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92 無言
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え?
トリストって、メラルダ夫人の配下じゃないの?
俺は目の前で起こっている展開に驚き、思わず唖然としてしまった。
すると主人であるはずのメラルダ夫人がヒステリーを起こした。
「キーーーッ!許せない!許せないわ!お前の主人は今はわたくしのはずよ!」
うん?今はって言った?
てことは元々は誰のだ?
もしや黒幕はメラルダ夫人ではなくて、さらに奥に隠れているのか?
俺がそう思った瞬間、突如としてメラルダ夫人が苦しみだした。
「ぐぅ……う、うう……」
メラルダ夫人は、自らの首を必死に抑えて苦しんでいる。
呼吸が出来ていない?パニックに陥ったからか?
メラルダ夫人の父であるクランド男爵がうろたえている。
「ど、どうしたメラルダ!?どうしたというのだ!」
メラルダ夫人はついに自らの喉をかきむしりだした。
目を剥き、口元からはよだれが噴き出している。
俺はそこでふとトリストを見た。
だがトリストは何か手を出しているわけでもなく、ただ悪魔的な笑みを浮かべてメラルダ夫人を見ているだけであった。
「おい、あんたがしているのか?」
俺はトリストに向かって言った。
するとトリストはスッと首を巡らし俺を見た。
そして異様に口角を上げて、ニヤリと微笑むと、その瞬間メラルダ夫人が膝から崩れ落ちた。
見ると、どうやら呼吸をしているようだ。
必死に息を吸い込み、ゼーゼーと肩でも息をしている。
父親のクランド男爵が、必死に呼びかけている。
「メラルダ!無事か!?大丈夫なのか!?」
俺は視線をトリストに戻した。
「なあ、やっぱりあんたがやっていたのか?」
俺はもう一度尋ねた。
するとトリストが恐ろしげな顔をして言ったのだった。
「そうだ、と言ったら?」
「一つ尋ねたいことがあるんだけど?」
「何だ?」
「あんた、さっき炎の魔法を使ったけど、魔法詠唱を唱えるどころか、呪文名すら言わなかったよな?」
するとトリストが、さらに笑みを深めた。
「そうだったか?」
「とぼけるなよ。俺は耳は良い方なんだ。なのに何も聞こえなかった。さっきはいきなり炎が襲いかかってきて驚いたんだからな」
「ふむ、それで?」
「そして今メラルダ夫人の喉を締め上げていた。だけどやっぱり詠唱も、呪文名も聞こえなかった」
「だから?」
俺は威儀を正し、真剣な表情で問い質した。
「お前、何者だ?どうやったらそんな真似が出来るんだ?」
「知りたいか?」
「ああ、知りたいね。それに、あんたの本当の主人の名前もね」
するとトリストが、高らかに笑った。
そして一通り笑い追えると、悪魔的微笑に戻って言ったのだった。
「それは教えられない。だがそうだな。もし君がわたしと良い勝負を出来たら、ヒントくらいは教えてあげよう」
「ヒント?ずいぶんと持って回った話だな。面倒臭いから、あっさりと俺が勝って、名前をしっかり聞き出してやるよ」
するとまたもトリストが高笑いした。
「ふふ、まあいい。ではかかって来るといい」
トリストは特に構えることもなく、背中を伸びそやして立っている。
俺は警戒心を強めながら、スッと腰を落とした。
さて、どうするか。
呪文名を言わずに魔法を放てる敵だ。
そんな奴、聞いたことがない。
大賢者のネルヴァだってそんなことは出来ないはずだ。
だが俺は実際にこの目で見ている。しっかりと確認している。
トリストは間違いなく無言だった。
舐めてかかっていい相手じゃない。
それどころか、必死に戦わなければやられる相手だ。
俺は初めて命の危険を感じる敵と対峙して、覚悟を決めたのだった。
「そっちが来ないなら、こっちから行くぜ。雷撃戦槍!」
俺は右手を突き出し、最速の魔法を唱えた。
雷が唸りを上げてトリストへと襲いかかる。
だが当たるかと思った瞬間、またもトリストの姿が蜃気楼のように消え失せた。
「ちっ!」
俺は敵の姿が見えないながらも、咄嗟の勘でまたも横っ飛びに飛んだ。
すると、ビュンっという風切り音が耳に入ってきた。
俺が体勢を立て直して見ると、トリストが腰の剣を抜いて立っていた。
「剣も使えるのかよ」
俺はそこで一旦大きく息を吸い込んだ。
そしてゆっくりと時間をかけて吐き出すと、腰に佩いている剣を抜き去った。
「そちらが剣で来るなら、こっちもだ。ただし言っておくよ。俺は剣を振るいながら、魔法も使うよ」
するとトリストが、ニヤリと笑った。
「ほう、ずいぶんと正直だな?」
俺は肩をすぼめて答えた。
「まあね。一応言っておかないと、後で文句を言われても困るしね」
するとトリストが大いに笑った。
「はははは。そんなことは言わないさ。どんな手でもいい。わたしを是非とも楽しませてくれたまえ」
トリストって、メラルダ夫人の配下じゃないの?
