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モブ恋愛R18

側近番外編6~後編・南国の強制ラブの罠(モブ視点)~

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重ね合わせた唇は開かれ、互いの舌を絡める。吐息は合わさり、熱くなる身体を解放しようと互いに勃ちあがってきたソレをお互い抱き締めあって、水着越しに擦り付けた。

互いが互いを見つめて目を離さない。レンの目は次第にこちらを欲で求める目となった。

俺はレンが好きだ。影の薄い俺をどこにいても見つけ、どこにでもいそうな普通な俺を、愛してくれるレンが好きだ。

だから俺に欲情するレンを見るのは嬉しいし、それに答えたくなる。変態的なものではなければ。

「リュカ・・・」

「はぁ・・・はっ、れん・・・れんが、ほしい・・・」

「・・・っまだ、慣らしてもいないだろうっ」

別に乱暴なくらいなら構わないのに。たまに変態なレンだけど、基本は俺を考えて労ってくれる紳士。

優しいのは嬉しいけど、どうにも焦れったくなるから早め早めに俺はいつも誘う。これはある意味勝負。レンが勝てば最後まで優しいえっちで終わり、レンが負ければ理性を放ってただただ欲のままに俺を犯す乱暴者に。

優しいのは俺を想う気持ちだし、乱暴になるのは俺に魅力を感じてくれているから。どちらも俺を好きだからこそなのだから嬉しい。

俺がキスをしただけですぐ誘うものだから、既にレンは煽られて顔を歪めている。怒鳴る時点で余裕はないのかもしれない。熱い身体は確かに快楽に身を任せたくなる。

「ん・・・っ」

俺を抱き締めたまま、俺の後ろに手を回していたレンの手が俺の水着を下ろし、晒された下半身のお尻、蕾に目掛けて指が入ったのを感じ、声が漏れる。

海の中であるため、海が中に入ってくるような感覚もある。指を抜き差しされ、身体の熱さのせいか、いつもより気持ちがいい。だんだんそれに敏感になってきた気すらする。海の効果だろうか?

「あ・・・っふぅ・・・」

「? これは・・・」

そういえば、海の中だから効果があるかすらわからないが、何もつけずに指だけで慣らせるものなのかと思いつつ、感じてしまう自分に呆れながら身を任せていれば、次第に海の異変に気づく。

海が急にねっとりとし始めた。とたん俺の中で動く指がスムーズになり、指は増やされ、激しく抜き差ししたり、中をいじくるなどされ、一気に快感は上昇した。

「あぁぁっ」

俺のモノはレンのモノに擦り付けられながらもイく。ぐったりとした俺は抱き締め合うというより、既にレンにもたれ掛かっている。年下相手に情けない。今だ擦り合うレンのモノはいつイってもおかしくないだろう。

どうせなら、俺の中でと思い、息を整えてレンの耳に口を近づける。

「はや、く、れんの、ちょうだい?」

「まだ、慣らしきっては・・・っ」

「ゆびだけじゃ・・・んっだめ。れんの・・・はんっがほしいっ」

なんと恥ずかしい甘え声。誘う声を止めようとしてか、イったとたん休ませるように止めていた指の動きがまた開始され、喘ぎ混じりになりながらもなんとか誘う。

この海がローション替わりになり、十分ほぐれただろうに、理性の残るレンはどうにも心配性だ。俺の蕾が裂けてしまうのではないかと心配して理性があるときはとことん必要以上にほぐそうとする。

何度後ろだけでイかされてきたか。しかし、今日は海の効果か、この熱くなる身体に抗うのが難しいのか、余裕は確実に崩れてきている。身体こそ余裕はないが、俺はそういった修行もあり、媚薬に慣れている。この海もどういう原理か恐らく似たようなもの。

