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しおりを挟む「あっん、んっぁ、あぁっ!」
「はっ、有美」
「んっ、んっ、んんっ」
片方の手で有美の頭を支えて引き寄せ、もう片方の手で有美の腰を支えて引き寄せる。有美の汗で湿った髪の毛と背中の感触すらも愛おしく感じながら、俺は限界を訴えた。
「……く、っは、出る……」
「ん、ぁっ、ぁっ、なか……ん、中……っ、ん」
「っ、ああ。中に全部出してやるからな。はぁ、っ、嬉しいだろ?」
「ん、ん、んっ、んっぅ」
俺の問いに対して言葉で嬉しいと答えはしてくれなかったが、俺の身体に必死に抱き付き、中をヒクヒクと痙攣しながら何度も頷いていることから、有美が喜んでくれているのは間違いはないだろう。もう今はそれだけで十分だ。
俺のペニスを食い千切る勢いで狭くなった膣内に促されるように、俺は二度目の精子を有美の中に注ぎ込んでやった。
「ふあぁっ、あ、つい……ッ、あっぁっん!」
「はっ、はっ、く、っぅ」
「ひっ、ぁ……あっ、ぁっ……あっぅ」
精子が吹き出す先端を子宮口にピッタリと押し当てたまま射精する。避妊具なしにセックスをするのも、子作り前提でセックスをするのも初めてなものだから他の奴らとは比べるまでもないが、こんなにも気持ちの良い交わりは初めてだ。有美との相性がすごく良いのか、それとも俺がこいつのことをとことんまで溺愛してしまっているからなのか分からないが、魂を吸われるほどの快感が襲う。我ながら二度目とは思えないほどの大量の精を放ってしまった。
「ん、っ……んぁ、ぁっ」
「……有美」
「んっ……ふ、ぁっ」
未だビュクビュクと精を放ちながら、有美の唇に何度目か分からない口付けをする。これだけ欲をぶつけて精を注ぎ込んでも一向に足りない。まだまだ俺の身体と心は有美のことを必死に求めている。どうやらこいつの前では俺の性欲は底なしのようだ。
「……んっ、ん」
「有美もまだ足りないよな?」
一発目と同じく一滴も残さず注ぎ込むように腰をグッと押し上げながら訊ねる。そうすれば有美は俺の予想とは全く違う発言をしてみせた。
「……ぁっ、ん……わ、私、あなたの名前すら知らないのに……」
「有美?」
「なぜでしょうか。最初は怖くて堪らなかったのに、今はあなたが与えてくれる全てを嬉しく感じてしまうんです」
『私おかしいですよね?』と顔を真っ赤に染めて戸惑いがちに告白する有美。計算つくされた嘘などではなく、本心で言ってくれていることはヒシヒシと伝わってくる。その表情を間近で見て、俺は年甲斐もなく本気でときめいてしまった。
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