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1章 〜ジェントルメンズプレイクラブ〜
4話 〜変わり者〜 ※本文冒頭、残酷な描写があります。
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会場に話を戻す。
ステージ上は阿鼻叫喚の光景だった。
全身真っ赤な奴隷が1匹、その周りに2人のシルバー会員が居た。頭からすっぽり被るラバーマスクを被らされ目隠しを施された奴隷は頭から目隠しの上、鼻の辺りや口周りまで赤い蝋燭を掛けられていたのだ。いや、顔だけではない。全身真っ赤なのだ。首周りも肩も腕も胸板からわずかに膨らんだ胸も乳首もおヘソ周りや脚も全体的に赤い蝋燭で責め上げられている。地獄絵図のような酷い有り様だが、この奴隷のシンボルは硬く勃起し、しっかりと上を向いている。つまりこの奴隷はこの状況で興奮し感じているのだ。ステージにいる2人の会員のうち、1人が奴隷の格好を変える。背中を床につけた状態で脚を上に向けて大きく開いた格好【まんぐり返し、またはちんぐり返しと呼ばれる格好】にしたのだ。もう1人がフックの付いたものを持ってくる。アナルを開いたままにするためのフックだ。アナルフックによって四方向に拡げられたアナル。
そして信じられない事が始まる。なんと拡げられたアナルに直接熱っせられた蝋燭を流し込もうというのだ。ステージ上、電気により常に熱くなる容器の中でドロドロに溶けて液体状になっている蝋燭を柄杓で掬うとなんの躊躇もなく、アナルに向かって掛ける会員。
奴隷「あはぁ、熱いぃぃぃぃ。中が焼けるぅぅぅぅ。あひぃぃぃぃ。もっとぉぉぉぉ、もっとくださいぃぃぃぃ、もっと流し込んでくださいぃぃぃぃ、熱くてぇぇ、あぁぁぁ、感じますぅぅぅぅ。」
奴隷から聞こえてきたのは、悲鳴ではなく嬌声とおねだりだった。調教の成果なのだろうか、この奴隷は熱さや痛みなどの苦痛を快感に変えれるようだ。情報によれば、この奴隷と会員の男2人は兄弟らしい。40代の母親が亡くなってしばらくして、元々女装に興味のあった長男は亡くなった母親の遺品であるブラジャーやショーツなどの下着類をこっそりと持ち出しては服の下に着用した。誰にも知られないように持ち出しては着用しコインランドリーなどを使って持ち出した時と同じように片付けていた。徐々に母親の女性モノの衣服も持ち出して着用するようになって、自分で用意したウィッグなども被り、女性として立ち振る舞う事に喜びを感じていた。
一方、妻を亡くした父親も妻の遺品を時折眺めては妻の事を思い出していた。父親がわずかな異変に気付くのにそう長い時間は掛からなかった。隠しカメラを設置し様子を伺うと数日たったある日、下着類や衣服を持ち出す長男が写った。問い正すと女装の事を認めた。しかし父親の反応は思わぬものだった。妻を亡くし、遺品を眺めては妻を思い出していた父親とその遺品を着用して女装していた長男。父親は女装した長男を妻の代わりにしたいと思った。長男もそれを受け入れた。週末に長男が女装し父親と密会していた。父親と亡くなった母親は歳が30程も離れた夫婦だった。SMの出会いで主人である父親と奴隷だった母親。SM行為の中で子供を設け、それを理由に結婚した。父親は長男に母親と同じ被虐性を認めていた。少しずつSMの主従関係になる父と女装した息子。ついに2人は大きな決断をする。長男の整形手術、20代である長男に20代の頃の母親の顔を整形で再現しようと考えて実行した。この父親は資産家だった。金の力で顔の再現は叶った。長男は仕事を辞め、実家からも出て1人暮らしを始めた。それは建前だった。実家には弟2人も住んでいる。今までは週末だけの女装だったが、顔を整形し完全に変えてしまうとなった時、実家には居れないのは明白で先に1人暮らしを始めた。すべて父親が資金を出して実家から遠くないが近すぎない所に決めた。その際、弟達には「母親の遺品があると父親が精神的に滅入ってしまう。しかし、かといって捨てられない品々だから、長男が1人暮らしする所に避難的に移動させる」と伝えて長男の住む部屋に下着類や衣類、バッグなどを始め、タンスや三面鏡、化粧品類に至る小物類まですべてを移動させた。もちろんこれらも言い訳であり、怪しまれずに移動させるための口実だった。弟たちに長男の部屋の場所は伝えなかった。なにしろ、調教部屋としたからである。この後は顔を整形し若き母親の顔を再現。ニューハーフとなり【※】、父親と女装した息子からご主人様とニューハーフ奴隷になった。週末だけでなく、平日でも問題なくなりどんどんと2人の調教はエスカレートしていった。
老衰によって父親が亡くなった。父親の遺言もあって、弟2人に『女装趣味からニューハーフになった事、父親はソレを知っていた事まで』カミングアウトした。親子の主従関係は明かさなかった。父親が残した資産はかなりのモノで、3人はそれだけで裕福に暮らしていける。弟たちは実家にそのまま住み、長男は1人暮らしの部屋に住むとした。それから必要以上には弟たちと連絡は取らなかった。
長男はその後、ニューハーフや男の娘が在籍するSMのデリヘル風俗に入り、ニューハーフM嬢として人気を集めていた。父親との調教生活のおかげで多少ハードな責めも受け入れるM嬢だから、人気になるのは当然だった。
ある日、いつものように指定されたホテルに出向き、告げられた部屋に行く。ドアをノックして鍵を開けてもらい中に入ったらそこには弟たち2人が居た。弟たちはどちらも父親譲りの加虐性を持っていた。そのため、彼らもS側としてSM倶楽部やSMが可能な風俗を利用するようになった。しばらくすると人気急上昇中のニューハーフM嬢がいるという噂を聞いた。多少ハードな責めでも可能だという。2人は強く興味を示し、人を使って調べた。その際に名前こそ源氏名だったものの父親の遺産相続の時に整形によって再現された母親の顔をした長男と会っていたため、調査結果に添えられて写真を見て驚いた。もちろん自分たちの兄だとは知らずに調べたその結果だったから驚きは計り知れなかった。とりあえず弟たちは予約を取ろうとしたが、人気急上昇中のM嬢の予約はかなり先まで埋まっており、やむなく予約可能なだいぶ先の日取りで偽名を使って予約を入れた。それがこの日だった。部屋に入るなり2人に気づき驚く長男。根掘り葉掘り聞かれたが父親との主従関係は隠し通した。『1人暮らしをした時に母親の品々を自分の部屋で預かった事から女装を始めた事』にして、ニューハーフにまでなった経緯も誤魔化したし、整形も独断で行い父親には激怒されたものとして誤魔化した。その辺りの話は誤魔化せたが、この後はSMデリヘル風俗を辞めさせられて、秘密にしてきた1人暮らしをしていた部屋も案内させられた。弟2人がご主人様になり長男は奴隷に下ることをなかば強引に了承させられて、その部屋を使って弟たちに調教される毎日となり、主人となった弟たちの肉棒へのフェラどころか喉の奥まで突き上げるイラマチオも日常茶飯で飲精はご褒美、2人とも長男のアナルは姦通《かんつう》済みで既に何度も中出しまでしている。今では弟たちが予約を受けた加虐性の強い客の相手をさせられているらしい。これが父親はもちろん母親までも巻き込んだとある一家の、奴隷の兄とご主人様の弟たちという変わった主従関係が生まれた奇妙なエピソードだった。前述したが、他界した父親の遺産は相当なものだったから、シルバーではあるが2人分の年会費を払い、2人とも会員となっているのだった。