おかげで思考だけは失わずに済んでいる。冷静ささえなんとかすれば、媚薬が解け次第、命があれば何とでもできる。あくまで思考まで快楽に囚われない修行だった。

「く・・・っリュカ・・・っ」

そんな思考の中、イきそうになったレンを見計らってなんとか手を動かしイかせないよう止める。なぜ、とこちらを見るレンは耐え切れないとばかりの熱い瞳を持っていた。

「おれ、の、なか・・・でね?」

「わかった・・・っ」

「!?」

「りゅか・・・」

「ひあぁぁっ」

もう耐えれないと判断したのか、ようやく指が抜かれた。レンに捕まる手とレンのモノを抑える手を退かされたとたん、まるで海が手伝うかのように俺は足を開かれ、浮かされた。

驚く俺に対してレンは、俺の名を呟きながら気にも止めずに俺の中へレンの膨れきったものが貫く。返事を返した時にはもう理性が切れた瞬間だったのかもしれない。

レンは海の手伝いを甘んじるように俺の腰を掴み、何度も腰を振った。浮遊感があることから、ただ腰を振りやすいようレンは掴んでいるだけなのがわかる。

「あっあんっはぁっ」

「りゅか、りゅか、りゅかぁ・・・っ」

「あ・・・っはあぁんっ」

甘い声でギラギラとした目でこちらを見ながら吐き出されたレンの欲望。ぴゅっと出たのを感じた瞬間、それを合図に大量のモノが吐き出された。奥に思いっきり。

イかないはずがない。

思わずだるさを感じる手を口に持っていきながらも意味をなさず、甲高い声をあげてしまう自分。吐き出された後はまだまだと熱くなった身体を冷ますように休む暇なく、レンの欲のままに犯された。

「ふっん・・・っも、むり、ぃ・・・っ」

それはもう、どれくらい経ったかもわからないくらいにヤられ続け、頭はぼーっとして、終わりの見えない快楽に意識を失いそうになりつつあるくらいに。レンの体力は底知れず、理性がなければ、休ませることなく俺が限界を越えるのは理解していた。

「・・・っは・・・」

息を荒くしながらも時に無理だと告げる俺に至るところにキスをしながら、腰が止められることはない。

限界を越えるのを理解はしていたが、いつもより激しすぎて回数が断トツに多い。だからこそもう無理だと告げてしまう。もう精液も出ていないんじゃとも思うが、今だ俺を求めるレンが止まることはない。

休むことのない乱暴なえっちなのに、額、頬、唇、首、胸へとされるキスは優しげで、乱暴でありながら優しい愛を受けとっているような、いつものどちらかのパターンを両方受けている気分にさせられる。

「ぁあぁぁんっ」

一体どれだけ出すつもりか、枯れつつある声、止まらない快感、終わりの見えない吐き出される欲望、限界のさらなる限界を越えた俺が意識を保ち続けられるはずもなく、気がつけば・・・。

何故か浜辺にいた。

レンに起こされた時には腰が痛いだけで、中に精液が溜まっていることもなく、あれだけヤった気がするのに夢?とすら感じた。

何故か王様たちもいて聞かれて答えれば、同じ状況。いた場所の浜辺でもなく、首を傾げるしかない。

レンなら何かわかるかと聞けば、俺が気を失った後、レンは自分も気を失うまで俺に出し続けたそうだ。なんという鬼畜。

まあ結果、レンも気がつけばここにいたというわけで、最後は何がどうなってここにいて、腰の痛み以外元通りなのかは謎のまま。

愛の海は愛する者同士、気を失うまで愛(えっち)しあえと言う意味で愛を深めるということか?なんて思ったがそんなはずはない。と思いたい。もっとロマンチックなの夢見てもいいよな?

レンもあそこまでヤりすぎるのは遠慮したいのか、残りの南国生活では愛の海以外で楽しんだのは言うまでもない。

えっちをしてないわけでは、ないけど。自分たちのペースでヤって愛し合えば俺たちには十分だから。
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