53 / 75
本編(完結)
とある教師の話1~サイ視点~
しおりを挟む
学園の教師である私こと、サイ・ミーウンがピンク量産に至りヒロインハナや攻略対象シエルによってボロボロになる前の話をしよう。
まずは私が前世の記憶を取り戻した日に遡る。私は教師という仕事につき、しばらくしてから急に前世の記憶が頭の中から溢れ出すように思い出したのだ。きっかけはとある反抗期のモブ生徒の一言によるもの。
「お、俺、べ、べ、別に先生のこと嫌いとか言ってねーし!」
「クウリ!」
「はぁ?誰?」
まさにツンデレ少年様様である。クウリがレウルに対してのみ発動するツンデレを思い出し、瞬く間に記憶が最初からあったように舞い込んだ。ちなみにモブ少年の成績はひそかにあげた。決して贔屓とかではない。
そんなわけで私は念願の『君と共に』に転生できたことを知り喜んだ。『君と共に』は私にとって理想キャラを詰めた世界だったのだから。
何せ私はこの世界の創造主!『君と共に』のストーリーからキャラから全て私が考えたもの。人気こそ出なかったが、元々が自己満足なのだから構わなかった。作成費さえ稼げれば。
その中でもクウリこそ私の理想。腐男子だった私は同時に同性愛者でもあった。元はBLゲームだったものの気がつけばクウリを私以外の男に捕られたくなかったために乙女ゲームに。クウリをチョロヒーローと言われるほど攻略難易度を低くしたのはレウルにクウリを捕られてたまるかと気がつけばレウルを悪役にしていた。
レウルもひとりの理想キャラだったはずが……私は自ら作ったクウリを一番に愛しすぎたと言うべきか、ヒロインの名は自分にして色んなやり方でクウリと結ばれるルートを編み出してしまった。
それほどに愛したクウリが今現実になって待つだけで会えるかもしれない奇跡の転生を遂げた私。前世を思い出した日私は笑いが止まらずモブ少年には引かれた。
「クウリ……クウリは私のもの!」
理想そのものの恋人を手に入れられるとはなんという幸運!ただ残念なのはレウルになれなかったことか。レウルであれば生まれた時からクウリを見られ、クウリのツンデレを見放題、甘やかし放題、触り放題だったというのに。
悪役にさえならなければクウリとずっと一緒だし、ヒロインから引き離すなんてやろうと思えばできないこともない。何せ私は創造主なのだから。
だが、残念ながら私は教師。それでもクウリが中等部に入れば担任になれる立場。勝負はそこからだったというのに……。
「なんでレウルと一緒に入学しちゃってんですかぁあぁぁぁっ!?」
しかも担任にもなれずその日は大泣きした。私創造主なのに何故………っと。
ーお知らせー
今日は11月最後の休みなので一気に完結に近づけるよう更新していきます!
まずは私が前世の記憶を取り戻した日に遡る。私は教師という仕事につき、しばらくしてから急に前世の記憶が頭の中から溢れ出すように思い出したのだ。きっかけはとある反抗期のモブ生徒の一言によるもの。
「お、俺、べ、べ、別に先生のこと嫌いとか言ってねーし!」
「クウリ!」
「はぁ?誰?」
まさにツンデレ少年様様である。クウリがレウルに対してのみ発動するツンデレを思い出し、瞬く間に記憶が最初からあったように舞い込んだ。ちなみにモブ少年の成績はひそかにあげた。決して贔屓とかではない。
そんなわけで私は念願の『君と共に』に転生できたことを知り喜んだ。『君と共に』は私にとって理想キャラを詰めた世界だったのだから。
何せ私はこの世界の創造主!『君と共に』のストーリーからキャラから全て私が考えたもの。人気こそ出なかったが、元々が自己満足なのだから構わなかった。作成費さえ稼げれば。
その中でもクウリこそ私の理想。腐男子だった私は同時に同性愛者でもあった。元はBLゲームだったものの気がつけばクウリを私以外の男に捕られたくなかったために乙女ゲームに。クウリをチョロヒーローと言われるほど攻略難易度を低くしたのはレウルにクウリを捕られてたまるかと気がつけばレウルを悪役にしていた。
レウルもひとりの理想キャラだったはずが……私は自ら作ったクウリを一番に愛しすぎたと言うべきか、ヒロインの名は自分にして色んなやり方でクウリと結ばれるルートを編み出してしまった。
それほどに愛したクウリが今現実になって待つだけで会えるかもしれない奇跡の転生を遂げた私。前世を思い出した日私は笑いが止まらずモブ少年には引かれた。
「クウリ……クウリは私のもの!」
理想そのものの恋人を手に入れられるとはなんという幸運!ただ残念なのはレウルになれなかったことか。レウルであれば生まれた時からクウリを見られ、クウリのツンデレを見放題、甘やかし放題、触り放題だったというのに。
悪役にさえならなければクウリとずっと一緒だし、ヒロインから引き離すなんてやろうと思えばできないこともない。何せ私は創造主なのだから。
だが、残念ながら私は教師。それでもクウリが中等部に入れば担任になれる立場。勝負はそこからだったというのに……。
「なんでレウルと一緒に入学しちゃってんですかぁあぁぁぁっ!?」
しかも担任にもなれずその日は大泣きした。私創造主なのに何故………っと。
ーお知らせー
今日は11月最後の休みなので一気に完結に近づけるよう更新していきます!
87
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
俺がこんなにモテるのはおかしいだろ!? 〜魔法と弟を愛でたいだけなのに、なぜそんなに執着してくるんだ!!!〜
小屋瀬
BL
「兄さんは僕に守られてればいい。ずっと、僕の側にいたらいい。」
魔法高等学校入学式。自覚ありのブラコン、レイ−クレシスは、今日入学してくる大好きな弟との再会に心を踊らせていた。“これからは毎日弟を愛でながら、大好きな魔法制作に明け暮れる日々を過ごせる”そう思っていたレイに待ち受けていたのは、波乱万丈な毎日で―――
義弟からの激しい束縛、王子からの謎の執着、親友からの重い愛⋯俺はただ、普通に過ごしたいだけなのにーーー!!!
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる
桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」
首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。
レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。
ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。
逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。
マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。
そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。
近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
うちの家族が過保護すぎるので不良になろうと思います。
春雨
BL
前世を思い出した俺。
外の世界を知りたい俺は過保護な親兄弟から自由を求めるために逃げまくるけど失敗しまくる話。
愛が重すぎて俺どうすればいい??
もう不良になっちゃおうか!
少しおばかな主人公とそれを溺愛する家族にお付き合い頂けたらと思います。
説明は初めの方に詰め込んでます。
えろは作者の気分…多分おいおい入ってきます。
初投稿ですので矛盾や誤字脱字見逃している所があると思いますが暖かい目で見守って頂けたら幸いです。
※(ある日)が付いている話はサイドストーリーのようなもので作者がただ書いてみたかった話を書いていますので飛ばして頂いても大丈夫だと……思います(?)
※度々言い回しや誤字の修正などが入りますが内容に影響はないです。
もし内容に影響を及ぼす場合はその都度報告致します。
なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!
5/25
お久しぶりです。
書ける環境になりそうなので少しずつ更新していきます。
平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます
クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。
『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。
何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。
BLでヤンデレものです。
第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします!
週一 更新予定
ときどきプラスで更新します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる