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登場人物・書影

※登場人物紹介

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※順不同です。
 キャラが増える度に増やしていきます。
 2020/03/10に更新しました!



※ネタバレありですのでご注意ください!







【ハイヒューマン】

○アシュト
 ビッグバロッグ王国名門貴族エストレイヤ家次男。
 魔術適性が《植物》というハズレ魔法師で、将軍一家であるエストレイヤ家から腫れ物扱いを受けていた。だが、周囲に認めてもらうために必死で勉強し薬師の資格を得る。それでも家族の態度は変わらなかった。
 支えであり将来を誓った幼馴染みのミュディが兄リュドガと婚約。絶望してエストレイヤ家を除名するよう父に嘆願し、選別としてエストレイヤ家が代々管理していたオーベルシュタイン領土を受け取る。
 大森林であるオーベルシュタイン領土で植物魔術を駆使し、生きていく。
 自分の周りに人が集まり村が作られていくことに戸惑いつつも、なんだかんだで楽しんでいる。
 リュドガの結婚式を見るためビッグバロッグ王国へ帰省、父と和解後した。
 神話七龍に認められ『緑龍の知識書ムルシエラゴ・グリモワール』に七龍の力を注ぎこまれるも、力を使う機会が全く無くアシュト本人も忘れている。

○ミュディ
 ビッグバロッグ王国の貴族でアシュトの幼馴染み。
 小さい頃はよくアシュトとシェリーと一緒に遊び、子供ながらアシュトと将来を誓い合っていた。
 魔術適正は《爆破》という戦闘タイプだが、ミュディの性格も相まって攻撃魔術を全く習得せず、孤児院の子供たちのために花火を打ち上げたりするのに使っていた。
 リュドガは尊敬してるが恋愛対象ではなく、婚約が決まってアシュトが消えたと聞いたときには深く落ち込んだ。だが、シェリーと一緒にアシュトを捜す旅に出る。
 104話でアシュトに想いを告白。プロポーズをうけて了承した。
 盛大な結婚式を挙げて祝福され、アシュトと夫婦になる。
 趣味はデザインと裁縫で、幼いころからの趣味。
 独特のデザインが評価され、ディミトリ商会のプロデュースを受けて《ミュディ・ブランド》を立ち上げ、たちまちベルゼブブナンバーワンのデザイナーとしてデビューする。本人は趣味で楽しんでいるだけなのでナンバーワンの自覚が薄い。毎日楽しく過ごしているようだ。

○シェリー
 ビッグバロッグ王国名門貴族エストレイヤ家長女。アシュトの実妹。
 ビッグバロッグ王国軍特務魔術師隊・主席隊長という、国王直属の魔術師。簡単に言うと王国の最強魔術部隊の隊長。
 魔術適正《氷》という戦闘魔術師で、将来を期待されていた。
 いなくなったアシュトを探すために除隊し、エストレイヤ家からも除名される。
 アシュトは全く気付いていなかったがお兄ちゃん大好きっ子。リュドガは尊敬、アシュトは大好き。
 ミュディと一緒にビッグバロッグ王国を出て、アシュトを捜す旅に出た。
 アシュトからプロポーズを受け了承。妹ではなく女として見てくれることを待っている。
 結婚後は身体と魔法を鍛えるために竜騎士たちに交じって訓練を行う。そこでランスローとゴーヴァンのドラゴンから生まれたドラゴンのヒナであるアヴァロンに懐かれ、史上初の女性竜騎士……ではなく、ドラゴンに騎乗した竜魔法師となるべく訓練を続けている。



【ハイエルフ】

○エルミナ
 ハイエルフの少女。少女といっても9874歳。
 ハイエルフの里長の秘蔵の酒を飲み尽くしてしまい、バツとして1000年間、里を追放された。そこでアシュトと出会い、お互い協力して生きていく。
 105話でアシュトからプロポーズを受けて婚約した。
 結婚後はアシュト大好きハイエルフとしてべったり甘えている。二人きりの時は特に甘えがすごいらしい。
 明るく天真爛漫な性格で、趣味は釣りと研究。
 こう見えて非常に頭がよく、リザード族の長からもらった酒を解析し、コメから酒を作り出す製法を見つけ人狼族に広めた。興味があるのは酒で、苦労して解明したコメ酒の製法を手放すことになんの執着も持っていないことに、アシュトやディアーナを大いに驚かせる。
 空き家の一軒を勝手に研究室にしている。今は全く新しい酒の製法を研究するのが仕事。

