【R18】Fragment

Nuit Blanche

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無口な同級生に下僕にしてくれと言われた結果

無口な同級生に下僕にしてくれと言われた結果 3

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 健吾の予想通り、奇行にも近しい篤宏の言動は瞬く間に知れ渡ってしまった。しかし、篤宏や健吾、あるいは友人によって花は悪意から守られていた。
 話してみれば篤宏は怖い人間でもなく、どこまでも花に優しかった。自然にエスコートしてくれるような女慣れした扱いではなかったが、壊れ物のように大事にしようとしてくれているのが伝わってきたのだ。

 そうして今日デートをしてみることになったのだが、急な雨に降られたところ、近くの篤宏の家に駆け込むことになったのだ。
 風呂を勧められたものの、家人を差し置くのも気が引けた。濡れているのは篤宏も同じだ。そう花が遠慮すれば、彼は一緒に入ろうと言った。
 そこからどんな会話をしたかは既に思い出せない。気付けば彼にキスをされていた。突然のことに驚きはしたものの、妙な空気に飲まれたように花は拒まなかった。ファーストキスを奪われたというのに、嫌だとは思わなかったのだ。そのまま「洗わせてくれ」と言われ、「舐めさせてくれ」と要求がエスカレートし、あれよあれよと言う間に今に至るのだが……

「っあ!」

 不意に足の指先を襲う微かな痛みに花の意識は現実へ引き戻される。そちらを見れば篤宏が指を口に含んでいる。その目は欲にまみれた獣のようでありながら花は恐怖よりも奇妙な動悸を覚えていた。

「考え事をする余裕があるんだな」
「んぅっ……!」

 ちゅうっと音を立てて指を吸われても嫌悪感が湧いてくるわけでもない。先ほどから舐められている足よりももっと上の部分が疼いてたまらないというのに篤宏が没頭する行為に終わりが見えないから頭が現実逃避を始めてしまうのだ。

「お前の足、すべすべしているな」

 足を持ち上げられ、するりと踝を撫でられただけで花の体に未知の震えが走る。それは期待感にも似ていたのかもしれない。

「細いが、柔らかい」

 感触を確かめ、一々感想を漏らす篤宏にもどかしさを感じながら、どうすればいいのかわからない花はまな板の鯉だった。

「ぁ……」

 手を追うように唇も踝に触れ、上がっていく。

「ここ……」
「そこは……!」

 ふくらはぎ、膝、太もも、一つ一つのパーツを手と口で確かめるようにする篤宏を止めることもできないまま遂に付け根の方に触れられ、花は焦る。
 風呂場から連れて来られて、ろくに隠せずにいたが、つい先ほどまで篤宏が足の指に夢中だったからこそ、花も気にする余裕がなかった。だが、まじまじと見られれば羞恥心が沸き上がってくるのは当然だ。彼は下だけは履いているが、花にはタオルしか許さなかった。

「こっちも見せてくれ」
「ゃっ……」

 秘部を撫でられ、、花の口から漏れるのは拒否の音だったが、篤宏は止まらなかった。閉じようとする花の膝裏に手を差し入れ、M字に開いてしまう。

「綺麗だな」

 篤宏は褒めているつもりなのか。他人に見られることなど考えられなかった場所を見られ、花は喜べるはずもなく、顔を背ける。足を閉じたくとも篤宏の力は強く、それだけが花にできる抵抗だった。
 しかし、篤宏はもうお構いなしだった。

「濡れているな」
「や……!」

 篤宏の指が割れ目を這い、びくりと跳ねた花の体は逃げようとするが、無駄だった。
 性行為のことなどよくわかっているわけでもない。友人もまた積極的なタイプではない。その知識は少女漫画程度のものだ。しかしながら、その部分が湿り気を帯びていることは花も何となく自覚していたのだ。

「ぬるぬるしている」
「言わ、ないで……」

 いやいやと花は首を横に振って訴えるが、篤宏の指は何度もそこを辿った。

「ぁっ……ぃやぁっ……」
「そんなに嫌なら、ここも舐めさせてくれ」

 ぴたりと篤宏の指が止まったかと思えば吐き出された言葉に花の思考が停止する。
 彼は一体何を言っているのか。足と同じようにその場所を舐めるというのか。
 花には信じ難いことだった。シャワーを浴びたばかりとは言っても足とは話が別だと花は思うのだ。現実的な行為とは思えない。しかし、篤宏はその沈黙を拒否とは受け取らなかったようだった。

