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お隣さん
お隣さん
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一緒にご飯を食べる仲のお隣さんがある日泥酔して帰ってきて……
[現代 サラリーマン 女子大生 無理矢理 ハッピーエンド]
*****
「ただいまー」
そう言って家に入ってくるのは恋人や兄弟、親戚、友達、シェアメイト、どんな言葉も当てはまらない。ただの隣人だった人。
だけど、私――新山芽衣にとっては大事な存在になりつつあった。今は飯友って言うのが近いかもしれない。一緒に夕食を食べるだけの関係。
彼――鳴海智哉さんは私よりも七歳年上の会社員。イケメン系だけど、顔を合わせれば挨拶をする程度の関わりだった。
それが変わったのはフラフラの鳴海さんを見かけた日だった。
前から見かける度に顔色が良くない気はしていたけど、自分から声をかけられるほど社交的でもなくて、仕事が忙しいんだろうなくらいにしか思ってなかった。
でも、その日は思わず声をかけていた。聞けば大丈夫だと言うけど、まともな食事をしていなかったらしい鳴海さんを半ば強引に家に押し込んで夕食を食べてもらった。
そんな状態なら何を食べても美味しいんじゃないかと思ったけど、鳴海さんは泣きながら味噌汁を飲んで物凄く褒めてくれた。
それが嬉しくて、利害の一致もあって、食費をもらう形で、私たちは互いの都合が合う日は一緒にご飯を食べることになった。一緒に食べられない日は心配で作り置きしておいたり、お弁当を作ってみたり、鳴海さんが喜んでくれるのがささやかな幸せだった。
だって、大学生になって念願の一人暮らしを始めたけど、一人でご飯を食べるのは寂しい時もあるし、面倒に感じる時だってあった。
親友には胃袋掴んでるとか言われたけど、掴めるものなら掴んでいたかったのかもしれない。鳴海さんは格好いいし、話もおもしろいし、いつもご飯を美味しそうに食べてくれるから。
だから鳴海さんの「ただいまー」を聞くのが楽しみだった。
それがどうして、こうなったんだっけ……
「芽衣ちゃん……っ!」
私の名前を苦しげに、切なげに鳴海さんが呼ぶ。
その顔は赤くて汗ばんでて呼吸が荒くて、運動してるみたい。ううん、現在進行形で運動してる。
私もそう。中途半端に服を脱がされた私の上で鳴海さんが運動してる。
セックスしてるんだってわかってるのに、どこか認められないでいる。
「ぅっん! ゃっ、ぁっ……」
「俺……俺っ!」
鳴海さん、色っぽいなぁ。そんなこと考えてる場合じゃないんだけど、どうにもならないんだからしょうがない。
だって、鳴海さんは指が食い込んで痛いくらいにがっしりと私の腰を掴んでる。
今夜は飲み会だからご飯はいらないって、少ししょんぼりしてた鳴海さんを覚えてる。シメを食べに来てもいいですよ、なんて冗談を言ってたんだけど……
「ぁんっ! なるみ、さ、ぁあっ!」
鳴海さんが打ち付けてくる腰の動きが速くなってる。
いつもみたいに「ただいまー」って帰ってきた鳴海さんがかなり酔っぱらってたのはいつもと違って、ソファーじゃ狭いだろうしってベッドに寝かせてお水をって思ってる内に押し倒されて、気付いたらキスされてた。
それからはあっという間だった。キスで頭がくらくらして私にまで酔いが回った気がして、服を脱がされて体を触られて、力では敵わなくて、体が熱を持って……初めてなのに、気持ち良くなってる。
「芽衣ちゃん、好き……!」
素面の鳴海さんの口から聞けたならどれだけ嬉しかったかわからないのに、今の鳴海さんの言葉は信用できない。だって、酔っ払いの言うことは信じちゃいけない。
毎晩のように一緒にご飯食べて嫌われてないのは間違いないけど、鳴海さんが好きなのはご飯じゃないかって思ってる。
「あっ、あぁんっ!」
私も、って言ったら良かったのかな?