○メージュ
 エルミナの友達その1。ハイエルフ。
 農園の責任者で、竜騎士のランスローとイイ感じになっている。

○ルネア
 エルミナの友達その2。ハイエルフ。
 のんびり屋で、よくメージュにヘッドロックをかけられている。
 実は、アシュトのことがちょっと気になっている。
 大怪我をし、腕を切断寸前までしたが、アシュトの手術で助けられる。その後、明確にアシュトを意識しているが、まだ告白できずにいる。胸は小ぶり。

○シレーヌ
 ロングヘアのハイエルフでエルミナの友だち。農園拡張の際にエルミナにスカウトされ、緑龍の村にやって来た。
 かなり噂好きで他人の恋に敏感。メージュが竜騎士のランスローといい関係なのをみんなに暴露した。
 胸は普通サイズ。エルミナよりちょっと小さい。

○エレイン
 ショートウェーブヘアのハイエルフでエルミナの友だち。エルミナの誘われたシレーヌに誘われ村に来た。 
 純情で、絵本の王子様に憧れている。いつか自分を迎えにくる王子様がいるはずと、5000年以上本気で思っている。胸は大きくエルミナ以上。
 ハイエルフの里では、数少ないジーグベッグの本の読者だった。

○シャンテ
 ハイエルフの少女。ハイエルフの里で海の町との貿易担当。
 アシュトたちを海まで案内してくれた。

○ヂーグベッグ
 ハイエルフの里長で100万歳を越えるハイエルフ。
 最古のハイエルフの1人で、エルミナのお爺ちゃん。趣味は執筆で、これまで80万冊ほどの本を執筆したが、ハイエルフの里では誰も読まず、蔵書だけが積まれていった。だがアシュトが本を褒めたことで、村に大量の蔵書が届くようになり、これが図書館建設のきっかけになった。
 若いころはかなりの伝説を残しているが、長い年月が経っているため本人も忘れている。

○エミリオ
 エルミナのパパ。『ニノユグドラシル』という別の場所に生えたユグドラシルの近くにあるハイエルフの里の長。

○アイメラ
 エルミナのママ。おっとりしたエルミナ似の美人。

○シェイナ
 茶畑担当のハイエルフ。名前だけで出番なし。



【エルダードワーフ】

○アウグスト
 エルダードワーフの男性。怪我をしたところでアシュトに救われた。
 アシュトに借りを返すため、アシュトの住む周りの整備を買って出てくれた。
 建築関係のリーダー。何気にエルミナより年下。
 アシュトが初めて接した【最初の5人】の一人。

○ワルディオ
 エルダードワーフ。酒造関係リーダー。
 アシュトが初めて接した【最初の5人】の一人。

○マディガン
 エルダードワーフ。農耕関係リーダー。
 アシュトが初めて接した【最初の5人】の一人。

○ラードバン
 エルダードワーフ。鍛冶関係リーダー。
 ドワーフいちの鍛冶職人。最近の趣味は彫金。
 アシュトが初めて接した【最初の5人】の一人。

○マックドエル
 エルダードワーフ。仕事はドワーフの故郷と緑龍の村を行き来して素材や道具を運んでいる。なので村にはあまりいない。
 アシュトが初めて接した【最初の5人】の一人。

○フロズキー
 エルダードワーフ。その名の通り風呂好きで、村に入浴施設を作りだした。
 ドワーフの故郷ではできなかった風呂作りに精を出している。浴場管理人でもある。



【デーモンオーガ族】

○バルギルド
 デーモンオーガの男性。武器は大斧。
 薄黒い肌にヤギのような巻き角を持つ、オーガ族の上位種。
 娘のノーマが病に冒されたところをアシュトに救われ、アシュトに誘われて村に住む事になった。

○アーモ
 デーモンオーガの女性。武器は双剣。
 バルギルドの妻。実は血の繋がった妹でもある。
 オーガ族は近親婚が多く、血縁者同士の子供はオーガの血が濃く強い子供が生まれると言い伝わってるから。
 超モデル体型で、ミュディはよくモデルを頼んでいる。

○ノーマ
 バルギルドとアーモの長女。アシュトに救われ心を開く。
 武器は母からもらった双剣。
 デーモンオーガは男が超怪力、女は超脚力を持つ。
 同い年のキリンジとよくケンカをしてるが、ケンカというよりはノーマが突っかかり自爆するパターンが殆ど。本人は自覚していないが、キリンジが好き……なのかもしれない。