「ひゃあんっ!」

 散々足を舐められたというのに、あまりに強烈な刺激がもたらされ、花の腰が浮き上がる。

「可愛い声だな……ここ、舐められるのが好きか?」

 どこかうっとりとしているように聞こえる篤宏の問いにも花は呆然としたまま答えられなかった。初めてされたことであって好きだとは言えないが、これ以上許すべきではないという危機感があった。

「やめ……」
「それとも……」

 やめてと紡ごうとする声と篤宏の呟きが被る。それは意図的だったかはわからないが、花が訴えられない内に新たな刺激が襲いかかってくる。

「ひうっ!」

 花芽を吸われ、先程よりも鮮烈な感覚は花に恐怖さえもたらしたが、篤宏はその反応を見て楽しんでいるようであった。

「花はどっちがいいんだ?」

 顔を上げた篤宏と視線がぶつかる。どちらが良いかと聞かれても困るが、花としては今すぐにやめてほしいからこそ、やっとの思いで紡ぐ。

「どっちもや……」
「そうか……」

 言葉を選ぶ余裕もなかったものの、篤宏は気分を害した風でもなく、花はほっとしたのだが……

「だったら、俺の好きにするからな」
「えっ……きゃうっ!」

 どこか残酷な言葉を花が理解する間もなく篤宏が再び顔を埋める。

「おねがっ、あぁっ……も、やめぇっ!」

 あれほど気遣ってくれた篤宏が自分の願いを聞いてくれないことに花は少なからずショックを受けていた。だが、悲しむ暇もないほど篤宏は花の敏感な部分を舌で嬲ってくるのだ。

「それは聞けないな」
「ひうぅっ! ほんとに……あんっ……やぁなのっ……!」

 嫌がることはしないと決めたお試し期間だったはずだ。それなのに、花が必死に訴えるほどに篤宏は激しく舌を動かす。まるで飢えた獣のように。
 恐怖は未知の行為への不安感から来るものが大きいのだろう。篤宏に対して嫌悪感や拒絶感が芽生えたかと言えば違う。心が追いついていないのだ。もっとゆっくり愛を育んで正式に付き合うようになれば花も受け入れられるはずだった。それがどうして性急な行為に至っているのか。

「指、入れるからな」

 最早篤宏は許可を求めなかった。太い指が花さえも知らない場所に入り込んでくる。

「んっ! ゃあっ……!」
「凄い……熱くてきつい……けど、トロトロだから痛くはないよな……」

 彼が口にするのは独り言でしかないのだろう。花に聞いているようで聞いてはいない。彼は花の意思を無視してこの行為を続けているのだから。
 確かに痛みはさほどないが、指が動かされるとむずむずしてたまらない気持ちになるのだ。

「は、ぁっ! だめっ! もぉ……あぁんっ!」

 これ以上は変になってしまう。篤宏を止めたいのに、花芽を舐めながら彼の指はより一層スムーズに花の中を擦り、掻き回す。そうして花の反応が変わる場所を探しているようでもあった。

「ゃっ、それっ……やっ、あつ、ひろ、くんっ……! おねが、だからぁっ!」

 もうどんな言葉も篤宏には届かないのかもしれない。浅い場所を執拗に責められ、花はどうすることもできない疼きが膨らむような感覚に怖さを覚えていた。
 だが、それでも篤宏は止まらなかった。トドメをさすかのように花芽を吸う。

「ゃあぁぁぁぁっ!」

 これ以上ないほど膨らんだ物が一気に弾けるような感覚に花の頭は真っ白になる。
 びくんびくんと体が痙攣し、それが治まっても呼吸は整わない。

「イったんだな……可愛い」

 篤宏の恍惚の表情も涙で滲んで花にはよく見えない。
 しかし、頭を撫でた大きな手に労われているような気がした。わけのわからないまま迎えた未知の感覚だが、それでもこの行為の節目のように花は感じていたのだ。
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