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日中、ずっと活動的に行動していたせいか、今夜の夕食はひときわ美味しく感じられた。
淑女とは縁遠い食欲を見せてしまったが、給仕する侍女も、なぜか反応をこそこそ窺っている料理人たちも嬉しそうだった。
(皆、善人ばかりで困るわ……)
悪意とは無縁な環境で生きてきたのだろうか。この領地に広がる穏やかでのんびりした雰囲気は気に入っているけれど、いささか心配になる。
私は湯浴みを済ませナイトガウンを羽織り、自室と繋がる夫婦の寝室の扉をノックしてから開けた。
誰もいないことは事前に分かっていた。アーファ様よりも先に部屋にいたいと思っていたから、扉に耳を当て物音を確認したからだ。
(寝室にいるのは初めてではないのに、どうしてこんなに緊張しているのかしら……)
精霊の子がいた峠から屋敷へ戻ってからも、ずっと胸がどきどきと高鳴っている。
おにいさまに、私がアーファ様に恋をしているのだと告げられたときでさえ、こんなに緊張しなかった。
私は腰を曲げて、背の低い棚の戸を開く。目的の物は見つからず、隣の棚を開ける。同じ行動をしばし繰り返して、ようやく見覚えのある箱を見つけた。
膝をついてそれを取り出し、箱の蓋を持ち上げる。私がアーファ様に投げつけた潤滑剤や媚薬の入った夜の営みセットだ。
場所の確認がしたかっただけなので、箱を棚へ戻そうとした瞬間、夫の自室へ続く扉がノックと同時に開いた。
驚いて肩があからさまに跳ね、驚愕の表情のまま勢いよく振り返ると、アーファ様は私の反応に逆におののいたようだ。
「あ……、驚かせてしまい申し訳ありません」
「扉はノックと同時に開けるものではありませんよ!?」
「は、はい。気を付けます」
アーファ様は素直に謝りながら膝をつく私を見やり、そして私の手元を凝視する。
みるみるうちに顔が赤くなるのは、彼だけではない。私も同じだ。
「ペレーネ、し……しません、よね?」
「しません! どこに置いてあるのかと思っただけです!」
「で、ですよね!」
アーファ様は肌触りの良さそうな寝間着姿だ。その姿を見て、私ははっと息を吞む。
「ち、違います! いつもこの姿で寝室に来ていたから癖で!」
「この姿?」
「あ……」
しまった。彼は気付いていなかったようだ。
何もしないと言ったから彼は寝間着で現れた。しかし、私は脱がせやすいナイトガウン姿で夫婦の寝室に現れている。
言葉が出てこなくて、魚のように口をぱくぱくさせていると、アーファ様は言葉の意味に気付いて、ただでさえ赤い顔をますます熟れさせた。
「アーファ様、寝ましょう! 健康には早寝が最適です!」
話を逸らすべく、私は棚の戸を乱暴に閉じ、寝台に飛び乗った。
私の動きに続いてアーファ様も横になったが、恥ずかしくてどうしても彼のほうを向けない。
「あ、あのう……」
アーファ様は控えめな声を発する。
私は彼に背を向け、身を丸めた姿勢で返事をする。
「なんでしょうか?」
「そちらを向いたままで、僕が眠ったことに気付けますか?」
「気配を察します」
「気配……」
同じ言葉を繰り返して、夫はくすっと小さく笑った。
「ペレーネ。向かい合って寝ませんか?」
「それは……っ」
ああ、また声が裏返ってしまった。動揺しているのが伝わってしまう。
「ペレーネ」
どうしてそんな優しい声音で名を呼ぶのか。妙に落ち着かなくなって、私は身体ごと彼のほうを向いて振り返った。
「ね、眠ったことに気付けないと困るので、向かい合うことにしただけです」
まるで言い訳のようだ。身体が火照り熱い。
アーファ様は一瞬驚いた表情を見せたけれど、すぐに目尻を下げる。
「どうして今日は僕に優しくしてくれるのですか?」
「え?」
「昨夜も優しかった。なぜですか?」
「まるでいつもの私は優しくないみたいですね」
眉をつり上げて見せると、彼はますます笑みを深めた。
「貴女は僕にだけは優しくありません。貴女は使用人たちに接するときのほうが優しいです」