本当は言いたいのに、理性が歯止めをかけたって言うよりも、最早喘ぎ声しか出てこない。
「俺の、お嫁さんにっ、なって……!」
鳴海さんも答えを求めてるわけじゃなくて、その激しい行為と同じようにただぶつけてるのかもしれない。
今の鳴海さんは私を見て、私を見ていない。心は夢の中にいるみたい。全ては譫言みたい。
「結婚、しよ……!」
酔っぱらいの戯言だから本気にしちゃダメなのに、期待してる。同じ言葉を素面の時に言ってほしい。
鳴海さん、明日になったら覚えてるのかな……?
それだけが不安なのに、考えられなくなってく。
「っ、も、もぉ、あっあっ、あぁぁぁぁっ!」
頭の中が真っ白になるみたい。何かが弾ける。
お腹の奥が熱い。だけど、私が意識を保てたのはここまでだった。
***
「本っ当に申し訳ない……! いや、そんな言葉じゃ済まないのはわかってるんだけど……どうしよう、警察……まずは病院かな……」
ぶつぶつ言い続ける鳴海さん。床に頭を擦り付けてる。比喩じゃなくて文字通りに。それも全裸で。
起きたら体は痛いし、何かドロって出てくるし、鳴海さんがいるし、夢じゃなかったんだなって思ってる内に鳴海さんが目を覚まして、パニクってから今に至るわけで。
「鳴海さん、落ち着いてください」
赤くなったり青くなったり忙しいなぁってベッドの上から鳴海さんを見てる自分は妙に冷静で不思議な気分。
「俺は取り返しのつかないことを……うわぁぁぁぁっ!」
自己嫌悪に陥った状態なのかな?
鳴海さんは床に額をごつんと打ち付けた。落ち着いてって言ったのに。
「俺は……! 俺はっ!」
「警察に突き出す気はないので、とりあえず落ち着きましょう。ね?」
少し強めに言えば鳴海さんはぴたっと静かになった。
好きだから許すって言うのも違うけど、確かめたいことがある。
「昨日、言ったこと、覚えてますか……?」
「全部、覚えてるよ……夢だと思ってて……いい夢見たなって……でも、夢じゃなくて……」
記憶がなくなるタイプじゃなかったみたい。
けど、またごつんって音がした。
「頭打つのはやめましょう」
「はい……」
しょぼくれた大型犬を連想したりした。
「本心、ですか?」
それを聞くのは怖かった。私が聞いたものが幻だったら、一緒に儚い夢を見ていたのだとしたら……
「本心だよ。毎日、芽衣ちゃんのご飯食べながら、俺のお嫁さんになってくれたらいいなぁって……だから、ちゃんと責任はとる。芽衣ちゃんが望む方法で」
鳴海さんは顔を上げて、私の顔を見てはっきりとそう言った。ドキッとするような真剣な顔で。額は赤くなってたけど。
「……好きです」
何を言ったらいいかわからないままの告白は自分でも正しいのかわからない。
「私も、鳴海さんのこと、好きで……ずっと一緒にご飯食べられたらいいなって思ってて……」
まるで言い訳をしてるみたい。
でも、鳴海さんのために作るご飯は全然苦じゃなかった。
「これからも芽衣ちゃんのご飯食べていい?」
鳴海さんも戸惑ってると思う。あるいは核心に触れるのが怖いのかもしれない。
「そんなにご飯が大事ですか?」
これはちょっと意地悪だったかな?
