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3話 「煩い!黙れ!!俺様は謝らない!俺様は偉いんだ!ノグナタンスコ王国王太子カニハンタ・スターリッジ様だ!!俺様は泣いてないっ!」
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「煩い!!黙れ!!俺様は謝らない!!
俺様は偉いんだ!!
ノグナタンスコ王国王太子カニハンタ・スターリッジ様だ!!
俺様は泣いてないっ!!」
「はぁー。もう泣きそうじゃないの。情けないわねぇ。
もう泣いたらいいんじゃないかしら。
どうせ貴方の評価なんて底の底よ。
今更みっともなく泣いて『うぇーん、助けてママー。皆が俺様を虐めるー』ってママに泣きついても
皆"ああ、まぁあの人はそんな人だしね"って程度よ。
もしかして、まだ完全に泣いてないからって貴方の評価が守られてるとでも思ってるの?
あのね、泣く泣かないなんてどうでもいの。
貴方は仕事をしてないの。これは事実よ。
もう25歳なんだから、子供みたいに"泣いてない"なんてやめてよ。
貴方何しに聖女部に来てるのかしら。
迷惑なのよね。
貴方仕事なんて何もしてないじゃない。
やるのはセクハラパワハラモワハラ。
貴方なんて必要ないわ。
不愉快なのよね。貴方が近くにいるのは。
近くにいるだけで不愉快な貴方みたいな存在と婚約者の私がどれだけ辛いかその気持ち考えた事あるかしら。
ないわよね。貴方は人の気持ちなんて考えないものね。
自分さえ良ければばいいんでしょ。
そんな風に自分さえ良ければいいと考えているから、仕事もだめだめ。
やらないだけじゃなく貴方なんてやってもだめでしょうね。
もう仕事辞めてひきこもってたらどうかしら。
部屋で餓死でも公園で餓死でも凍死でもホームレス狩りに殺されてもどれでも好きな選択肢を選びなさいよ。
あ、ママに追い出されたのに実家に帰るのかしら。
拒絶されるのが怖くて実家に帰る事もできないのかしら。
拒絶されるのが怖いから、人の気持ちも考えない。
人と本当に接しようともしない。
そんな貴方を、誰が受け入れてくれるのかしら。
誰も受け入れるわけないでしょう。
貴方みたいな拒絶されるのが怖くて自分の都合のいい世界で自分を守ってるだけの
ひきこもりの半端殿方なんかね。
傷つかないで生きてたいなんて、甘ったれてるんじゃないわよ。
傷つくのが嫌傷つかないようになんて、そんなの生きてるわけじゃないの。
分かる?分かったかしら馬鹿。
ねぇそれぐらい分かるわよね馬鹿。
分からないふりして現実逃避してるだけだものね。
本当はそれぐらい分かってるんでしょう。
それさえも分からないなら本当にもうどうしようもないわよ。
返す言葉は?
今貴方は生きるか生きるのを放棄したままにするのか選択を迫られてるのよ。
答えてよ。
これは慈悲よ。感謝して答えなさい」
俺様は偉いんだ!!
ノグナタンスコ王国王太子カニハンタ・スターリッジ様だ!!
俺様は泣いてないっ!!」
「はぁー。もう泣きそうじゃないの。情けないわねぇ。
もう泣いたらいいんじゃないかしら。
どうせ貴方の評価なんて底の底よ。
今更みっともなく泣いて『うぇーん、助けてママー。皆が俺様を虐めるー』ってママに泣きついても
皆"ああ、まぁあの人はそんな人だしね"って程度よ。
もしかして、まだ完全に泣いてないからって貴方の評価が守られてるとでも思ってるの?
あのね、泣く泣かないなんてどうでもいの。
貴方は仕事をしてないの。これは事実よ。
もう25歳なんだから、子供みたいに"泣いてない"なんてやめてよ。
貴方何しに聖女部に来てるのかしら。
迷惑なのよね。
貴方仕事なんて何もしてないじゃない。
やるのはセクハラパワハラモワハラ。
貴方なんて必要ないわ。
不愉快なのよね。貴方が近くにいるのは。
近くにいるだけで不愉快な貴方みたいな存在と婚約者の私がどれだけ辛いかその気持ち考えた事あるかしら。
ないわよね。貴方は人の気持ちなんて考えないものね。
自分さえ良ければばいいんでしょ。
そんな風に自分さえ良ければいいと考えているから、仕事もだめだめ。
やらないだけじゃなく貴方なんてやってもだめでしょうね。
もう仕事辞めてひきこもってたらどうかしら。
部屋で餓死でも公園で餓死でも凍死でもホームレス狩りに殺されてもどれでも好きな選択肢を選びなさいよ。
あ、ママに追い出されたのに実家に帰るのかしら。
拒絶されるのが怖くて実家に帰る事もできないのかしら。
拒絶されるのが怖いから、人の気持ちも考えない。
人と本当に接しようともしない。
そんな貴方を、誰が受け入れてくれるのかしら。
誰も受け入れるわけないでしょう。
貴方みたいな拒絶されるのが怖くて自分の都合のいい世界で自分を守ってるだけの
ひきこもりの半端殿方なんかね。
傷つかないで生きてたいなんて、甘ったれてるんじゃないわよ。
傷つくのが嫌傷つかないようになんて、そんなの生きてるわけじゃないの。
分かる?分かったかしら馬鹿。
ねぇそれぐらい分かるわよね馬鹿。
分からないふりして現実逃避してるだけだものね。
本当はそれぐらい分かってるんでしょう。
それさえも分からないなら本当にもうどうしようもないわよ。
返す言葉は?
今貴方は生きるか生きるのを放棄したままにするのか選択を迫られてるのよ。
答えてよ。
これは慈悲よ。感謝して答えなさい」
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