「当主をないがしろにしているみたいな言い方ですね」
「そんなつもりはありません。ただ、妬ましくはありますが」
妬ましいと言いながらも、アーファ様は楽しげである。
私を見つめる灰色の瞳を見返すと、彼の手がそっと伸びて、私の頬に触れる寸前で止まった。
「……? アーファ様?」
「どうして、避けないのですか?」
問いの意味が分からず言葉を探していると、彼は指の背で私の頬を撫でた。
「優しくしてくれたり、共寝を提案してくれたり――まるで僕に心を開こうとしているみたいだ」
アーファ様はわずかな怯えを言葉の端に滲ませる。
「わ、私は……あの」
彼の言うようなことは何も考えていなかった。ただ、あんなにも嫌だと思っていたのに、今は触れられても不快ではない。そんな自分に一番驚いているのだ。
「僕に対して少しは情を抱いてくれましたか?」
「あ……あの、よく分かりません。でも、そうかもしれません」
私はしどろもどろになりながら、彼から逃れるように目を逸らした。
少しずつ彼の人となりを知っていったのは事実だ。
昨夜だって放っておけなくて、つい声をかけてしまった。これを『情』というのなら、そうなのだろう。
「ペレーネ」
嬉しそうに名を呼ぶ声に、つい彼を見てしまう。奇麗な瞳に絡め取られて目が離せなくなる。
「貴女と少しでも仲良くなれていたのなら嬉しいです」
真摯な言葉を発せられるたびに、卑屈な自分が顔を出そうとする。
なぜそんなにも必死になるのかと考えてしまう。
「アーファ様はいつもそればかりですね。政略結婚をした方々が皆、そんなに努力をされているとは思えません」
「それはそうでしょうね」
仮面夫婦という言葉があるくらいだ。社交界では理想の夫婦像を演じている二人も、屋敷に帰れば口も聞かない仲なんて話はざらにある。
「でも、長い時間を共に生きるのですから、どうせなら平和な関係を築きたいです」
そう答えるアーファ様を見つめていると、随所に見え隠れする存在を意識して、彼の考えに影響を与えたのは彼女だったのだろうか、なんてどうしようもないことを考えてしまう。
「アーファ様、そろそろ眠ってください」
「唐突ですね」
「だって、アーファ様が眠ってくださらないと、私は眠ることができません」
「先に眠ってくださってもいいのですよ?」
「それでは共寝をしている意味がありません」
いつまでもこうやって寝台に横になったまま、見つめ合っているわけにもいかない。
きっと、何かしらの会話を交わすことになる。
「僕はすぐに眠れそうもありません」
アーファ様は私の手に触れて、そのまま自分の胸元に押しつけた。
どくどくと忙しない心音が手の平から伝わってくる。
「とても緊張しています」
「さきほどから淡々とした話し方をされているので、気付きませんでした」
「内心は動揺しています」
「そ、そうですか……」
私の心臓もずっと早鐘を打っている。私だけが緊張して、悟られないよう頑張っているのだと思っていた。
「あの……、ペレーネ」
アーファ様は言い淀みながらも、私を真っ直ぐに見つめてくる。瞳の奥には劣情が見え隠れしていて、その意味を察せないほど私は純情ではない。
彼の胸に触れていた手をそっと離し、露わになっている首に触れてみた。
「っ!」
アーファ様は驚いて、びくりと身を震わせた。その反応を見つめながら、指先で鎖骨をなぞり、寝間着の襟ぐりに触れた。
「釦を上まで留めるのは窮屈ですか?」
どうでもいいような質問をすると、彼は私の指先をぎゅっと握る。
「ペレーネ。そんなふうに触れられると勘違いします」
「勘違い?」
「僕にも性欲くらいあります」
「それは存じております……」
性欲がなければ、好きでもない女を最低限の動きだけで、抱いたり出来ないだろう。
「初夜のやり直しをしたいなんて言ったら、不快にさせるかもしれませんが、貴女が許してくれるのなら……僕は貴女を抱きたい」
アーファ様は私の目を見つめたまま、率直に言いにくいことを伝えてくる。
普段は言葉をもたつかせて苛々させられることもあるのに。
