2 / 7
第2話 邂逅、玻璃の約束(大陸暦2916年)
しおりを挟む
真波と初めて会ったのは、響玲が10歳の春。真波は12歳だったはずだ。
晴れの日だった。
その日、王宮での軍議に向かう兄の蒼章に連れられて、初めて王宮に向かった。当時、21歳の蒼章は当時すでに特級魔法騎士で、防衛戦で数々の功績を上げ、王宮での軍議に定期的に参加していた。
馬車が石畳を走る。蒼章や響玲の家系が与えられている公邸はこの瑞蓮(ずいれん)国王都の南端にある。王宮は北端、王都の奥に位置する。扱いは貴族でも、まるで自分たち危険な魔法使いの家系を王宮からできるだけ遠ざけているようだ、と響玲は感じていた。
「あっ」
響玲は馬車の窓の外を見て声を上げた。
魔法管理官たち–-魔法使いを国家資源として管理する非魔法使いの役人--の制服を着た数人が、5歳くらいの男の子を抱きかかえ、その両親と思われる男女を地面に押さえつけ、子供から引き離していた。
「お願いです、その子は魔法使いなんかじゃない。何かの間違いです。連れて行かないでください」
母親が啜り泣いている。
管理官たちは両親を振り切って、泣き喚く子供を銀の檻に押し込めていた。
響玲は馬車の窓枠をぎゅっと握った。知らず、窓枠が響玲の指先からパキパキと音を立て凍りつく。それを見た蒼章が、響玲の額を黙って指先で軽くこづいた。響玲の魔力制御は未熟だ。
蒼章はまだ軍議まで時間があることを確認すると、馬車を止めさせ、降りた。親子と管理官たちに近づいていく。
響玲は後を追った。
「…子供の扱いには気をつけてください。檻に入れる必要はない」
蒼章は管理官たちに話しかけ、男の子を抱き上げた。
「なんだお前、公務執行妨害…」
若い管理官が蒼章の肩を掴もうとしたが、上官に止められる。
「よせ、特級魔法騎士の蒼章様だ。」
蒼章は構わず、身を屈めて両親に話しかけた。
「ご両親、我らの非道をお許しください。息子さんは、これから国の機関で訓練を受けます。訓練を受けなければ魔力が暴走して身を滅ぼしてしまう。魔力が自分で制御できるようになれば、国に仕える魔法使いとして身を立てられ、休暇には故郷にも帰れます。どうか今は、ご勘弁ください。」
両親は何も言わず、蒼章に抱かれた子の手を握り、啜り泣き、そして手を離した。
管理官たちに子供を引き渡し、蒼章と響玲は馬車に戻った。
「…僕たちはいいよ。最初からこの家に生まれたから、わかってる。でも普通の家に生まれて、5歳とか7歳になって魔力持ちだとわかって家族から引き離されるのはかわいそうだよ。なんとかならないの」
響玲は兄に言う。
蒼章は悲しそうに微笑んだ。
「魔力持ちは国家資源だ。仕方ない。魔法騎士みたいに戦場で寿命を削らなくても、療術士や魔法技師として生きる道もある。あの子がそっちに才能があることを祈ろうか」
響玲は不満そうに口を閉じ、馬車の窓から不貞腐れた表情で外を見た。蒼章が話を変えるように声をかけた。
「街中に出るのは久しぶりだろ。最近訓練ばかりだったからな。帰りに何か買ってやろうか?」
「…別に」
蒼章は苦笑して響玲の頭を撫でただけだった。
*
王宮に着いて、馬車を降り、響玲は蒼章の後について歩いていく。蒼章は黒髪に緑の瞳を持ち、響玲は濃紺の髪に紫の瞳を持っている。顔立ちもあまり似ていないが、それぞれに容姿端麗な魔法使いの兄弟は人々の目を引いた。
蒼章は響玲を控えの間に待たせて奥に入り、少し厳しい表情をして、すぐに戻ってきた。
「今日は、外の庭園に東屋があるから、そこで待ってな。お前も軍議に参加させたいと思ったが、雰囲気が良くない」
蒼章は言われた通りに外に出た。初めて来る王宮は荘厳で美しくはあったが、人を威圧する建物、自分たち兄弟を好奇の目で見る貴族や官僚たちもいる。外の方がマシだと思った。
言われた通り東屋がある。そこに向かうと、先客がいた。銀髪の女の子だ。貴族の娘なのか、作りの良い服を着て、何か難しそうな本を読んでいる。
年は響玲より少し上だろうか。今は誰とも話したくない気がして、踵を返す。
「待って。あなたは迷子なの?」
背後から声をかけられた。
「迷子ではないです。家族を待っているだけです。お邪魔しました」
早口に言って去ろうとすると、じゃあ私とお話ししましょう、と引き留められた。身分の高い貴族の子かもしれないので逆らうわけにもいかず、勧められるまま彼女の向かいに腰掛けた。
「ねえ、王宮の外から来たの?外はどんなふう?」
熱心に聞かれた。貴族の子は王宮の外には出られないのだろうか。大変だ。
聞かれるまま、街のことを話した。市場の賑わいのこと、売っているもののこと、子供のする遊びのこと。自分も訓練ばかりでそんなに知っているわけではなかったが、彼女が外に出たことがないというのは本当らしく,金色の目を輝かせて質問責めにされるので,知っていることを話した。
「ああ、素敵だわ。外の世界に出られて羨ましい」
彼女はうっとりとした顔でほうとためいきをついた。
「羨ましくなんかないよ。僕はどうせそのうち兄さんを殺して、戦場で血まみれで死ぬか、寿命を使い果たして30歳になる前に血を吐いて死ぬかだし」
思わず口走った。
「あなた、魔法使いの響玲?蒼章の弟なのね」
急に彼女の口から兄と自分の名が出てびっくりした。同時に魔法使いと知られてしまった、と焦りが湧き上がる。貴族の中には魔法使いを得体の知れない化け物扱いする人もいる。慣れているのに、なぜかこの少女からそんな目で見られることは耐えられない気がした。なんでそんなことを言ったんだろう。後悔した。
「そう…だけど」
彼女は花が開くように笑うと響玲の手を両手で包んだ。
「会いたかったわ。いつも私たちを守ってくれてありがとうって伝えたかったの。あなたは私より小さいのに」
「どうせ死ぬなんて言わないで。私はもうすぐ他の国の王様と結婚するの。そうしたら戦争はなくなるわ。魔法使いだって戦場で力を使わなければ、長生きできるのでしょう。」
少女が響玲の目を見た。夕日を後ろに背負っているのに、金の瞳と銀の髪が輝いて、その目に吸い込まれそうで。
「私の国民に,どうせ死ぬなんて言わせないわ」
この子、王族だ。
悟ると同時に、魔法騎士になってこの人を守れるなら、それも悪くない、という感情が身を貫いた。
「おーい、響玲。終わったぞ。…王女様?!なんでこんなところに?」
いつのまにか近くに来ていた兄の蒼章が少女を見て声を上げた。
「だっておばさまたちとのお茶会なんて退屈だったんですもの。本を読んだり響玲とお話ししていた方が楽しかったわ」
「理由になりません。どうやって抜け出したんですか?」
「抜け道があるの。でも教えないわ」
「王宮だって安全じゃないんですよ。お住まいまでお送りします」
兄と王女、真波の応酬を聞きながら、先程の王女の目の輝きが残って頭がぼーっとしてしまう。
兄と一緒に真波を送り、別れる前、真波が兄に聞こえないように「次いつ来るの?」と聞いた。
兄は毎週同じ曜日に軍議のため王宮にきている。
「来週、同じ曜日…です」
と答えてしまった。
「じゃあ同じ場所で待ってるから」
ひらひらと手を振り、大人に導かれて建物の中に消えた真波を見送った。
兄に確かめもせず、次の訪問予定を答えてしまったことを、響玲は一生後悔することになる。
*
帰りの馬車で、まだぼーっとした顔で外を眺める響玲に、兄がにやにやと話しかけた。
「どうだ。うちの王女様は三国一の美人で有名なんだぞ。お会いできてよかったな。」
「うん、よかった…」
窓の外の、すでに暗くなった街の景色がいやに美しく見える。色とりどりの明かりが流れる。
「今日は祭りだったな。やっぱり何か買ってやろうか?」
「そうする」
兄と2人、馬車は先に帰らせて、祭りの街中を歩いた。きれいな飴細工を買ってもらい、次に真波に会った時に渡そうと、こっそり隠した。
「響玲、覚えておけよ。」
ふいに蒼章が言った。
「これが私やお前が守る国と人々だ。」
美しい街、幸せそうに語らい、行き交う人々。
響玲はこの日のことを16歳になった今でも覚えている。
兄と2人で祭りに行くことも、真波と気安く会うことも、このあと2度となかったから。
