最弱聖女と婚約破棄を告げられた私が一週間結界を張る事を辞めた結果。今更謝ってももう遅い!! 妹と元婚約者は約束通り拷問処刑でざまぁ(笑)

甘いからあげ

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8話 お前がどう生きるかはお前に選ばせてやりたいが、私はお前と生きたい。 お前の近くにいたい。お前を一人にしたくない

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 ---宴も頂点過ぎ皆その場で寝静まっている---
---ビノア視点---
 「モーガス、ネウファスト、セパイラ、お花を摘みに行くから付き合いなさい。連れお花摘みよ」
モーガス「うん。今お姉ちゃんの命を取る人はいないだろうけど」
ネウファスト「今ムイタク配下の者が姉ちゃんに何かしたらそいつの一族郎党拷問受けて皆殺しだぜ」
セパイラ「お前等静かにしろよ。淑女がお花を摘みに行くのを騒ぎ立てるもんじゃない。
主に品位も淑やかさなんてものもなくてもまぁ淑女という事にしておこう」
 流石セパイラは察しがいいようですね。2言多いですが。
こんな時でなければ殴っていますよ。まぁ察しているようなので今回は許してあげましょう。
皆宴もうたげきって、寝ている場を跡にします。

 ---移動後---
---モーガス視点---

 モーガス「お姉ちゃん、トイレに行くのにどこまで行くのさ」
 トイレなんてもうとうに通り過ぎている。
 「はぁ、モーガス。貴方はまだ子供なんだからまさかお酒なんて飲んでいないでしょうね。
素面で何ぼけてるのかしら」
 酒なんて飲んでいるわけない。
セパイラ「モーガス、お前が一番主の傍に付いているのにまだ分からないのか」
モーガス「何なのさ。何のことだか分からないよ」
何を言ってるのか分からない。いったいなんの話をしているんだろう。
どこに行くのだろう。
ビノア「はぁ、モーガス。分からないのかしら。逃げるのよ。ペレパンタ王国を」
 なんで。お姉ちゃんが王国から出たら、一週間なんてものじゃなくペレパンタ王国から
いなくなればペレパンタ王国は。
僕の家族のように死んでいく者、僕のように家族を失う者が大勢出る。
お姉ちゃんは拷問処刑にならない。
お姉ちゃんが今までペレパンタ王国を護っていたのは事実なんだから。
 「わからないよ。なんでお姉ちゃんがペレパンタ王国を出るのさ」
わからない。お姉ちゃんの言ってる事がおかしい。
 「お姉ちゃんが今までペレパンタ王国を護っていたんでしょ。
それなのに、なんでお姉ちゃんが---」

---セパイラ視点--- 
 モーガスの気を失わせる。
 モーガス、少し静かにしていろ。
とにかく今は逃げよう。
後で誤魔化すのが優しさか、真実を教えてやるのが優しさか。
私もまだ決まっていない。
ただ分かる事は、私もお前もネウファストも生き延びるには今は逃げるしかないと言う事だ。
逃げてからお前がどう生きるかはお前に選ばせてやりたいが、私はお前と生きたい。
お前の近くにいたい。お前を一人にしたくない。
私は一人では生きていけない。私の近くにいてくれ。
私を一人にしないでくれ。

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