○シンハ
 バルギルドとアーモの息子。
 武器は父からもらった片手斧。
 最近は、年下のエイラを妹のように可愛がっている。

○ディアムド
 デーモンオーガの男性で武器は大剣。水牛のような角を持つ。
 行く当てがなかったのでアシュトが村に誘った。強さはバルギルドと互角レベル。

○ネマ
 デーモンオーガの女性で武器はナイフ。
 ディアムドの妹でこちらも近親婚。

○キリンジ
 ディアムドとネマの息子。武器は父の大剣。
 ノーマと同年代だが、冷静で落ち着いた少年。シンハの兄貴分でよく稽古をつけている。
 ノーマからもらったボウガンを大事にしている。

○エイラ
 ディアムドとネマの娘。まだ幼女。
 シンハより少し年下で5歳くらい。だが力はアシュトよりある。

○ダイド
 ルシファーの護衛のデーモンオーガ。
 薄黒い肌に真っ直ぐ伸びたツノを持つ。超無口で全く喋らない。
 でもめっちゃ強い。



【銀猫族】

○シルメリア
 銀猫族の女性。ネコ耳ネコ尻尾。
 アシュトの家のメイドで家事一手を引き受ける。怪我人や病人が出たときにはアシュトの助手もする。
 怒ると静かになり相手を威圧する。実は村で1、2を争う実力を持つ。殺気だけでドラゴンが震えあがり、デーモンオーガですら真正面からは戦いたくない相手ナンバーワン。
 アシュトが大好きで、いつか子種をもらう約束をした。その時が来るのを心待ちにしている。
 実は、ミュアの母親の妹。ミュアを託されたので一人前の銀猫に育てようと決意。厳しい指導の裏に深い愛情があり、アシュトも知らないがミュアが勝手にビッグバロッグ王国に行ったときはかなり取り乱していた。
 
○ミュア
 銀猫族の少女。アシュトが大好きで、頭をなでなでされるのが好き。
 銀猫族最年少で、シルメリアからいろいろ教わっている。
 いつかアシュトと結婚することを夢見ている。最近はルミナの真似をしてアシュトに身体をこすりつけたり、ネコミミを揉んでもらうのが好き。

○シャーロット
 銀猫族の女性で、アシュトの新居で家事をする銀猫。
 元はローレライとクララベルの世話役。新居の完成に伴い前の家を使用人の家にし、新居の家事をするため住み込むようになった。

○マルチェラ
 銀猫族の女性でアシュトの新居で家事をする。シャーロットとはいいコンビ。

○オードリー
 銀猫族の女性で読書好き。図書館でアシュトに本を運んでもらい、頭をなでなでされて発情した。

○ナナミ
 ショートポニーの銀猫で、見た目14歳。
 ミュアの次に若い銀猫で、ミュアを妹のように可愛がっているが、最近は仕事もありあまり構ってやれない。
 ジャム作りが趣味。ベリージャムを作り、村の産業として定着させた。
 
○ミリカ
 ショートヘアの銀猫で、見た目16歳。
 ナナミの次に若い銀猫で、ナナミの親友。ナナミにじゃれつき、ネコ耳をはむはむするのが好き。
 ベリー農園の責任者で、ナナミの作るジャムが大好物。

○エルピネ
 茶畑担当の銀猫。名前だけで出番なし。



【魔犬族】

○ベイクド
 魔犬族。イヌ耳イヌ尻尾の獣人。
 流行病で村が甚大な被害を受け、新たな居住地を求めて村にやって来た。
 嗅覚が非常に優れている。村での仕事はデーモンオーガ一家が仕留めた魔獣の解体。

○ライラ
 魔犬族。ミュアと同い年の女の子で、アシュトをお兄ちゃんと呼ぶ。
 魔犬族の特徴は、生まれてくるときに必ず三つ子が生まれることだが、ライラは1人だけで生まれてきた特殊な子……と言われている。毎日ミュアと一緒に遊んでいる。
 アシュトが好きということを自覚。恥ずかしいのか一緒に寝たりお風呂に入るのをやめ、ローレライに相談したりしている。

