12 / 25
12 恋に落ちる音。
しおりを挟む後ろを向けば、鞄を抱えて少年は目を輝かせていた。
「ぼ、冒険者の方ですか!?」
「いや? これからなろうと思ってるけど、まだ冒険者じゃないよ。どこを見て冒険者と思ったの?」
「あっ、強かったのでてっきり……ごめんなさい。その、ボクも冒険者になろうとこのルーシー街に来たんです! 名前はダレンです!」
「そうなんだ、私はアイナ」
よろしく、と握手をする。可愛い顔をしているのに、手はしっかり男らしい。ゴツゴツしているのは、タコかな。
「私、詳しくないけど、冒険者になれる歳なの?」
「なっ……! ボクは、十六です!! なれます!」
少年ダレンは、プンスカして声を上げた。
意外な歳だ。もっと数個下かと。
「基本的に年齢制限はありませんがっ! 十五歳からなれます。合格さえ出来れば……」
ダレンは言い終わると俯く。
「だから、必死に鍛えてこの街に来たのに……」
落ち込んでいる?
「水晶玉が壊れてしまって、数日は資格の受付は出来ないって……」
「えっ! そうなの?」
「数日どうやって過ごそうかって考えていたら、絡まれて……」
「水晶玉ってランク付けするためのやつだよね?」
「魔物相手なら四匹くらい相手出来るけれど、人間を相手したことないし、歳上だし……」
「まじかぁ、数日待たなきゃだめなの?」
「助けてくれたのは、冒険者でもない同じくらいの女の子……」
「聞いてる? ダレン」
ぶつくさと静かに落ち込むダレン。
私は私で、今日冒険者になろうとしてたから、どうしようと考え込む。
「ボクは……やっぱり弱い……」
気の弱い少年だ。そう印象を抱いた。
「でも魔物相手なら戦えるんでしょう? 私は戦ったことないけど」
魔物に遭遇しなかったからな。
「強いと思うよ」
「っ……!」
ポンポンと肩を叩いてあげた。
ダレンは泣きそうな目をする。
「次絡まれたり物盗られたら、ちょっと痛い目見せてあげるくらい強気でいなよ」
そうウインクして見せた。
「はいっ!」
「あと、私のこと別にさん付けしなくていいし、タメ口でいいよ」
「あ、じゃあ……お言葉に甘えて……えへへ」
どこか照れているのか、ダレンはへにゃりと笑う。
うん、幼顔だ、この子。可愛い。頭撫でたくなる。
「ダレンは宿とった?」
「うん!」
「じゃあそこ案内してくれないかな。私も当分この街に滞在しなくちゃ」
「そうだね、こっちだよ」
まずは宿を決めよう。ダレンと同じところでいいと思い、私はついていった。
「ダレンはなんで冒険者になろうと? 小さい頃の夢とか?」
他愛ない話をしようとしたけれど、ダレンは寂しそうな笑みになる。
「うん、小さい頃からの夢なんだ。お父さんが冒険者だった。三年前に魔物にやられちゃったけど……」
「あ、ごめん……」
こういう時、なんて言った方がいいのだろうか。
「ううん! ボクはお父さんみたいな冒険者になるって決めたんだ! すっごい強い冒険者だったんだ! 冒険者になって、人々を救って、かっこいい男になる! それを叶えるための一歩なんだ!」
父親を亡くしたことからは、もう立ち直ったようだ。
目を爛々と輝かして息を巻く勢いで告げたダレン。
「そうだね。……でもその一歩目を踏み出したのに、水晶玉が壊れたなんて幸先悪いねー大丈夫?」
「うっ!」
私はついつい意地悪に笑った。
確かに、とダレンはまた俯く。
「ちなみになんでまた壊れたの? そういう代物だったの?」
「いや、そこまでは聞いてないな……。でも貴重品だから、王都から運ばせているところだってことは聞いたよ」
貴重品か。大量生産は、無理な代物。
「金貨五十枚はする代物だって、聞いたことあるなぁ」
「へぇー……」
私、買えちゃうな。
それにしても、と私は周りを見回す。どんどん街の隅に進んでいる。
というか、引き返してしまっているのだ。
「……ダレン。もしかして、お金ないの?」
びくん、とダレンは肩を跳ねた。
「な、なんでわかったの!?」
「いや。宿代を安くすませたでしょう。街の中心にある宿に比べて、民家が密集している隅っこは宿代は安いでしょう?」
現に、今いる道には、人がほとんどで歩いていない。
ちなみに、街の隅の安い宿の部屋には、シャワーやトイレがないことが多い。ガネット街の宿屋の夫婦から、そう聞いた。
「ご、ごめん……贅沢出来ないんだ……。冒険者になるにも、いくらかお金かかるし……」
え。それは初耳。
「ボクは、孤児だから……」
あ。母親もいないのか。
「そういうことなら、私が宿を払うから、もっと街の中心にある宿にしようよ」
「ええっ? 悪いよ!」
「冒険者になったら、稼ぎが増えるでしょう? その時に返してくれればいいから。私は余裕あるんだ、ほら行こう!」
別に返してもらわなくてもいいけど、こう言っておけばダレンも気を負いしないだろう。
ダレンの後ろに回って、背中を押し、街の中心部へ歩いていく。
