嫌われ者の長男

りんか

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岬side
タッタッタッ
「っ、時間がやばい」
ガラッ
「はぁはぁ」
いじめっ子1「あ、なんだー間に合ったじゃねぇか」
いじめっ子2遅れたらお仕置だったのに」
「僕の靴ゴミ箱に捨てただろ」
いじめっ子3「えー?なんのこと?」
いじめっ子4「うわっ、上靴汚っ!」
「・・・・・・」
(やっぱり何言っても無駄か)
いじめっ子2「お前今、人疑ったからお仕置な。今日は何がいいかな♪」
「っ、」
(逃げ)
い4「逃げたら弟くん達に手を出そっかなー」
「!?やめろ!」
い3「いいねーその顔その顔が見たかったんだよ。その悔しそうな顔」
「くっ、」
い1「あ、今から体育館行こうぜ」
い3「えーめんどくさ」
い1「いいから。ゴニョゴニョゴニョ」
い3「いいね。来なよ岬」
「嫌だ。行かない」
い4「弟くん達どうなってもいいの?」
「・・・分かりました」
僕はいじめっ子達に連れられて体育館行った
「何するの?」
い1「んー楽しいことだよっ!」
ドカッ
「カハッ」
い2「あ、ずるっ、俺も!」
ドカッドカッ
「けホッゲホッ、や、め」
い2「うるせぇ黙っとけ」
ドカッ
い3「あ、いいこと思いついた」
カチカチカチ
い3「岬、血好きだもんね?血見たいよね?」
「やめ、」
いじめっ子3はカッターを取り出すと僕の腕に突き立てた
グッ
「いっ!や、め」
腕に痛みが走る
い3「えー?なんて?もっと?」
シューッシューッ
「っ、あっ!、い、」
腕を切られたり、殴られたりが数分続いた
い1「そろそろやろーぜー」
い3「いいよ。来い」
グイッ
僕は腕を引っ張られて体育倉庫に連れてこられた
い1「抑えつけろ」
い3「りよーかいっ」
い2「抑えればいいのか?」
い1「いじめっこ4はこっちな」
い3「あ、なんだいい所に紐あるじゃん」
い2「縛ろ縛ろ」
シュシュルルキュッ
僕は腕を縛られ棚に固定された
「な、にを?」
い1「ん?ゲームだよ。ゲームボール当てのな?」
そう言っていじめっ子1が持ったのバスケットボールだった。それが勢いよくぶつかったらなんて考えただけでゾッとする
い1「じゃあやるか」
ブンッ
「や、やめて!!」
僕は力いっぱい叫んだ。けど対して大きな声は出なかった
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