〇アルノー
 魔犬族。ベイクドの友人にして魔犬族の生き残り。
 仕事は魔獣の解体。

〇ゲイツ
 魔犬族。ベイクドの友人。
 仕事は魔獣の解体。

〇フレア
 魔犬族。ベイクドの妹。
 聖市場ではキングシープの毛を狩るのが仕事。

〇アクア
 魔犬族。ベイクドの妹。
 フレアの妹。仕事はキングシープの毛刈り。

〇テーラ
 魔犬族。アルノーの妹。
 仕事は蚕の糸をつむぐこと。

〇エアー
 魔犬族。アルノーの妹。
 テーラの妹。仕事は蚕の糸つむぎ。

〇ダスク
 魔犬族。ゲイツの妹。
 仕事は製糸場の掃除。

〇シャイン
 魔犬族。ゲイツの妹。
 ダスクの姉。仕事は製糸場の掃除。



【ドラゴンロード王国】

○ローレライ
 ドラゴンロード王国第一王女。
 幼い頃ビッグバロック王国に視察に来てアシュトと出会う。
 たった数日の出会いだったが、箱入りお嬢様のローレライにとって異性との出会いは衝撃的で、その頃からアシュトに惚れていた。
 龍人と呼ばれるドラゴンロード王国の王族で、人間のような姿とドラゴンの姿に変身できる。
 ドラゴン態はクリーム色の翼竜で、『月光龍ムーンライト・ドラゴン』と呼ばれている、ドラゴンロード王国で最も美しいドラゴン。アシュトと結婚した。
 図書館の司書長であり大の本好き。暇があれば読書を楽しんでいる。
 
○クララベル
 ドラゴンロード王国第二王女。ローレライの妹。
 雪のように白い肌と髪を持つ、とても美しい龍人の少女。だが見た目とは真逆に天真爛漫で落ち着きがなく、勉強嫌いで遊ぶのが大好き。
 ローレライと共にビッグバロック王国に視察に出て、アシュトと出会う。
 異性に触れた経験が無く、アシュトとの出会いで『お兄ちゃん』ができて喜んでいた。
 ローレライと同じくドラゴン態に変身でき、『白雪龍ブランシュネージュ・ドラゴン』と呼ばれる純白の翼竜に変身する。アシュトと結婚した。
 村で遊びまくりローレライやランスローを困らせていたが、お菓子作りに目覚め、いつか自分の店を持ちたいと考えるようになる。
 
○ガーランド
 ドラゴンロード王国の国王。現在最強のドラゴン。
 親バカで娘を溺愛しているバカな国王だが、王としての手腕や人望はとてつもなく、国民から慕われまくっている。
 龍人であり、『覇王龍ケーニッヒ・ドラゴン』と呼ばれる二足歩行のドラゴンに変身する。ちなみに二足歩行形態は訓練すればローレライやクララベルも変身できる。
 子供の頃、シエラに惚れていた過去がある。

○アルメリア
 ドラゴンロード王国王妃。国民からは『最凶』のドラゴンと噂されている。
 ガーランドの幼馴染みにして妻。ガーランドの影に隠れがちだがけっこうな親バカ。
 子供の頃からガーランドを愛していて、大恋愛の末に結婚した。ガーランドに辛辣な態度を取ることもあるが基本的にはラブラブ。現在でも熱い夜を過ごしている。
 ドラゴン態は美しい銀色のドラゴンで『銀黎龍アマルガム・ドラゴン』と呼ばれる翼竜。絶対零度のアイスブレスを吐き、よくガーランドを氷漬けにしている。

○ランスロー
 クララベルの専属騎士団『雪龍騎士団スノウ・ナイツ』の団長。
 ラ高身長に長い金髪を後ろで纏めて流し、白い雪のような全身鎧に剣を装備しているイケメン。
 半龍人というドラゴンの血が半分だけ流れた種族で、ドラゴンロード王国ではこの種族が最も多い。
 竜騎士であり、アシュトの村では警備全般とクララベルの護衛を担当する。

○ゴーヴァン
 ローレライの専属騎士団『雲龍騎士団クラウド・ナイツ』の団長。
 高身長、灰色の髪にキリッとした流し目のイケメンで、灰色の全身鎧に剣を差している。
 ランスローと同じ半龍人。ローレライの護衛を務める。

〇フォルテシモ
 隠居した元ドラゴンロード王国騎士団長。ガーランドの姉。
鋼光龍ダイヤモンド・ドラゴン』フォルテシモと呼ばれた龍人で、その鱗はドラゴン最高の硬度を持つ。
 ガーランドのことはかわいいと思っているが、意見が食い違うと容赦しない。隠居前より隠居後のが強く、アシュトに決闘を挑みピンチにまで追い込む。だが、真の力を発揮したフンババとベヨーテに敗れ、アシュトを認める。

〇イクシオン
蒼空龍ブルースカイ・ドラゴン』イクシオンと呼ばれた元騎士副団長。フォルテシモと大恋愛の末結ばれた、アルメリアの弟。静かで礼儀正しい。シスコンで姉のアルメリアが大好き。

〇アイオーン
時流龍クロノスタスシス・ドラゴン』アイオーンと呼ばれる少女。外見は18歳くらいで、たまに訛ったような喋り方をする。じつはかなりのBL好きで、ミュディをディープな世界に引きずり込もうとしている。趣味は執筆とイラストを描くこと。アシュトに気があるのかも?



