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オーベルシュタイン、二度目の冬
第432話、久しぶりに甘えまくるミュアちゃん
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カエデが村に滞在して数日。未だにディミトリの知り合いである妖狐族からは連絡がない。
その間、カエデは客人として家で過ごしていた。
世話は主にミュディが引き受けている。編み物を教えたり、一緒にお菓子を作ったり、カエデも最初は戸惑っていたが、今は楽しく過ごしているようだ。
外は雪が降っているので、基本的に室内で遊ぶことが多い。
そんなわけで、カエデはみんなから構われまくっていた。
「白い髪、サラサラで綺麗ねぇ~」
「春になると薄茶色になるのじゃ。尻尾の色もじゃ」
エルミナがカエデの頭を撫でたり。
「ねぇ、あなた、ドラゴンチェスを覚えてみない? 楽しいわよ?」
「盤上遊具か。面白そうじゃ」
ローレライがドラゴンチェスを勧めたり。
「ねぇねぇ、ケーキ食べない?」
「食べるのじゃ!」
クララベルがケーキを一緒に食べたり。
「カエデ、魔法が得意なんでしょ? せっかくだし何か見せてよ」
「構わぬのじゃ。まだ地水火風の魔法しか習得しておらぬが……」
シェリーは魔法を見せてもらったり。
みんながカエデを構っていた。
さて、いつもはここで可愛い銀猫が混ざるのだが、今日は違った。
◇◇◇◇◇◇
カエデが構われているので、俺は薬院で読書をしていた。
あれだけ構われれば寂しくないだろう。早く家に帰れるといいな。
すると、ドアがノックされた。
「にゃあ。ご主人さま」
「あれ、ミュアちゃん?」
ミュアちゃんが来た。
お茶でも淹れにきたのかと思ったら、手ぶらだ。
ミュアちゃんは部屋に入り、読書中の俺に近づいてきた。
「にゃあ。今日はお休みなの。あのね、ご主人さまと一緒にいたいー」
くいくいと袖を引く……可愛いな。
俺は読書を中断。ミュアちゃんの頭を撫で、ソファに移動した。
どうも、ミュアちゃんは寂しいようだ。
確かに、最近カエデのことばかりで構ってなかったな。
「よしわかった。今日はいっぱい甘えていいよ」
「にゃうー! やったぁ!」
「よしよし。何かしたいことあるかな?」
「あのね、ご本を読んで欲しいの」
「はは、いいよ。どんな本?」
ミュアちゃんは絵本を出し、俺に差し出す。
絵本。こんなのもあったのか……ジーグベッグさんのジャンル幅広っ。
タイトルは『迷子のにゃんこ』だ。迷子になった猫がお母さんを探しに出かけ、無事に再会するというハッピーエンド。可愛らしい挿絵も……これもあのハイエルフの爺さんが書いたのか。
ミュアちゃんは俺にぴったりくっついた。
「にゃあう。えへへー」
「よしよし」
「ごろごろ……」
頭を撫で、顎を撫でると喉がゴロゴロ鳴った。
さて、読書会の始まりだ。
◇◇◇◇◇◇
絵本を読み終わった。
ミュアちゃんは満足したのかにっこり笑う。
「にゃう。お母さんのところに戻れてよかったー」
「そうだね」
「お母さん……わたしのお母さんも、わたしのこと好きかな」
「当然だよ。ミュアちゃんみたいな子を嫌いになるわけないでしょ?」
「にゃぅぅ……」
頭を撫でる。
ミュアちゃんは気持ちよさそうに目を細めた。
さて、小腹が空いた。
「ミュアちゃん、おやつにしようか」
「にゃう!」
ミュアちゃんはお茶の準備を始め、俺は薬院に置いておいたお菓子……クッキーやチコレートを準備した。
こうして二人でのんびりするのは本当に久しぶりだ。
お茶とチコレートを食べながら、俺は言う。
「雪も止んできたし、お茶を飲んだら散歩でも行こうか」
「にゃあ。いくー」
お茶を終え、ミュアちゃんはコートを取りに部屋に戻り、俺もコートを着た。
ライラちゃんから貰った帽子と手袋を付け、玄関で待つ。
「ご主人さまー」
ミュアちゃんが来た。
可愛いもこもこのコートに手袋、ネコミミを崩さない形のニット帽子をかぶっている。
ミュアちゃんは俺に抱きつくと、思い切り甘えた。
「えへへ。ご主人さま、あったかいー」
「あはは。さ、お散歩行こうか」
「うん! あのね、フンババのところ行きたい!」
「そうだね。挨拶しに行こう」
ミュアちゃんと手を繋ぎ、村の入口へ向かう。
そこには、雪をかき集めて巨大な雪像を作るフンババがいた。
『ア、アシュト。ヤッホー』
「お、おう……なんかデカいの作ってるな」
『オラ、ジブンノ、セツゾウ、ツクル』
意外にも器用なフンババは、自分そっくりの雪像を作っていた。
ミュアちゃんは雪像を眺めて言う。
「にゃう! あのね、わたしとご主人さまの雪像も作ってー!」
『イイヨー! オラ、ツクルノタノシイ!』
「で、できるのか?」
『デキル! ジカン、イッパイアル!』
フンババは楽しそうにしていた。
村の門番って仕事だから四六時中ここにいるフンババ。相方のベヨーテはいないし、来客や襲ってくる魔獣も少ないから、狩りに出るバルギルドさんや他数名くらいしか話し相手はいない。
暇なのか……そうだな。これからは時間が空いたらフンババと遊ぼう。
「よし。ミュアちゃん、フンババ、今日は雪像を作ろうか」
「にゃおー!」
『ヤッター! アシュト、アソブー!』
この日、日が暮れるまで汗だくになりながら雪像を作った。
◇◇◇◇◇◇
汗だくになった俺とミュアちゃんは、村長湯へ……いや、それはいいんだけど。
「あの……」
「…………」
「にゃあ。ご主人さま、お風呂お風呂!」
「う、うん。でも、なんでシルメリアさんが……それに、ナナミまで」
「……うぅ」
村長湯には、銀猫が三人いた。
ミュアちゃん、シルメリアさん。そしてミュアちゃんが引っ張ってきた銀猫のナナミ。ミュアちゃんの次に若い十五歳くらいの銀猫少女だ。
シルメリアさんは黙り込み、ナナミは顔を赤くしている。
「あのね、ナナミお姉ちゃん、汗かいたーってお風呂行こうとしてたの。だから一緒にきたの。シルメリアはいつの間にかいたー」
「…………なるほど」
シルメリアさんは凛と佇んでいた……もういいや。
ナナミは恥ずかしいのか、顔を赤くしてうつむいている。
「ナナミ、女湯に行っていいよ。シルメリアさんは……」
「にゃあ! ご主人さまと一緒がいいの!」
「えーっと……」
「ご主人さま……だめ?」
「う……」
ミュアちゃんの上目遣い。こんなの断れない。
シルメリアさんは俺がミュアちゃんに弱いって知ってて何も言わない。
ナナミも恥ずかしがってるのに出ていかないし……もういいや。
「わ、わかったよ……じゃあ行こうか」
「にゃうー!」
「…………(よし)」
「……が、がんばり、ますぅ」
シルメリアさんは小さく拳を握り、ナナミはなぜか宣誓していた。
脱衣所で服を脱ぐのだが……俺は隅っこで服を脱ぎ、腰に手ぬぐいを巻いてシルメリアさんたちを見ないように素早く浴室へ。
ミュアちゃんも服を脱ぎ捨てて浴室に。浴槽に飛び込もうとしたので肩を掴んだ。
「こらこら。まずは身体を洗わないと」
「あ、そうだったー! ご主人さま、髪の毛洗ってー」
「いいよ。身体はちゃんと自分で洗うこと」
「にゃーい」
と、浴槽の引き戸がカラカラ開く。
間違いなくシルメリアさんとナナミなので、俺は見なかった。
「失礼します。ご主人様、お背中を……ナナミ、あなたはミュアを」
「は、はいっ!」
「ちょ、シルメリアさん近い近い近い! あとタオルタオル!」
シルメリアさんが超密着してきた。この人、普段は適度な距離を保つのになぜかこういう時だけやたら近い。
ナナミは俺の横からスッと身体をねじ込みミュアちゃんの頭を……って、ナナミもタオル巻いてない!? せ、背中真っ白、尻尾が、お尻が。
「なな、ナナミも身体を隠せって!! いやほんと頼むよ!!」
「だ、大丈夫です。わたしたちはご主人さまに忠誠を誓った銀猫ですので……」
「そ、それでもだめだっての!?」
「にゃうぅ。早くあらってー」
「では、お背中失礼いたします」
ああ、もう疲れてきた……風呂ってもっとのんびりできるはずだよね?
