデブクソクズと婚約破棄できるなんて嬉しすぎてもう無理。
涙出ちゃいそう。
あ、涙出ちゃった。
 「なんだ、泣いているのか」
 顔にまででっぷり脂肪がついてるクソデブは小さな目で私の涙を見つけてやがりました。
 「そうか、そんなに僕と別れるのは辛いか」
 辛いわけありませんわよこのクソデブ馬鹿。
 「僕のような容姿端麗な美男子と別れるのが辛く泣いてしまうのは仕方ないことだ。
恥じる事ではないぞ」
 これ殺しても無罪でしょう。
 「いいえ、婚約破棄でお願いします」
 怒りの感情も出たがそれよりこのクソデブと縁を切れる嬉しさから涙は止まらない。
 「もういい。強がるな。僕も男子として責任は取らなければならない」
 「いえ、本当に大丈夫なんで。責任感じてるなら1億カッパー慰謝料貰えればそれで許してあげますから」
 「婚約破棄はするが、お前は妾にしてやる。だからもう泣くな。
美少女が台無しだぜ」
ききききっもーーーー。
人生で一番気持ち悪い瞬間を味わいました。
鏡見た事あるのかしらこのクソデブは。
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