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第6話 春の契約(大陸暦2916年)
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事件の後、王弟とその一族は取り調べののち、処刑された。あの日、護衛の一部が王弟に買収され、わざと警備を手薄にしたことが調べられ、処罰された。
事件後数日は、蒼章は公邸に戻って休む間もなく、事件の調査に飛び回っていたが、一連の対応が終わると、魔法騎士が加担した責任を問われることになり、蒼章と響玲は王宮に呼び出された。
*
兄の後について、王宮の廊下を歩く。
兄はいつも通りきちんと軍服を着ているが、魔力媒体の剣は害意がないことを示すため、置いてきている。その上、王宮に入る時に2人とも銀の手枷をつけられた。銀は魔法使いの魔力と動きをわずかながら抑える働きがあり、手首に感じる冷たさ以上に神経を抑えられるような感覚が不快だった。
王宮に不正に出入りした自分はともかく、戦線で功績を上げたばかりの兄が罪人のような扱いを受けるのはいたたまれなかった。
歩きながら貴族たちのヒソヒソ話が聞こえてくる。
「王女様は子供を産めない体になられたとか」
「今は心神耗弱で寝込んでいらっしゃる。お命も危ないとか」
「各国から持ち込まれた縁談もこれでは」
興味本位の、口さがない会話。事件の後、起こったことを知るものは限られた人数だけに抑え込まれたはずが、ここまで広がっているのは、これも王弟があらかじめ仕組んでいたのかもしれない。
謁見の間に到着した。
数段高いところに玉座があり、座っているのが王。床に石のテーブルがあり、数人の大貴族が座っているのは見えたが、響玲はすぐに目を伏せた。謁見の作法を正式に習う間もなかったが、兄からは、兄のする通りに跪いて、絶対に話すなと言われている。跪くときに手枷のために少しよろめいて、兄がさりげなく支えてくれた。
「特級魔法騎士•蒼章。此度の作戦での活躍、大義であった。だがその陰で、骸心がこの大逆を主導した。魔法騎士の管理責任、免れると思うてか」
低く、地を這うような王の声。蒼章は深く頭を下げた。
「……弁解の余地もございません。いかなる罰も受ける覚悟です」
響玲は心の中で、「言いがかりだ」と思った。魔法騎士は単独で動いている。特級とはいえ兄に管理責任はないはずだ。
「よかろう。……だが、その弟はどうだ」
「恐れながら、弟はたまたまその場に居合わせ、王女様をお救いせんとしたまでです」
いつのまにか王が玉座の階段を降りてきて、蒼章の前に立っていた。蒼章の軍服の襟首を掴んで立たせた。ボタンが切れて飛び、蒼章の首筋があらわになる。そこにはイバラの輪のような赤黒い跡が生き物のように蠢いていた。
「”救わんとした”王女はどうだ。傷モノでなんの役にも立たん。お前の弟は化け物だ。わずか10歳だと言うのに魔力媒体もなく何人もの大の男を虐殺し、大人の魔法使いをも倒したというではないか。王国にあだなせば、誰も止められまい。今のうちに処分するべきだ」
首を絞められ苦悶に顔を歪める兄を見て、響玲は立ちあがろうとした。
周囲の近衛兵たちがこの兄弟に銃を向ける乾いた音が響く。響玲は蒼章のひと睨みで動けなくなった。
(動くな。頼む、響玲。今ここで『化け物』であることを証明するな)
兄の瞳に宿る、悲痛なまでの懇願。それに縛られ、響玲は拳を握りしめて床に膝をつき直すしかなかった。
蒼章は王に向かい、声を絞り出した。
「…ッ、陛下、恐れながら、響玲はまだ訓練途上です。成長すれば、私など足元に及ばないような魔法騎士に成長します。ここで失っては、王国の損失で…」
王が蒼章の首を離し、突き飛ばした。手枷のせいで体を支えられない蒼章を、響玲はなんとか体で支えた。
体勢を整えた蒼章にさらに王の言葉が浴びせられた。
「もし弟が暴走したらなんとする」
「そのときは、私が命に代えても響玲を殺します」
喘ぎながら蒼章が言いかえした。
王はしばし沈黙し、蒼章の瞳の奥に宿る「覚悟」をじっと見定めた。その口元に、わずかな満足の色が浮かぶ。
「よかろう。その覚悟、ゆめゆめ忘れるな。……だが、これまでどおり野放しにするのは危険すぎる…」
そのとき、謁見の間の重厚な扉が開いた。
「お父様。陛下。わたしは傷モノですが、まだお役に立ちます」
真波だった。まだ青白い顔をしているが、男性もののような凛々しさのある礼服に身を包み、堂々と立っている。
「もはや他国に嫁ぐことは叶いません。わたしがこの国の女王になります。わたしを女王候補として認め、女王としての教育を与え、経験を積ませてください。」
「お前には他国に嫁ぐ姫としての教育しか施しておらん。今更何を言う」
真波は言い返した。緊張からか少し頬に赤みが刺した。
「まずは私に動力鉱石の鉱山の管理と、魔法騎士団の指揮権をお与えください。ずっと考えていたことがあります。実行させてください」
王はしばし娘の顔を睨み、真波も睨み返した。一瞬の緊張が流れた後、王はふと笑った。
「よかろう。動力鉱石の鉱山の管理は任せる。あとで担当官から講義を受けられるように手配する。そのガキ––響玲は好きに使え。蒼章と魔法騎士団は我が国の最高戦力だ。まだ与えられぬ」
「ありがとうございます」
王がふと響玲に目を向けた。
「響玲。やれるか。せいぜい次期女王の役に立て。王国に逆らえばすぐ殺す。お前の首にもいずれ、兄と同じ首輪が嵌められるのだ。」
響玲は気づかず立ちあがり、この日、初めて言葉を発した、
「やれます。死ぬまで、次期女王陛下のお役に立ちます」
王は心なしか満足そうに頷くと踵を返した。
「その者たちの手枷を外してやれ。蒼章は司令部に入れ。次の作戦会議に入る」
「はい!」
蒼章は襟元を片手で直しながら、響玲の頭を撫で、「頑張れよ」と囁いて、王の後を追って行った。
それまで声も出せなかった大貴族たちも慌てて王の跡を追う。
「お待ちください、女王など前例が…」などの声が遠ざかる。
気がつくと真波だけが響玲の横に立っていた。
真波が響玲を見た。その金の目に射られる。
「響玲。わたしは一生、あなたを離さないから」
頷くしかなかった。
真波が12歳、響玲が10歳の春のこと。
事件後数日は、蒼章は公邸に戻って休む間もなく、事件の調査に飛び回っていたが、一連の対応が終わると、魔法騎士が加担した責任を問われることになり、蒼章と響玲は王宮に呼び出された。
*
兄の後について、王宮の廊下を歩く。
兄はいつも通りきちんと軍服を着ているが、魔力媒体の剣は害意がないことを示すため、置いてきている。その上、王宮に入る時に2人とも銀の手枷をつけられた。銀は魔法使いの魔力と動きをわずかながら抑える働きがあり、手首に感じる冷たさ以上に神経を抑えられるような感覚が不快だった。
王宮に不正に出入りした自分はともかく、戦線で功績を上げたばかりの兄が罪人のような扱いを受けるのはいたたまれなかった。
歩きながら貴族たちのヒソヒソ話が聞こえてくる。
「王女様は子供を産めない体になられたとか」
「今は心神耗弱で寝込んでいらっしゃる。お命も危ないとか」
「各国から持ち込まれた縁談もこれでは」
興味本位の、口さがない会話。事件の後、起こったことを知るものは限られた人数だけに抑え込まれたはずが、ここまで広がっているのは、これも王弟があらかじめ仕組んでいたのかもしれない。
謁見の間に到着した。
数段高いところに玉座があり、座っているのが王。床に石のテーブルがあり、数人の大貴族が座っているのは見えたが、響玲はすぐに目を伏せた。謁見の作法を正式に習う間もなかったが、兄からは、兄のする通りに跪いて、絶対に話すなと言われている。跪くときに手枷のために少しよろめいて、兄がさりげなく支えてくれた。
「特級魔法騎士•蒼章。此度の作戦での活躍、大義であった。だがその陰で、骸心がこの大逆を主導した。魔法騎士の管理責任、免れると思うてか」
低く、地を這うような王の声。蒼章は深く頭を下げた。
「……弁解の余地もございません。いかなる罰も受ける覚悟です」
響玲は心の中で、「言いがかりだ」と思った。魔法騎士は単独で動いている。特級とはいえ兄に管理責任はないはずだ。
「よかろう。……だが、その弟はどうだ」
「恐れながら、弟はたまたまその場に居合わせ、王女様をお救いせんとしたまでです」
いつのまにか王が玉座の階段を降りてきて、蒼章の前に立っていた。蒼章の軍服の襟首を掴んで立たせた。ボタンが切れて飛び、蒼章の首筋があらわになる。そこにはイバラの輪のような赤黒い跡が生き物のように蠢いていた。
「”救わんとした”王女はどうだ。傷モノでなんの役にも立たん。お前の弟は化け物だ。わずか10歳だと言うのに魔力媒体もなく何人もの大の男を虐殺し、大人の魔法使いをも倒したというではないか。王国にあだなせば、誰も止められまい。今のうちに処分するべきだ」
首を絞められ苦悶に顔を歪める兄を見て、響玲は立ちあがろうとした。
周囲の近衛兵たちがこの兄弟に銃を向ける乾いた音が響く。響玲は蒼章のひと睨みで動けなくなった。
(動くな。頼む、響玲。今ここで『化け物』であることを証明するな)
兄の瞳に宿る、悲痛なまでの懇願。それに縛られ、響玲は拳を握りしめて床に膝をつき直すしかなかった。
蒼章は王に向かい、声を絞り出した。
「…ッ、陛下、恐れながら、響玲はまだ訓練途上です。成長すれば、私など足元に及ばないような魔法騎士に成長します。ここで失っては、王国の損失で…」
王が蒼章の首を離し、突き飛ばした。手枷のせいで体を支えられない蒼章を、響玲はなんとか体で支えた。
体勢を整えた蒼章にさらに王の言葉が浴びせられた。
「もし弟が暴走したらなんとする」
「そのときは、私が命に代えても響玲を殺します」
喘ぎながら蒼章が言いかえした。
王はしばし沈黙し、蒼章の瞳の奥に宿る「覚悟」をじっと見定めた。その口元に、わずかな満足の色が浮かぶ。
「よかろう。その覚悟、ゆめゆめ忘れるな。……だが、これまでどおり野放しにするのは危険すぎる…」
そのとき、謁見の間の重厚な扉が開いた。
「お父様。陛下。わたしは傷モノですが、まだお役に立ちます」
真波だった。まだ青白い顔をしているが、男性もののような凛々しさのある礼服に身を包み、堂々と立っている。
「もはや他国に嫁ぐことは叶いません。わたしがこの国の女王になります。わたしを女王候補として認め、女王としての教育を与え、経験を積ませてください。」
「お前には他国に嫁ぐ姫としての教育しか施しておらん。今更何を言う」
真波は言い返した。緊張からか少し頬に赤みが刺した。
「まずは私に動力鉱石の鉱山の管理と、魔法騎士団の指揮権をお与えください。ずっと考えていたことがあります。実行させてください」
王はしばし娘の顔を睨み、真波も睨み返した。一瞬の緊張が流れた後、王はふと笑った。
「よかろう。動力鉱石の鉱山の管理は任せる。あとで担当官から講義を受けられるように手配する。そのガキ––響玲は好きに使え。蒼章と魔法騎士団は我が国の最高戦力だ。まだ与えられぬ」
「ありがとうございます」
王がふと響玲に目を向けた。
「響玲。やれるか。せいぜい次期女王の役に立て。王国に逆らえばすぐ殺す。お前の首にもいずれ、兄と同じ首輪が嵌められるのだ。」
響玲は気づかず立ちあがり、この日、初めて言葉を発した、
「やれます。死ぬまで、次期女王陛下のお役に立ちます」
王は心なしか満足そうに頷くと踵を返した。
「その者たちの手枷を外してやれ。蒼章は司令部に入れ。次の作戦会議に入る」
「はい!」
蒼章は襟元を片手で直しながら、響玲の頭を撫で、「頑張れよ」と囁いて、王の後を追って行った。
それまで声も出せなかった大貴族たちも慌てて王の跡を追う。
「お待ちください、女王など前例が…」などの声が遠ざかる。
気がつくと真波だけが響玲の横に立っていた。
真波が響玲を見た。その金の目に射られる。
「響玲。わたしは一生、あなたを離さないから」
頷くしかなかった。
真波が12歳、響玲が10歳の春のこと。
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