【悪魔族】

○ディミトリ
 アシュトの村の噂を聞きつけてやって来た悪魔商人。
 黒いタキシードにオールバック、赤い瞳に尖った耳という超絶胡散臭い男。
 悪魔族の上位種であるディアボロス族の商人。
 魔界都市ベルゼブブで商会を開いている大商人でもある。ちなみにベルゼブブはビッグバロッグ王国の5倍ほどの敷地を持つ大国家。
 ミュディ・ブランドを全面的にプロデュースした結果、ベルゼブブでトップテンに入る大企業になった。

○ルシファー
 ディアボロス族の族長にして、魔界都市ベルゼブブの市長。
 外見年齢は18~20歳くらいで、アシュト曰く黒髪赤目の人懐こそうなイケメン。
 経営者としても市長としても超やり手で、単なる集落に過ぎなかったベルゼブブを大都市に発展させた。
 神話七龍の一体である『夜龍ニュクス』の眷属で、実年齢は不明。というか本人もわかっていない。
 たぶん、作中最高の頭脳の持ち主で、戦えばバルギルドやディアムドより強い。
 数人の集まりを村にまで発展させたアシュトに昔の自分を重ねて興味を持ち接触、よき友人となる。

○ディアーナ
 ルシファーの妹。神話七龍の一体である『夜龍ニュクス』の眷属。
 外見年齢は18歳くらいで、ベルゼブブを大都市に発展させた影の功労者。
 サラサラの黒いロングストレートヘアに真紅の瞳、メガネをかけた美女。スタイルもかなりよく脱ぐとヤバい。
 ルシファーの命令でアシュトの村の文官として働くことになる。
 仕事ばかりで恋愛経験ゼロ。ルシファーはアシュトとディアーナをくっつけようとしているらしい。

○セレーネ
 ディアーナの部下の悪魔族。

○ヘカテー
 ディアーナの部下の悪魔族。




【天使族】

○アドナエル
 天使族の上位種である『熾天使セラフィム族』の男性。
 高身長、ばっちりセットしてある純白の髪、海色の瞳、オシャレ口髭で年齢は40前半ほど。実年齢は不明。
 服装は白いスーツに胸元を開け、金のネックレスや指輪を付けたちょい悪親父。喋り方もうっとうしく、あらゆる面でディミトリと正反対。
 天使族の国である『天空都市ヘイブン』で『アドナエル・カンパニー』という会社を経営しており、美容関係の商品やマッサージ店などを地上に展開しているやり手経営者。ディミトリ商会のライバル会社でもあり、互いに面識がある。
 アシュトの村の噂を聞きつけ、マッサージ店をオープンさせた。
 正直、アシュトはアドナエルのノリに付いていけないので苦手。

○イオフィエル
 アドナエルの秘書で『熾天使セラフィム族』の女性。
 純白のショートヘアに海色の瞳を持つスレンダーな女性。ディアーナの対となるような容姿だが、互いの仲はとてもいい。
 仕事人間だがたまに毒舌。アドナエルですら驚くようなことを言う。

○ハニエル
 天使族の整体師。緑龍の村マッサージ店勤務。
 アニエルの双子の姉。

○アニエル
 天使族の整体師。緑龍の村マッサージ店勤務。
 ハニエルの双子の妹。

○ヨハエル
 『熾天使セラフィム族』の青年で、緑龍の村常駐。マッサージ店の所長でもある。
 白い髪をオールバックにしてメガネをかけたイケメン。陰が薄いのが悩み。

○カシエル
 アシュト専属の整体師。
 落ち着いた雰囲気でマッサージの腕は超一流。アシュトの結婚式で牧師も務めた。



【人狼族】

○フレキ
 人狼族の少年で16歳。
 人狼の中では非力で狩りも苦手。そのため家族からやや疎まれていた。
 本を読んだり自然の野草が好きで、村にあった古い薬学の本を読み、見よう見まねで治療薬を作り、それが家族の命を救ったことで感謝される。
 疫病が村を襲ったときには何も出来ず病に冒され、アシュトの活躍を見て感動。弟子になることを決意して村に移住する。
 人狼族では非力だがパワー・スピード共に人間より遥かに上。素手でならギリでエルダードワーフに勝てるくらいで、武器を持った魔犬族と互角くらいの強さはある。

○アセナ
 フレキの妹で10歳。大人びて見えるがまだまだ子供。
 人狼族は6~8際で人狼の姿になれるが、アセナは10歳になってもオオカミ耳と尻尾しか出せない半人前。
 人狼族の村では半人前扱いで居場所がなく、フレキと一緒に村にやって来た。
 家事や料理が得意で、フレキの世話はアセナがやっている。
 最初は余裕がなくミュアやライラを避けていたが、後に和解して一緒に遊ぶようになる。が、人狼への変身は未だにできない。