ちなみに『父親と長男のいきさつを知らない弟たち』は風俗嬢の時に客の誰かによってこの熱蝋燭垂らし(全身およびアナル)を教え込まれたと思っているが、この熱蝋燭垂らしを含めて様々な調教を教え込ませたのは他ならぬ父親であり、長男のアナル処女を散らしたのも父親だった。母親の顔を再現し女装子からニューハーフとなったある日、『ご主人様とニューハーフ奴隷』という主従関係の証に、ED薬まで用意してトライした結果、アナル挿入が叶い、その日の何度目かの挿入で中出しまで成し遂げた。2人はコレをもって主従関係の契りを交わしたものとして『姦通式』と呼んだ。しかし、この日以外で2人のアナル挿入はなかった。理由は3つ。1つは『姦通式』と呼ぶこの日を2人は特別な日と考えていた事、2つめはED服用は70を超えている父親の身体への負担が大きいと思っていた事。フェラなどをすると勃起はするものの、いわゆる「中折れ」になってしまう。『姦通式』の日よりも前にも挿入を試みたが、「中折れ」になって挿入出来ず、ED薬を用意して行ったその日に挿入が叶ったのだった。3つめは2人の日頃の調教においてアナル挿入を重要視していなかった事。2人にとっては日頃の調教よりも逆に第1の理由である『アナル挿入は姦通式の日だけの特別な行為』という拘りの方が大きかったからだった。前述の通り、今の主人である弟2人とは無理矢理主従関係になったわけだが、父親との主従関係は無理矢理ではなく、長男が心から望んだものであり、父親とのSMは何もかも特別なモノになっていた。
【※ニューハーフになった】長男は性転換手術などはしておらず、女装していた長男の心の持ち様が「女装からニューハーフ」に変わったとしてこの表現を用いています。
ここからはマダム薫子が変わり者と表現した会場内の二人に注目する。まず1人目は風俗嬢からも嫌われている男だ。銀マスクをつけたその男は女装子やニューハーフ、男の娘が身に着けていたブラジャーとパンツ、つまり下着にのみ興奮する性癖だった。目の前で相手にパンツを脱がせるとそのまますぐに顔にかぶる。ちょうど男性器が当たっていた部分が自分の鼻の位置になるように上手くかぶるとそのまま深呼吸を始める。「すうぅぅはあぁぁすうぅぅはあぁぁ」と何度も何度も深呼吸を繰り返す。そして自身の分身を硬く上向きにしていく。一方で相手にはオナニーを強要する。オナニーの際、脱がせた相手自身のブラジャーで相手自身の男性器を覆わせて最後はブラジャーに射精させる。それを受け取ると密封袋にしまい込み、チャックを閉める。『胸に着けていたブラジャー』に興味は無い。『射精された精液の受け皿としてのブラジャー』に興奮するのだった。コレクションとして保存し時折わずかに開けて『楽しむ』らしい。だが、それらを着ていた女装子やニューハーフ、男の娘の“本体“には一切興味を示さない。触ろうともしないし奉仕を求める事もない。聞くところによれば脱ぎたて確保のために風俗嬢を呼ぶ。元々履いて来たパンツとその場で精液まみれにさせたブラジャーを受け取ると別のブラジャーとパンツを渡し、次の指名日を決めてそれまで同じパンツを履く事を強いるそうだ。初めこそ大金と引き換えと言われて承諾するが、何度も強いられれば嫌になる【何度も目の前で自分が履き続けたパンツを被られて深呼吸され匂いを嗅ぐのを見せられるのは本人にはかなりのショックだと言える。ましてやブラジャーもそこに射精させられてそのまま密封袋にコレクトされるのだ。一度なら我慢もあろうが何度もとなればたまったものじゃない。】のは時間の問題で、嫌がられる度に別の子、別の子と繰り返せば確かに風俗嬢からどんどん嫌われ者になるのは当然な話だ。明確な証拠はないが、SNSなどを通じて素人の子らにも同様の事をしていたのではないかと推察される。会場でも拒否できないのを良いことにバニーキャスト【※】たちのパンツを脱がせてはそれを被り、乳首を隠す程度のマイクロビキニブラに射精させては密封袋に入れながら興奮している始末だ。バニーキャストは苦笑しながら飲み物を勧めるが、パンツに興奮しているこの男の耳に届くことはない。標的になってしまったバニーキャストはやむなく控え室に行き、身支度を整え直し改めて会場に戻っているようだ。彼が手にしたモノたちは本日の戦利品として彼のコレクションに加えられるのだろう。
【※】会場内にて給仕をしているキャストはうさ耳をつけ網タイツにヒールを履き、バニー衣装【倶楽部が用意した特注品のモノ】を着ているため、『バニーキャスト』と称される。後ほどの本文中にて説明・表現するため、ここでは簡素な説明に留める。
バニーキャストは可能な限りの注文を受けるように言い付けられているし、衣装も破られたり汚されたりする前提でいくつも予備が用意されている。特異な性癖の集まるこの倶楽部ではハプニングも日常茶飯事であり、バニーキャストの対応も慣れたものである。
もう一人の変わり者は背の高いニューハーフと言えば良いだろうか。金マスクの彼女(?)はマダム薫子に憧れてマダム薫子と同じになりたいという願望を抱いている、ミス隷美《れみ》だ。隷美と自分を命名したのは、『美に隷属する』という意味を込めたものだ。彼女(?)が入ったのはプレジデントの死後、マダム薫子が受け継いでから。完全秘密裏に一部の参加者のみで行われていた際には全く耳に入らなかったが、プレジデントが亡くなり、マダム薫子が取り仕切るようになって、会費制になった時にほんのわずかに口コミなどで漏れた情報が偶然隷美の耳に届いた。わずかに聞こえた情報を元に手探りながらも探りあててマダム薫子と出会い、一目で憧れた。