◇◇◇◇◇◇
なんとか入浴を終え、ナナミと別れて家に戻った。
もう疲れた。早いけど寝よう、そう思っていると。
「にゃう。ご主人さま、一緒に寝たいー」
「ああ、前もこんなことあった気がするなぁ……うん、いいよ」
ミュアちゃんが甘えてきたのだ。
俺の部屋に行き、ベッドにもぐりこむと、ミュアちゃんがぴったりくっつく。
ネコミミが顎に触れるくらいくっつくミュアちゃん。
「にゃぁぁぅぅ……ご主人さま、おやすみー」
「お休み、ミュアちゃん」
「ごろごろ……くぅぅ」
それから、三分もしないうちに寝てしまった。
頭を撫でてやると、気持ちよさそうに顔をほころばす。
「やれやれ。まだまだ甘えん坊だな……くぁぁ」
眠くなってきたので、俺も静かに目を閉じた。
その間、カエデは客人として家で過ごしていた。
世話は主にミュディが引き受けている。編み物を教えたり、一緒にお菓子を作ったり、カエデも最初は戸惑っていたが、今は楽しく過ごしているようだ。
外は雪が降っているので、基本的に室内で遊ぶことが多い。
そんなわけで、カエデはみんなから構われまくっていた。
「白い髪、サラサラで綺麗ねぇ~」
「春になると薄茶色になるのじゃ。尻尾の色もじゃ」
エルミナがカエデの頭を撫でたり。
「ねぇ、あなた、ドラゴンチェスを覚えてみない? 楽しいわよ?」
「盤上遊具か。面白そうじゃ」
ローレライがドラゴンチェスを勧めたり。
「ねぇねぇ、ケーキ食べない?」
「食べるのじゃ!」
クララベルがケーキを一緒に食べたり。
「カエデ、魔法が得意なんでしょ? せっかくだし何か見せてよ」
「構わぬのじゃ。まだ地水火風の魔法しか習得しておらぬが……」
シェリーは魔法を見せてもらったり。
みんながカエデを構っていた。
さて、いつもはここで可愛い銀猫が混ざるのだが、今日は違った。
◇◇◇◇◇◇
カエデが構われているので、俺は薬院で読書をしていた。
あれだけ構われれば寂しくないだろう。早く家に帰れるといいな。
すると、ドアがノックされた。
「にゃあ。ご主人さま」
「あれ、ミュアちゃん?」
ミュアちゃんが来た。
お茶でも淹れにきたのかと思ったら、手ぶらだ。
ミュアちゃんは部屋に入り、読書中の俺に近づいてきた。
「にゃあ。今日はお休みなの。あのね、ご主人さまと一緒にいたいー」
くいくいと袖を引く……可愛いな。
俺は読書を中断。ミュアちゃんの頭を撫で、ソファに移動した。
どうも、ミュアちゃんは寂しいようだ。
確かに、最近カエデのことばかりで構ってなかったな。
「よしわかった。今日はいっぱい甘えていいよ」
「にゃうー! やったぁ!」
「よしよし。何かしたいことあるかな?」
「あのね、ご本を読んで欲しいの」
「はは、いいよ。どんな本?」
ミュアちゃんは絵本を出し、俺に差し出す。
絵本。こんなのもあったのか……ジーグベッグさんのジャンル幅広っ。
タイトルは『迷子のにゃんこ』だ。迷子になった猫がお母さんを探しに出かけ、無事に再会するというハッピーエンド。可愛らしい挿絵も……これもあのハイエルフの爺さんが書いたのか。
