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仕事を終えた男は熟し切った肉体を無様に陳列させられる
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逞しく鍛えられた筋肉も、程良く締まった尻肉も、情けなく膨らみ苦しげに脈打っている左右の乳首と男根も、はっきりとその形を浮き上がらせている。
黒一色をしたそんな衣装に首から下を隙間無く包み込まれた男は、今日もこれ以上無い屈辱と恥辱と苦悶を味わわされながら、それらの感情を表に出すことすらも出来ずに家事を淡々と繰り返している。
本当は、自分を捕らえた憎き敵の組織を統べる総帥の邸宅の掃除など行いたくはない。今すぐにでも食事の準備や庭の手入れといった雑務を放り出し、この邸宅から遠く離れたい。男は心の底から、隷属に対する拒絶を募らせている。
しかし、男は何処にも逃れられない。家具を磨き皿を洗う己の手をとめられない。設定された命令への遵守と意に染まぬ発情の絶え間無い増幅を強要する残忍な衣装に支配された男がどんなに願っても、男の所有物であるはずの肉体は指示を受け取ってはくれない。
残忍な敵を束ねる男の邸宅を守る使用人としての役目を一方的に担わされた男はもはや、勝手に動く肉体に溜まる疲労はおろかじっとしていても加速する淫猥な欲望を無様に解消することすら不可能にされた肉体を操られながら、無表情を維持させられた顔を火照らせ汗を滲ませつつ、屈服を露わにした助けてや許してを示すことさえ認められない絶望にただただ打ちのめされるしか無い。
衣装の操作に従って全ての家事を終えた男は、夜の静けさが広がる邸宅の中を姿勢良く歩かされながら、己の立場を改めて思い知らせる定位置への帰還を為す術無く強要されるしか無いのだ。
自分と同じ正義の組織に属している仲間達の顔を思い浮かべながら救いを願っても、当然救助は訪れない。今日も絶頂には至らせてもらえなかった。自分をどんな命令も守る都合の良い使用人として飼っている男への屈服を抱きながら欲望の解放を胸の内で鳴き喚くようにねだっても、絶頂を引き寄せる快楽の追求を許可する指示はもたらして貰えない。
疼きに疼いている肉体を歩かされること、数分。移動の度に乳首と擦れる衣装の刺激や階段を上がる際に発生した男根を緩く叩く己の太ももの刺激をみっともなく汲み取りながら歩行していた男はとうとう衣装に設定された目的地へと到着し、壁を背にした気を付けの姿勢に肉体を固められてしまった。
必死に身体を動かそうと試みても、胴体の真横に沿わされた腕と左右をきっちりと揃えさせられた足は動かせない。言葉の使用はもちろん呻くことさえも禁じられ、肉体と頭部の向きを固定されてしまった男がどんなに頑張っても、状況は何一つとして変えられない。
認められた残りわずかな自由の一つである鼻呼吸を荒く繰り返しながら、溜めに溜め込まされた淫欲に狂わされる男。正面に見える同じ衣装を纏わされた男と視線で絶望を共有しつつ、邸宅の主であり自分達を弄びながら扱き使う悪趣味な男の部屋前の廊下を彩る最高に無様な使用人達の一体として己を陳列させられた男。
そんな尊厳を完膚無きまでに打ちのめす地獄に苛まれながら、男は衣装の効果で崩壊に至る道すら閉ざされた心に明日は絶頂をさせて貰えるようにと、衣装を統括する機構によって自動かつある程度不規則に作られる一日の予定の中に自慰を組み込んで貰えるようにと、惨めな願いを募らせていくのだった。
黒一色をしたそんな衣装に首から下を隙間無く包み込まれた男は、今日もこれ以上無い屈辱と恥辱と苦悶を味わわされながら、それらの感情を表に出すことすらも出来ずに家事を淡々と繰り返している。
本当は、自分を捕らえた憎き敵の組織を統べる総帥の邸宅の掃除など行いたくはない。今すぐにでも食事の準備や庭の手入れといった雑務を放り出し、この邸宅から遠く離れたい。男は心の底から、隷属に対する拒絶を募らせている。
しかし、男は何処にも逃れられない。家具を磨き皿を洗う己の手をとめられない。設定された命令への遵守と意に染まぬ発情の絶え間無い増幅を強要する残忍な衣装に支配された男がどんなに願っても、男の所有物であるはずの肉体は指示を受け取ってはくれない。
残忍な敵を束ねる男の邸宅を守る使用人としての役目を一方的に担わされた男はもはや、勝手に動く肉体に溜まる疲労はおろかじっとしていても加速する淫猥な欲望を無様に解消することすら不可能にされた肉体を操られながら、無表情を維持させられた顔を火照らせ汗を滲ませつつ、屈服を露わにした助けてや許してを示すことさえ認められない絶望にただただ打ちのめされるしか無い。
衣装の操作に従って全ての家事を終えた男は、夜の静けさが広がる邸宅の中を姿勢良く歩かされながら、己の立場を改めて思い知らせる定位置への帰還を為す術無く強要されるしか無いのだ。
自分と同じ正義の組織に属している仲間達の顔を思い浮かべながら救いを願っても、当然救助は訪れない。今日も絶頂には至らせてもらえなかった。自分をどんな命令も守る都合の良い使用人として飼っている男への屈服を抱きながら欲望の解放を胸の内で鳴き喚くようにねだっても、絶頂を引き寄せる快楽の追求を許可する指示はもたらして貰えない。
疼きに疼いている肉体を歩かされること、数分。移動の度に乳首と擦れる衣装の刺激や階段を上がる際に発生した男根を緩く叩く己の太ももの刺激をみっともなく汲み取りながら歩行していた男はとうとう衣装に設定された目的地へと到着し、壁を背にした気を付けの姿勢に肉体を固められてしまった。
必死に身体を動かそうと試みても、胴体の真横に沿わされた腕と左右をきっちりと揃えさせられた足は動かせない。言葉の使用はもちろん呻くことさえも禁じられ、肉体と頭部の向きを固定されてしまった男がどんなに頑張っても、状況は何一つとして変えられない。
認められた残りわずかな自由の一つである鼻呼吸を荒く繰り返しながら、溜めに溜め込まされた淫欲に狂わされる男。正面に見える同じ衣装を纏わされた男と視線で絶望を共有しつつ、邸宅の主であり自分達を弄びながら扱き使う悪趣味な男の部屋前の廊下を彩る最高に無様な使用人達の一体として己を陳列させられた男。
そんな尊厳を完膚無きまでに打ちのめす地獄に苛まれながら、男は衣装の効果で崩壊に至る道すら閉ざされた心に明日は絶頂をさせて貰えるようにと、衣装を統括する機構によって自動かつある程度不規則に作られる一日の予定の中に自慰を組み込んで貰えるようにと、惨めな願いを募らせていくのだった。
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