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第七章 従順な俺
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「だから行かせたくなかったんだよ。」
駅に着き、そこで待っていた颯斗が俺の様子を見てそうこぼす。
表情から俺を心配してくれていることがひしひしと伝わる。
「ごめん・・・。」
「謝らなくていい。家まで耐えれるか?」
「うん・・・。」
俺は颯斗に支えられてバイクをおり、駅のホームへと向かう。
まだ混むには早い時間のおかげで車内はさほどに混んでおらず、俺は座る席を確保してもらってそこに座った。
颯斗が隣に座って俺の脇腹に腕を添えて倒れないように自分のほうへと引き寄せた。
必然的に俺は颯斗の肩を借りるような体勢になり、その安心できる温もりに、ほぼ限界を迎えている俺の意識は吸い込まれるように落ちていった。
どれくらい経ったのか、俺は軽く肩を揺すられる感覚で意識を取り戻す。
「柚希、もうつくぞ。起きれるか?」
颯斗の声が聞こえ、俺は目を開く。
眠っていた俺の体調は少しだけだがマシになっていた。
電車が完全に停車してから俺らは立ち上がり、駐輪場へと辿り着くことが出来れば、後はもう颯斗に身を任せるだけだった。
そこからの俺の記憶は酷く曖昧だった。
起きていたような寝ていたようなどちらとも言えない断片的な記憶しかなく、家には抱えられて連れて入られた気がする。
ベッドに寝かされた俺を颯斗が傍で見守ってくれていたように思う。
暖かく大きな手が俺の頭を撫でてくれていたような、それが夢だったような、とてもふわふわした感覚。
ただそれ以降の記憶は、俺には何一つなかった。
駅に着き、そこで待っていた颯斗が俺の様子を見てそうこぼす。
表情から俺を心配してくれていることがひしひしと伝わる。
「ごめん・・・。」
「謝らなくていい。家まで耐えれるか?」
「うん・・・。」
俺は颯斗に支えられてバイクをおり、駅のホームへと向かう。
まだ混むには早い時間のおかげで車内はさほどに混んでおらず、俺は座る席を確保してもらってそこに座った。
颯斗が隣に座って俺の脇腹に腕を添えて倒れないように自分のほうへと引き寄せた。
必然的に俺は颯斗の肩を借りるような体勢になり、その安心できる温もりに、ほぼ限界を迎えている俺の意識は吸い込まれるように落ちていった。
どれくらい経ったのか、俺は軽く肩を揺すられる感覚で意識を取り戻す。
「柚希、もうつくぞ。起きれるか?」
颯斗の声が聞こえ、俺は目を開く。
眠っていた俺の体調は少しだけだがマシになっていた。
電車が完全に停車してから俺らは立ち上がり、駐輪場へと辿り着くことが出来れば、後はもう颯斗に身を任せるだけだった。
そこからの俺の記憶は酷く曖昧だった。
起きていたような寝ていたようなどちらとも言えない断片的な記憶しかなく、家には抱えられて連れて入られた気がする。
ベッドに寝かされた俺を颯斗が傍で見守ってくれていたように思う。
暖かく大きな手が俺の頭を撫でてくれていたような、それが夢だったような、とてもふわふわした感覚。
ただそれ以降の記憶は、俺には何一つなかった。
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