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第七章 従順な俺
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昼休憩を終え、教室に戻れば俺に対する質問は本当に止んだ。
颯斗の力は本当に凄い。
あれだけリーダーシップのある人間だ。
何になるのか分からないが、就職先でも立派にやり遂げられるだろう。
試験日から1ヵ月後、俺の試験結果が発表された。
俺の予想通りのA判定を取っており、両親からのお咎めはなく済んだ。
ただ、俺は週に1日は勉強の日を設けて継続的に勉強を続けることにした。
現段階で親に反抗する勇気がない俺は、いつ仮試験を受けさせられてもおかしくないと思い、対策をしておくことにしたのだ。
生活費を継続的に下ろし、違う口座へとうつして貯金をし、生活費は自分のバイト代から出して生活をした。
うまくやりくりできているのかは分からないが、親からの詮索は特にない。
学校、喧嘩、勉強、遊び、バイト。
すべてをバランスよく当てはめて生活する毎日はそれなりに忙しかったが、京介たちに話をしたこともあって隠し事がなく俺の要望を伝えやすくなり、楽しい毎日を過ごしていた。
京介は颯斗への対戦は少し先延ばしにするということで、腕試しにもならないが、暇つぶしに下級生と喧嘩をしていた。
今年の下級生は大粒ぞろいらしい。
その手のことを一切知らない俺からすればただの後輩なのだが、どうやら2人にとっては楽しいらしい。
そんなある日、俺は京介たちと一緒に自宅で遊んでいた。
いつものようにゲームをしながら談笑しあっていた時、インターホンが鳴ったので俺は席を外してモニターを見に行く。
そこに映っている姿を見て俺は度肝を抜かれる。
「ごめんっ、2人とも今すぐ隠れてっ。靴持って、とりあえず押し入れに入って。」
「は?何?誰だよ?」
俺がこのように慌てることはまずなく、2人はいぶかしげな顔をしている。
「母親が来た。今すぐ隠れて。どうされたんですか?」
俺は2人に手を合わせて謝りながら玄関につなげて話を促す。
『開けてくれるかしら。話は上がってするわ。』
「分かりました。」
そして俺は音声を切って開錠し、モニターを切る。
俺は靴を取りに行ってくれた二人をよそに出されていたゲームをとりあえずテレビ台に押し込み、机の飲み物とかを冷蔵庫へと片付ける。
「本当にごめん、直ぐに帰ってもらうから。ちょっとの間だけ。本当にごめん。」
「いいって。そんな慌てんなよ。かくれんぼみてぇで楽しそうだから。」
京介は俺が安心するように笑ってくれ、来客布団を入れている下の段が空のためそこに2人して入ってもらう。
その間に玄関前についた母親が外のインターホンを鳴らしている。
「本当にごめんね。」
「大丈夫だって。早くいきなよ。」
多田にもそう言ってもらい、俺は押し入れの戸を閉めて玄関へと急ぐ。
颯斗の力は本当に凄い。
あれだけリーダーシップのある人間だ。
何になるのか分からないが、就職先でも立派にやり遂げられるだろう。
試験日から1ヵ月後、俺の試験結果が発表された。
俺の予想通りのA判定を取っており、両親からのお咎めはなく済んだ。
ただ、俺は週に1日は勉強の日を設けて継続的に勉強を続けることにした。
現段階で親に反抗する勇気がない俺は、いつ仮試験を受けさせられてもおかしくないと思い、対策をしておくことにしたのだ。
生活費を継続的に下ろし、違う口座へとうつして貯金をし、生活費は自分のバイト代から出して生活をした。
うまくやりくりできているのかは分からないが、親からの詮索は特にない。
学校、喧嘩、勉強、遊び、バイト。
すべてをバランスよく当てはめて生活する毎日はそれなりに忙しかったが、京介たちに話をしたこともあって隠し事がなく俺の要望を伝えやすくなり、楽しい毎日を過ごしていた。
京介は颯斗への対戦は少し先延ばしにするということで、腕試しにもならないが、暇つぶしに下級生と喧嘩をしていた。
今年の下級生は大粒ぞろいらしい。
その手のことを一切知らない俺からすればただの後輩なのだが、どうやら2人にとっては楽しいらしい。
そんなある日、俺は京介たちと一緒に自宅で遊んでいた。
いつものようにゲームをしながら談笑しあっていた時、インターホンが鳴ったので俺は席を外してモニターを見に行く。
そこに映っている姿を見て俺は度肝を抜かれる。
「ごめんっ、2人とも今すぐ隠れてっ。靴持って、とりあえず押し入れに入って。」
「は?何?誰だよ?」
俺がこのように慌てることはまずなく、2人はいぶかしげな顔をしている。
「母親が来た。今すぐ隠れて。どうされたんですか?」
俺は2人に手を合わせて謝りながら玄関につなげて話を促す。
『開けてくれるかしら。話は上がってするわ。』
「分かりました。」
そして俺は音声を切って開錠し、モニターを切る。
俺は靴を取りに行ってくれた二人をよそに出されていたゲームをとりあえずテレビ台に押し込み、机の飲み物とかを冷蔵庫へと片付ける。
「本当にごめん、直ぐに帰ってもらうから。ちょっとの間だけ。本当にごめん。」
「いいって。そんな慌てんなよ。かくれんぼみてぇで楽しそうだから。」
京介は俺が安心するように笑ってくれ、来客布団を入れている下の段が空のためそこに2人して入ってもらう。
その間に玄関前についた母親が外のインターホンを鳴らしている。
「本当にごめんね。」
「大丈夫だって。早くいきなよ。」
多田にもそう言ってもらい、俺は押し入れの戸を閉めて玄関へと急ぐ。
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