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第1幕 パティシエ入門
第1話 爺ちゃんとの約束・前編
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二〇二二年三月某日 千葉県──
部活終わりにかかってきた電話。
携帯から聞こえる母さんからの声は震えていて、
──お義父さんが倒れたの。
その言葉を聞いた瞬間──オレは居ても立っても居られなかった。
***
夜まで待てば父さんが車を出すと言ってくれたが、オレは待てず学校からすぐさま飛び出す。
埼玉の最寄り駅から電車で約一時間。さらに千葉の《まほろば駅》から歩いて二十分いくと、丘の上にある総合クリニックが見える。爺ちゃんの入院先だ。
あと少しだと思うと、走り出したい衝動に駆られ──オレは桜並木のある急な坂を駆け上がる。桃色の花びらが舞う光景は、幻想的で綺麗だ。普段ならのんびり眺めているだろうけれど、今はそれどころじゃない。野球部で鍛えた足腰なら、この程度の坂はなんでもない……はず。
「爺ちゃんっ……」
思いのほか心臓破りの坂の傾斜はキツイ。あと坂がメチャクチャ長い。なんだ、嫌がらせか。
玉のような汗が額から零れ落ちた。こんなことなら部活用のバッグを置いてくればよかったと、今更後悔する。
「おう、坊主。急ぐなら風で飛ばすぞ」
桜並木の上で酒盛りをしていた烏天狗は、オレに声をかけた。袈裟懸けのお坊さんに似た服装、褐色の烏で、嘴を開いては片手に持った升を口につける。
「助かります! あ、でもオレ、持ち合わせとか無いです!」
「旭ん家の孫だろう? なら今度甘いものでもご馳走してくれ」
そう言うと烏天狗は、懐からヤツデの葉の形をした団扇を取り出す。片手でオレ目掛けて仰ぐと、風が吹き起り羽根でも生えたかのように、軽々と坂を駆けあがった。
「アザッス! ……じゃない、烏天狗さま、ありがとう……です!」
オレは手を振りながら礼を言うと、烏天狗は軽く手を振りながら花見に戻っていった。彼は《アヤカシ》だ。今から大体十二年ぐらい前に落ちてきた隕石によって、《現世》と、《幽世》との境界がなくなり、誰もが《アヤカシ》を肉眼で見ることが出来るようになった。
もっとも見える人は昔から居たし、東北の聖地である《遠野》や《殺生石》、《鹿島神宮》、《香取神宮》辺りは、十二年より前から《アヤカシ》との共存が上手くいっている。他の県も割と順調で、問題は《東京》と《京都》、それから《大阪》あたりだとか。いわゆる政治絡み──だった……はず。
授業で習ったけど、すごい時代になったよな。と、オレはどこか暢気に思っていた。
というのも、小学校に入った頃にはクラスメイトに《アヤカシ》が何人かいたし、先祖返りのように《アヤカシ》の血縁者だった子もいる。
だからオレにとっては、《個性的》としか思っていなかった。
そんな事を考えている間に病院に辿り着くと、受付の人に声をかけ──爺ちゃんの部屋に駆けつける。
三〇三号室。
エレベーターを待つ時間も惜しくて、オレは階段から病室に向かうと──ノックもなく三〇三号室へと飛び込んだ。
「爺ちゃん!!」
ピッ、ピッ、ピッ──
電子音が一定のリズムで病室の中に響き渡る。白いカーテンがふわりと舞った。開いていた窓から、桜の香りと病室特有の消毒液の匂いが鼻腔をくすぐる。
個室ではなく大部屋で、ベッドは四つ。しかし仕切りカーテンがかかっているのは、窓側の一つだけだ。風で揺れたカーテンの隙間からは、枯れ木のように細くて血管が浮き出た腕──が見えた。
「爺ちゃん……」
ゆっくりと仕切りカーテンに手を伸ばし、恐る恐る開けると──
筋骨隆々、元気いっぱいな爺ちゃんの姿は見る影もなかった。頬は痩せこけて、昔はすごく大きいと思っていた体が、小さく見える。刈り上げられた白髪、無精ひげが目立った。水色の入院着だから余計にそう思ったのかもしれない。少なくとも身だしなみをいつも整えていた爺ちゃんの姿からは、だいぶかけ離れていた。
オレはバッグを下ろすと、爺ちゃんの手に触れた。
温かい。
「なんだ、孝太郎。……来ていたのか」
ボソッと寝起きの声がオレの耳に入った。泣きそうになって俯いていると、爺ちゃんはオレの頭に手を置いて無造作に撫でた。