けど、ご飯作ってくれる人なら誰でもいいんじゃないかって思ったりする。
「芽衣ちゃんが作ってくれるから食べたいんだよ。芽衣ちゃんじゃなきゃ嫌だ」
その言葉が嬉しくて涙が出るのは、やっぱり鳴海さんが好きだから。私だって鳴海さんじゃなきゃ食べてほしいって思わない。
「新山芽衣さん、俺と結婚を前提にお付き合いしてくれますか?」
そう言われて断る理由なんてなくて、私は泣きながら頷いてた。
順番はおかしくなったけど、それで全てを許すわけじゃないけど、幸せな幻が現実になると思ったから。
その後、妊娠はしなかったけど、智哉さんは休日はデートに連れて行ってくれたり、尽くしてくれて、一緒に住むようになるのに時間はかからなかった。
そして、今日も私は待ってる。智哉さんが「ただいまー」って帰ってくるのを。
[現代 サラリーマン 女子大生 無理矢理 ハッピーエンド]
*****
「ただいまー」
そう言って家に入ってくるのは恋人や兄弟、親戚、友達、シェアメイト、どんな言葉も当てはまらない。ただの隣人だった人。
だけど、私――新山芽衣にとっては大事な存在になりつつあった。今は飯友って言うのが近いかもしれない。一緒に夕食を食べるだけの関係。
彼――鳴海智哉さんは私よりも七歳年上の会社員。イケメン系だけど、顔を合わせれば挨拶をする程度の関わりだった。
それが変わったのはフラフラの鳴海さんを見かけた日だった。
前から見かける度に顔色が良くない気はしていたけど、自分から声をかけられるほど社交的でもなくて、仕事が忙しいんだろうなくらいにしか思ってなかった。
でも、その日は思わず声をかけていた。聞けば大丈夫だと言うけど、まともな食事をしていなかったらしい鳴海さんを半ば強引に家に押し込んで夕食を食べてもらった。
そんな状態なら何を食べても美味しいんじゃないかと思ったけど、鳴海さんは泣きながら味噌汁を飲んで物凄く褒めてくれた。
それが嬉しくて、利害の一致もあって、食費をもらう形で、私たちは互いの都合が合う日は一緒にご飯を食べることになった。一緒に食べられない日は心配で作り置きしておいたり、お弁当を作ってみたり、鳴海さんが喜んでくれるのがささやかな幸せだった。
だって、大学生になって念願の一人暮らしを始めたけど、一人でご飯を食べるのは寂しい時もあるし、面倒に感じる時だってあった。
親友には胃袋掴んでるとか言われたけど、掴めるものなら掴んでいたかったのかもしれない。鳴海さんは格好いいし、話もおもしろいし、いつもご飯を美味しそうに食べてくれるから。
だから鳴海さんの「ただいまー」を聞くのが楽しみだった。
それがどうして、こうなったんだっけ……
「芽衣ちゃん……っ!」
私の名前を苦しげに、切なげに鳴海さんが呼ぶ。
その顔は赤くて汗ばんでて呼吸が荒くて、運動してるみたい。ううん、現在進行形で運動してる。
私もそう。中途半端に服を脱がされた私の上で鳴海さんが運動してる。
セックスしてるんだってわかってるのに、どこか認められないでいる。
「ぅっん! ゃっ、ぁっ……」
「俺……俺っ!」
鳴海さん、色っぽいなぁ。そんなこと考えてる場合じゃないんだけど、どうにもならないんだからしょうがない。
だって、鳴海さんは指が食い込んで痛いくらいにがっしりと私の腰を掴んでる。
今夜は飲み会だからご飯はいらないって、少ししょんぼりしてた鳴海さんを覚えてる。シメを食べに来てもいいですよ、なんて冗談を言ってたんだけど……
「ぁんっ! なるみ、さ、ぁあっ!」
鳴海さんが打ち付けてくる腰の動きが速くなってる。
いつもみたいに「ただいまー」って帰ってきた鳴海さんがかなり酔っぱらってたのはいつもと違って、ソファーじゃ狭いだろうしってベッドに寝かせてお水をって思ってる内に押し倒されて、気付いたらキスされてた。
それからはあっという間だった。キスで頭がくらくらして私にまで酔いが回った気がして、服を脱がされて体を触られて、力では敵わなくて、体が熱を持って……初めてなのに、気持ち良くなってる。
「芽衣ちゃん、好き……!」
素面の鳴海さんの口から聞けたならどれだけ嬉しかったかわからないのに、今の鳴海さんの言葉は信用できない。だって、酔っ払いの言うことは信じちゃいけない。
毎晩のように一緒にご飯食べて嫌われてないのは間違いないけど、鳴海さんが好きなのはご飯じゃないかって思ってる。
「あっ、あぁんっ!」
私も、って言ったら良かったのかな?