○ヲルフ
 人狼族の青年。大怪我をしていたところをアシュトに救われる。
 人狼族の村が疫病に冒されたとき、たまたま無事だった。そこで村を救うためにアシュトの村に助けを求める途中で魔獣に襲われ大怪我をする。

○ヴォルフ
 ヲルフの兄で人狼族最高の戦士。
 疫病に冒されダウン。弟に救われたことに感謝している。

○マカミ
 人狼族の少女でフレキの幼馴染み。
 人狼族の若手では最強クラスの力を持ち、ノーマと互角レベルの強さを持つ。
 小さなころからフレキが好きで、人狼族では何人かにプロポーズされているが全て断っている。だが、当のフレキが鈍感なのでやきもきしている。
 スレンダーな体型でクセッ毛のポニーテール。もちろん人狼態になれる。

○コルン
 マカミの妹。お姉ちゃんが大好きで一緒に付いてきた。
 ミュアやライラをお姉ちゃんと呼び、可愛がられている。



【マーメイド族】

○ギーナ
 マーメイド族の少女。年齢は18歳。
 普段は陸で生活し、ハイエルフとのやり取りを担当している。
 可愛い女の子に水着を着せて眺めるのが好き。シードとは喧嘩友達で相棒。
 基本的にマーメイド族は服を着ず、海の中では裸。下半身は魚のようになるが上半身は人間のままなので素っ裸。アシュトをドキドキさせた。

○シード
 マーメイド族の青年で18歳。
 アシュトを海の町に案内した青年で、陸で服を着ることをずっと疑問に思っている。
 ギーナとは喧嘩友達で相棒。

○ロザミア
 マーメイド族の族長にして神話七龍の一体である『海龍アマツミカボシ』の眷属。
 水色のウェーブヘアでおっぱい丸出しの超美人。外見年齢は20歳ほど。
 アシュトの村に魚を卸す契約をする。個人的にディアーナを気に入っているようだ。
 海底では金属が腐食して使えないため、アシュトの村で作られたミスリル製品に感心する。ミスリルは海水でも腐食しないので、マーメイド族の生活が潤ったことに感謝している。



【ダークエルフ】

○フウゴ
 ダークエルフの少年。魔獣に連れ去られたところをアシュトに救われた。
 褐色の肌に灰色の髪を持ち、魔獣について深い知識を持つ。

○ライカ
 ダークエルフの少女でフウゴの姉。フウゴと一緒にアシュトに救われ、ダークエルフの里の神木イルミンスールを治すようにアシュトに依頼した張本人。

○エンジュ
 ダークエルフの薬師少女。灰色の髪をポニーテールにしたスタイル抜群の少女。
 魔獣に詳しく、魔獣の解体や内臓の利用法、血肉を利用した薬の作り方に長けており、アシュトですら知らない薬品精製の腕を持つ。アシュトの薬草知識を求め、緑龍の村に留学した。
 神木イルミンスールが枯れかけた原因を作った張本人であり、深く反省している。



【ビッグバロッグ王国】

○リュドガ
 アシュトとシェリーの実兄。《雷帝リュドガ》と呼ばれる雷使いで、ビッグバロッグ王国最強の魔術師であり将軍。イケメンで性格よし、一度でも会話した相手の顔と名前は絶対に忘れない。
 ファンクラブも存在する圧倒的人気の持ち主。とにかくいい人で作中最高の善人。ただ、城下町の流行などには疎く、真面目な顔でビキニアーマーを買うなど天然なところもある。
 アシュトをずっと心配していたが、忙しさにかまけて相手をしなかったことをずっと悔いている。

○ヒュンケル
 烈風ヒュンケルと呼ばれる風使い。リュドガの副官。超苦労人。
 アシュトとも面識があり、弟のように可愛がっていた。
 リュドガとは幼馴染み。

○ルナマリア
 水乱ルナマリアと呼ばれる水使い。リュドガの副官。純情。
 ミュディの実姉。ヒュンケルとリュドガは幼馴染みで、子供の頃からリュドガに恋していた。だが、奥手なのとリュドガが鈍すぎることが重なり、なかなか前に進めずにいる。