昔のような力強さはない。でも、オレの好きな爺ちゃんの手だ。
「爺ちゃん……。急に倒れたって……」
オレはいつの間にか視界が歪んでいた。涙を堪えるけれど、床に雫が零れ落ちる。
「ああー、そりゃあ豆腐屋の小僧が、大袈裟に言っただけだ。大したことない」
そう言うが爺ちゃんの声は震えていたし、やせ我慢しているように聞こえた。
「……ホントかよ。爺ちゃん言ったじゃないか。高校になったら、弟子入りさせてくれるって! そんでもって秘伝のスイーツ作りを、オレに教えてくれるんだろう?」
オレは顔を上げると、爺ちゃんは目を細めて微笑んだ。
「ああ、そうだ。高校はこっちを選んだんだか?」
「うん。合格はまだもらってないけど、多分……大丈夫!」
「そうか、そうか。……なら、先に渡しておくか」
爺ちゃんはベッドの横にある棚に手を伸ばす。そこには家族の写真立てと花瓶があった。どの花も、その辺の道端に生えているような雑草だ。花屋で買ったものではない。
恐らく近所の《アヤカシ》たちだろう。爺ちゃんは昔から見える方らしく、世界が変わる前から《アヤカシ》とは縁があったらしい。
「ほら」
手渡されたのは、お守りと妙な形をした銀色の鍵だった。
「爺ちゃん? これって……」
「あの店を頼んだぞ……」
受け取った瞬間、爺ちゃんの手がするりと離れてベッドに落ちた。
「じい……ちゃん……」
オレは落ちた手から爺ちゃんの顔へと視線を向けると、瞼を閉じて眠って──
「──っ、じいちゃん! 死ぬな!!」
「なあんてな」
沈黙。
硬直。
互いに時が凍り付いたかのように固まった。
「なあんてな!」
にい、と口角を吊り上げて爺ちゃんは誤魔化すように笑った。オレは状況が理解できず、瞬きを何度か繰り返す。
「………ぐすっ、うぐっ……爺ちゃん……脅かすなよぉおお……!」
「……………」
オレが本気で泣いたからか、爺ちゃんは困った顔で頭を掻いた。
「な、泣くな。この間、ドラマでのシーンを再現してみようとだな……」
「爺ちゃんの馬鹿ああああ……」
本気で泣き崩れるオレに、爺ちゃんは「すまん」とあわあわとしたのだった。無論、その後で駆けつけた父さんに、オレと爺ちゃんが説教されたのは、また別の話だ。
部活終わりにかかってきた電話。
携帯から聞こえる母さんからの声は震えていて、
──お義父さんが倒れたの。
その言葉を聞いた瞬間──オレは居ても立っても居られなかった。
***
夜まで待てば父さんが車を出すと言ってくれたが、オレは待てず学校からすぐさま飛び出す。
埼玉の最寄り駅から電車で約一時間。さらに千葉の《まほろば駅》から歩いて二十分いくと、丘の上にある総合クリニックが見える。爺ちゃんの入院先だ。
あと少しだと思うと、走り出したい衝動に駆られ──オレは桜並木のある急な坂を駆け上がる。桃色の花びらが舞う光景は、幻想的で綺麗だ。普段ならのんびり眺めているだろうけれど、今はそれどころじゃない。野球部で鍛えた足腰なら、この程度の坂はなんでもない……はず。
「爺ちゃんっ……」
思いのほか心臓破りの坂の傾斜はキツイ。あと坂がメチャクチャ長い。なんだ、嫌がらせか。
玉のような汗が額から零れ落ちた。こんなことなら部活用のバッグを置いてくればよかったと、今更後悔する。
「おう、坊主。急ぐなら風で飛ばすぞ」
桜並木の上で酒盛りをしていた烏天狗は、オレに声をかけた。袈裟懸けのお坊さんに似た服装、褐色の烏で、嘴を開いては片手に持った升を口につける。
「助かります! あ、でもオレ、持ち合わせとか無いです!」
「旭ん家の孫だろう? なら今度甘いものでもご馳走してくれ」
そう言うと烏天狗は、懐からヤツデの葉の形をした団扇を取り出す。片手でオレ目掛けて仰ぐと、風が吹き起り羽根でも生えたかのように、軽々と坂を駆けあがった。
「アザッス! ……じゃない、烏天狗さま、ありがとう……です!」
オレは手を振りながら礼を言うと、烏天狗は軽く手を振りながら花見に戻っていった。彼は《アヤカシ》だ。今から大体十二年ぐらい前に落ちてきた隕石によって、《現世》と、《幽世》との境界がなくなり、誰もが《アヤカシ》を肉眼で見ることが出来るようになった。