本当は言いたいのに、理性が歯止めをかけたって言うよりも、最早喘ぎ声しか出てこない。
「俺の、お嫁さんにっ、なって……!」
鳴海さんも答えを求めてるわけじゃなくて、その激しい行為と同じようにただぶつけてるのかもしれない。
今の鳴海さんは私を見て、私を見ていない。心は夢の中にいるみたい。全ては譫言みたい。
「結婚、しよ……!」
酔っぱらいの戯言だから本気にしちゃダメなのに、期待してる。同じ言葉を素面の時に言ってほしい。
鳴海さん、明日になったら覚えてるのかな……?
それだけが不安なのに、考えられなくなってく。
「っ、も、もぉ、あっあっ、あぁぁぁぁっ!」
頭の中が真っ白になるみたい。何かが弾ける。
お腹の奥が熱い。だけど、私が意識を保てたのはここまでだった。
***
「本っ当に申し訳ない……! いや、そんな言葉じゃ済まないのはわかってるんだけど……どうしよう、警察……まずは病院かな……」
ぶつぶつ言い続ける鳴海さん。床に頭を擦り付けてる。比喩じゃなくて文字通りに。それも全裸で。
起きたら体は痛いし、何かドロって出てくるし、鳴海さんがいるし、夢じゃなかったんだなって思ってる内に鳴海さんが目を覚まして、パニクってから今に至るわけで。
「鳴海さん、落ち着いてください」
赤くなったり青くなったり忙しいなぁってベッドの上から鳴海さんを見てる自分は妙に冷静で不思議な気分。
「俺は取り返しのつかないことを……うわぁぁぁぁっ!」
自己嫌悪に陥った状態なのかな?
鳴海さんは床に額をごつんと打ち付けた。落ち着いてって言ったのに。
「俺は……! 俺はっ!」
「警察に突き出す気はないので、とりあえず落ち着きましょう。ね?」
少し強めに言えば鳴海さんはぴたっと静かになった。
好きだから許すって言うのも違うけど、確かめたいことがある。
「昨日、言ったこと、覚えてますか……?」
「全部、覚えてるよ……夢だと思ってて……いい夢見たなって……でも、夢じゃなくて……」
記憶がなくなるタイプじゃなかったみたい。
けど、またごつんって音がした。
「頭打つのはやめましょう」
「はい……」
しょぼくれた大型犬を連想したりした。
「本心、ですか?」
それを聞くのは怖かった。私が聞いたものが幻だったら、一緒に儚い夢を見ていたのだとしたら……
「本心だよ。毎日、芽衣ちゃんのご飯食べながら、俺のお嫁さんになってくれたらいいなぁって……だから、ちゃんと責任はとる。芽衣ちゃんが望む方法で」
鳴海さんは顔を上げて、私の顔を見てはっきりとそう言った。ドキッとするような真剣な顔で。額は赤くなってたけど。
「……好きです」
何を言ったらいいかわからないままの告白は自分でも正しいのかわからない。
「私も、鳴海さんのこと、好きで……ずっと一緒にご飯食べられたらいいなって思ってて……」
まるで言い訳をしてるみたい。
でも、鳴海さんのために作るご飯は全然苦じゃなかった。
「これからも芽衣ちゃんのご飯食べていい?」
鳴海さんも戸惑ってると思う。あるいは核心に触れるのが怖いのかもしれない。
「そんなにご飯が大事ですか?」
これはちょっと意地悪だったかな?
けど、ご飯作ってくれる人なら誰でもいいんじゃないかって思ったりする。
「芽衣ちゃんが作ってくれるから食べたいんだよ。芽衣ちゃんじゃなきゃ嫌だ」
その言葉が嬉しくて涙が出るのは、やっぱり鳴海さんが好きだから。私だって鳴海さんじゃなきゃ食べてほしいって思わない。
「新山芽衣さん、俺と結婚を前提にお付き合いしてくれますか?」
そう言われて断る理由なんてなくて、私は泣きながら頷いてた。
順番はおかしくなったけど、それで全てを許すわけじゃないけど、幸せな幻が現実になると思ったから。
その後、妊娠はしなかったけど、智哉さんは休日はデートに連れて行ってくれたり、尽くしてくれて、一緒に住むようになるのに時間はかからなかった。
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