すぐに金会員として入会を申し出た。超高額と言われる会費については容易かった。彼女(?)も資産家の家系ではあったものの、自身に与えられた資金を上手く運用し成功を納めた1人だった。そのため潤沢な資産をもっていたのだ。趣味・趣向もこの倶楽部やマダム薫子と出会う前から豊胸していたくらいであり、入会はあっさりと決まった。
髪色はマダム薫子の赤髪をリスペクトして紫。もともと巨乳と言われる程の豊胸はしていたが、爆乳にしたのもマダム薫子に触発されたもの、背丈の高さは元々の身長も高めだが6cmの厚底でヒールの高さが22cmもあるピンヒールを履いているからなおさらだ。エナメル製で編み上げになったソレはつま先立ちブーツと呼ばれる女王様向けとして仕立てられた完全オーダーメイド生産の特注の品だった。連れもマダム薫子の7人には及ばないが全頭マスクを被らせた屈強な男が二人、マスクにはAとBと描かれている。
それぞれの首に嵌めた太めの金属製の首輪から繋がった鎖を左右の手にしてその二人の前を歩く姿は妖艶である。恥部・秘部を隠そうとしていない扇情的な衣装・・・もはやわずかな布地といわんばかりの衣装では爆乳もその頂点に鎮座するマダム薫子のソレに似せた乳首もそれを貫くバーベルピアスも一切隠しておらず、下半身も連れの屈強な男たちに負けない程に太い男根をしっかりと硬くして勃起させている。また、睾丸のバーベルピアスもマダム薫子と同じ様に装着していた。
ミス隷美「あら、ママ(=マダム薫子)はまだ会場にいないのね。残念・・・このピンヒールを自慢しようと思ったのに。まだ奥でお楽しみ中かしら。自慢は後でも出来るか。ほら、お前たち。椅子。」
一言で連れの男二人は左右対象の片膝立ちになり肩を組む。そこに腰を降ろしM字開脚の大股開きで男達の片膝立ちのそれぞれの膝にピンヒールを載せた。
そう、これが彼女(?)のいう椅子なのだ。
ミス隷美「厚みのあるあの唇とルージュの刺青くらいはママのマネをしても良いかな。色も何色にしようか、ブルーグレーとか、ママに相談してみようか。」
マダム薫子に憧れて、マダム薫子のようになりたい。いや、そのものになりたいとさえ願っているミス隷美だが、ひとつだけどうしても出来ないことがあった。刺青である。
マダム薫子はプレジデントのM奴隷である。今でこそ奴隷男6人を連れているが、それはプレジデント程に満足させてくれるSのご主人様がいない事の裏返しだ。M奴隷としてプレジデントの命令によって入れた背中一面にある卑猥な刺青も隠している頭頂部の刺青もプレジデントから『入れてもらった大切なもの』である。
一方、ミス隷美は根っからのS気質だ。もちろんご主人様もいない。ここにマダム薫子との大きな違いがある。マダム薫子の様に『M奴隷がすべてを捧げる程のご主人様に入れてもらった大事なモノ』と違い、ミス隷美がもし刺青を入れるとなればそれはミス隷美自身の意思で入れる事になる。ましてや刺青であればそれは一生モノだ。マダム薫子に憧れる自分と刺青に踏ん切りがつかない自分で揺れている。
そんな中で唇の加工について、脂肪注入によりぷっくりさせる事と刺青によって永久ルージュを入れる事、永久ルージュにする時の色合いなどを悩んでいた。
胸の異常な程の豊胸や乳首にシリコンを入れて太くする事は躊躇なく出来た。Sであっても妖艶な雰囲気になると感じ自分でも納得出来たからだ。なので、唇の加工は内容こそ悩んでいるが、やるつもりでいる。しかし、男根柄の刺青となれば話は変わる。これがもしもミス隷美もMであり陶酔するご主人様が居て、そのご主人様に命令されたモノであったなら躊躇はなかったのだろう。だが、現実はそうではないし、美に隷属するという意味の名前である彼女(?)にとって美に相反する背中の卑猥な刺青や顔の刺青メイクにしても、一生モノになってしまうから季節やその日の気分やコーディネートと合わせていろいろと変えられなくなってしまうのはやはり美に相反すると思うから慎重だった。
ミス隷美が会場の入り口を見て呟く。
ミス隷美「へえぇぇ、これはまた変わった人が来たもんだ。滅多に来ないのに、今日は珍しい。」
”変わり者”だと思われるミス隷美が「変わった人」と表現する人物に焦点を移そう。
クイーン藍蘭《あいら》のお出ましだった。
金会員の超どS。”旦那”として超どMの奴隷男を連れている。そのためマダム藍蘭と呼ばれることが多いが本人の前では呼んではいけない。『クイーン藍蘭』と呼ばないと著しく機嫌が悪くなり、とばっちりに何をされるかわからない。誰しも恐ろしい目には会いたくないものだ。
クイーン藍蘭の後ろを首輪を引かれ、四つん這いで歩くその奴隷男は常に全頭マスクを被っておりそのマスクとボールギャグ、そして鎖付きの首輪と手首・足首に黒い革製の枷を嵌めているだけ。他には性器にいくつかのピアスしか身につけておらず首下は全裸でもちろん足も裸足だ。勃起させた男根はかなり太くて大きい。ブランブランと前後に揺れているため、四つん這いでもよく見える。クイーン藍蘭によって太く、大きくさせられたモノだ。顔は全頭マスクでよくわからないが肉体的に年齢を重ねているのはわかる。精神的、肉体的にもすべてをクイーン藍蘭に捧げており人権すら放棄しているためクイーン藍蘭のやりたい放題である。性器のピアッシングも肉体改造もかなりのものだ。まず目に留まるのは、陰嚢だ。異様な状態にある事が一目でわかる。左右ともに陰嚢に大きな穴が貫通しているからだ。トンネルプラグというピアスが貫通した穴に設置されており、そのプラグの中にはガラス玉が埋め込まれていて、ガラス玉の中に『藍』『蘭』と金属製のオブジェがあるのだ。他には乳首ピアスはニップルシールドと呼ばれるモノを装着している。バーベルピアスが小さな乳首を貫通しそれによってシルバーに輝く細かなデザインがあしらわれた円盤が乳輪を覆い隠くしつつバーベルピアスを持ち上げるニップルストレッチャーの役割も果たしていた。また男性器へのピアッシングとしてはアパドラビア【亀頭を上から下まで縦に垂直に貫通させる男性器ピアス】とアンパラング・ピアッシング【亀頭を左右に水平に貫通させる男性器ピアス】が施されている。これらは陰茎で最も敏感な部分を通過する男性にとって最も辛いピアスと言われるが、一度傷が癒えればバーベルが陰茎の内部組織を刺激するため、装着者にとって非常に快感であり、また性交時にはピアスの先端がGスポットに接触するように位置するため、パートナーの性的快感を増幅させるとも考えられている。
そう、クイーン藍蘭は『陰茎会陰部皮膚翻転法での性別適合手術』を受けており、この奴隷男との手術によって形成された女性器でのセックスが可能な上、神経も繋がっているため膣内でしっかりと”感じれる”のだ。そのため、前述のように奴隷男の亀頭部分にはピアッシングが施されたのだろうと推察出来る。亀頭の刺青にも触れておこう。縦に『デク』と彫り込まれている。クイーン藍蘭がつけた現在の奴隷男の名前だ。