俺は目の前で起こっている展開に驚き、思わず唖然としてしまった。
すると主人であるはずのメラルダ夫人がヒステリーを起こした。
「キーーーッ!許せない!許せないわ!お前の主人は今はわたくしのはずよ!」
うん?今はって言った?
てことは元々は誰のだ?
もしや黒幕はメラルダ夫人ではなくて、さらに奥に隠れているのか?
俺がそう思った瞬間、突如としてメラルダ夫人が苦しみだした。
「ぐぅ……う、うう……」
メラルダ夫人は、自らの首を必死に抑えて苦しんでいる。
呼吸が出来ていない?パニックに陥ったからか?
メラルダ夫人の父であるクランド男爵がうろたえている。
「ど、どうしたメラルダ!?どうしたというのだ!」
メラルダ夫人はついに自らの喉をかきむしりだした。
目を剥き、口元からはよだれが噴き出している。
俺はそこでふとトリストを見た。
だがトリストは何か手を出しているわけでもなく、ただ悪魔的な笑みを浮かべてメラルダ夫人を見ているだけであった。
「おい、あんたがしているのか?」
俺はトリストに向かって言った。
するとトリストはスッと首を巡らし俺を見た。
そして異様に口角を上げて、ニヤリと微笑むと、その瞬間メラルダ夫人が膝から崩れ落ちた。
見ると、どうやら呼吸をしているようだ。
必死に息を吸い込み、ゼーゼーと肩でも息をしている。
父親のクランド男爵が、必死に呼びかけている。
「メラルダ!無事か!?大丈夫なのか!?」
俺は視線をトリストに戻した。
「なあ、やっぱりあんたがやっていたのか?」
俺はもう一度尋ねた。
するとトリストが恐ろしげな顔をして言ったのだった。
「そうだ、と言ったら?」
「一つ尋ねたいことがあるんだけど?」
「何だ?」
「あんた、さっき炎の魔法を使ったけど、魔法詠唱を唱えるどころか、呪文名すら言わなかったよな?」
するとトリストが、さらに笑みを深めた。
「そうだったか?」
「とぼけるなよ。俺は耳は良い方なんだ。なのに何も聞こえなかった。さっきはいきなり炎が襲いかかってきて驚いたんだからな」
「ふむ、それで?」
「そして今メラルダ夫人の喉を締め上げていた。だけどやっぱり詠唱も、呪文名も聞こえなかった」
「だから?」
俺は威儀を正し、真剣な表情で問い質した。
「お前、何者だ?どうやったらそんな真似が出来るんだ?」
「知りたいか?」
「ああ、知りたいね。それに、あんたの本当の主人の名前もね」
するとトリストが、高らかに笑った。
そして一通り笑い追えると、悪魔的微笑に戻って言ったのだった。
「それは教えられない。だがそうだな。もし君がわたしと良い勝負を出来たら、ヒントくらいは教えてあげよう」
「ヒント?ずいぶんと持って回った話だな。面倒臭いから、あっさりと俺が勝って、名前をしっかり聞き出してやるよ」
するとまたもトリストが高笑いした。
「ふふ、まあいい。ではかかって来るといい」
トリストは特に構えることもなく、背中を伸びそやして立っている。
俺は警戒心を強めながら、スッと腰を落とした。
さて、どうするか。
呪文名を言わずに魔法を放てる敵だ。
そんな奴、聞いたことがない。
大賢者のネルヴァだってそんなことは出来ないはずだ。
だが俺は実際にこの目で見ている。しっかりと確認している。
トリストは間違いなく無言だった。
舐めてかかっていい相手じゃない。
それどころか、必死に戦わなければやられる相手だ。
俺は初めて命の危険を感じる敵と対峙して、覚悟を決めたのだった。
「そっちが来ないなら、こっちから行くぜ。雷撃戦槍!」
俺は右手を突き出し、最速の魔法を唱えた。
雷が唸りを上げてトリストへと襲いかかる。
だが当たるかと思った瞬間、またもトリストの姿が蜃気楼のように消え失せた。
「ちっ!」
俺は敵の姿が見えないながらも、咄嗟の勘でまたも横っ飛びに飛んだ。
すると、ビュンっという風切り音が耳に入ってきた。
俺が体勢を立て直して見ると、トリストが腰の剣を抜いて立っていた。
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そしてゆっくりと時間をかけて吐き出すと、腰に佩いている剣を抜き去った。
「そちらが剣で来るなら、こっちもだ。ただし言っておくよ。俺は剣を振るいながら、魔法も使うよ」
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俺は肩をすぼめて答えた。
「まあね。一応言っておかないと、後で文句を言われても困るしね」
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