触れて気付いた。この子、そこそこ魔力がある。
魔法でさっきの連中を懲らしめればよかったのに。
そうしない辺り、気が優しい子なのだろう。
「どうして……そんなに親切なの? アイナは」
「ん? 私は別に、自由気ままなだけだよ? まぁ、ダレンも余裕があったら、誰かに親切にしたらいい。気分いいよ」
「そっか」
ここで会ったのも、何かの縁だ。出来ることはやってあげる。
『僕達の子、本当にいい子だね』
『私達の子、本当にいい子だわ』
絶賛する神様夫婦。
街の中心部に近付けば、人が多くなってきた。
冒険者だろうか。大剣を背負っている大男や、腰に二つの剣を携えた女性とか、目につくようになった。ローブを羽織っているのは、魔法使いタイプの冒険者だろうか。
二人して興味津々に眺めていれば、その声が耳に届く。
「やめてくださいませっ!!」
可憐な声。精一杯上げた感じの声の主を探してみれば、さっきダレンに絡んでいた若者達が女の子に絡んでいる姿を、左横で発見。
ベージュ色のマントのフードを深く被っているけれど、水色かかった白銀の細い三つ編みがはみ出ている。間違いなく、少女だろう。
「いいからオレ達と遊ぼうぜ」
「触らないでくださいませ! わたくしには待っている人がっ」
道端で堂々と強引なナンパか。
「またあの若者達は懲りないなぁー」
呆れた。どうやって悪事をやめさせよう。ここはやっぱり。悪夢を見るほど怖さを植え付けようか。
考えている間に、ダレンが飛び出した。
ドーン!
若者の一人に突進した。若者は豪快にひっくり返った。
「いてっ!?」
「何すんだ!」
「あ!? さっきの!」
「てめぇ!」
ここでようやく若者達は、私とダレンに気付く。
「女の子にまで寄ってたかって困らせるな!!」
ダレンがそう声を上げて叱りつけた。
当然、それで反省するわけもなく、若者達は暴力を選ぶ。
「うるせぇ!!」
拳はダレンの顔に命中してしまい、ダレンはよろける。
ダレンの可愛い顔に何してくれてんだー!!
「だ、大丈夫ですか!?」
絡まれていた少女は、真っ先にダレンを心配した。
「大丈夫! ボクの後ろにいて! 守るから!」
「……っ!」
そんな少女を、ダレンが背にする。
そこで初めてみた少女の顔。私に負けず劣らずの美少女だった。
白銀の睫毛に包まれたのは、水色の瞳。雪のような肌が、真っ赤に染まっていた。明らかに、ダレンにときめいた表情をしている。
きゅん。
私は、恋に落ちた音を耳にした気がする。
「守るだと? へなちょこが、やんのか!」
「かかってこいよ!」
若者の声に、ハッと我に返る。そう言えば、絡まれているのだった。
つい恋に落ちた美少女の顔に見惚れてしまったわ。
「いい加減にしなさいよ、あなた達。天罰を食らいたいの?」
私はダレンの前に立って忠告をする。
しかし、少女の姿ではやはり届かない忠告だった。
「天罰!? 何言ってやがんだ!」
「痛い目みたくなきゃ、そこ退けよ」
「ガキの方はボコボコの刑!」
喚く若者達をどうしてやろうか。
「……ほーう? ボコボコの刑がいいのか」
ダレンをボコボコにしたいらしい。ではそれを味わってもらおうか。
にやり、と口元を吊り上げた。
けれど、魔法を使うことは躊躇してしまう。
道端で騒いでいるから、すっかり人々の視線に晒されている。
んー。冒険者なるまで、神の化身だってことは隠しておきたい。
どうしたものか。物理的にやっちゃうか。いい運動になりそう。
「何をしている」
「ぎやあああ!」
そこに野太い声が聞こえてきたかと思えば、次に悲鳴が上がる。
悲鳴の主は、若者の一人。
野太い声の男性に、腕を捻り上げられていた。
頬の下に傷のある強面の男性。短い髪はオレンジ色。茶髪の瞳。
「アントン!」
少女が、その男性の名前を呼ぶ。
「ご無事ですか?」
「ええ、わたくしは無事よ。このお二人が助けに入ってくださったの」
ん? アントンと呼ばれた男性が、少女に敬語。
少女は逆にタメ口。主従関係かな。
「こうなったら!」
「あ」
疑問に思っていれば手首を掴まれ引っ張られた。
一人の若者が、私を盾にする。もう一人がナイフを取り出して、私に突き付けた。
「アイナ!」
「や、やめてくださいませ!」
ダレンと少女が声を上げ、傍観者達もざわめく。
アントンだけは、冷静な目付きだ。
『お父様お父様』
『なんだい? アイナ』
『感電の魔法ってありません?』
『それならイメージすればいいじゃないか』
『いや、まだ化身だとバレたくないので、人並みに魔法を使おうと思いまして。呪文を教えてくれたら助かります』
『そういうことなら……』
私の状況を全然危機だと捉えていない呑気な声から教えてもらった。
「“ーー天空の神よ、我が掌に雷を宿したまえーー”」
お父様が教えてくれた通りに唱えると同時に、ナイフを突き付ける手と私を捉える手を掴んだ。
バチバチバチーン!!