クイーン藍蘭に目を向けるとまずはしっかりとウェーブが掛かったのセミロングのグレイヘア【白髪染めをせず、髪ら本来の色や髪質を活かすヘアスタイル】が目に入るが顔は齢を重ねているとは思えない美貌だ。これは素直に整形によるものだ。クイーン藍蘭御用達の美容整形の素晴らしい仕事だった。すらっとした細身に対して複数回繰り返した豊胸手術によるQカップもある豊満な胸はやはり目立つ。脂肪吸引【この吸引された自身の脂肪も豊胸手術に使っている】や胸郭形成術などによってアンダーバストもしっかりと細くなっているためなおさら強調されていた。そしてクイーン藍蘭はフェイクレザー素材で作製されたSM女王様を彷彿とさせるハイネックのボディコンセクシーコスチュームを着用している。ハイネックだが、胸元はスウィートハートネックのように大きく切り開かれており、豊満な双丘の深い谷間が見て取れる。Qカップの豊満な乳房をモールドカップ三角ブラが包み込み、ブラ中央のOリングから三角にウエスト部分が伸びていてそのままミニスカート部分までになっている。露出したウエストのクビレの辺りは前と後ろの生地に5ずつのハトメがあり、生地と同じフェイクレザー素材で出来たロープ紐で結ばれている。ボディコンなのでクイーン藍蘭の艶めかしいボディラインをぴっちりと浮き上がられせており、妖艶さを醸し出していた。
クイーン藍蘭「(口に出したものではなく、藍蘭のアタマの中の意識)おやまあ、ステージの上にいるのはあの兄弟か。どうやらメインステージには間に合ったようだね。それにしても急すぎるんだよ、こっちは予定が詰まってるというのに、暇じゃないんだよ。それでもまあ、あやつが直々に招待してきたんだ。知らん仲でもないし、間に合ったからヨシとするかね。それにしてもみんな道を開けて、良い子ちゃんたちだねえ。」
クイーン藍蘭が歩く前を会員たちはみな開けていくのだ。
クイーン藍蘭「(発言)ん?おやおや邪魔だよ。道を開けな、変わり種のお嬢ちゃん。」
クイーン藍蘭が声を掛けたのはミス隷美だった。クイーン藍蘭の歩く先に奴隷男の『椅子』に座るミス隷美がいたのだ。
ミス隷美「はあ?耄碌(もうろく)したの?おばさん。私が先にここに座ってるんだから、おばさんがよければいいじゃん。」
クイーン藍蘭「あらあら、そこらに転がってる豚どもと違って威勢は良いみたいだね。」
ミス隷美「はあ?寝言言わないでよ。奴隷にすらならんようなここの豚どもと私を一緒にするなんてさ、寝言は寝て言えよ、ババア。」
クイーン藍蘭「奴隷にすらならないってのは同感だが、ババアは聞き捨てならないねえ、わたしゃババアじゃなくてジジイだよ。」
ミス隷美「あ、そか!間違ったあ。」
この2人はどこまで本気なのか、いや全部本気なのだ。ダジャレを言って場が和んだ。そうじゃない、場が和んだように見えたのは2人の周りにいる「豚」と形容された会員連中だけ。2人の視線のぶつかりはバッチバチに激突中であった。
クイーン藍蘭「あんたの好きなマダム(薫子)はどこだい?」
ミス隷美「ママはたぶんまだお楽しみ中だよ。私も見てない。」
クイーン藍蘭「そうかい。」
クイーン藍蘭はふいっと向きを変えてミス隷美から離れていった。
~【ミス隷美(れみ) 覚書】~
隷美=美に隷属するという意味であるが、ご主人様は居ない。(真性も生粋のどS)
連れの男たち(A・B)はマダムの連れたちと同じくアナルは拡張済であり、ミス隷美が突く事もあれば知人たちに貸し出されることもある。もちろんこの男達がミス隷美のアナルを突く事もある。全頭マスクと首輪以外は全裸であり、鍛えた褐色の肉体を顕にしているこの二人は入れ替わったりする事はまずない。この2人も乳首にピアスを開けている。2人とも同じように乳首を貫くバーベル部分の左右から短めの鎖があって、右に『Re』左に『Mi』、合わせて『ReMi』となるようなアルファベットの装飾がぶら下がっていた。
加えて2人の亀頭には刺青が施してある。Aのほうには『隷』、Bの方には『美』と彫り込まれている。
日常でも隷美のボディガードとして同伴する。全頭マスクや首輪はなく、サングラスにスーツをビシッと決めた屈強な男2人に囲まれて颯爽と歩くミス隷美は近づき難いがカッコイイ。
ミス隷美はマダム薫子に憧れたというよりもマダム薫子そのものになりたいのだが、リスペクトしているためマダム薫子を超える事は考えていないしマダム薫子に並ぶ事(例えば人数とか何か物なら個数とか)もしてはいけないと思っているが、唯一化粧品だけはマダムに勧められた事もあり同じブランドを愛用している。
※マダム薫子の顔は刺青の永久化粧であるが、化粧水や乳液などの基礎化粧品は使っている。それと同じブランドを勧められた事で愛用しているのだ。
~【クイーン藍蘭(あいら) 覚書】~
前に述べたが、クイーン藍蘭は性別適合手術で造膣しているため男根はないが、代わりに亀頭部分をほぼほぼ残してもらった陰核《クリトリス》がある。そこには『藍蘭』と彫り込まれている。これは『藍蘭』と『デク』と彫ることで実際に婚姻関係になれない事を超越し、夫婦である証としているものだった。クイーン藍蘭なりの愛情表現であり、この刺青は実際に彫った信頼出来る彫師以外は2人しか知らないものだった。
また、ボディコンコスチュームによって見えないが、乳首も連れの奴隷男と同様にニップルシールドのピアスを装着している。コレも刺青と同じ夫婦の証としているもので一緒に着けているし、クリトリスの刺青と同じ人物による施術だ。
顔は整形によって望む顔にしたが、張りなどを保つために美容整形には常連として通っており、ヒアルロン酸注射など様々なケアを受けている。そのため、年齢と一致しない若々しい顔を保てていた。
奴隷男の睾丸は摘出されている。睾丸責めは何度も行っていた。そんなある日の調教でその日、クイーン藍蘭は睾丸責めに飽きた【何度も行った結果、奴隷男の反応が初めの頃と違い鈍くなってきたのとマンネリ化した】事もあり、潰すつもりでいた。金で医療行為の出来るチームを用意してから、ハンマー責めでついに睾丸を破壊した。別途本当の医療機関で適当に言い訳して睾丸摘出となり、その後陰嚢にピアッシングしトンネルプラグを施した。しばらくしてからガラス玉の組み込まれた環の大きさがより大きいトンネルプラグをはめ直した。
奴隷男の男根にはもう一つ秘密がある。亀頭のカリ首周りと陰茎にも埋め込み型のピアスがされている。亀頭のカリ首まわりに小さいボールのようなパーツが皮膚の中に埋め込まれていてそれが4方に各2個ずつ、それよりも大きい真珠サイズのモノが、4方に1つずつ3列になっていた。これもまたクイーン藍蘭を楽しませるだけの施術にほかならない。
