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昔から人を堕落させ、殺戮を好む悪魔は人間の敵とされてきた。そんな悪魔と人間から生まれた唯一の存在が僕。親二人は数日もしないうちに、悪魔に対抗できる人間に見つかって、殺された。
生まれて数日、現状を理解できていた僕はやはりおかしいのだろう。親が殺されても泣きもしない僕を、親を殺した人たちでさえ気味悪がった。
そしてすぐ僕も殺されたはずなのだが、悪魔と人間のハーフ故に何かありえないことが身体の中で起こったのかもしれない。何故か死ねない身体となっていて、剣でいくら刺されても泣かずに痛みに耐え、刺されて抜かれたところから傷が塞がる赤ん坊を、誰もが本物の化け物と恐れ、薄暗い洞窟の檻の中に閉じ込めた。
食事などあるはずもなく、早く死ねと石や凶器になるようなものを投げつけられたりする日々。そして成長も青年くらいになった辺りで止まり、余計に人は僕を化け物だと罵るようになった。
痛みと冷たい床、体温がないのか足をずっと同じ床につけていても冷たく感じるだけ。でも冷たいと感じられはしても、寒い、熱いはわからなかった。
服装が変わる人は不便だなと思うも、こういったところが化け物の証なのかもしれない。
成長していく過程で、閉じ込められたときには既にボロボロだった赤ん坊の服など役に立つはずもなく、見苦しいと言われて投げつけられたぼろ布を腰に巻き付けて何年もの変わらぬ時を刻む。
変わるものは僕を虐げる人間たちだけ。二百年も超えた辺りからは気味悪がるというより、面白がってストレス発散だと痛みを与える人間の思考の変わりなどが見られた。
かといって僕が閉じ込められている地域は辺境にある場所。赤ん坊の時の記憶が残っているのも異常だろうが、そんな場所だからこそ逆に代わり映えがないのかもしれないなんて思っている。
痛みと床の冷たさ、それが僕にとって当たり前の日々で、抵抗なんて考えたこともなく狭い世界で生きて五百年。代わり映えのない日々を僕は意味もなく数え続けていた。
数字をどう覚えたのか、なんてよくわからない。気がつけば知っていたから。そうしてつくづく自分の異常性を理解しながらも、特に落ち込んだりはしない。生まれたときから僕は化け物としてここにいるのだから。
だから、死ぬ日が来るのかはわからないが、変わる日は来ないと思っていた。
「へぇ、貴方が悪魔の子?」
ひとりの令嬢に出会うまでは。
彼女は僕から見てまだ幼い少女だった。どこか楽しそうに笑って僕を見ていて、今まで見てきた人間の中で誰よりも綺麗な存在だと思った。
「女神様………?」
僕は喋れたのかなんて、今まで話す機会がなかったからこそ、自覚のなかった声にも驚いたが、それ以上に目の前の幼さを残す女性に目を奪われていた。
僕に死を与えてくれる神様が来たのだとそう思えたのだ。
「あら、女神だなんて………悪魔の子でも可愛いこと言うじゃない」
「え………?」
女神という言葉にふふふと笑う彼女は、まるで挨拶でもするかのようにナイフを僕の胸に投げつけた。いきなりのことに驚きながらも、慣れた痛み。悲鳴をあげることはない。
とりあえず今日も死ねないみたいだと冷静に理解しつつ、胸からナイフを抜けば塞がる傷。その様子を見た彼女は驚くことも、気味悪がることもなく、ただただ嬉しそうに笑って言った。
「悪魔の子って本当なのね。面白いわ、貴方は今日から私に仕えなさい」
そうして、少女から逆らうことは許されないとばかりの威圧的なものを感じたかと思えば、長年開かれなかった檻を彼女ひとりで簡単に開けてしまった。
魔法というもので。
それは初めて見る魔法で、思わずじっと見てしまっていたようだ。
「魔法に興味があるのかしら?」
「わからない……」
「そう、まあいいわ。悪魔の子の魔法も気になるから覚えてもらうわよ。さて、こんな暗いところさっさと出ましょ」
出てもいいのか……。そう問いかける前に、彼女は自ら檻の中にいた僕の手首を掴み、外へと連れ出した。今まで抵抗をしてこなかった僕が抵抗を今更するわけもなく、彼女に引っ張られるがまま。
久々に出た外は晴れ渡っていて眩しかった。
「久々の外はどう?」
「眩しい」
「それだけ?何年くらいあの檻の中にいたの?」
「五百年……」
「数えてたの?よく数えてたわね……というより生まれてからずっと閉じ込められているって聞いたけど、1年が何日とかわかるのね」
「なんか……知ってる」
気がつけば知識が頭の中にあった。どういう基準かはさっぱりだけれど、ふと考えたときには知っているのだ。
「悪魔の子って不思議ね。まあ知識があるに越したことはないわ。まずは出られた記念にあなたの復讐でもしましょ?」
「復讐……?」
「あら、復讐が何かわからない?」
「いや、わかるけど………」
意味はわかる。だけど復讐をする意味がわからなかった。彼女の復讐を手伝えではなく、僕の復讐と言うのだから。
「世の中は弱肉強食なの。とは言っても偽善者の慈悲を否定したりはしないけどね。でも私、弱者が調子にのって身の程も知らず強者を虐げるのは大嫌いなのよ。それが当たり前だと思う弱者は特にね。努力もせず弱者でありながら、自分が強い!なんて思うバカって見てられないのよ」
「はぁ………?」
急に何を言い出すのかよくわからなかった。言いたいことはわかるが、何故僕に聞かせるのかと。
「つまり、貴方は虐げられる弱者であったのか確かめたいのよ」
「え?」
「貴方を殺そうとしてきた奴ら全員殺してしまいましょ?人を殺そうとする奴らはね、殺される覚悟を持たなきゃいけないと私は思うの。やられてきたことを仕返してやりなさい。それだけできっと死ぬわ。あれだけ血の臭いで充満した洞窟だったのだから。死ななければその人にとってはその程度の罪ってことね。許す許さないは任せるわ。それはそれとして、その不死身の力を持ってしても誰ひとりやり返すことができないと言うなら………貴方は虐げられる弱者として拾うのやめにするわ。私、強者しか興味ないもの」
仕えろとか、勝手に檻から出して随分勝手な人だなとは思うけど、あまりにも堂々とした姿はいっそ清々しかった。僕を虐げてきた人たちにやり返すなんて考えたこともない。それが当たり前のことだったから。
彼女はその僕にとっての当たり前を崩そうとしている。人を殺せば僕は本当の意味で化け物となるだろう。だけど、殺していなくても死なない身体は化け物でしかない。
どちらをとっても変わらない自分の立場。だけど彼女の思いに答えれば五百年の当たり前の日々は一気に変わることだろう。
それがいいか、悪いかはわからない。僕に躊躇いなくナイフを胸に投げつけるような女性だ。もしかしたら場所が変わるだけで今までと大して変わらない日々になる可能性だってある。
なのに、僕は今までと違った人間の雰囲気を持つ彼女に、この短い間で惹かれずにはいられなかった。僕と違い、自分の意思をしっかりと持ち、自らの欲のままに動く彼女に。
やっぱり僕は悪魔の子なんだなとそう理解せずにはいられないほど、彼女の内に収まりきらない悪魔だけが見られるだろう欲深い感情に、魅せられていた。
「わかった。復讐しっかりやるから見ててくれる?」
「ええ、楽しませてもらうわ」
その欲を見続けられるなら……そう思うと気がつけば口は彼女を楽しませるために、復讐の決意を口にしていた。
生まれて数日、現状を理解できていた僕はやはりおかしいのだろう。親が殺されても泣きもしない僕を、親を殺した人たちでさえ気味悪がった。
そしてすぐ僕も殺されたはずなのだが、悪魔と人間のハーフ故に何かありえないことが身体の中で起こったのかもしれない。何故か死ねない身体となっていて、剣でいくら刺されても泣かずに痛みに耐え、刺されて抜かれたところから傷が塞がる赤ん坊を、誰もが本物の化け物と恐れ、薄暗い洞窟の檻の中に閉じ込めた。
食事などあるはずもなく、早く死ねと石や凶器になるようなものを投げつけられたりする日々。そして成長も青年くらいになった辺りで止まり、余計に人は僕を化け物だと罵るようになった。
痛みと冷たい床、体温がないのか足をずっと同じ床につけていても冷たく感じるだけ。でも冷たいと感じられはしても、寒い、熱いはわからなかった。
服装が変わる人は不便だなと思うも、こういったところが化け物の証なのかもしれない。
成長していく過程で、閉じ込められたときには既にボロボロだった赤ん坊の服など役に立つはずもなく、見苦しいと言われて投げつけられたぼろ布を腰に巻き付けて何年もの変わらぬ時を刻む。
変わるものは僕を虐げる人間たちだけ。二百年も超えた辺りからは気味悪がるというより、面白がってストレス発散だと痛みを与える人間の思考の変わりなどが見られた。
かといって僕が閉じ込められている地域は辺境にある場所。赤ん坊の時の記憶が残っているのも異常だろうが、そんな場所だからこそ逆に代わり映えがないのかもしれないなんて思っている。
痛みと床の冷たさ、それが僕にとって当たり前の日々で、抵抗なんて考えたこともなく狭い世界で生きて五百年。代わり映えのない日々を僕は意味もなく数え続けていた。
数字をどう覚えたのか、なんてよくわからない。気がつけば知っていたから。そうしてつくづく自分の異常性を理解しながらも、特に落ち込んだりはしない。生まれたときから僕は化け物としてここにいるのだから。
だから、死ぬ日が来るのかはわからないが、変わる日は来ないと思っていた。
「へぇ、貴方が悪魔の子?」
ひとりの令嬢に出会うまでは。
彼女は僕から見てまだ幼い少女だった。どこか楽しそうに笑って僕を見ていて、今まで見てきた人間の中で誰よりも綺麗な存在だと思った。
「女神様………?」
僕は喋れたのかなんて、今まで話す機会がなかったからこそ、自覚のなかった声にも驚いたが、それ以上に目の前の幼さを残す女性に目を奪われていた。
僕に死を与えてくれる神様が来たのだとそう思えたのだ。
「あら、女神だなんて………悪魔の子でも可愛いこと言うじゃない」
「え………?」
女神という言葉にふふふと笑う彼女は、まるで挨拶でもするかのようにナイフを僕の胸に投げつけた。いきなりのことに驚きながらも、慣れた痛み。悲鳴をあげることはない。
とりあえず今日も死ねないみたいだと冷静に理解しつつ、胸からナイフを抜けば塞がる傷。その様子を見た彼女は驚くことも、気味悪がることもなく、ただただ嬉しそうに笑って言った。
「悪魔の子って本当なのね。面白いわ、貴方は今日から私に仕えなさい」
そうして、少女から逆らうことは許されないとばかりの威圧的なものを感じたかと思えば、長年開かれなかった檻を彼女ひとりで簡単に開けてしまった。
魔法というもので。
それは初めて見る魔法で、思わずじっと見てしまっていたようだ。
「魔法に興味があるのかしら?」
「わからない……」
「そう、まあいいわ。悪魔の子の魔法も気になるから覚えてもらうわよ。さて、こんな暗いところさっさと出ましょ」
出てもいいのか……。そう問いかける前に、彼女は自ら檻の中にいた僕の手首を掴み、外へと連れ出した。今まで抵抗をしてこなかった僕が抵抗を今更するわけもなく、彼女に引っ張られるがまま。
久々に出た外は晴れ渡っていて眩しかった。
「久々の外はどう?」
「眩しい」
「それだけ?何年くらいあの檻の中にいたの?」
「五百年……」
「数えてたの?よく数えてたわね……というより生まれてからずっと閉じ込められているって聞いたけど、1年が何日とかわかるのね」
「なんか……知ってる」
気がつけば知識が頭の中にあった。どういう基準かはさっぱりだけれど、ふと考えたときには知っているのだ。
「悪魔の子って不思議ね。まあ知識があるに越したことはないわ。まずは出られた記念にあなたの復讐でもしましょ?」
「復讐……?」
「あら、復讐が何かわからない?」
「いや、わかるけど………」
意味はわかる。だけど復讐をする意味がわからなかった。彼女の復讐を手伝えではなく、僕の復讐と言うのだから。
「世の中は弱肉強食なの。とは言っても偽善者の慈悲を否定したりはしないけどね。でも私、弱者が調子にのって身の程も知らず強者を虐げるのは大嫌いなのよ。それが当たり前だと思う弱者は特にね。努力もせず弱者でありながら、自分が強い!なんて思うバカって見てられないのよ」
「はぁ………?」
急に何を言い出すのかよくわからなかった。言いたいことはわかるが、何故僕に聞かせるのかと。
「つまり、貴方は虐げられる弱者であったのか確かめたいのよ」
「え?」
「貴方を殺そうとしてきた奴ら全員殺してしまいましょ?人を殺そうとする奴らはね、殺される覚悟を持たなきゃいけないと私は思うの。やられてきたことを仕返してやりなさい。それだけできっと死ぬわ。あれだけ血の臭いで充満した洞窟だったのだから。死ななければその人にとってはその程度の罪ってことね。許す許さないは任せるわ。それはそれとして、その不死身の力を持ってしても誰ひとりやり返すことができないと言うなら………貴方は虐げられる弱者として拾うのやめにするわ。私、強者しか興味ないもの」
仕えろとか、勝手に檻から出して随分勝手な人だなとは思うけど、あまりにも堂々とした姿はいっそ清々しかった。僕を虐げてきた人たちにやり返すなんて考えたこともない。それが当たり前のことだったから。
彼女はその僕にとっての当たり前を崩そうとしている。人を殺せば僕は本当の意味で化け物となるだろう。だけど、殺していなくても死なない身体は化け物でしかない。
どちらをとっても変わらない自分の立場。だけど彼女の思いに答えれば五百年の当たり前の日々は一気に変わることだろう。
それがいいか、悪いかはわからない。僕に躊躇いなくナイフを胸に投げつけるような女性だ。もしかしたら場所が変わるだけで今までと大して変わらない日々になる可能性だってある。
なのに、僕は今までと違った人間の雰囲気を持つ彼女に、この短い間で惹かれずにはいられなかった。僕と違い、自分の意思をしっかりと持ち、自らの欲のままに動く彼女に。
やっぱり僕は悪魔の子なんだなとそう理解せずにはいられないほど、彼女の内に収まりきらない悪魔だけが見られるだろう欲深い感情に、魅せられていた。
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