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本編(完結)
前世への心残り1
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あれからミーウン先生による催眠は解かれ、ピンク令嬢は一気に減った。というよりもいなくなった。なんでこんなことをと首を傾げるだけで精神面に問題がなかっただけよかったと言うべきか。あっさり終わった出来事に、今思えば呆気なさを感じる。
でもこれで兄に俺の気持ちを伝えることを許してもらえるはずだ。でもその前にすべきことがあると俺は兄が俺に前世の記憶があることを知っていると踏まえた上で必要なことだと伝えてひとり向かった先は初等部。ざわつく周囲を無視してある人物の前に向かった。
「クウリ様……」
「話がある。いいか?」
それはもちろんシエル。兄とは違う意味で放置できない人。
「私も伝えたいことがございます」
そう返してくるシエルに、やはり今のシエルには俺の死ぬまでの記憶があるのだろうと思わずにはいられない。
「シエルちゃん……?」
不思議そうにするのはいつもシエルの隣に立っているピンク嬢。
「ごめん、ハナちゃん。クウリ様と二人でお話したいんだ。待っててくれる?話をつけないと私が前に進めないの」
そんなピンク嬢に言外に俺と二人で話したいことをシエルが伝えてくれる。
「シエルちゃんが?そっか……うん、そっか!シエルちゃんがそう言うなら!クウリ様、シエルちゃ……シエルをよろしくお願いします!」
「ああ、悪いようにはしない」
今や好んでピンク尽くしなのはピンク嬢以外いないだろう。そんなピンク嬢には今までシエルを傍で支えてくれたことに感謝しかない。笑顔で送り出してくれるピンク嬢はある意味でゲームでプレイヤーとして操るヒロインよりよっぽどいいヒロインだと思う。
「いい友達だな」
「ふふ、恋人なんですよ」
「え?」
そんな話に驚きながらも二人になれる場所へ誘導してくれるのは初等部内を知るシエルで、来たのは屋上。屋上に行く扉には鍵がかかっていたが、その鍵を何故かシエルは持っていてガチャリと開けた先に俺たち以外の先客はいるはずもなく、ようやく俺は兄として妹と対面できる時が来た。
「リア……すまなかった」
すぐ頭を下げて謝る。昔妹を呼んでいた呼び方で妹はきっと察するだろう。俺の罪を。
「お兄ちゃん……」
「ひとりにして、悪かった。リアが俺のために頑張っていたのはわかってたはずなのに、俺は……」
親が死んだ時に理解していたはずなのに俺は二度も妹に家族を亡くす辛さを味合わせた。しかも自殺という罪深いやり方で。
「ううん、お兄ちゃん、違うの。私お兄ちゃんが思うような子じゃない……っだから、謝らないで……っお兄ちゃんは、悪く……ないの……っ」
「リア……?」
だというのに、妹は何故か自分を否定して謝るなと言う。下げた頭をあげればシエルとなった妹の目からはぽろぽろと溢れる涙。その滴の流れる目は決して俺を責める目ではない。ならば何故シエルの中のリアは目の前で泣いているんだろうか?
でもこれで兄に俺の気持ちを伝えることを許してもらえるはずだ。でもその前にすべきことがあると俺は兄が俺に前世の記憶があることを知っていると踏まえた上で必要なことだと伝えてひとり向かった先は初等部。ざわつく周囲を無視してある人物の前に向かった。
「クウリ様……」
「話がある。いいか?」
それはもちろんシエル。兄とは違う意味で放置できない人。
「私も伝えたいことがございます」
そう返してくるシエルに、やはり今のシエルには俺の死ぬまでの記憶があるのだろうと思わずにはいられない。
「シエルちゃん……?」
不思議そうにするのはいつもシエルの隣に立っているピンク嬢。
「ごめん、ハナちゃん。クウリ様と二人でお話したいんだ。待っててくれる?話をつけないと私が前に進めないの」
そんなピンク嬢に言外に俺と二人で話したいことをシエルが伝えてくれる。
「シエルちゃんが?そっか……うん、そっか!シエルちゃんがそう言うなら!クウリ様、シエルちゃ……シエルをよろしくお願いします!」
「ああ、悪いようにはしない」
今や好んでピンク尽くしなのはピンク嬢以外いないだろう。そんなピンク嬢には今までシエルを傍で支えてくれたことに感謝しかない。笑顔で送り出してくれるピンク嬢はある意味でゲームでプレイヤーとして操るヒロインよりよっぽどいいヒロインだと思う。
「いい友達だな」
「ふふ、恋人なんですよ」
「え?」
そんな話に驚きながらも二人になれる場所へ誘導してくれるのは初等部内を知るシエルで、来たのは屋上。屋上に行く扉には鍵がかかっていたが、その鍵を何故かシエルは持っていてガチャリと開けた先に俺たち以外の先客はいるはずもなく、ようやく俺は兄として妹と対面できる時が来た。
「リア……すまなかった」
すぐ頭を下げて謝る。昔妹を呼んでいた呼び方で妹はきっと察するだろう。俺の罪を。
「お兄ちゃん……」
「ひとりにして、悪かった。リアが俺のために頑張っていたのはわかってたはずなのに、俺は……」
親が死んだ時に理解していたはずなのに俺は二度も妹に家族を亡くす辛さを味合わせた。しかも自殺という罪深いやり方で。
「ううん、お兄ちゃん、違うの。私お兄ちゃんが思うような子じゃない……っだから、謝らないで……っお兄ちゃんは、悪く……ないの……っ」
「リア……?」
だというのに、妹は何故か自分を否定して謝るなと言う。下げた頭をあげればシエルとなった妹の目からはぽろぽろと溢れる涙。その滴の流れる目は決して俺を責める目ではない。ならば何故シエルの中のリアは目の前で泣いているんだろうか?
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