ステージ上は阿鼻叫喚の光景だった。
全身真っ赤な奴隷が1匹、その周りに2人のシルバー会員が居た。頭からすっぽり被るラバーマスクを被らされ目隠しを施された奴隷は頭から目隠しの上、鼻の辺りや口周りまで赤い蝋燭を掛けられていたのだ。いや、顔だけではない。全身真っ赤なのだ。首周りも肩も腕も胸板からわずかに膨らんだ胸も乳首もおヘソ周りや脚も全体的に赤い蝋燭で責め上げられている。地獄絵図のような酷い有り様だが、この奴隷のシンボルは硬く勃起し、しっかりと上を向いている。つまりこの奴隷はこの状況で興奮し感じているのだ。ステージにいる2人の会員のうち、1人が奴隷の格好を変える。背中を床につけた状態で脚を上に向けて大きく開いた格好【まんぐり返し、またはちんぐり返しと呼ばれる格好】にしたのだ。もう1人がフックの付いたものを持ってくる。アナルを開いたままにするためのフックだ。アナルフックによって四方向に拡げられたアナル。
そして信じられない事が始まる。なんと拡げられたアナルに直接熱っせられた蝋燭を流し込もうというのだ。ステージ上、電気により常に熱くなる容器の中でドロドロに溶けて液体状になっている蝋燭を柄杓で掬うとなんの躊躇もなく、アナルに向かって掛ける会員。
奴隷「あはぁ、熱いぃぃぃぃ。中が焼けるぅぅぅぅ。あひぃぃぃぃ。もっとぉぉぉぉ、もっとくださいぃぃぃぃ、もっと流し込んでくださいぃぃぃぃ、熱くてぇぇ、あぁぁぁ、感じますぅぅぅぅ。」
奴隷から聞こえてきたのは、悲鳴ではなく嬌声とおねだりだった。調教の成果なのだろうか、この奴隷は熱さや痛みなどの苦痛を快感に変えれるようだ。情報によれば、この奴隷と会員の男2人は兄弟らしい。40代の母親が亡くなってしばらくして、元々女装に興味のあった長男は亡くなった母親の遺品であるブラジャーやショーツなどの下着類をこっそりと持ち出しては服の下に着用した。誰にも知られないように持ち出しては着用しコインランドリーなどを使って持ち出した時と同じように片付けていた。徐々に母親の女性モノの衣服も持ち出して着用するようになって、自分で用意したウィッグなども被り、女性として立ち振る舞う事に喜びを感じていた。
一方、妻を亡くした父親も妻の遺品を時折眺めては妻の事を思い出していた。父親がわずかな異変に気付くのにそう長い時間は掛からなかった。隠しカメラを設置し様子を伺うと数日たったある日、下着類や衣服を持ち出す長男が写った。問い正すと女装の事を認めた。しかし父親の反応は思わぬものだった。妻を亡くし、遺品を眺めては妻を思い出していた父親とその遺品を着用して女装していた長男。父親は女装した長男を妻の代わりにしたいと思った。長男もそれを受け入れた。週末に長男が女装し父親と密会していた。父親と亡くなった母親は歳が30程も離れた夫婦だった。SMの出会いで主人である父親と奴隷だった母親。SM行為の中で子供を設け、それを理由に結婚した。父親は長男に母親と同じ被虐性を認めていた。少しずつSMの主従関係になる父と女装した息子。ついに2人は大きな決断をする。長男の整形手術、20代である長男に20代の頃の母親の顔を整形で再現しようと考えて実行した。この父親は資産家だった。金の力で顔の再現は叶った。長男は仕事を辞め、実家からも出て1人暮らしを始めた。それは建前だった。実家には弟2人も住んでいる。今までは週末だけの女装だったが、顔を整形し完全に変えてしまうとなった時、実家には居れないのは明白で先に1人暮らしを始めた。すべて父親が資金を出して実家から遠くないが近すぎない所に決めた。その際、弟達には「母親の遺品があると父親が精神的に滅入ってしまう。しかし、かといって捨てられない品々だから、長男が1人暮らしする所に避難的に移動させる」と伝えて長男の住む部屋に下着類や衣類、バッグなどを始め、タンスや三面鏡、化粧品類に至る小物類まですべてを移動させた。もちろんこれらも言い訳であり、怪しまれずに移動させるための口実だった。弟たちに長男の部屋の場所は伝えなかった。なにしろ、調教部屋としたからである。この後は顔を整形し若き母親の顔を再現。ニューハーフとなり【※】、父親と女装した息子からご主人様とニューハーフ奴隷になった。週末だけでなく、平日でも問題なくなりどんどんと2人の調教はエスカレートしていった。
老衰によって父親が亡くなった。父親の遺言もあって、弟2人に『女装趣味からニューハーフになった事、父親はソレを知っていた事まで』カミングアウトした。親子の主従関係は明かさなかった。父親が残した資産はかなりのモノで、3人はそれだけで裕福に暮らしていける。弟たちは実家にそのまま住み、長男は1人暮らしの部屋に住むとした。それから必要以上には弟たちと連絡は取らなかった。
長男はその後、ニューハーフや男の娘が在籍するSMのデリヘル風俗に入り、ニューハーフM嬢として人気を集めていた。父親との調教生活のおかげで多少ハードな責めも受け入れるM嬢だから、人気になるのは当然だった。
ある日、いつものように指定されたホテルに出向き、告げられた部屋に行く。ドアをノックして鍵を開けてもらい中に入ったらそこには弟たち2人が居た。弟たちはどちらも父親譲りの加虐性を持っていた。そのため、彼らもS側としてSM倶楽部やSMが可能な風俗を利用するようになった。しばらくすると人気急上昇中のニューハーフM嬢がいるという噂を聞いた。多少ハードな責めでも可能だという。2人は強く興味を示し、人を使って調べた。その際に名前こそ源氏名だったものの父親の遺産相続の時に整形によって再現された母親の顔をした長男と会っていたため、調査結果に添えられて写真を見て驚いた。もちろん自分たちの兄だとは知らずに調べたその結果だったから驚きは計り知れなかった。とりあえず弟たちは予約を取ろうとしたが、人気急上昇中のM嬢の予約はかなり先まで埋まっており、やむなく予約可能なだいぶ先の日取りで偽名を使って予約を入れた。それがこの日だった。部屋に入るなり2人に気づき驚く長男。根掘り葉掘り聞かれたが父親との主従関係は隠し通した。『1人暮らしをした時に母親の品々を自分の部屋で預かった事から女装を始めた事』にして、ニューハーフにまでなった経緯も誤魔化したし、整形も独断で行い父親には激怒されたものとして誤魔化した。その辺りの話は誤魔化せたが、この後はSMデリヘル風俗を辞めさせられて、秘密にしてきた1人暮らしをしていた部屋も案内させられた。弟2人がご主人様になり長男は奴隷に下ることをなかば強引に了承させられて、その部屋を使って弟たちに調教される毎日となり、主人となった弟たちの肉棒へのフェラどころか喉の奥まで突き上げるイラマチオも日常茶飯で飲精はご褒美、2人とも長男のアナルは姦通《かんつう》済みで既に何度も中出しまでしている。今では弟たちが予約を受けた加虐性の強い客の相手をさせられているらしい。これが父親はもちろん母親までも巻き込んだとある一家の、奴隷の兄とご主人様の弟たちという変わった主従関係が生まれた奇妙なエピソードだった。前述したが、他界した父親の遺産は相当なものだったから、シルバーではあるが2人分の年会費を払い、2人とも会員となっているのだった。
ちなみに『父親と長男のいきさつを知らない弟たち』は風俗嬢の時に客の誰かによってこの熱蝋燭垂らし(全身およびアナル)を教え込まれたと思っているが、この熱蝋燭垂らしを含めて様々な調教を教え込ませたのは他ならぬ父親であり、長男のアナル処女を散らしたのも父親だった。母親の顔を再現し女装子からニューハーフとなったある日、『ご主人様とニューハーフ奴隷』という主従関係の証に、ED薬まで用意してトライした結果、アナル挿入が叶い、その日の何度目かの挿入で中出しまで成し遂げた。2人はコレをもって主従関係の契りを交わしたものとして『姦通式』と呼んだ。しかし、この日以外で2人のアナル挿入はなかった。理由は3つ。1つは『姦通式』と呼ぶこの日を2人は特別な日と考えていた事、2つめはED服用は70を超えている父親の身体への負担が大きいと思っていた事。フェラなどをすると勃起はするものの、いわゆる「中折れ」になってしまう。『姦通式』の日よりも前にも挿入を試みたが、「中折れ」になって挿入出来ず、ED薬を用意して行ったその日に挿入が叶ったのだった。3つめは2人の日頃の調教においてアナル挿入を重要視していなかった事。2人にとっては日頃の調教よりも逆に第1の理由である『アナル挿入は姦通式の日だけの特別な行為』という拘りの方が大きかったからだった。前述の通り、今の主人である弟2人とは無理矢理主従関係になったわけだが、父親との主従関係は無理矢理ではなく、長男が心から望んだものであり、父親とのSMは何もかも特別なモノになっていた。
【※ニューハーフになった】長男は性転換手術などはしておらず、女装していた長男の心の持ち様が「女装からニューハーフ」に変わったとしてこの表現を用いています。
ここからはマダム薫子が変わり者と表現した会場内の二人に注目する。まず1人目は風俗嬢からも嫌われている男だ。銀マスクをつけたその男は女装子やニューハーフ、男の娘が身に着けていたブラジャーとパンツ、つまり下着にのみ興奮する性癖だった。目の前で相手にパンツを脱がせるとそのまますぐに顔にかぶる。ちょうど男性器が当たっていた部分が自分の鼻の位置になるように上手くかぶるとそのまま深呼吸を始める。「すうぅぅはあぁぁすうぅぅはあぁぁ」と何度も何度も深呼吸を繰り返す。そして自身の分身を硬く上向きにしていく。一方で相手にはオナニーを強要する。オナニーの際、脱がせた相手自身のブラジャーで相手自身の男性器を覆わせて最後はブラジャーに射精させる。それを受け取ると密封袋にしまい込み、チャックを閉める。『胸に着けていたブラジャー』に興味は無い。『射精された精液の受け皿としてのブラジャー』に興奮するのだった。コレクションとして保存し時折わずかに開けて『楽しむ』らしい。だが、それらを着ていた女装子やニューハーフ、男の娘の“本体“には一切興味を示さない。触ろうともしないし奉仕を求める事もない。聞くところによれば脱ぎたて確保のために風俗嬢を呼ぶ。元々履いて来たパンツとその場で精液まみれにさせたブラジャーを受け取ると別のブラジャーとパンツを渡し、次の指名日を決めてそれまで同じパンツを履く事を強いるそうだ。初めこそ大金と引き換えと言われて承諾するが、何度も強いられれば嫌になる【何度も目の前で自分が履き続けたパンツを被られて深呼吸され匂いを嗅ぐのを見せられるのは本人にはかなりのショックだと言える。ましてやブラジャーもそこに射精させられてそのまま密封袋にコレクトされるのだ。一度なら我慢もあろうが何度もとなればたまったものじゃない。】のは時間の問題で、嫌がられる度に別の子、別の子と繰り返せば確かに風俗嬢からどんどん嫌われ者になるのは当然な話だ。明確な証拠はないが、SNSなどを通じて素人の子らにも同様の事をしていたのではないかと推察される。会場でも拒否できないのを良いことにバニーキャスト【※】たちのパンツを脱がせてはそれを被り、乳首を隠す程度のマイクロビキニブラに射精させては密封袋に入れながら興奮している始末だ。バニーキャストは苦笑しながら飲み物を勧めるが、パンツに興奮しているこの男の耳に届くことはない。標的になってしまったバニーキャストはやむなく控え室に行き、身支度を整え直し改めて会場に戻っているようだ。彼が手にしたモノたちは本日の戦利品として彼のコレクションに加えられるのだろう。
【※】会場内にて給仕をしているキャストはうさ耳をつけ網タイツにヒールを履き、バニー衣装【倶楽部が用意した特注品のモノ】を着ているため、『バニーキャスト』と称される。後ほどの本文中にて説明・表現するため、ここでは簡素な説明に留める。
バニーキャストは可能な限りの注文を受けるように言い付けられているし、衣装も破られたり汚されたりする前提でいくつも予備が用意されている。特異な性癖の集まるこの倶楽部ではハプニングも日常茶飯事であり、バニーキャストの対応も慣れたものである。
もう一人の変わり者は背の高いニューハーフと言えば良いだろうか。金マスクの彼女(?)はマダム薫子に憧れてマダム薫子と同じになりたいという願望を抱いている、ミス隷美《れみ》だ。隷美と自分を命名したのは、『美に隷属する』という意味を込めたものだ。彼女(?)が入ったのはプレジデントの死後、マダム薫子が受け継いでから。完全秘密裏に一部の参加者のみで行われていた際には全く耳に入らなかったが、プレジデントが亡くなり、マダム薫子が取り仕切るようになって、会費制になった時にほんのわずかに口コミなどで漏れた情報が偶然隷美の耳に届いた。わずかに聞こえた情報を元に手探りながらも探りあててマダム薫子と出会い、一目で憧れた。
すぐに金会員として入会を申し出た。超高額と言われる会費については容易かった。彼女(?)も資産家の家系ではあったものの、自身に与えられた資金を上手く運用し成功を納めた1人だった。そのため潤沢な資産をもっていたのだ。趣味・趣向もこの倶楽部やマダム薫子と出会う前から豊胸していたくらいであり、入会はあっさりと決まった。
