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1話 妹は馬鹿なので自分で骨を殆ど切っています
しおりを挟む「お父様、またお姉様に虐められました」
虐めていません。
またも何も一度も妹のエルミーユを虐めた事はありません。
妹いつも私に虐められたと言っています。
「なんだとっ!またエルミーユを虐めたのかっ!」
お父様がかってに1人で怒っています。
やれやれ、馬鹿なんでしょうね。
私がエルミーユを虐めたなんて毎回本当に信じているのでしょうか。
お父様の様子を見ているとどうやら本当に信じているようです。
人ってここまで馬鹿になれるものなのでしょうか。
親の顔が見てみたいですわ。
あ、見たことありますわ。
2人とももう亡くなりましたね。
「私はエルミーユを虐めてなんていないわ」
私は当然の主張をします。
妹をいじめてなんていないのですから。
「ナイフでお姉様に切られました」
妹は腕に不自然に巻いていた布を外し。ナイフで切ったような傷をお父様に見せつけます。
私はそんな事していませんよ。
この馬鹿、わざわざ自分で切ったのでしょうか。
布で止血してたのでしょうが、布を外したことでまだ血が流れ続けます。
どれだけ深く大きく何十回も切ったのでしょうかこの馬鹿は。
これ骨を切ってますよね。
妹は馬鹿なんでしょうか。
普通に切って骨まで切れるわけないでしょうが、骨が殆ど切れかかっています。
「なんて事をしたんだクラリーヌ」
いえ、そんな事を私はしていません。
むしろ妹になんて事をしてるのよと言いたいのですが。
「今までいくら注意してもお前はエルミーユをいじめていたが、親子の情もあり許していた。
しかし、今度ばかりは許せる事ではないぞ」
はぁぁ。お父様は馬鹿なんでしょうか。馬鹿でしょう。
そんな事を言ってる場合ではありませんよ。
早く止血して回復魔法をかけるなり治療をしなければ、大変な事になりますよ。
もうとっくに大変な事になっているのですが。
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