もっとも見える人は昔から居たし、東北の聖地である《遠野》や《殺生石》、《鹿島神宮》、《香取神宮》辺りは、十二年より前から《アヤカシ》との共存が上手くいっている。他の県も割と順調で、問題は《東京》と《京都》、それから《大阪》あたりだとか。いわゆる政治絡み──だった……はず。
授業で習ったけど、すごい時代になったよな。と、オレはどこか暢気に思っていた。
というのも、小学校に入った頃にはクラスメイトに《アヤカシ》が何人かいたし、先祖返りのように《アヤカシ》の血縁者だった子もいる。
だからオレにとっては、《個性的》としか思っていなかった。
そんな事を考えている間に病院に辿り着くと、受付の人に声をかけ──爺ちゃんの部屋に駆けつける。
三〇三号室。
エレベーターを待つ時間も惜しくて、オレは階段から病室に向かうと──ノックもなく三〇三号室へと飛び込んだ。
「爺ちゃん!!」
ピッ、ピッ、ピッ──
電子音が一定のリズムで病室の中に響き渡る。白いカーテンがふわりと舞った。開いていた窓から、桜の香りと病室特有の消毒液の匂いが鼻腔をくすぐる。
個室ではなく大部屋で、ベッドは四つ。しかし仕切りカーテンがかかっているのは、窓側の一つだけだ。風で揺れたカーテンの隙間からは、枯れ木のように細くて血管が浮き出た腕──が見えた。
「爺ちゃん……」
ゆっくりと仕切りカーテンに手を伸ばし、恐る恐る開けると──
筋骨隆々、元気いっぱいな爺ちゃんの姿は見る影もなかった。頬は痩せこけて、昔はすごく大きいと思っていた体が、小さく見える。刈り上げられた白髪、無精ひげが目立った。水色の入院着だから余計にそう思ったのかもしれない。少なくとも身だしなみをいつも整えていた爺ちゃんの姿からは、だいぶかけ離れていた。
オレはバッグを下ろすと、爺ちゃんの手に触れた。
温かい。
「なんだ、孝太郎。……来ていたのか」
ボソッと寝起きの声がオレの耳に入った。泣きそうになって俯いていると、爺ちゃんはオレの頭に手を置いて無造作に撫でた。
昔のような力強さはない。でも、オレの好きな爺ちゃんの手だ。
「爺ちゃん……。急に倒れたって……」
オレはいつの間にか視界が歪んでいた。涙を堪えるけれど、床に雫が零れ落ちる。
「ああー、そりゃあ豆腐屋の小僧が、大袈裟に言っただけだ。大したことない」
そう言うが爺ちゃんの声は震えていたし、やせ我慢しているように聞こえた。
「……ホントかよ。爺ちゃん言ったじゃないか。高校になったら、弟子入りさせてくれるって! そんでもって秘伝のスイーツ作りを、オレに教えてくれるんだろう?」
オレは顔を上げると、爺ちゃんは目を細めて微笑んだ。
「ああ、そうだ。高校はこっちを選んだんだか?」
「うん。合格はまだもらってないけど、多分……大丈夫!」
「そうか、そうか。……なら、先に渡しておくか」
爺ちゃんはベッドの横にある棚に手を伸ばす。そこには家族の写真立てと花瓶があった。どの花も、その辺の道端に生えているような雑草だ。花屋で買ったものではない。
恐らく近所の《アヤカシ》たちだろう。爺ちゃんは昔から見える方らしく、世界が変わる前から《アヤカシ》とは縁があったらしい。
「ほら」
手渡されたのは、お守りと妙な形をした銀色の鍵だった。
「爺ちゃん? これって……」
「あの店を頼んだぞ……」
受け取った瞬間、爺ちゃんの手がするりと離れてベッドに落ちた。
「じい……ちゃん……」
オレは落ちた手から爺ちゃんの顔へと視線を向けると、瞼を閉じて眠って──
「──っ、じいちゃん! 死ぬな!!」
「なあんてな」
沈黙。
硬直。
互いに時が凍り付いたかのように固まった。
「なあんてな!」
にい、と口角を吊り上げて爺ちゃんは誤魔化すように笑った。オレは状況が理解できず、瞬きを何度か繰り返す。
「………ぐすっ、うぐっ……爺ちゃん……脅かすなよぉおお……!」
「……………」
オレが本気で泣いたからか、爺ちゃんは困った顔で頭を掻いた。
「な、泣くな。この間、ドラマでのシーンを再現してみようとだな……」
「爺ちゃんの馬鹿ああああ……」
本気で泣き崩れるオレに、爺ちゃんは「すまん」とあわあわとしたのだった。無論、その後で駆けつけた父さんに、オレと爺ちゃんが説教されたのは、また別の話だ。
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