○アイゼン・エストレイヤ
 ビッグバロッグ王国貴族の頂点に君臨するエストレイヤ家現当主。
 『紅蓮将軍』と呼ばれた最強の炎使いだが、現在は将軍を引退。いろいろあって疲れてしまい、アシュトの部屋で見つけた農業関連の本を見て農業を始める。
 アシュトをオーベルシュタインへ追放した張本人。後に非常に後悔することになる。
 現在はアシュトと和解し、たまに連絡をするようになった。
 農業を始めた影響で日焼けし、筋肉質になり、タンクトップを着こなし、長かった髪を坊主に刈り上げ、別人のようになった。本人は気に入っている。

○シャヘル
 エルフの国から来た薬師で、ビッグバロッグ王国の王宮薬師。
 王宮温室や農園の最高責任者で、エルフ族の薬草の知識や技術をビッグバロッグ王国に伝えるためにやってきた。そこで、アシュトと出会い弟子として育て、いずれは自分の後継者にするつもりだったが、アシュトが追放されてしまい悲しむ。実はこの件でアイゼンを憎んでいた。
 アシュトと再会後、エルフにとって伝説の種族であるハイエルフを嫁にしたアシュトを見て驚いた。現在はアシュトと連絡を取り合っている。

○アリューシア
 アイゼンの妻でアシュト・リュドガ・シェリーの実母。
 ビックバロッグ貴族のプリメーラ家の令嬢で非常に甘やかされて育ち、名門貴族エストレイヤ家に嫁ぐことが決まって歓喜していた。当時のアイゼンはリュドガにそっくりなイケメンで、貴族令嬢たちの間では誰がアイゼンの妻になるかでもちきりだった。結果としてアリューシアが妻となりビッグバロッグ貴族婦人頂点となる。
 貴族婦人の頂点に立つ女性で、その地位を守るために子供たちですら利用する。
 リュドガとシェリーには期待していたがアシュトが無能とわかると乳母に任せ放置していた。
 趣味は貴族婦人を集めてのお茶会とパーティー。物語に存在しているが出てこないのは、お茶会やパーティーで忙しいから。

○フレイヤ・ヴァナディース
 ビッグバロッグ王国下級貴族ヴァナディース家次女。
 没落寸前の貴族で平民とあまり変わりない生活をしている。
 文字や文学が大好きで、一度読んだ本の中身は絶対に忘れない。ビッグバロッグ王立図書館で働いていたが、読んだ本を模写しているのがバレてクビになった。
 リュドガ将軍副官補佐の募集に応募した理由は「激務で文字を書く機会がたくさんありそうだから」で、正式採用される。
 激務と聞いていたが大したことがない仕事量でちょっぴり不満。ヒュンケル敵にはかなり仕事が楽になったととか。
 桃色のショートヘアにメガネをかけ、スレンダーなスタイルを持つ二十歳の女性。

○フライヤ・ヴァナディース
 ビッグバロッグ王国下級貴族ヴァナディース家長女。
 フレイヤの姉でおっとりしている。趣味は家事全般でお茶を煎れるのが得意。のんびりしているが天才的な掃除の腕前。
 フレイヤが副官補佐の募集を受けたことを知り、ついてきた。
 フレイヤの採用に伴い、ヒュンケルの執務室に出入りするようになる。その際、どこからか副官補佐の制服を調達し、執務室の掃除や書類整理、夜食の準備やお茶の支度をするようになった。
 ヒュンケルとフレイヤが掃除をしないので、フライヤの存在はかなりありがたい。
 フレイヤとは双子で姉。桃色のウェーブヘアで巨乳。年齢は二十歳。


【サラマンダー族】

○グラッド
 サラマンダー族の若頭。
 アシュトを叔父貴と呼んで忠誠を誓っている。
 全身に無数の傷があり、歴戦の勇士であるサラマンダー。戦闘能力はデーモンオーガのやや下。バルギルドとディアムドの飲み友達でもある。



【ブラックモール族】

○ポンタ
 ブラックモール族の青年。
 全長50センチほどの黒いモグラ。二足歩行でちゃんと服も着てる。
 いつの間にかオーベルシュタインで評判となってる酒を求めてやって来た。アシュトの村で採掘仕事を行っている。
 非常に愛くるしい姿で、ハイエルフたちによく抱きしめられているが、可愛らしくてもみんな大人なので恥ずかしいらしい。エルダードワーフたちとは気が合うのか、よく飲み会を開いている。



【その他】

○ウッド
 植木人ツリーマンという植物魔術で生まれた、アシュトの友達。
 初期は30センチ程度の大きさだったが、シエラと契約したことで成長し、80センチほどの大きさになり、カタコトだが喋ることも可能になった。
 食べた葉の植物を複製する能力を持つ。