「や、優しくしてくださるのなら……」
「もちろんです」
淑女とは縁遠い食欲を見せてしまったが、給仕する侍女も、なぜか反応をこそこそ窺っている料理人たちも嬉しそうだった。
(皆、善人ばかりで困るわ……)
悪意とは無縁な環境で生きてきたのだろうか。この領地に広がる穏やかでのんびりした雰囲気は気に入っているけれど、いささか心配になる。
私は湯浴みを済ませナイトガウンを羽織り、自室と繋がる夫婦の寝室の扉をノックしてから開けた。
誰もいないことは事前に分かっていた。アーファ様よりも先に部屋にいたいと思っていたから、扉に耳を当て物音を確認したからだ。
(寝室にいるのは初めてではないのに、どうしてこんなに緊張しているのかしら……)
精霊の子がいた峠から屋敷へ戻ってからも、ずっと胸がどきどきと高鳴っている。
おにいさまに、私がアーファ様に恋をしているのだと告げられたときでさえ、こんなに緊張しなかった。
私は腰を曲げて、背の低い棚の戸を開く。目的の物は見つからず、隣の棚を開ける。同じ行動をしばし繰り返して、ようやく見覚えのある箱を見つけた。
膝をついてそれを取り出し、箱の蓋を持ち上げる。私がアーファ様に投げつけた潤滑剤や媚薬の入った夜の営みセットだ。
場所の確認がしたかっただけなので、箱を棚へ戻そうとした瞬間、夫の自室へ続く扉がノックと同時に開いた。
驚いて肩があからさまに跳ね、驚愕の表情のまま勢いよく振り返ると、アーファ様は私の反応に逆におののいたようだ。
「あ……、驚かせてしまい申し訳ありません」
「扉はノックと同時に開けるものではありませんよ!?」
「は、はい。気を付けます」
アーファ様は素直に謝りながら膝をつく私を見やり、そして私の手元を凝視する。
みるみるうちに顔が赤くなるのは、彼だけではない。私も同じだ。
「ペレーネ、し……しません、よね?」
「しません! どこに置いてあるのかと思っただけです!」
「で、ですよね!」
アーファ様は肌触りの良さそうな寝間着姿だ。その姿を見て、私ははっと息を吞む。
「ち、違います! いつもこの姿で寝室に来ていたから癖で!」
「この姿?」
「あ……」
しまった。彼は気付いていなかったようだ。
何もしないと言ったから彼は寝間着で現れた。しかし、私は脱がせやすいナイトガウン姿で夫婦の寝室に現れている。
言葉が出てこなくて、魚のように口をぱくぱくさせていると、アーファ様は言葉の意味に気付いて、ただでさえ赤い顔をますます熟れさせた。
「アーファ様、寝ましょう! 健康には早寝が最適です!」
話を逸らすべく、私は棚の戸を乱暴に閉じ、寝台に飛び乗った。
私の動きに続いてアーファ様も横になったが、恥ずかしくてどうしても彼のほうを向けない。
「あ、あのう……」
アーファ様は控えめな声を発する。
私は彼に背を向け、身を丸めた姿勢で返事をする。
「なんでしょうか?」
「そちらを向いたままで、僕が眠ったことに気付けますか?」
「気配を察します」
「気配……」
同じ言葉を繰り返して、夫はくすっと小さく笑った。
「ペレーネ。向かい合って寝ませんか?」
「それは……っ」
ああ、また声が裏返ってしまった。動揺しているのが伝わってしまう。
「ペレーネ」
どうしてそんな優しい声音で名を呼ぶのか。妙に落ち着かなくなって、私は身体ごと彼のほうを向いて振り返った。
「ね、眠ったことに気付けないと困るので、向かい合うことにしただけです」
まるで言い訳のようだ。身体が火照り熱い。
アーファ様は一瞬驚いた表情を見せたけれど、すぐに目尻を下げる。
「どうして今日は僕に優しくしてくれるのですか?」
「え?」
「昨夜も優しかった。なぜですか?」
「まるでいつもの私は優しくないみたいですね」
眉をつり上げて見せると、彼はますます笑みを深めた。
「貴女は僕にだけは優しくありません。貴女は使用人たちに接するときのほうが優しいです」
「当主をないがしろにしているみたいな言い方ですね」
「そんなつもりはありません。ただ、妬ましくはありますが」
妬ましいと言いながらも、アーファ様は楽しげである。
