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蓮視点
俺は保育園の頃から一緒に居たあっちゃんの事が好きだ。
あの優しいけど何処か強い笑顔が忘れられない。
1度可愛いと気付いたら惚れるのに時間は、かからなかった。
それから嫉妬深くなってきて、でもあっちゃんはそんなことお構い無しにコロコロと表情を変えたり、笑顔で俺を見てくれる。
あぁ、あの笑顔俺の事を……嫌な気持ちも吹き飛ばしてくれる……だんだんあっちゃんの事が好きな奴が増えてきてその度に片付けている。
自分でも可笑しいと分かっている。けどあっちゃんが他の奴の物になるなんて考えたくも、見たくもない。
俺は、いつも通りのあっちゃんと下校中で告白した。
「あっちゃん、俺あっちゃんのこと好きだ。」
「え……蓮、ほんと?」
飾らない言葉で素直に言う。
「俺、あっちゃんの事、ずっと守るから。あっちゃんの事、ずっと好きでいるから。だから付き合って欲しい。」
だから、俺の物になって。
「えと、その、私も蓮の事、ずっと前から好き……だよ?だから、その、これからお願いします……」
告白の返事は、はい、という事だった。
あっちゃんもずっと前から同じ気持ちだったんだ!
嬉しいし、恥ずかしいし、緊張が解けて変な感じだ。
その感情を……緊張していた事とかバレたくないし、つい、嬉しさで抱き締める。
「はぁ~良かったぁ。めっちゃ緊張した。振られたらどうしようかと思った。」
すると、あっちゃんは、おずおずとした感じで抱き返してくれる。
夢みたいだ。絶対に幸せにするし、絶対に逃がさないよ。
「うっ!蓮、苦しいよ~」
あっちゃんが苦しがってる。俺は、ガバッと離れあっちゃんをじっと見る。
あっちゃんが俺の彼女……ヤバいな……
すると、あっちゃんはいつもの俺を惚れさせた笑顔を俺に送る。
ヤバい、可愛い、ヤバい、可愛い。
……キスしたいな……もう恋人同士だから大丈夫……だよな?
あっちゃんの顔に近ずいて、チュッ っと触れるだけのキスをした。
「はぇ?!」
「フフっ、あっちゃん可愛い。ずっとそばに居てね。」
「う、うん!」
本当はむしゃぶりつきたかったけど、流石にあっちゃんに嫌われるといけないし、手が早いって怒られたらヤダもんな。
それから数日
「あっちゃん、帰ったら一緒に昨日借りたDVDを見よ!」
「う、うん!」
俺は、あっちゃんと手を繋いで学校から下校中だ。
柔らかいあっちゃんの手が俺の手を包み込んでる。
幸せだな……
俺達は、帰ったら何するか話しながら信号を渡っていると、横からトラックが突っ込んで来た。
「危ない!」
俺は咄嗟にあっちゃんを抱き締める。
「え?」
プゥーーーーーーーーーキキーーーー!!
ドォン!!
そこで俺は、意識を失った。
俺は保育園の頃から一緒に居たあっちゃんの事が好きだ。
あの優しいけど何処か強い笑顔が忘れられない。
1度可愛いと気付いたら惚れるのに時間は、かからなかった。
それから嫉妬深くなってきて、でもあっちゃんはそんなことお構い無しにコロコロと表情を変えたり、笑顔で俺を見てくれる。
あぁ、あの笑顔俺の事を……嫌な気持ちも吹き飛ばしてくれる……だんだんあっちゃんの事が好きな奴が増えてきてその度に片付けている。
自分でも可笑しいと分かっている。けどあっちゃんが他の奴の物になるなんて考えたくも、見たくもない。
俺は、いつも通りのあっちゃんと下校中で告白した。
「あっちゃん、俺あっちゃんのこと好きだ。」
「え……蓮、ほんと?」
飾らない言葉で素直に言う。
「俺、あっちゃんの事、ずっと守るから。あっちゃんの事、ずっと好きでいるから。だから付き合って欲しい。」
だから、俺の物になって。
「えと、その、私も蓮の事、ずっと前から好き……だよ?だから、その、これからお願いします……」
告白の返事は、はい、という事だった。
あっちゃんもずっと前から同じ気持ちだったんだ!
嬉しいし、恥ずかしいし、緊張が解けて変な感じだ。
その感情を……緊張していた事とかバレたくないし、つい、嬉しさで抱き締める。
「はぁ~良かったぁ。めっちゃ緊張した。振られたらどうしようかと思った。」
すると、あっちゃんは、おずおずとした感じで抱き返してくれる。
夢みたいだ。絶対に幸せにするし、絶対に逃がさないよ。
「うっ!蓮、苦しいよ~」
あっちゃんが苦しがってる。俺は、ガバッと離れあっちゃんをじっと見る。
あっちゃんが俺の彼女……ヤバいな……
すると、あっちゃんはいつもの俺を惚れさせた笑顔を俺に送る。
ヤバい、可愛い、ヤバい、可愛い。
……キスしたいな……もう恋人同士だから大丈夫……だよな?
あっちゃんの顔に近ずいて、チュッ っと触れるだけのキスをした。
「はぇ?!」
「フフっ、あっちゃん可愛い。ずっとそばに居てね。」
「う、うん!」
本当はむしゃぶりつきたかったけど、流石にあっちゃんに嫌われるといけないし、手が早いって怒られたらヤダもんな。
それから数日
「あっちゃん、帰ったら一緒に昨日借りたDVDを見よ!」
「う、うん!」
俺は、あっちゃんと手を繋いで学校から下校中だ。
柔らかいあっちゃんの手が俺の手を包み込んでる。
幸せだな……
俺達は、帰ったら何するか話しながら信号を渡っていると、横からトラックが突っ込んで来た。
「危ない!」
俺は咄嗟にあっちゃんを抱き締める。
「え?」
プゥーーーーーーーーーキキーーーー!!
ドォン!!
そこで俺は、意識を失った。
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