髪色はマダム薫子の赤髪をリスペクトして紫。もともと巨乳と言われる程の豊胸はしていたが、爆乳にしたのもマダム薫子に触発されたもの、背丈の高さは元々の身長も高めだが6cmの厚底でヒールの高さが22cmもあるピンヒールを履いているからなおさらだ。エナメル製で編み上げになったソレはつま先立ちブーツと呼ばれる女王様向けとして仕立てられた完全オーダーメイド生産の特注の品だった。連れもマダム薫子の7人には及ばないが全頭マスクを被らせた屈強な男が二人、マスクにはAとBと描かれている。
それぞれの首に嵌めた太めの金属製の首輪から繋がった鎖を左右の手にしてその二人の前を歩く姿は妖艶である。恥部・秘部を隠そうとしていない扇情的な衣装・・・もはやわずかな布地といわんばかりの衣装では爆乳もその頂点に鎮座するマダム薫子のソレに似せた乳首もそれを貫くバーベルピアスも一切隠しておらず、下半身も連れの屈強な男たちに負けない程に太い男根をしっかりと硬くして勃起させている。また、睾丸のバーベルピアスもマダム薫子と同じ様に装着していた。
ミス隷美「あら、ママ(=マダム薫子)はまだ会場にいないのね。残念・・・このピンヒールを自慢しようと思ったのに。まだ奥でお楽しみ中かしら。自慢は後でも出来るか。ほら、お前たち。椅子。」
一言で連れの男二人は左右対象の片膝立ちになり肩を組む。そこに腰を降ろしM字開脚の大股開きで男達の片膝立ちのそれぞれの膝にピンヒールを載せた。
そう、これが彼女(?)のいう椅子なのだ。
ミス隷美「厚みのあるあの唇とルージュの刺青くらいはママのマネをしても良いかな。色も何色にしようか、ブルーグレーとか、ママに相談してみようか。」
マダム薫子に憧れて、マダム薫子のようになりたい。いや、そのものになりたいとさえ願っているミス隷美だが、ひとつだけどうしても出来ないことがあった。刺青である。
マダム薫子はプレジデントのM奴隷である。今でこそ奴隷男6人を連れているが、それはプレジデント程に満足させてくれるSのご主人様がいない事の裏返しだ。M奴隷としてプレジデントの命令によって入れた背中一面にある卑猥な刺青も隠している頭頂部の刺青もプレジデントから『入れてもらった大切なもの』である。
一方、ミス隷美は根っからのS気質だ。もちろんご主人様もいない。ここにマダム薫子との大きな違いがある。マダム薫子の様に『M奴隷がすべてを捧げる程のご主人様に入れてもらった大事なモノ』と違い、ミス隷美がもし刺青を入れるとなればそれはミス隷美自身の意思で入れる事になる。ましてや刺青であればそれは一生モノだ。マダム薫子に憧れる自分と刺青に踏ん切りがつかない自分で揺れている。
そんな中で唇の加工について、脂肪注入によりぷっくりさせる事と刺青によって永久ルージュを入れる事、永久ルージュにする時の色合いなどを悩んでいた。
胸の異常な程の豊胸や乳首にシリコンを入れて太くする事は躊躇なく出来た。Sであっても妖艶な雰囲気になると感じ自分でも納得出来たからだ。なので、唇の加工は内容こそ悩んでいるが、やるつもりでいる。しかし、男根柄の刺青となれば話は変わる。これがもしもミス隷美もMであり陶酔するご主人様が居て、そのご主人様に命令されたモノであったなら躊躇はなかったのだろう。だが、現実はそうではないし、美に隷属するという意味の名前である彼女(?)にとって美に相反する背中の卑猥な刺青や顔の刺青メイクにしても、一生モノになってしまうから季節やその日の気分やコーディネートと合わせていろいろと変えられなくなってしまうのはやはり美に相反すると思うから慎重だった。
ミス隷美が会場の入り口を見て呟く。
ミス隷美「へえぇぇ、これはまた変わった人が来たもんだ。滅多に来ないのに、今日は珍しい。」
”変わり者”だと思われるミス隷美が「変わった人」と表現する人物に焦点を移そう。
クイーン藍蘭《あいら》のお出ましだった。
金会員の超どS。”旦那”として超どMの奴隷男を連れている。そのためマダム藍蘭と呼ばれることが多いが本人の前では呼んではいけない。『クイーン藍蘭』と呼ばないと著しく機嫌が悪くなり、とばっちりに何をされるかわからない。誰しも恐ろしい目には会いたくないものだ。
クイーン藍蘭の後ろを首輪を引かれ、四つん這いで歩くその奴隷男は常に全頭マスクを被っておりそのマスクとボールギャグ、そして鎖付きの首輪と手首・足首に黒い革製の枷を嵌めているだけ。他には性器にいくつかのピアスしか身につけておらず首下は全裸でもちろん足も裸足だ。勃起させた男根はかなり太くて大きい。ブランブランと前後に揺れているため、四つん這いでもよく見える。クイーン藍蘭によって太く、大きくさせられたモノだ。顔は全頭マスクでよくわからないが肉体的に年齢を重ねているのはわかる。精神的、肉体的にもすべてをクイーン藍蘭に捧げており人権すら放棄しているためクイーン藍蘭のやりたい放題である。性器のピアッシングも肉体改造もかなりのものだ。まず目に留まるのは、陰嚢だ。異様な状態にある事が一目でわかる。左右ともに陰嚢に大きな穴が貫通しているからだ。トンネルプラグというピアスが貫通した穴に設置されており、そのプラグの中にはガラス玉が埋め込まれていて、ガラス玉の中に『藍』『蘭』と金属製のオブジェがあるのだ。他には乳首ピアスはニップルシールドと呼ばれるモノを装着している。バーベルピアスが小さな乳首を貫通しそれによってシルバーに輝く細かなデザインがあしらわれた円盤が乳輪を覆い隠くしつつバーベルピアスを持ち上げるニップルストレッチャーの役割も果たしていた。また男性器へのピアッシングとしてはアパドラビア【亀頭を上から下まで縦に垂直に貫通させる男性器ピアス】とアンパラング・ピアッシング【亀頭を左右に水平に貫通させる男性器ピアス】が施されている。これらは陰茎で最も敏感な部分を通過する男性にとって最も辛いピアスと言われるが、一度傷が癒えればバーベルが陰茎の内部組織を刺激するため、装着者にとって非常に快感であり、また性交時にはピアスの先端がGスポットに接触するように位置するため、パートナーの性的快感を増幅させるとも考えられている。
そう、クイーン藍蘭は『陰茎会陰部皮膚翻転法での性別適合手術』を受けており、この奴隷男との手術によって形成された女性器でのセックスが可能な上、神経も繋がっているため膣内でしっかりと”感じれる”のだ。そのため、前述のように奴隷男の亀頭部分にはピアッシングが施されたのだろうと推察出来る。亀頭の刺青にも触れておこう。縦に『デク』と彫り込まれている。クイーン藍蘭がつけた現在の奴隷男の名前だ。