晴れの日だった。
その日、王宮での軍議に向かう兄の蒼章に連れられて、初めて王宮に向かった。当時、21歳の蒼章は当時すでに特級魔法騎士で、防衛戦で数々の功績を上げ、王宮での軍議に定期的に参加していた。
馬車が石畳を走る。蒼章や響玲の家系が与えられている公邸はこの瑞蓮(ずいれん)国王都の南端にある。王宮は北端、王都の奥に位置する。扱いは貴族でも、まるで自分たち危険な魔法使いの家系を王宮からできるだけ遠ざけているようだ、と響玲は感じていた。
「あっ」
響玲は馬車の窓の外を見て声を上げた。
魔法管理官たち–-魔法使いを国家資源として管理する非魔法使いの役人--の制服を着た数人が、5歳くらいの男の子を抱きかかえ、その両親と思われる男女を地面に押さえつけ、子供から引き離していた。
「お願いです、その子は魔法使いなんかじゃない。何かの間違いです。連れて行かないでください」
母親が啜り泣いている。
管理官たちは両親を振り切って、泣き喚く子供を銀の檻に押し込めていた。
響玲は馬車の窓枠をぎゅっと握った。知らず、窓枠が響玲の指先からパキパキと音を立て凍りつく。それを見た蒼章が、響玲の額を黙って指先で軽くこづいた。響玲の魔力制御は未熟だ。
蒼章はまだ軍議まで時間があることを確認すると、馬車を止めさせ、降りた。親子と管理官たちに近づいていく。
響玲は後を追った。
「…子供の扱いには気をつけてください。檻に入れる必要はない」
蒼章は管理官たちに話しかけ、男の子を抱き上げた。
「なんだお前、公務執行妨害…」
若い管理官が蒼章の肩を掴もうとしたが、上官に止められる。
「よせ、特級魔法騎士の蒼章様だ。」
蒼章は構わず、身を屈めて両親に話しかけた。
「ご両親、我らの非道をお許しください。息子さんは、これから国の機関で訓練を受けます。訓練を受けなければ魔力が暴走して身を滅ぼしてしまう。魔力が自分で制御できるようになれば、国に仕える魔法使いとして身を立てられ、休暇には故郷にも帰れます。どうか今は、ご勘弁ください。」
両親は何も言わず、蒼章に抱かれた子の手を握り、啜り泣き、そして手を離した。
管理官たちに子供を引き渡し、蒼章と響玲は馬車に戻った。
「…僕たちはいいよ。最初からこの家に生まれたから、わかってる。でも普通の家に生まれて、5歳とか7歳になって魔力持ちだとわかって家族から引き離されるのはかわいそうだよ。なんとかならないの」
響玲は兄に言う。
蒼章は悲しそうに微笑んだ。
「魔力持ちは国家資源だ。仕方ない。魔法騎士みたいに戦場で寿命を削らなくても、療術士や魔法技師として生きる道もある。あの子がそっちに才能があることを祈ろうか」
響玲は不満そうに口を閉じ、馬車の窓から不貞腐れた表情で外を見た。蒼章が話を変えるように声をかけた。
「街中に出るのは久しぶりだろ。最近訓練ばかりだったからな。帰りに何か買ってやろうか?」
「…別に」
蒼章は苦笑して響玲の頭を撫でただけだった。
*
王宮に着いて、馬車を降り、響玲は蒼章の後について歩いていく。蒼章は黒髪に緑の瞳を持ち、響玲は濃紺の髪に紫の瞳を持っている。顔立ちもあまり似ていないが、それぞれに容姿端麗な魔法使いの兄弟は人々の目を引いた。
蒼章は響玲を控えの間に待たせて奥に入り、少し厳しい表情をして、すぐに戻ってきた。
「今日は、外の庭園に東屋があるから、そこで待ってな。お前も軍議に参加させたいと思ったが、雰囲気が良くない」
蒼章は言われた通りに外に出た。初めて来る王宮は荘厳で美しくはあったが、人を威圧する建物、自分たち兄弟を好奇の目で見る貴族や官僚たちもいる。外の方がマシだと思った。
言われた通り東屋がある。そこに向かうと、先客がいた。銀髪の女の子だ。貴族の娘なのか、作りの良い服を着て、何か難しそうな本を読んでいる。
年は響玲より少し上だろうか。今は誰とも話したくない気がして、踵を返す。
「待って。あなたは迷子なの?」
背後から声をかけられた。
「迷子ではないです。家族を待っているだけです。お邪魔しました」
早口に言って去ろうとすると、じゃあ私とお話ししましょう、と引き留められた。身分の高い貴族の子かもしれないので逆らうわけにもいかず、勧められるまま彼女の向かいに腰掛けた。
「ねえ、王宮の外から来たの?外はどんなふう?」
熱心に聞かれた。貴族の子は王宮の外には出られないのだろうか。大変だ。
聞かれるまま、街のことを話した。市場の賑わいのこと、売っているもののこと、子供のする遊びのこと。自分も訓練ばかりでそんなに知っているわけではなかったが、彼女が外に出たことがないというのは本当らしく,金色の目を輝かせて質問責めにされるので,知っていることを話した。
「ああ、素敵だわ。外の世界に出られて羨ましい」
彼女はうっとりとした顔でほうとためいきをついた。
「羨ましくなんかないよ。僕はどうせそのうち兄さんを殺して、戦場で血まみれで死ぬか、寿命を使い果たして30歳になる前に血を吐いて死ぬかだし」
思わず口走った。
「あなた、魔法使いの響玲?蒼章の弟なのね」
急に彼女の口から兄と自分の名が出てびっくりした。同時に魔法使いと知られてしまった、と焦りが湧き上がる。貴族の中には魔法使いを得体の知れない化け物扱いする人もいる。慣れているのに、なぜかこの少女からそんな目で見られることは耐えられない気がした。なんでそんなことを言ったんだろう。後悔した。
「そう…だけど」
彼女は花が開くように笑うと響玲の手を両手で包んだ。
「会いたかったわ。いつも私たちを守ってくれてありがとうって伝えたかったの。あなたは私より小さいのに」
「どうせ死ぬなんて言わないで。私はもうすぐ他の国の王様と結婚するの。そうしたら戦争はなくなるわ。魔法使いだって戦場で力を使わなければ、長生きできるのでしょう。」
少女が響玲の目を見た。夕日を後ろに背負っているのに、金の瞳と銀の髪が輝いて、その目に吸い込まれそうで。
「私の国民に,どうせ死ぬなんて言わせないわ」
この子、王族だ。
悟ると同時に、魔法騎士になってこの人を守れるなら、それも悪くない、という感情が身を貫いた。
「おーい、響玲。終わったぞ。…王女様?!なんでこんなところに?」
いつのまにか近くに来ていた兄の蒼章が少女を見て声を上げた。
「だっておばさまたちとのお茶会なんて退屈だったんですもの。本を読んだり響玲とお話ししていた方が楽しかったわ」
「理由になりません。どうやって抜け出したんですか?」
「抜け道があるの。でも教えないわ」
「王宮だって安全じゃないんですよ。お住まいまでお送りします」
兄と王女、真波の応酬を聞きながら、先程の王女の目の輝きが残って頭がぼーっとしてしまう。
兄と一緒に真波を送り、別れる前、真波が兄に聞こえないように「次いつ来るの?」と聞いた。
兄は毎週同じ曜日に軍議のため王宮にきている。
「来週、同じ曜日…です」
と答えてしまった。
「じゃあ同じ場所で待ってるから」
ひらひらと手を振り、大人に導かれて建物の中に消えた真波を見送った。
兄に確かめもせず、次の訪問予定を答えてしまったことを、響玲は一生後悔することになる。
*
帰りの馬車で、まだぼーっとした顔で外を眺める響玲に、兄がにやにやと話しかけた。
「どうだ。うちの王女様は三国一の美人で有名なんだぞ。お会いできてよかったな。」
「うん、よかった…」
窓の外の、すでに暗くなった街の景色がいやに美しく見える。色とりどりの明かりが流れる。
「今日は祭りだったな。やっぱり何か買ってやろうか?」
「そうする」
兄と2人、馬車は先に帰らせて、祭りの街中を歩いた。きれいな飴細工を買ってもらい、次に真波に会った時に渡そうと、こっそり隠した。
「響玲、覚えておけよ。」
ふいに蒼章が言った。
「これが私やお前が守る国と人々だ。」
美しい街、幸せそうに語らい、行き交う人々。
響玲はこの日のことを16歳になった今でも覚えている。
兄と2人で祭りに行くことも、真波と気安く会うことも、このあと2度となかったから。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる