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第五章 落ち着くのは
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「亀、手出せ。」
亮に言われて素直に出せばしっかりと恋人握りにされ、亮の上着のぽっけに手を入れさせられる。
「何度も言うけど、離すなよ。」
俺はそれに1つ頷き、智くんが先陣を切って入っていく扉へ後に続いて入る。
暗く細い廊下が真っ直ぐ続いており、突き当りを左に曲がって少しすると、地下へと下りる階段があった。
その階下からはかすかに騒がしい音が聞こえてきており、この薄暗さも通常の店ではないことを突きつけてくるかのようだった。
俺は2人が進むようについていき、下りきったところは受付フロアのようになっており、スーツを着た男性が一人そこに立っていた。
「市瀬様に久我様。いらっしゃいませ。そちらのお方は?」
2人は顔馴染みのようで、相手が顔を認識した時点で挨拶をしてきた。
「亮の恋人。色々興味があるお年頃だから。お手柔らかに。」
「かしこまりました。本日は大変賑わっております。どうぞ、お楽しみくださいませ。」
その受付は俺達から何かを控えるわけでもなく、すんなりとその男性の隣にあった扉へと案内してくれる。
もしかしたら、2人が顔馴染みだったから俺も何もしなくても入れてもらえたのかもしれない。
きっと、一人で来ていたらその時点でつまみ出されていたことだろう。
扉を開いて軽くお辞儀をして俺らをお見送りしてくれるその人の横をすり抜け、開け放たれた瞬間に普通に会話など困難なほどに爆音が飛び出してきた部屋へと足を踏み入れる。
そこには、様々な光が瞬き、体に響くような重低音の中、男女が入り乱れるようにして各々が好きなように踊っていた。
大半の人間の片手には飲み物が握られ、口元や反対の手元には何やらタバコのようなものを吸っている人も目立つ。
しかし、この中に立ち込めている臭いがタバコだけとは思えないような独特な臭いを放っており、嗅いだことはないが薬物の臭いなのではないかと推測する。
亮に言われて素直に出せばしっかりと恋人握りにされ、亮の上着のぽっけに手を入れさせられる。
「何度も言うけど、離すなよ。」
俺はそれに1つ頷き、智くんが先陣を切って入っていく扉へ後に続いて入る。
暗く細い廊下が真っ直ぐ続いており、突き当りを左に曲がって少しすると、地下へと下りる階段があった。
その階下からはかすかに騒がしい音が聞こえてきており、この薄暗さも通常の店ではないことを突きつけてくるかのようだった。
俺は2人が進むようについていき、下りきったところは受付フロアのようになっており、スーツを着た男性が一人そこに立っていた。
「市瀬様に久我様。いらっしゃいませ。そちらのお方は?」
2人は顔馴染みのようで、相手が顔を認識した時点で挨拶をしてきた。
「亮の恋人。色々興味があるお年頃だから。お手柔らかに。」
「かしこまりました。本日は大変賑わっております。どうぞ、お楽しみくださいませ。」
その受付は俺達から何かを控えるわけでもなく、すんなりとその男性の隣にあった扉へと案内してくれる。
もしかしたら、2人が顔馴染みだったから俺も何もしなくても入れてもらえたのかもしれない。
きっと、一人で来ていたらその時点でつまみ出されていたことだろう。
扉を開いて軽くお辞儀をして俺らをお見送りしてくれるその人の横をすり抜け、開け放たれた瞬間に普通に会話など困難なほどに爆音が飛び出してきた部屋へと足を踏み入れる。
そこには、様々な光が瞬き、体に響くような重低音の中、男女が入り乱れるようにして各々が好きなように踊っていた。
大半の人間の片手には飲み物が握られ、口元や反対の手元には何やらタバコのようなものを吸っている人も目立つ。
しかし、この中に立ち込めている臭いがタバコだけとは思えないような独特な臭いを放っており、嗅いだことはないが薬物の臭いなのではないかと推測する。
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