私を見つめる灰色の瞳を見返すと、彼の手がそっと伸びて、私の頬に触れる寸前で止まった。
「……? アーファ様?」
「どうして、避けないのですか?」
問いの意味が分からず言葉を探していると、彼は指の背で私の頬を撫でた。
「優しくしてくれたり、共寝を提案してくれたり――まるで僕に心を開こうとしているみたいだ」
アーファ様はわずかな怯えを言葉の端に滲ませる。
「わ、私は……あの」
彼の言うようなことは何も考えていなかった。ただ、あんなにも嫌だと思っていたのに、今は触れられても不快ではない。そんな自分に一番驚いているのだ。
「僕に対して少しは情を抱いてくれましたか?」
「あ……あの、よく分かりません。でも、そうかもしれません」
私はしどろもどろになりながら、彼から逃れるように目を逸らした。
少しずつ彼の人となりを知っていったのは事実だ。
昨夜だって放っておけなくて、つい声をかけてしまった。これを『情』というのなら、そうなのだろう。
「ペレーネ」
嬉しそうに名を呼ぶ声に、つい彼を見てしまう。奇麗な瞳に絡め取られて目が離せなくなる。
「貴女と少しでも仲良くなれていたのなら嬉しいです」
真摯な言葉を発せられるたびに、卑屈な自分が顔を出そうとする。
なぜそんなにも必死になるのかと考えてしまう。
「アーファ様はいつもそればかりですね。政略結婚をした方々が皆、そんなに努力をされているとは思えません」
「それはそうでしょうね」
仮面夫婦という言葉があるくらいだ。社交界では理想の夫婦像を演じている二人も、屋敷に帰れば口も聞かない仲なんて話はざらにある。
「でも、長い時間を共に生きるのですから、どうせなら平和な関係を築きたいです」
そう答えるアーファ様を見つめていると、随所に見え隠れする存在を意識して、彼の考えに影響を与えたのは彼女だったのだろうか、なんてどうしようもないことを考えてしまう。
「アーファ様、そろそろ眠ってください」
「唐突ですね」
「だって、アーファ様が眠ってくださらないと、私は眠ることができません」
「先に眠ってくださってもいいのですよ?」
「それでは共寝をしている意味がありません」
いつまでもこうやって寝台に横になったまま、見つめ合っているわけにもいかない。
きっと、何かしらの会話を交わすことになる。
「僕はすぐに眠れそうもありません」
アーファ様は私の手に触れて、そのまま自分の胸元に押しつけた。
どくどくと忙しない心音が手の平から伝わってくる。
「とても緊張しています」
「さきほどから淡々とした話し方をされているので、気付きませんでした」
「内心は動揺しています」
「そ、そうですか……」
私の心臓もずっと早鐘を打っている。私だけが緊張して、悟られないよう頑張っているのだと思っていた。
「あの……、ペレーネ」
アーファ様は言い淀みながらも、私を真っ直ぐに見つめてくる。瞳の奥には劣情が見え隠れしていて、その意味を察せないほど私は純情ではない。
彼の胸に触れていた手をそっと離し、露わになっている首に触れてみた。
「っ!」
アーファ様は驚いて、びくりと身を震わせた。その反応を見つめながら、指先で鎖骨をなぞり、寝間着の襟ぐりに触れた。
「釦を上まで留めるのは窮屈ですか?」
どうでもいいような質問をすると、彼は私の指先をぎゅっと握る。
「ペレーネ。そんなふうに触れられると勘違いします」
「勘違い?」
「僕にも性欲くらいあります」
「それは存じております……」
性欲がなければ、好きでもない女を最低限の動きだけで、抱いたり出来ないだろう。
「初夜のやり直しをしたいなんて言ったら、不快にさせるかもしれませんが、貴女が許してくれるのなら……僕は貴女を抱きたい」
アーファ様は私の目を見つめたまま、率直に言いにくいことを伝えてくる。
普段は言葉をもたつかせて苛々させられることもあるのに。
「や、優しくしてくださるのなら……」
「もちろんです」
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