私の夫はストーカー~私は恋も愛も知りません~

荷居人(にいと)

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4章

夫婦生活の恋模様?7

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翌日になれば熱どころか身体のだるさもなく、体調はすこぶるよくなった。と同時に、時雨の様子がおかしい。私もどこかおかしいようね。

互いにそわそわして会話もままならず、なんとも落ち着かない日々。私は時雨に気持ちを教えてもらわなければいけないのに、時雨の様子がおかしいせいで、私まで伝染してしまったに違いない。

それが一週間続いた。時雨が仕事に行ってようやく一人になって落ち着くのは、恐らく時雨もそうな気がする。最近寝るのも一人分空いた距離をとって眠る私たち。嫌な気分というよりなんとも言えない気分。表現の仕方が思い付かない。

正直この落ち着かない気持ちが何か知りたいのに、原因は時雨で、その時雨も落ち着いた様子が見れず、結果、相談しようと思えば私には一人しかいない。いや、今は二人だ。

「焦れったい!」

「落ち着きなさいませ、瑠璃」

「だって結愛ちゃん!時雨さんはヘタレなの!?ストーカーはするのにヘタレなの!?」

「言いたいことはわかります。元婚約者として情けないことだわ」

そして相変わらずのカフェで現状を伝えれば、随分二人の仲がよろしくなっているのがわかる。結愛に相談するつもりは元々なかったのだけど、瑠璃が連れてきたのだから仕方ない。

結愛自身相談を聞いてくれるというので、まあいいかと二人に話した結果が、さっきの反応。相変わらず反応が大きいのは瑠璃で、見たところ結愛はストッパーの役割かしら・・・?

「あら?そう言えば結愛は時雨がストーカーと言われてあまり驚かないのかしら?」

瑠璃はともかく、時雨の両親はかなり驚いて動揺していたのに。

「あなたが謝った日に時雨様が自ら貴女にストーカーだと言っていたじゃない。ストーカーするほど愛しているんだからって」

あの距離ならまあ、普通に話していれば聞こえるわよね。

「あれ?でも結愛ちゃん、そういえばあまり気にした様子なかったよね?」

「皆様があまりに平然と聞いているようだったので、つい聞き入れたのだけれど・・・」

「あ、なんかごめんね。時雨さんがストーカーと知った上で美世ちゃんと話してたから、スルーしてた。配慮が足りなかったね」

「配慮なんていらないわ。時雨様がストーカーなのは内心驚きはしたけれど、美世を見ているとそれぐらいがいい気がしましたもの」

「なるほど、いい判断ね!私も同感!」

気がつけばまた二人で話しているわ。なんだかもやもやというか・・・二人といるのに、一人でいる気分というか・・・、これは何なのかしら?
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