クイーン藍蘭に目を向けるとまずはしっかりとウェーブが掛かったのセミロングのグレイヘア【白髪染めをせず、髪ら本来の色や髪質を活かすヘアスタイル】が目に入るが顔は齢を重ねているとは思えない美貌だ。これは素直に整形によるものだ。クイーン藍蘭御用達の美容整形の素晴らしい仕事だった。すらっとした細身に対して複数回繰り返した豊胸手術によるQカップもある豊満な胸はやはり目立つ。脂肪吸引【この吸引された自身の脂肪も豊胸手術に使っている】や胸郭形成術などによってアンダーバストもしっかりと細くなっているためなおさら強調されていた。そしてクイーン藍蘭はフェイクレザー素材で作製されたSM女王様を彷彿とさせるハイネックのボディコンセクシーコスチュームを着用している。ハイネックだが、胸元はスウィートハートネックのように大きく切り開かれており、豊満な双丘の深い谷間が見て取れる。Qカップの豊満な乳房をモールドカップ三角ブラが包み込み、ブラ中央のOリングから三角にウエスト部分が伸びていてそのままミニスカート部分までになっている。露出したウエストのクビレの辺りは前と後ろの生地に5ずつのハトメがあり、生地と同じフェイクレザー素材で出来たロープ紐で結ばれている。ボディコンなのでクイーン藍蘭の艶めかしいボディラインをぴっちりと浮き上がられせており、妖艶さを醸し出していた。
クイーン藍蘭「(口に出したものではなく、藍蘭のアタマの中の意識)おやまあ、ステージの上にいるのはあの兄弟か。どうやらメインステージには間に合ったようだね。それにしても急すぎるんだよ、こっちは予定が詰まってるというのに、暇じゃないんだよ。それでもまあ、あやつが直々に招待してきたんだ。知らん仲でもないし、間に合ったからヨシとするかね。それにしてもみんな道を開けて、良い子ちゃんたちだねえ。」
クイーン藍蘭が歩く前を会員たちはみな開けていくのだ。
クイーン藍蘭「(発言)ん?おやおや邪魔だよ。道を開けな、変わり種のお嬢ちゃん。」
クイーン藍蘭が声を掛けたのはミス隷美だった。クイーン藍蘭の歩く先に奴隷男の『椅子』に座るミス隷美がいたのだ。
ミス隷美「はあ?耄碌(もうろく)したの?おばさん。私が先にここに座ってるんだから、おばさんがよければいいじゃん。」
クイーン藍蘭「あらあら、そこらに転がってる豚どもと違って威勢は良いみたいだね。」
ミス隷美「はあ?寝言言わないでよ。奴隷にすらならんようなここの豚どもと私を一緒にするなんてさ、寝言は寝て言えよ、ババア。」
クイーン藍蘭「奴隷にすらならないってのは同感だが、ババアは聞き捨てならないねえ、わたしゃババアじゃなくてジジイだよ。」
ミス隷美「あ、そか!間違ったあ。」
この2人はどこまで本気なのか、いや全部本気なのだ。ダジャレを言って場が和んだ。そうじゃない、場が和んだように見えたのは2人の周りにいる「豚」と形容された会員連中だけ。2人の視線のぶつかりはバッチバチに激突中であった。
クイーン藍蘭「あんたの好きなマダム(薫子)はどこだい?」
ミス隷美「ママはたぶんまだお楽しみ中だよ。私も見てない。」
クイーン藍蘭「そうかい。」
クイーン藍蘭はふいっと向きを変えてミス隷美から離れていった。
~【ミス隷美(れみ) 覚書】~
隷美=美に隷属するという意味であるが、ご主人様は居ない。(真性も生粋のどS)
連れの男たち(A・B)はマダムの連れたちと同じくアナルは拡張済であり、ミス隷美が突く事もあれば知人たちに貸し出されることもある。もちろんこの男達がミス隷美のアナルを突く事もある。全頭マスクと首輪以外は全裸であり、鍛えた褐色の肉体を顕にしているこの二人は入れ替わったりする事はまずない。この2人も乳首にピアスを開けている。2人とも同じように乳首を貫くバーベル部分の左右から短めの鎖があって、右に『Re』左に『Mi』、合わせて『ReMi』となるようなアルファベットの装飾がぶら下がっていた。
加えて2人の亀頭には刺青が施してある。Aのほうには『隷』、Bの方には『美』と彫り込まれている。
日常でも隷美のボディガードとして同伴する。全頭マスクや首輪はなく、サングラスにスーツをビシッと決めた屈強な男2人に囲まれて颯爽と歩くミス隷美は近づき難いがカッコイイ。
ミス隷美はマダム薫子に憧れたというよりもマダム薫子そのものになりたいのだが、リスペクトしているためマダム薫子を超える事は考えていないしマダム薫子に並ぶ事(例えば人数とか何か物なら個数とか)もしてはいけないと思っているが、唯一化粧品だけはマダムに勧められた事もあり同じブランドを愛用している。
※マダム薫子の顔は刺青の永久化粧であるが、化粧水や乳液などの基礎化粧品は使っている。それと同じブランドを勧められた事で愛用しているのだ。
~【クイーン藍蘭(あいら) 覚書】~
前に述べたが、クイーン藍蘭は性別適合手術で造膣しているため男根はないが、代わりに亀頭部分をほぼほぼ残してもらった陰核《クリトリス》がある。そこには『藍蘭』と彫り込まれている。これは『藍蘭』と『デク』と彫ることで実際に婚姻関係になれない事を超越し、夫婦である証としているものだった。クイーン藍蘭なりの愛情表現であり、この刺青は実際に彫った信頼出来る彫師以外は2人しか知らないものだった。
また、ボディコンコスチュームによって見えないが、乳首も連れの奴隷男と同様にニップルシールドのピアスを装着している。コレも刺青と同じ夫婦の証としているもので一緒に着けているし、クリトリスの刺青と同じ人物による施術だ。
顔は整形によって望む顔にしたが、張りなどを保つために美容整形には常連として通っており、ヒアルロン酸注射など様々なケアを受けている。そのため、年齢と一致しない若々しい顔を保てていた。
奴隷男の睾丸は摘出されている。睾丸責めは何度も行っていた。そんなある日の調教でその日、クイーン藍蘭は睾丸責めに飽きた【何度も行った結果、奴隷男の反応が初めの頃と違い鈍くなってきたのとマンネリ化した】事もあり、潰すつもりでいた。金で医療行為の出来るチームを用意してから、ハンマー責めでついに睾丸を破壊した。別途本当の医療機関で適当に言い訳して睾丸摘出となり、その後陰嚢にピアッシングしトンネルプラグを施した。しばらくしてからガラス玉の組み込まれた環の大きさがより大きいトンネルプラグをはめ直した。
奴隷男の男根にはもう一つ秘密がある。亀頭のカリ首周りと陰茎にも埋め込み型のピアスがされている。亀頭のカリ首まわりに小さいボールのようなパーツが皮膚の中に埋め込まれていてそれが4方に各2個ずつ、それよりも大きい真珠サイズのモノが、4方に1つずつ3列になっていた。これもまたクイーン藍蘭を楽しませるだけの施術にほかならない。
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