○マンドレイク
 伝説の薬草の1つ。アシュトの魔力によって生まれた幼女。
 紫のロングヘアで、頭から4枚の葉っぱが生えている。喋るときは「まんどれーいく」としか喋れない。

○アルラウネ
 伝説の薬草の1つ。アシュトの魔力によって生まれた幼女。
 青のショートヘアで頭から2枚の葉っぱが生えている。喋るときは「あるらうねー」としか喋れない。

○フェンリル
 大樹ユグドラシルの守り神。
 メスで単為生殖が可能。子供が3匹いる。

○シロ
 フェンリルの子供の1匹でアシュトの村に植えられたユグドラシルの守り神。子ユグドラシルの真下に狼小屋を建ててもらい、そこで生活してる。守り神だが好奇心旺盛で、よく子供たちと遊んでいる。
 ちなみにメス。

○センティ
 キングセンチピードという大百足の魔獣。
 ユグドラシルの根を齧っていたがアシュトに退治、スカウトされる。
 今は村の運搬役を務めている。好きな物は果物で、子供好き。よく背中を滑り台にして遊ばせている。
 現在、身体が倍以上に伸びている。

○フンババ
 アシュトの魔法で生み出された『緑の巨人』で、パワーなら誰にも負けない。
 アシュトの護衛として呼び出されたが、そのまま村の門番になった。

○ベヨーテ
 アシュトに生み出された『緑色の狙撃手』で、全身に棘の生えた二足歩行のサボテン。
 テンガロンハットを被り、カタコトで喋る。武器は全身から生える棘で、自在に飛ばす事のできるガンマン。


【ハイピクシー】

○フィルハモニカ
 ハイピクシーとよばれる花の妖精。
 全長20センチほどで背中には透き通った蝶の羽が生えている。
 ユグドラシルの魔力に惹かれて村にやってきた。見返りとして、ハイピクシーにしか作れないフェアリーシロップを作ってくれるようになる。

○ベルメリーア
 ハイピクシーの少女で、フィルから分離した妖精。
 フィルと分離して旅立ったが、緑龍の村のが居心地がいいので住み着いてしまった。



【神話七龍】

○シエラ
 アシュトが出会ったドラゴンの女性。
 その正体は、この世界に《緑》を生み出した【神話七龍】の1体、【緑龍ムルシエラゴ】である。
 アシュトを気に入って契約し、力を与える。普段はのんびり過ごし、神出鬼没。アシュトをからかって楽しむのが好きだが、困った時にはアドバイスもしてくれる頼れるお姉さん。

○炎龍ヴォルカヌス
 【神話七龍】の1体でこの世界に《熱》をもたらしたドラゴン。配下にサラマンダー族を従えてアシュトの村にやって来た。地中のマグマを風呂代わりにしており、風呂に入るためサラマンダー族をアシュトに預けて去って行った。今頃は鼻歌でも歌いながらマグマ風呂を楽しんでいるだろう。

○夜龍ニュクス
 【神話七龍】の1体でこの世界に《夜》をもたらしたドラゴン。
 常に死にかけているような虚弱体質で、定期的にお腹に血が溜まる体質。なので吐血を繰り返すという厄介な存在。暗いところが大好きな変わり者。アシュトが気に入り力を与えた。
 海底なら吐血しても大丈夫だし深海は光が届かないという理由で、アマツミカボシと一緒に海底に行った。

○賢龍ジーニアス
 【神話七龍】の1体でこの世界に《知識》をもたらしたドラゴン。
 非常に整った顔立ちのイケメンで細マッチョ。ローブの下は素っ裸という変態。
「なぜ服を着るのか?」というわけのわからない研究をしている。実は人間の国で学校の教師をしている。

○海龍アマツミカボシ
 【神話七龍】の1体でこの世界に《海》をもたらしたドラゴン。
 真ん丸な体型でのっぺりした喋り方をする。喉が渇くととにかく海水をがぶ飲みする。
 アシュトが気に入り力をわけてくれた。

〇天龍アーカーシュ
 【神話七龍】の1体でこの世界に《光》をもたらしたドラゴン。
 超絶美女で背中に12枚の翼を持つ天使。シエラが大好きな変態。女好きで、とある天使に変態行為をさせているとんでもないドラゴン。シエラに気に入られているアシュトがちょっぴり気に食わない。でもシエラに気に入られるために力をくれた。

〇虹龍アルカンシエル
 【神話七龍】の1体でこの世界に《色彩》をもたらしたドラゴン。
 外見はカラフルな子供で飴好き。アシュトが緑龍の村で飴を作るきっかけにもなった。
 フリフリなドレスが好きで甘い物はもっと大好き。
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