継母の心得

トール

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第二部 第3章

434.ドボンッ 〜 ノア視点/イザベル視点 〜



ノア視点


『あっちゅが、これからおぼっちゅんだけを、ちゅたにおおくりちゅるで、ござんちゅ』
「ノア、本当に一人で大丈夫なのか?」

ももんがー、「ちゅた」っていうところに、おくってくれりゅって。でも、おとぅさま、ちんぱいちてる。

「はい! だいじょぶよ」
「……わかった。ノア、お前はディバイン公爵家の跡取りだ。一度決めた事は最後までやり通せ。わかったな」
「はい!」

わたち、ちれん、して、ちゅよくなる! そちたら、おかぁさまも、カミラも、アスでんかも、みーんな、まもるのよ!

『ではおぼっちゅん、ここにきたときと、おなじように、かぜにのる、でござんちゅ』
「ももんがー、おねがいちましゅ」
『いくでござんちゅ』

ももんがー、『ござんちゅ』いったら、ちたから、ビューってかぜふいたのよ。わたち、おそらとんでるの。ぷかぷかちてる。たのちー!

『おぼっちゅん、これから、ちゅたに、おおくりちゅるで、ござんちゅ』

ゆっくりおろしゅから、そのままおててと、あち、ひろげてって。ももんがーの、いうとおり、ちてたら、ぴゅ~って、ちた! わたち、おちたの。ぴゅ~っよ!

『ノア、まって~!! アオもいっしょ!!』
「アオ、わたち、ひとりって、おやくしょく、したの。おとぅさまと、まっていてね」
『そ、そんなー!!』

さびちぃけど、おやくしょくちたのよ。だから、アオにおてて、ふりふりちて、ぴゅ~っしゅるの。

だいじょぶ。わたち、ひとりでも、ちゅよいこ。



「ももんがーの『ちゅた』って、ちたのこと、だったのね」

ちんでんの、かいだんのちた、ちゅいて、かぜがなくなったのよ。

「さいしょのところ……」

これから、どうしゅればいいのかちら?

『───こちらに……』
「もぉいっかい、ぴゅ~ちてみようかちら」

うえみて、おとぅさまも、アオも、ももんがーもいなくて、みんなのところ、もどりたくなったの。

『外……』
「おそと……?」

おとぅさま、さいごまで、やりとぉせって、いった。わたち、ちゅよいこ。

「おそと、でてみるの」

ドキドキ、ちてる。

『湖に……』
「? なにか、きこえたきが、しゅる!」

でもね、まえも、うちろも、なんにもないのよ。

『湖に、入りなさい』
「おみじゅの、うみ、はいるの?」
『入りなさい』

あし、おみじゅのうみに、ちょっとだけ、ちゅけてみたら、ドボンッて、おみじゅのうみのなか、おちちゃったの。

「ぁぶ……っ」

ぶくぶく、おみじゅのなか……くるちぃ……っ、おかぁさま、おとぅさま、たしゅけて……



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



イザベル視点


「ノア……?」
「奥様、どうかされましたか?」

今、ノアの声が聞こえた気が……

「奥様?」

ミランダが心配そうにわたくしを見ているので、頭を振る。

「いえ、何でもありませんわ……」

ノアは風と水の神殿に行っているので、周りを見ても当然、姿は見えない。しかし、何だか胸騒ぎがするのだ。

まさか、ノアに何かあったんじゃ……っ

「奥様、ノア様のおそばには、坊ちゃま……テオバルド様が付いております。ディバイン公爵家の現当主は魔王……ゴホンッ、人類最強と言っても過言ではございません。ですから、ご安心ください」

マディソンの言葉に、「そうよね。テオ様が付いておりますもの」と気持ちを平静に保つよう深呼吸する。

マディソンったら、わたくしをリラックスさせる為に、わざと言い間違えましたのね。フフッ、魔王だなんて。

「きっと、今頃楽しんでおりますわよね」

絶対大丈夫ですわ。だってテオ様だけでなくノアも、あんなに幼いのに、わたくしよりもずっと強いわ。それに、アオだってそばにいますもの。

「はい。ノア様は、満面の笑みで、奥様の元に帰って参りますよ」

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