ミュアちゃんは俺にぴったりくっついた。
「にゃあう。えへへー」
「よしよし」
「ごろごろ……」
頭を撫で、顎を撫でると喉がゴロゴロ鳴った。
さて、読書会の始まりだ。
◇◇◇◇◇◇
絵本を読み終わった。
ミュアちゃんは満足したのかにっこり笑う。
「にゃう。お母さんのところに戻れてよかったー」
「そうだね」
「お母さん……わたしのお母さんも、わたしのこと好きかな」
「当然だよ。ミュアちゃんみたいな子を嫌いになるわけないでしょ?」
「にゃぅぅ……」
頭を撫でる。
ミュアちゃんは気持ちよさそうに目を細めた。
さて、小腹が空いた。
「ミュアちゃん、おやつにしようか」
「にゃう!」
ミュアちゃんはお茶の準備を始め、俺は薬院に置いておいたお菓子……クッキーやチコレートを準備した。
こうして二人でのんびりするのは本当に久しぶりだ。
お茶とチコレートを食べながら、俺は言う。
「雪も止んできたし、お茶を飲んだら散歩でも行こうか」
「にゃあ。いくー」
お茶を終え、ミュアちゃんはコートを取りに部屋に戻り、俺もコートを着た。
ライラちゃんから貰った帽子と手袋を付け、玄関で待つ。
「ご主人さまー」
ミュアちゃんが来た。
可愛いもこもこのコートに手袋、ネコミミを崩さない形のニット帽子をかぶっている。
ミュアちゃんは俺に抱きつくと、思い切り甘えた。
「えへへ。ご主人さま、あったかいー」
「あはは。さ、お散歩行こうか」
「うん! あのね、フンババのところ行きたい!」
「そうだね。挨拶しに行こう」
ミュアちゃんと手を繋ぎ、村の入口へ向かう。
そこには、雪をかき集めて巨大な雪像を作るフンババがいた。
『ア、アシュト。ヤッホー』
「お、おう……なんかデカいの作ってるな」
『オラ、ジブンノ、セツゾウ、ツクル』
意外にも器用なフンババは、自分そっくりの雪像を作っていた。
ミュアちゃんは雪像を眺めて言う。
「にゃう! あのね、わたしとご主人さまの雪像も作ってー!」
『イイヨー! オラ、ツクルノタノシイ!』
「で、できるのか?」
『デキル! ジカン、イッパイアル!』
フンババは楽しそうにしていた。
村の門番って仕事だから四六時中ここにいるフンババ。相方のベヨーテはいないし、来客や襲ってくる魔獣も少ないから、狩りに出るバルギルドさんや他数名くらいしか話し相手はいない。
暇なのか……そうだな。これからは時間が空いたらフンババと遊ぼう。
「よし。ミュアちゃん、フンババ、今日は雪像を作ろうか」
「にゃおー!」
『ヤッター! アシュト、アソブー!』
この日、日が暮れるまで汗だくになりながら雪像を作った。
◇◇◇◇◇◇
汗だくになった俺とミュアちゃんは、村長湯へ……いや、それはいいんだけど。
「あの……」
「…………」
「にゃあ。ご主人さま、お風呂お風呂!」
「う、うん。でも、なんでシルメリアさんが……それに、ナナミまで」
「……うぅ」
村長湯には、銀猫が三人いた。
ミュアちゃん、シルメリアさん。そしてミュアちゃんが引っ張ってきた銀猫のナナミ。ミュアちゃんの次に若い十五歳くらいの銀猫少女だ。
