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終幕 パティシエは二度奇跡を起こす
第28話 白蛇神×薔薇のアップルパイ
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暗がりの夜。星々の明かりすら覆い隠す暗澹たる雲が広がっていた。
殺気立った気配に当てられ、夜を徘徊するモノたちのほとんどは穴蔵で震えているだろう。殺気を放っているのは、丘の上にある神社からだ。宵闇の中で灯篭が煌々と煌めく。
人影は三つ。
天狗のクダラ、そしてゴーレムのカノ、そしてこの社の主である白蛇神。それ以外のモノたちは有象無象に影になりを潜ませている。
「……と、まあ。そんな訳で孝太郎は無事だから──白蛇の旦那、その殺気を納めてくれないか」
白蛇神は不愛想な顔で天狗へと視線を向ける。その酸漿色の双眸は猛々しく怒りに燃えていた。
「別に我は小僧のために怒っているのではない。我に献上されるはずだった菓子が届かなかったことに怒っているのだ」
その場にいた全員が「怒っていることは認めるんだ」と心の中で思ったのだ。
「申し訳ない。護衛者である私がもっとしっかりしていれば……」
ゴーレムのカノは、顔を俯いて落ち込んでいた。ツインテールもしゅんとして、垂れ下がっている。
「カノ殿の判断は正しかったと思うぞ。お前さんが武力行使した場合、ヘリを大破させる恐れもあった。まあ、連中は俺たちが盛大に暴れるように、派手に動いたんだろう」
「警察庁の話では集団で動いている《反アヤカシ連盟》の仕業だと話しているのを聞きました。十二年よりも前から細々と活動をして来た集団ですが、各地で問題を起こしている。誘拐まがいのことが多く、Masterの話から推測するに《アヤカシ》に対して嫌悪感や憎悪または恐怖を持たせるようにしているとか」
人間と《アヤカシ》の共存した世界。大半はこの世界を受け入れているのだが、やはり相いれない者たちもいる。
「この町は割と早い段階で人間と《アヤカシ》との共存が受け入れられてきた。東京都内では過激派も動いているようだが、あくまで《アヤカシ》に対しての悪意と復讐心。まあ、支援する連中は、そこに利益があるから手を貸しているのだろう」
天狗のクダラは頭をガシガシとかきながら唸り声をあげる。
東京都内は様々な勢力が蠢く激戦区だ。下手に動けば抗争に巻き込まれる可能性があるのだ。故に判断を冷静に、そして慎重に見極めなければならない。
重々しい空気が漂う中──暢気な声が降って来た。
「その件なら終わったぞ」
一斉に振り返ると、 鳥居をくぐり、参道の端に佇むのは入院服の老人──旭涼平だった。夜道を歩いてきたようで、手には酸漿の提灯を持っていた。
「リョウヘイ。……また抜け出してきたのか?」
白蛇神はジロリと老人を睨んだ。周囲にいる《アヤカシ》たちはその視線にぶるりと震え逃げ出す。だが旭涼平──孝太郎の祖父は、不敵に笑った。
「おう。《アヤカシ交渉課》と警視庁の《失踪特務対策室》がかたをつけたようだ。最近の若いもんは仕事が早いねぇ。ワシらの時代の時は責任をたらい回しにして、最悪の状況になるまで軽視されてきたからのう」
どこか懐かしむように涼平は白い歯を見せて笑った。時代の変化、そして若い芽が着々と成長していることが嬉しいのだろう。
「《反アヤカシ連盟》の一斉検挙とは、だいぶ派手に動いたもんだ。しかし、なんで孝太郎を狙ったのか。入学式の時に牽制しておいたんだがな」
牽制を通り越して畏れられていた結果、孝太郎がぼっちになったのに彼らは気づいていない。すべては彼に手を出したら怖いぞ、というレッテルを張ったのだが意味をなさなかったのだ。
「ん、あー。幸太郎が狙われた理由はなぁ……」
涼平の後ろから人影が一つ。社の前で土下座をしているモノがいた。地面を額にこすりつけて、震えながら「申し訳ありません」と一つ目入道の始は謝罪を口にする。
「……リョウヘイ。どういうことだ?」
「孝太郎を誘拐したのは、ここにいる一つ目入道の始の弟、遠坂徹だった。彼の弟は一族で唯一《先祖返り》にならなかったらしく、人間のままらしい」
「白蛇様、クダラ、ゴーレムさん申し訳ありません。弟の狙いはボクだったんだと思います。前からフラフラして心配していたんですが、まさかこんなことをやっていただなんて……!」
一族のたった一人だけ《アヤカシ》にならなかった人間。身内がいきなり異形のモノになるという恐怖──記憶だけ引き継がれた化物に見えただろう。
「本当に……申し訳ありません」
「始……」
白蛇神は一つ目入道に背を向けて空を仰ぎ見る。分厚い雲は月を覆い隠し星の煌めきも見えない。だが、風が少しばかり吹き始めた。
「終わったことなのだろう。些細なことなどどうでもよい」
涼平はケラケラと笑う。
「それでこそ白蛇様だ」
「……リョウヘイ。我は小僧との契約があるから僅かばかり気にかけているに過ぎん。此度の事であの小僧が《アヤカシ》に対して、距離を取ったとしても契約は契約。守れぬなら、あの店は開け渡してもらうぞ」
素っ気ない言葉。
しかし偽りのない本心でもある。涼平は顎を撫でながらニカリと笑う。
「ああ、そういう契約だ。文句などない。だがな、白蛇様──うちの孫は、あの程度で考えを変えるほど、やわじゃないぞ」
それだけ言うと涼平は踵を返して社を出ていく。のらりくらりと、夜道を散歩するような気楽さでその背中は闇に溶けていった。
***
その数分後──社の前に一台の車が止まった。車のライトがその周辺を僅かに照らす中、助手席から降りた人間は社へと向かい──。
「……うわあ、始さん!? 土下座してどうしたッスか!?」
「孝太郎くん……。弟が君に酷いことをして……本当に申し訳ない!」
頭を下げたままの一つ目入道を前に、孝太郎は膝をついて座り込んだ。
風が出てきて分厚い雲が揺れ動き──薄っすらと月明かりが夜空を照らしていく。
「あー。えっと確かにびっくりしたし、怖かったッス。でも、この一件がなかったら父さんがどうして店を継がなかったのか、分からないままだったから……聞けて良かったと思ったんです」
孝太郎はにい、と歯を見せて笑った。
雲が途切れると淡い月の光が金色に煌めく。それは柔らかな日差しだった。
「それに五体満足で戻って来たッスから、気にしないで──あ、そうだ。オレ、《まほろば祭り》に参加しようと思うんっスけど、始さん手伝ってください。それでチャラってことでどうッスか?……です」
「いや、でも……」
一つ目入道はゆっくりと顔を上げると、鳥居の向こうに佇む白蛇神へと視線を向けた。幸太郎はすぐにそのことに気付き、白蛇神に手を振った。
「いいッスよね! 白蛇様!」
白蛇神は肩越しに孝太郎を見やると「好きにしろ」と告げた。
「ただし……、我と契約を果たせるならだが」
「大丈夫ッス。それじゃあ、始さんも立って行きましょう」
手を差し出す孝太郎に始は顔を上げる。
琥珀色の瞳が涙で揺らいだ。
「キミは……どうしてそんなに前を向いていられるんだい?」
孝太郎の脳裏に角無しの牛鬼が過った。泣きじゃく孝太郎の前で告げた言葉が今も波紋となって響く。
