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掌握された男達は望まぬ交尾で陥落へと導かれる
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装着された者から肉体の自由を奪い、その上でありとあらゆる支配権を外部から無慈悲に掌握する。そんな機能を有した機械仕掛けの首輪を嵌められた男達は、気を付けの姿勢に固められた裸体を二人並んで立たされた状態で甘くもどかしい地獄に苛まれ続けていた。
ぴっちりと引き結ばされた唇越しに恥を捨てた哀願の唸りを発しても、それは非道な敵の手で共に置き去りとされた真横の仲間にしか届かない。助けの望めぬ敵が所有する施設の地下に設けられた狭い部屋の中でなりふり構わない助けてくれの叫びをくぐもった声で紡いでも、その思いは油断無く外部から扉を施錠された空間に虚しく響くだけだ。
「んっ、んぐっ、むぐぅぅんっ!」
「ぶっ、ぶぎゅ、んみゅぅぅんっ!!」
首輪の力で無から増幅させられた発情を慰めたくても慰められない。硬く勃起してしまっている男根と、捕らわれる前はそういった意味で意識などしたことの無かった器官である尻穴を気が狂うような疼きに苛まれても、男達は絶えず襲い来る生殺しにただただ理性を打ちのめされるしかない。
「うっ、むぐ、んむうぅ……っ!!」
「みゅ、ぶぐぅっ! ふぅ、ふうぅ……!」
苦悶の涙を間抜けに流しながら男達が救済を請う。張り詰めた男根とはしたなくヒクついている尻穴に刺激を注げなくされた裸体を首輪の拘束に許された範囲でみっともなくくねらせ少しでも疼きを散らそうと無駄な努力を重ねながら、男達がかつての肩書きを一切感じさせぬ滑稽な悶絶を仲良く引きずり出されていく。
その残酷な地獄がどれ程繰り広げられた頃だろう。二人を屈服に追いやるくらいに非道な生殺しを淡々と演出した首輪は、肉体の掌握をもたらす機構を応用する形でその屈服を認識すると突然に制御の内容を自身の生みの親たる冷酷な悪人達が与えた設定に沿って変化させ、正義らしさを跡形も無く失った捜査員の男達に待ち望んだ解放の瞬間を恵んでやった。
それは、生殺しよりもある意味遥かに残酷な解放。気を付けでの直立不動を崩させ仲間同士での交尾を行わせる、壊れかけの心を完全な陥落に導く為にお膳立てされた淫猥で惨めな解放だ。
「ん!? んぐ、むぶうぅ……!?」
「ふっ、ふぐ、んもうぅぅっ!」
右横にいる仲間に対して背面を向けるよう左右を密着させられた己の足に促された捜査員が、狼狽の唸りを上げる。自身に背を向けた左の仲間に正面を向けさせられ、左右を離せなくされた不自由な状態のまま勝手に動く自身の足に仲間への接近を開始させられた捜査員が、淫蜜を垂らしている男根を跳ねさせつつこれから始まる責めの内容を嫌でも把握させられ拒絶の叫びを上げる。
そんな狼狽と形だけの拒絶を無視しながら二人の距離を詰めさせる首輪は、自身を作り上げた悪の意向を汲んだ無様な交尾を堕ちた捜査員達に貪らせるべく用意された男根と尻穴の感度を増幅させる変化を引き寄せつつ、間も無く仲間同士での交尾の虜となり仲間の尻穴への射精を一回迎えるごとに肛虐の順番を交代させられそれぞれの尻穴を交互にほじり合い悦びに耽ることとなるであろう二人に、その末路へのいち早い到達を後押しする為に搭載された追い打ちの機構をここにいない創造主たる悪に従って次々と作動させていくのだった。
ぴっちりと引き結ばされた唇越しに恥を捨てた哀願の唸りを発しても、それは非道な敵の手で共に置き去りとされた真横の仲間にしか届かない。助けの望めぬ敵が所有する施設の地下に設けられた狭い部屋の中でなりふり構わない助けてくれの叫びをくぐもった声で紡いでも、その思いは油断無く外部から扉を施錠された空間に虚しく響くだけだ。
「んっ、んぐっ、むぐぅぅんっ!」
「ぶっ、ぶぎゅ、んみゅぅぅんっ!!」
首輪の力で無から増幅させられた発情を慰めたくても慰められない。硬く勃起してしまっている男根と、捕らわれる前はそういった意味で意識などしたことの無かった器官である尻穴を気が狂うような疼きに苛まれても、男達は絶えず襲い来る生殺しにただただ理性を打ちのめされるしかない。
「うっ、むぐ、んむうぅ……っ!!」
「みゅ、ぶぐぅっ! ふぅ、ふうぅ……!」
苦悶の涙を間抜けに流しながら男達が救済を請う。張り詰めた男根とはしたなくヒクついている尻穴に刺激を注げなくされた裸体を首輪の拘束に許された範囲でみっともなくくねらせ少しでも疼きを散らそうと無駄な努力を重ねながら、男達がかつての肩書きを一切感じさせぬ滑稽な悶絶を仲良く引きずり出されていく。
その残酷な地獄がどれ程繰り広げられた頃だろう。二人を屈服に追いやるくらいに非道な生殺しを淡々と演出した首輪は、肉体の掌握をもたらす機構を応用する形でその屈服を認識すると突然に制御の内容を自身の生みの親たる冷酷な悪人達が与えた設定に沿って変化させ、正義らしさを跡形も無く失った捜査員の男達に待ち望んだ解放の瞬間を恵んでやった。
それは、生殺しよりもある意味遥かに残酷な解放。気を付けでの直立不動を崩させ仲間同士での交尾を行わせる、壊れかけの心を完全な陥落に導く為にお膳立てされた淫猥で惨めな解放だ。
「ん!? んぐ、むぶうぅ……!?」
「ふっ、ふぐ、んもうぅぅっ!」
右横にいる仲間に対して背面を向けるよう左右を密着させられた己の足に促された捜査員が、狼狽の唸りを上げる。自身に背を向けた左の仲間に正面を向けさせられ、左右を離せなくされた不自由な状態のまま勝手に動く自身の足に仲間への接近を開始させられた捜査員が、淫蜜を垂らしている男根を跳ねさせつつこれから始まる責めの内容を嫌でも把握させられ拒絶の叫びを上げる。
そんな狼狽と形だけの拒絶を無視しながら二人の距離を詰めさせる首輪は、自身を作り上げた悪の意向を汲んだ無様な交尾を堕ちた捜査員達に貪らせるべく用意された男根と尻穴の感度を増幅させる変化を引き寄せつつ、間も無く仲間同士での交尾の虜となり仲間の尻穴への射精を一回迎えるごとに肛虐の順番を交代させられそれぞれの尻穴を交互にほじり合い悦びに耽ることとなるであろう二人に、その末路へのいち早い到達を後押しする為に搭載された追い打ちの機構をここにいない創造主たる悪に従って次々と作動させていくのだった。
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