シルメリアさんは黙り込み、ナナミは顔を赤くしている。
「あのね、ナナミお姉ちゃん、汗かいたーってお風呂行こうとしてたの。だから一緒にきたの。シルメリアはいつの間にかいたー」
「…………なるほど」
シルメリアさんは凛と佇んでいた……もういいや。
ナナミは恥ずかしいのか、顔を赤くしてうつむいている。
「ナナミ、女湯に行っていいよ。シルメリアさんは……」
「にゃあ! ご主人さまと一緒がいいの!」
「えーっと……」
「ご主人さま……だめ?」
「う……」
ミュアちゃんの上目遣い。こんなの断れない。
シルメリアさんは俺がミュアちゃんに弱いって知ってて何も言わない。
ナナミも恥ずかしがってるのに出ていかないし……もういいや。
「わ、わかったよ……じゃあ行こうか」
「にゃうー!」
「…………(よし)」
「……が、がんばり、ますぅ」
シルメリアさんは小さく拳を握り、ナナミはなぜか宣誓していた。
脱衣所で服を脱ぐのだが……俺は隅っこで服を脱ぎ、腰に手ぬぐいを巻いてシルメリアさんたちを見ないように素早く浴室へ。
ミュアちゃんも服を脱ぎ捨てて浴室に。浴槽に飛び込もうとしたので肩を掴んだ。
「こらこら。まずは身体を洗わないと」
「あ、そうだったー! ご主人さま、髪の毛洗ってー」
「いいよ。身体はちゃんと自分で洗うこと」
「にゃーい」
と、浴槽の引き戸がカラカラ開く。
間違いなくシルメリアさんとナナミなので、俺は見なかった。
「失礼します。ご主人様、お背中を……ナナミ、あなたはミュアを」
「は、はいっ!」
「ちょ、シルメリアさん近い近い近い! あとタオルタオル!」
シルメリアさんが超密着してきた。この人、普段は適度な距離を保つのになぜかこういう時だけやたら近い。
ナナミは俺の横からスッと身体をねじ込みミュアちゃんの頭を……って、ナナミもタオル巻いてない!? せ、背中真っ白、尻尾が、お尻が。
「なな、ナナミも身体を隠せって!! いやほんと頼むよ!!」
「だ、大丈夫です。わたしたちはご主人さまに忠誠を誓った銀猫ですので……」
「そ、それでもだめだっての!?」
「にゃうぅ。早くあらってー」
「では、お背中失礼いたします」
ああ、もう疲れてきた……風呂ってもっとのんびりできるはずだよね?
◇◇◇◇◇◇
なんとか入浴を終え、ナナミと別れて家に戻った。
もう疲れた。早いけど寝よう、そう思っていると。
「にゃう。ご主人さま、一緒に寝たいー」
「ああ、前もこんなことあった気がするなぁ……うん、いいよ」
ミュアちゃんが甘えてきたのだ。
俺の部屋に行き、ベッドにもぐりこむと、ミュアちゃんがぴったりくっつく。
ネコミミが顎に触れるくらいくっつくミュアちゃん。
「にゃぁぁぅぅ……ご主人さま、おやすみー」
「お休み、ミュアちゃん」
「ごろごろ……くぅぅ」
それから、三分もしないうちに寝てしまった。
頭を撫でてやると、気持ちよさそうに顔をほころばす。
「やれやれ。まだまだ甘えん坊だな……くぁぁ」
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