「《笑って生きろ》と背中を押してもらったことがあるからッス」
一つ目入道は孝太郎に引っ張られる形で、ゆっくりと立ち上がった。
手をつなぎながら孝太郎と始は鳥居をくぐって、まっすぐに白髪の偉丈夫へと駆け寄った。
「白蛇様! 遅くなりました!」
持ち帰り用の紙箱を手にしながら、孝太郎は改めて白蛇神に頭を下げた。
いつもと変わらぬ笑顔。その場にいた天狗のクダラやゴーレムのカノは驚きを隠せなかった。
「孝太郎……、お前……その大丈夫なのか?」
「ああ、師匠! さっきは助けてくれてアザース。じゃなかった、ありがとうございます!」
折り目正しく孝太郎は天狗のクダラにも頭を下げた。
「Master……。その手に持っているのは?」
「ん? ああ、これは今日届ける予定だった白蛇様への献上品。薔薇のアップルパイ。それとプチシュークリームッス!」
「どうだ」と言わんばかりに少年は紙箱を掲げた。それは真昼を思わせるほど、明るい笑顔。
そのあっけらかんとした姿に、白蛇神は眉を寄せた。
「……恐ろしくはないのか?」
そう聞きながらも、白蛇はすでにアップルパイを頬張っていた。「抜け目がない」とクダラたちは心の中で思った。
「《アヤカシ》は、怖いッスよ? でも白蛇様は白蛇様ッス……です。オレの知っている白蛇様は約束をちゃんと守るし、何かするにもちゃんと対価を求めて対等に接してくれるじゃないッスか。オレが怖いのは会話することも、理解し合うこともできない人っス」
予想外の返答に白蛇は僅かに顔を俯けると、手にしていたアップルパイをペロリと平らげる。
「そうか。……なら次だ。我はかなり待ったのだからな」
「はい! 今回のプチシューはカスタードクリームをちょっと工夫してみたッス」
孝太郎と白蛇の見ていた天狗のクダラは、その様子を微笑ましく見つめていた。
──人と《アヤカシ》。その架け橋となるのは、いつだって太陽のように温かい人間だ。涼平。お前の願いは孫が叶えるかもしれんな。
殺気立った気配に当てられ、夜を徘徊するモノたちのほとんどは穴蔵で震えているだろう。殺気を放っているのは、丘の上にある神社からだ。宵闇の中で灯篭が煌々と煌めく。
人影は三つ。
天狗のクダラ、そしてゴーレムのカノ、そしてこの社の主である白蛇神。それ以外のモノたちは有象無象に影になりを潜ませている。
「……と、まあ。そんな訳で孝太郎は無事だから──白蛇の旦那、その殺気を納めてくれないか」
白蛇神は不愛想な顔で天狗へと視線を向ける。その酸漿色の双眸は猛々しく怒りに燃えていた。
「別に我は小僧のために怒っているのではない。我に献上されるはずだった菓子が届かなかったことに怒っているのだ」
その場にいた全員が「怒っていることは認めるんだ」と心の中で思ったのだ。
「申し訳ない。護衛者である私がもっとしっかりしていれば……」
ゴーレムのカノは、顔を俯いて落ち込んでいた。ツインテールもしゅんとして、垂れ下がっている。
「カノ殿の判断は正しかったと思うぞ。お前さんが武力行使した場合、ヘリを大破させる恐れもあった。まあ、連中は俺たちが盛大に暴れるように、派手に動いたんだろう」
「警察庁の話では集団で動いている《反アヤカシ連盟》の仕業だと話しているのを聞きました。十二年よりも前から細々と活動をして来た集団ですが、各地で問題を起こしている。誘拐まがいのことが多く、Masterの話から推測するに《アヤカシ》に対して嫌悪感や憎悪または恐怖を持たせるようにしているとか」
人間と《アヤカシ》の共存した世界。大半はこの世界を受け入れているのだが、やはり相いれない者たちもいる。
「この町は割と早い段階で人間と《アヤカシ》との共存が受け入れられてきた。東京都内では過激派も動いているようだが、あくまで《アヤカシ》に対しての悪意と復讐心。まあ、支援する連中は、そこに利益があるから手を貸しているのだろう」
天狗のクダラは頭をガシガシとかきながら唸り声をあげる。
東京都内は様々な勢力が蠢く激戦区だ。下手に動けば抗争に巻き込まれる可能性があるのだ。故に判断を冷静に、そして慎重に見極めなければならない。
重々しい空気が漂う中──暢気な声が降って来た。
「その件なら終わったぞ」
一斉に振り返ると、 鳥居をくぐり、参道の端に佇むのは入院服の老人──旭涼平だった。夜道を歩いてきたようで、手には酸漿の提灯を持っていた。
「リョウヘイ。……また抜け出してきたのか?」
白蛇神はジロリと老人を睨んだ。周囲にいる《アヤカシ》たちはその視線にぶるりと震え逃げ出す。だが旭涼平──孝太郎の祖父は、不敵に笑った。
「おう。《アヤカシ交渉課》と警視庁の《失踪特務対策室》がかたをつけたようだ。最近の若いもんは仕事が早いねぇ。ワシらの時代の時は責任をたらい回しにして、最悪の状況になるまで軽視されてきたからのう」
どこか懐かしむように涼平は白い歯を見せて笑った。時代の変化、そして若い芽が着々と成長していることが嬉しいのだろう。
「《反アヤカシ連盟》の一斉検挙とは、だいぶ派手に動いたもんだ。しかし、なんで孝太郎を狙ったのか。入学式の時に牽制しておいたんだがな」
牽制を通り越して畏れられていた結果、孝太郎がぼっちになったのに彼らは気づいていない。すべては彼に手を出したら怖いぞ、というレッテルを張ったのだが意味をなさなかったのだ。
「ん、あー。幸太郎が狙われた理由はなぁ……」
涼平の後ろから人影が一つ。社の前で土下座をしているモノがいた。地面を額にこすりつけて、震えながら「申し訳ありません」と一つ目入道の始は謝罪を口にする。
「……リョウヘイ。どういうことだ?」
「孝太郎を誘拐したのは、ここにいる一つ目入道の始の弟、遠坂徹だった。彼の弟は一族で唯一《先祖返り》にならなかったらしく、人間のままらしい」
「白蛇様、クダラ、ゴーレムさん申し訳ありません。弟の狙いはボクだったんだと思います。前からフラフラして心配していたんですが、まさかこんなことをやっていただなんて……!」
一族のたった一人だけ《アヤカシ》にならなかった人間。身内がいきなり異形のモノになるという恐怖──記憶だけ引き継がれた化物に見えただろう。
「本当に……申し訳ありません」
「始……」
白蛇神は一つ目入道に背を向けて空を仰ぎ見る。分厚い雲は月を覆い隠し星の煌めきも見えない。だが、風が少しばかり吹き始めた。
「終わったことなのだろう。些細なことなどどうでもよい」
涼平はケラケラと笑う。
「それでこそ白蛇様だ」
「……リョウヘイ。我は小僧との契約があるから僅かばかり気にかけているに過ぎん。此度の事であの小僧が《アヤカシ》に対して、距離を取ったとしても契約は契約。守れぬなら、あの店は開け渡してもらうぞ」
素っ気ない言葉。
しかし偽りのない本心でもある。涼平は顎を撫でながらニカリと笑う。
「ああ、そういう契約だ。文句などない。だがな、白蛇様──うちの孫は、あの程度で考えを変えるほど、やわじゃないぞ」
それだけ言うと涼平は踵を返して社を出ていく。のらりくらりと、夜道を散歩するような気楽さでその背中は闇に溶けていった。
***
その数分後──社の前に一台の車が止まった。車のライトがその周辺を僅かに照らす中、助手席から降りた人間は社へと向かい──。
「……うわあ、始さん!? 土下座してどうしたッスか!?」
「孝太郎くん……。弟が君に酷いことをして……本当に申し訳ない!」
頭を下げたままの一つ目入道を前に、孝太郎は膝をついて座り込んだ。
風が出てきて分厚い雲が揺れ動き──薄っすらと月明かりが夜空を照らしていく。
「あー。えっと確かにびっくりしたし、怖かったッス。でも、この一件がなかったら父さんがどうして店を継がなかったのか、分からないままだったから……聞けて良かったと思ったんです」
孝太郎はにい、と歯を見せて笑った。
雲が途切れると淡い月の光が金色に煌めく。それは柔らかな日差しだった。
「それに五体満足で戻って来たッスから、気にしないで──あ、そうだ。オレ、《まほろば祭り》に参加しようと思うんっスけど、始さん手伝ってください。それでチャラってことでどうッスか?……です」
「いや、でも……」
一つ目入道はゆっくりと顔を上げると、鳥居の向こうに佇む白蛇神へと視線を向けた。幸太郎はすぐにそのことに気付き、白蛇神に手を振った。
「いいッスよね! 白蛇様!」
白蛇神は肩越しに孝太郎を見やると「好きにしろ」と告げた。
「ただし……、我と契約を果たせるならだが」
「大丈夫ッス。それじゃあ、始さんも立って行きましょう」
手を差し出す孝太郎に始は顔を上げる。
琥珀色の瞳が涙で揺らいだ。
「キミは……どうしてそんなに前を向いていられるんだい?」
孝太郎の脳裏に角無しの牛鬼が過った。泣きじゃく孝太郎の前で告げた言葉が今も波紋となって響く。
「《笑って生きろ》と背中を押してもらったことがあるからッス」
一つ目入道は孝太郎に引っ張られる形で、ゆっくりと立ち上がった。
手をつなぎながら孝太郎と始は鳥居をくぐって、まっすぐに白髪の偉丈夫へと駆け寄った。
「白蛇様! 遅くなりました!」
持ち帰り用の紙箱を手にしながら、孝太郎は改めて白蛇神に頭を下げた。
いつもと変わらぬ笑顔。その場にいた天狗のクダラやゴーレムのカノは驚きを隠せなかった。
「孝太郎……、お前……その大丈夫なのか?」
「ああ、師匠! さっきは助けてくれてアザース。じゃなかった、ありがとうございます!」
折り目正しく孝太郎は天狗のクダラにも頭を下げた。
「Master……。その手に持っているのは?」
「ん? ああ、これは今日届ける予定だった白蛇様への献上品。薔薇のアップルパイ。それとプチシュークリームッス!」
「どうだ」と言わんばかりに少年は紙箱を掲げた。それは真昼を思わせるほど、明るい笑顔。
そのあっけらかんとした姿に、白蛇神は眉を寄せた。
「……恐ろしくはないのか?」
そう聞きながらも、白蛇はすでにアップルパイを頬張っていた。「抜け目がない」とクダラたちは心の中で思った。
「《アヤカシ》は、怖いッスよ? でも白蛇様は白蛇様ッス……です。オレの知っている白蛇様は約束をちゃんと守るし、何かするにもちゃんと対価を求めて対等に接してくれるじゃないッスか。オレが怖いのは会話することも、理解し合うこともできない人っス」
予想外の返答に白蛇は僅かに顔を俯けると、手にしていたアップルパイをペロリと平らげる。
「そうか。……なら次だ。我はかなり待ったのだからな」
「はい! 今回のプチシューはカスタードクリームをちょっと工夫してみたッス」
孝太郎と白蛇の見ていた天狗のクダラは、その様子を微笑ましく見つめていた。
──人と《アヤカシ》。その架け橋となるのは、いつだって太陽のように温かい人間だ。涼平。お前の願いは孫が叶えるかもしれんな。
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