轟く破裂のような音、それから激しい発光が起こる。
私が握った二人の若者は、すっかり黒焦げとなってしまっていた。
『お父様……感電する魔法を教えてと言ったはず』
『え? 感電、したでしょ?』
『雷を受けたみたいじゃん!?』
『雷って、唱えたじゃん?』
「唱えたけれども!!」
あはは、と笑うお父様。
とりあえず、ぺっと手を放す。想像より強い魔法を使ってしまったけれど、まぁ彼らの自業自得だ。
「さて……あなたも天罰を食らっておく?」
ダレンに突進されてひっくり返った若者に、ニヤリと冷たい笑みを送る。
黒焦げになった仲間と私を交互に見たその若者はガクガクと震え、そして悲鳴を上げて人混みの中を走り去った。恐怖は植え付けられたかな。
にこにこしつつ、次はまだアントンに捕まっている残りの若者を見る。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ」
ガタガタと震えながら、反省の色を前面に出す若者。
「わかればよし」
「「「……」」」
満足する私を、驚愕の表情で見る三方。
冷静な眼差しだったアントンまで。
「い、今のは、天候の精霊魔法!? そんな、こんなところにそんな魔法を使える方がいるなんてっ!」
ん? 少女が目を輝かせている。
精霊魔法とはなんぞ?
『なんぞって、アイナがさっき使った魔法だよ?』
『今のが精霊魔法なの!?』
『そう、その世界にいる精霊と呼ばれる神級に崇められている存在から、力を借りて唱える魔法だよ。普通はその精霊の許可なしには使えないけれど、アイナは特別だ。好きな時に使っていい許可はもうもらっているよ』
『そうなんですか、それはありがとうございます。ですが、私は人並みの魔法をって言ったじゃないですか!』
『大丈夫、人並みの魔法だよ』
絶対に違う!
お父様は頭の中で笑い声を響かせるだけだった。
「とりあえず、ダレンは大丈夫?」
少女の尊敬の眼差しを受けつつ、ダレンを覗く。
やっぱり、頬が赤くなり口が切れてしまっている。
可愛い顔が。
「ボクは大丈夫……」
力なく笑うダレン。しまった。ダレンにもっと見せ場を与えるべきだったか。ボロボロになろうとも、殴り合いをさせればよかったかな。
「あっ! わたくし、治癒魔法なら得意ですわ! わたくしが治します!」
ふんっ! と息巻いている様子で申し出てくれた少女。
早速、ダレンに顔を近付けた。
「“ーー癒しを与えるーー”」
チリリン。鈴の音が聴こえてきた。
少女が両手を翳すと淡い光が灯る。
「わたくしのために、ありがとうございます……。とてもかっこいい男の人だと思いましたわ」
そう少し頬を赤らめて、少女がお礼を言う。
淡い光に照らされた少女の顔は、やはり美しい。
そんな顔を間近で見たせいか、褒め言葉のせいか。
ダレンも、顔を真っ赤にした。
きゅん。
私はまたもや、恋に落ちた音を耳にした気がする。
恋愛要素の多い物語を書いてきた私は、初めて恋に落ちた瞬間を目の当たりにした。そもそも少女漫画や恋愛小説が好きな私には、これはとても美味しいと思えたのだ。
可愛い少年と美少女の恋!
萌える!
この二人の恋の行方を見守りたいと思った。
『きゃあ! いいわね! それいいわね!! 私も見守りたい!』
ずっと黙っていたお母様が、はしゃいだ。
1
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる